• 昨年の九州豪雨災害出動の捜索活動の様子

  • 概要
  • 活動情報 2018年7月23日 更新

あなたのご支援が被災地の方々のために役立ちます。ご協力をお願いたします。

行方不明者を懸命に捜索する「災害救助犬」そして、被災した動物たちのために支援物資を届ける「動物福祉活動」、仮設住宅を訪問し笑顔と元気を届ける「セラピードッグ」、被災した方々や動物たちのために、今私たちにできることを行っています。どうか皆様のお力を貸してください。

九州北部豪雨災害にて行方不明者捜索にあたる、災害救助犬「J」

西日本豪雨災害被災地(広島県熊野町川角)にむけ7月9日10時50分に災害救助犬が出動しました。

出動に向けて捜索のための物資の積込
隊員5名と災害救助犬3頭で出動

被災地へは災害救助犬と共に車両で向かいます。今回災害救助犬「J」「HOPE」が出動しました。

災害救助犬「J」オス6歳
災害救助犬「HOPE」オス6歳

また、国内に於ける災害時人間用の支援物資は被災地に比較的早く届きますが、ペット用の支援物資(フードやペットシーツ等の衛生用品)は3日~5日かかると言われています。被災し助けを待っているのは、ペットたちも同じです。熊本地震や九州豪雨災害の際、日本レスキュー協会は災害救助犬の捜索活動とほぼ同時に備蓄しているフードや衛生用品を被災地に届けました。

車で避難されている方犬用レトルトや衛生用品を配布
慣れない避難生活でストレスからフードを食べない犬には水分補給と栄養補給のレトルトを配布

その後、仮設住宅が完成し慣れない生活の中で前を向く気持ちになれない時、セラピードッグたちが被災地を訪れそっと寄り添います。

東日本大震災へは20回、熊本地震へは5回、九州豪雨災害へは1回のセラピードッグ慰問活動を行い継続中

思い出すことが辛く忘れかけていた、震災前の生活・笑顔・そして「その人らしさ」を1日でも早く取り戻し、本当の心の「復幸」が訪れてほしいから……セラピードッグたちが「その人らしさ」を取り戻すためのお手伝いができればと切に願い、仮設住宅が解消されるまで慰問活動を続けます。

今、被災地に必要な私たちにできる事を行うために、皆様のお力を貸してください。

平成30年7月豪雨災害「災害救助犬捜索活動報告」


7月11日の午後、広島市消防局からの要請で赴いた安芸郡坂町小屋浦の現場は、土石流により膨大な「マサ土」が住宅地に流入した、想像を絶するほどの家屋倒壊現場でした。
捜索の範囲は広大で、この現場でも複数の行方不明者がいるとの情報でしたが、捜索依頼箇所が離れていることもあり、6頭の犬たちでその全てを網羅することは残念ながらできませんでしたが、反応のあった箇所はすべて救助隊に伝え活動を終えました。

災害救助犬「HOPE」
災害救助犬「J」

7月12日午前中の涼しい中での捜索ですが、現場は過酷を極め、深く堆積したマサ土が元の住宅地の形状をわからなくしています。
昨日11日に確認できなかった箇所以外にも、現地では直接自衛隊や警察からの要望が出ている状況のため、災害救助犬による捜索も難航しています。いくつか微弱反応はあるものの、確定的な反応はありませんが、その全てを救助隊に報告し行方不明者発見に尽力しております。

酷暑のため早朝と夕方に短時間の捜索
広島県警に現場の安全確保に尽力いただく

本日まで4日間の活動をしてきましたが、災害救助犬たちの体力や気力も限界に近いため、午前中の捜索を最後にこの合同チームは撤収します。日本レスキュー協会が広島市消防局と調整していた地域については、他の救助犬団体に引き継き捜索を行っていただきます。

【災害救助犬 広島県に向けて再出動】
7月17日広島県呉市より、災害救助犬の派遣要請が入り、18日の早朝「呉市天応西条地区」にて活動を実施しました。
夕方からは、協定を締結している広島市消防局からの要請で、広島県安芸郡坂町小屋浦にて捜索活動を実施。

原型を留めない家屋での捜索が続く
足場が悪い中でも懸命に捜索

現場は、土や岩が1m以上堆積している場所も多く、優れた嗅覚を使う犬たちにとっても、大変困難を極め活動は難航しましたが「ほんのわずかな反応でもいい、人の匂いを見つけてほしい」と祈りながらの懸命な捜索でした。
発災から10日以上がたっている現在でも要請があるのは、連携する救助隊の方々いわく、これまでの捜索にて救助犬が反応したポイント付近から複数の安否不明者が発見されているからとのこと。
今回の捜索現場はとても広域にわたっており、救助隊の方々も、優先的にどの場所を捜索するのか決定するために救助犬の反応を参考にされている現場からの要請ということもあり、消防、警察、自衛隊の手厚い協力のもと、安全に捜索することができました。

7月19日早朝は再度、呉市天応西条地区と広島県安芸郡坂町小屋浦で活動し、午後からは安芸区矢野町にて捜索活動を実施しました。ここは土砂災害により流木や土砂が広範囲にわたり堆積しており、二次災害の危険な場所も多くありました。
犬を信頼し、要請していただいた公的機関の管理の下でなければ、到底手がつけられないような現場でした。

土砂崩れ現場
マサ土に家が覆われている現場

自衛隊、消防、警察による情報を手掛かりに、犬の嗅覚を信じて広範囲を捜索。
いくつか犬が反応した場所があり、その場所を救助隊へお伝えし、19日午後の捜索活動をもって、犬および隊員の安全を考慮し日本レスキュー協会・救犬JAPANの合同チームは撤収いたしました。災害救助犬、隊員ともにけがや体調不良などもなく無事捜索を終え普段の生活に戻っております。

ただ、現場からの救助犬に対する要望はまだ多く、この後も他の救助犬団体に引き継ぎ活動を行っていただいております。
今後、日本レスキュー協会は、協定のある広島市(広島市消防局)や今回連携した呉市消防本部との連絡を取りながら、調整業務を継続します。

過去には災害救助犬の運用に関してなかなか理解を得ることが難しく、思うように活動できない現場もあり、歯がゆい経験を多くしてきましたが、今回の災害では、日を重ねるにつれ、犬への信頼度が高まってきたように感じます。
酷暑の中での捜索活動は、犬にとっても大変危険なため、救助犬たちの体調を一番に考慮し比較的涼しくなる、早朝と夕方に行わせていただきました。そのため、安全管理にご協力いただき、情報提供も大変スムーズにいただくことができました。

今後も全国どこが被災しても、災害救助犬が人命救助の一つの手段として、有効に運用される社会をつくり、防ぎ得た死を一人でも多く減らせるよう、一歩一歩公的機関との連携力を高め、またより優秀な犬の育成に尽力し、救助隊からの信頼を得られるように努めてまいります。

向かって左「HOPE」右「J」
救犬ジャパンとの合同チームで捜索を行う

ご協力いただきました救犬JAPANの皆様、自衛隊・消防・警察関係者の皆様、そしてご支援いただき応援していただいた皆様に心から御礼申し上げます。

災害救助犬による捜索活動とほぼ同時に、被災動物支援活動として動物福祉チームが物資を集め、ニーズ調査および物資の配布を行っております。
こちらの活動については、7月20日現在も継続して行っているため、後日ご報告させていただきます。

最新の活動報告につきましては、当協会ホームページやFacebookにて現地スタッフよりお伝えする予定ですが、被災地での支援活動を優先に行わせていただくため、活動報告が遅くなってしまう可能性もあります事をご理解いただければ幸いです。

私たちは、今後もセラピードッグによる慰問など長期にわたる支援を被災地のために努めてまいりますので、今後とも日本レスキュー協会をどうぞよろしくお願いいたします。

寄付金の使いみち

お預かりしたご寄付は、以下のように活用いたします。
・災害救助犬出動派遣費用(輸送費、滞在費、消耗品費等)
・支援物資輸送費用(水、犬猫のフード、おやつ、ペットシーツ、ティッシュ、冷却タオル等)
・セラピードッグ派遣費用(輸送費、滞在費、消耗品費等)
・被災した犬猫たちの一時預かり費用(ドッグフード、獣医療、消耗品等)
・災害救助犬、セラピードッグの育成費
・動物福祉活動費用(保護にかかる費用・医療費・ドックフード等)
・施設維持管理費

被災地支援活動の他、災害救助犬・セラピードッグの育成派遣、動物福祉活動にかかる費用のために大切に使わせていただきます。

【寄付金の使途について(追記7/11)】
たくさんのコメントをありがとうございます。
皆様の想いに心から感謝致しております。
本来であれば、ご支援をいただいている以上、 皆様のコメント一件一件に返信させていただくべきではございますが、活動報告を更新することにて返信とさせていただく事をお許しください。

皆さまからいただきましたご支援は大切に使わせていただきます。
コメントでもいただいております、いただいた募金をどのように使わせていただいたかのご報告は、被災地支援活動が落ち着きましたら、後日必ず報告させていただきます。
今はスタッフ一同被災地支援、そして日々の業務である災害救助犬・セラピードッグの育成、動物福祉活動のために全力を尽くします。
申し訳ございませんが、ご理解いただければ幸いです。

認定NPO法人日本レスキュー協会 スタッフ一同