寄付の受付は終了しました。
合計で32,847,725円のご支援をいただきました。多くのご支援、ありがとうございました。

【平成30年7月豪雨災害】被災地支援及び今後の備えのために
(日本レスキュー協会)

寄付受付開始日:2018/07/09

  • 領収書なし
[【平成30年7月豪雨災害】被災地支援及び今後の備えのために (日本レスキュー協会)]の画像
2018年の九州豪雨災害出動の捜索活動の様子

認定NPO法人日本レスキュー協会

プロジェクト概要

更新日:2020/11/30

本プロジェクトは終了いたしました。
同一団体の以下の活動をぜひ継続的に応援いただけますようお願いいたします。
【災害救助犬の育成】被災地や山岳で行方不明者を捜す災害救助犬を育成し、助かる命を守りたい。
病気と必死に闘う子どもたちにセラピードッグが笑顔を届けるために

長期にわたり活動をご支援いただき感謝申し上げます。

あなたのご支援が被災地の方々のために役立ちます。ご協力をお願いたします。

行方不明者を懸命に捜索する「災害救助犬」そして、被災した動物たちのために支援物資を届ける「動物福祉活動」、仮設住宅を訪問し笑顔と元気を届ける「セラピードッグ」など、被災した方々や動物たちのために、また被災地で活躍する「災害救助犬」「セラピードッグ」を育成し今後の災害に備えるとともに、被災された方々がまたいつ起こるかわからない次の災害に対してしっかりと備えられるように、犬猫との同行避難や、これに関するしつけや備蓄に関してお伝えするなど、今私たちにできることを行っています。

どうか皆様のお力を貸してください。

平成30年7月豪雨にて捜索を行う災害救助犬「HOPE」

私たちは、いつ起こるかわからない災害に即座に対応し、被災地支援が出来るように日々備えております。
国内で災害が発生し、行方不明者がいる場合はすぐに災害救助犬が被災地に向けて車で出動し、行方不明者の捜索にあたります。

高速道路にも土砂が流れていたが緊急車両として通行

海外の場合、被災国の災害救助犬の受入要請を行うと共に、飛行機・現地通訳・現地車両の手配を協会スタッフで手分けして行い、出動する災害救助犬たちは検疫を受けます。また、国内における災害時人間用の支援物資は被災地に比較的早く届きますが、ペット用の支援物資(フードやペットシーツなどの衛生用品)は3日~5日かかると言われています。

被災し助けを待っているのは、ペットたちも同じです。熊本地震や九州豪雨災害の際、日本レスキュー協会は災害救助犬の捜索活動とほぼ同時に備蓄しているフードや衛生用品を被災地に届けました。

九州北部豪雨災害での被災動物支援活動の様子

その後、仮設住宅が完成し慣れない生活の中で前を向く気持ちになれない時、セラピードッグたちが被災地を訪れそっと寄り添います。

思い出すことがつらく忘れかけていた、震災前の生活・笑顔・そして「その人らしさ」を1日でも早く取り戻し、本当の心の「復幸」が訪れ、セラピードッグたちが「その人らしさ」を取り戻すためのお手伝いができればと切に願い、仮設住宅が解消されるまで慰問活動を続けます。

2018年12月セラピードッグと共に訪れた平成ヶ浜仮設住宅にて

今、被災地に必要な私たちにできる事を行うために、皆様のお力を貸してください。

セラピードッグの持つ不思議なちから

寄付金の使いみち

お預かりしたご寄付は、以下のように活用いたします。
・災害救助犬出動派遣費用(輸送費、滞在費、消耗品費など)
・支援物資輸送費用(水、犬猫のフード、おやつ、ペットシーツ、ティッシュ、冷却タオルなど)
・セラピードッグ派遣費用(輸送費、滞在費、消耗品費など)
・被災した犬猫たちの一時預かり費用(ドッグフード、獣医療、消耗品など)
・災害救助犬、セラピードッグの育成費
・動物福祉活動費用(保護にかかる費用、医療費、ドックフードなど)
・施設維持管理費

被災地支援活動の他、災害救助犬・セラピードッグの育成派遣、動物福祉活動にかかる費用のために大切に使わせていただきます。

活動情報

更新日:2020/11/30

近年における災害救助犬とセラピードッグ派遣実績

災害救助犬活動報告
広島市消防局からの要請で安芸郡坂町小屋浦の現場にて捜索活動を行いました。そこは住宅地へ土石流が流入し、住宅や道路全てを押し流し、想像を絶するほどの現場でした。

坂町小屋浦捜索現場

私たちは、すぐに活動を開始し、活動3日目には、新たに広島市消防局より要請が入り、安芸郡坂町小屋浦でも活動を行いました。4日目になると、全国各地から災害救助犬が駆けつけたため、私たちは撤収を決めました。
私たちは、犬と隊員の安全を最大限守るため、活動時において公的救助機関との連携が欠かせません。今回の要請先には、偶然にも救助犬の理解をもった指揮隊が活動していたため、安全管理や情報提供、活動時間(早朝と夕方に限定)など、円滑に調整することができました。

7月9日から4日間の活動において、救助犬による明確な反応はありませんでしたが、わずかに反応を示した複数の箇所から行方不明者が発見されました。このような結果が救助犬の信頼へとつながり、広域にわたる救助活動の中で、どの場所を優先的に捜索するのか決定する材料として、救助犬の反応が重要視され始め、撤収後も要請が続きました。
私たちは、可能な限り対応を続けることを決め、発災から約1カ月半にわたり、計4回出動しました。

今後も全国どこが被災しても、災害救助犬が人命救助の一つの手段として、有効に運用される社会をつくり、防ぎ得た死を一人でも多く減らせるよう、一歩一歩公的機関との連携力を高め、またより優秀な犬の育成に尽力し、救助隊からの信頼を得られるように努めてまいります。

【災害救助犬による捜索活動場所】
1回目:熊野町川角、安芸郡坂町小屋浦
2回目:安芸郡坂町小屋浦、安芸区矢野町、呉市天応西条地区
3回目:安芸郡坂町小屋浦、安芸区矢野町
4回目:安芸郡坂町小屋浦

2019年9月19日、広島県呉市安浦小学校にて、3年生の授業の一環として、災害救助犬の講演とデモンストレーション、ふれあいを行いました。
安浦小学校の校舎も甚大な浸水被害に見舞われ、仮設住宅で過ごしていた児童もいるとお聞きしました。子どもたちは、苦労の影を微塵(みじん)も見せることなく、講義では真剣にノートにメモを取り、ふれあいの時間にはたくさんの質問を投げかけてくれました。

災害の恐ろしさや「自分の身は自分で守る」ことの大切さを忘れないでほしいと切に願います。
この日の様子は後日、中国新聞および中国放送で取り上げられました。
被災地からの依頼があれば、このような支援活動を引き続き行っていきます。

安浦小学校への災害救助犬訪問の様子

被災動物支援事業報告
7月12日被災動物支援のための調査開始。広島県の避難所では、避難開始当初ペット同伴が認められず、猛暑にもかかわらず完全屋外飼育を余儀なくされていましたが、避難所管理者を説得し、屋内10畳ほどのスペースを確保できました。

同じように別の避難所でも同行避難できない場所が多く、被災した自宅や車内での避難生活を送られている方が多く見受けられました。
7月15日多くの支援物資をマイクロバスへ積み込み、広島県安芸郡の行政が公開している避難所情報をもとに活動を開始。19日には岡山県でも活動を行いました。

各避難所へ物資配布

倉敷市内の避難所では、ペットと飼い主さんが一緒に室内で過ごせているケースがほとんどで、休校中の学校を利用し、ペットを飼っている方と飼っていない方の完全な住み分けができている状況でした。

ペット同伴避難のための教室

今回の災害では、実施までに数日がかかったとはいえ、空調の整った室内でペットと同伴での避難が実現していました。

また片岡総社市長は「ペットは家族であり魂」と公言し避難当初からペット同伴を実施され、8月25日には環境大臣にペット避難所の設置義務化を陳情されました。この実績は大変意義のあるものです。今後、他の地域防災計画や避難所運営ガイドラインに組み込まれ、災害発生後、早期からのペット同伴避難を想定した計画が立てられることを期待しています。

ただ、災害時、優先されるのは人命であり避難者です。その中で、私たち民間の団体がより飼い主さんとペットたちに近い距離でサポートを提供できるよう、行政との連携も含め、今後も真に人とペットが共生できる社会を構築できるように取り組んでまいります。

【支援物資を提供した場所】
広島県:熊野町民体育館、小屋浦小学校、天応まちづくりセンター
岡山県:岡田小学校、二万小学校、第二福田小学校、総社市役所、総社市清音公民館
その他:被災地で福祉活動を行われているボランティアの方々

セラピードッグ慰問活動
8月28日セラピードッグ事業スタッフが、慰問活動のための調査を行うために、広島県を訪問。現地で活動されている団体や社協などを訪れ、セラピードッグの受け入れなどの相談を開始しました。徐々に仮設住宅や復興住宅へ入居された頃、10月16日改めて広島県を訪れ、慰問に向けて細かい打ち合わせを行い、12月15日初めてセラピードッグと共に平成ヶ浜仮設住宅と船木小学校を訪れました。

平成ヶ浜仮設住宅にてセラピードッグ活動開始

初めてという事で不安もありましたが、初めてセラピードッグたちを見て自然に笑顔がこぼれ、「普段できない体験ができた」「動物を見るだけで癒やされた」ととても喜んでいただき、こうした交流の場を作ることの重要さを改めて実感しました。

災害救助犬が捜索した現場にも行きましたが、発災から月日が経過した今も被害の爪跡は深く残っており、復興にはまだまだ時間が必要だと感じられました。

2019年には、7月に2回、11月に1回の慰問活動を実施しました。
7月6~7日には愛媛県大洲市で開催された、災害から1周年のイベントに参加しました。
マイクロバスの車内をふれあいスペースにセッティングした「セラピードッグふれあいバス」を駐車場に設置、たくさんの方がセラピードッグとふれあいに来てくださいました。

大洲市のイベントで大人気だった「セラピードッグふれあいバス」
ふれあいバスの中の様子

11月の訪問では、坂町小屋浦へ。子どもたちからご高齢の方まで、幅広い世代の皆さんが一緒にセラピードッグたちとの時間を楽しんでくださいました。

広島県坂町小屋浦へ訪問

2020年に入り、たくさんご要望をいただくセラピードッグたちの慰問活動を加速させるため、移動用の車両を購入しました。
セラピードッグたちの慰問活動には、これまで災害救助犬の出動用車両を借りていましたが、いつ起こるかわからない災害に備えるための救助犬用車両とは別にセラピードッグの長距離移動用車両を保有することができました。

これにより、災害救助犬とセラピードッグ双方の事業が支障なく実施できるとともに、災害があった地域からいただくたくさんのご要望にお応えすることができるようになりました。

セラピードッグ輸送用車両
輸送用車両の車内の様子

さらに、セラピードッグとのふれあいを通して傾聴や思い出作りのお手伝いなどをすると同時に、次に起こる災害に対する防災の意識を強く持ち続けてもらうための取り組みを進めています。
災害を経験した地域の住民は、災害に対する備えというものをより自分のことと認識してもらいやすいと感じており、被災地の方が備えを「実装」するきっかけが作れるよう、日本レスキュー協会オリジナルの防災グッズを作成しました。

慰問活動の際の聞き取りから、災害で大切なペットを亡くされた方も多くおられました。
ペットに関する防災は飼い主の責任のもと行われるのが理想とされていますが、人の備え以上に浸透していない現状があるため、人用の防災グッズに加え、ペット用の防災グッズを被災地慰問の際に配布し、災害に備える呼びかけを行っています。

被災地で配布する防災セット

今後、仮設住宅が解消された後も、セラピードッグのご要望をいただける限り慰問活動や災害への備えに関する取り組みを続けていきたいと思っております。

平成30年7月豪雨活動経費報告
・災害救助犬事業
2018年7月9日~12日 西日本豪雨災害救助犬出動 266,749円
2018年7月17日~19日 2回目出動 196,744円
2018年7月23日~25日 3回目出動 204,455円
2018年7月30日 岡山にて要請回避により引き返す 24,666円
2018年8月20日 4回目出動 175,552円
2019年9月19日 呉市安浦小学校訪問 40,568円

・被災動物支援事業
2018年7月12日 被災動物避難状況調査 広島県 10,446円
2018年7月14日~15日 支援物資配布 広島県 105,970円
2018年7月18日 支援物資仕分け準備作業 14,091円
2018年7月19日 支援物資配布 岡山県 54,336円
2018年7月24日 支援物資仕分け作業 3,523円
2018年7月25日 支援物資仕分け作業 11,473円
2018年8月15日 支援物資仕分け準備作業 19,685円
2018年9月6日 支援物資送付作業 12,792円

・セラピードッグ事業
2018年8月28日 セラピードッグ慰問調整 62,536円
2018年10月16日 セラピードッグ慰問調整 72,960円
2018年12月15日 セラピードッグ慰問活動 72,261円
2019年4月19日 セラピードッグ慰問調整 82,956円(高速料金含まず)
2019年7月6日~7日 セラピードッグ慰問活動(愛媛県大洲市) 272,942円
2019年7月20日~21日 セラピードッグ慰問活動(広島県坂町) 243,775円
2019年11月9日~10日 セラピードッグ慰問活動(広島県坂町・愛媛県大洲市) 140,872円
2020年1月17日 セラピードッグ輸送用車両・運搬具購入 3,626,400円
2020年1月30日 オリジナル防災セット購入 1,360,350円

2020年11月16日現在 合計金額 7,093,850円

2020年11月現在、新型コロナウイルスの影響により、活動に大きな制限がかかり、以前のような慰問活動や訪問活動の実施ができない状況が続いています。
ですが、このコロナ禍においても、私たちが犬たちとできることを模索し続け、被災地支援活動を続けてまいります。
今後とも日本レスキュー協会の活動にご支援をよろしくお願いいたします。

その他の経費に関しましては、過去の収支報告をご参照ください。
日本レスキュー協会公式ページ 収支報告書・事業報告書

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寄付人数
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プロジェクトオーナー

認定NPO法人日本レスキュー協会

NPO法人日本レスキュー協会は、1995年に発災した阪神淡路大震災を契機に発足しました。震災によって行方不明になられた方を捜索する災害救助犬と心のケアを行うセラピードッグの育成と派遣、捨てられた犬や猫の保護をし、新しい家族を見つける動物福祉活動を行っています。こういった活動を通して、人と犬が真に共生できる社会を目指しています。

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