2015年3月11日から12日にかけて、カテゴリー5クラスの非常に強いサイクロン「パム」からの強風と高波がツバルを襲いました。パムは最大瞬間風速70m/s、波の高さは最大で14mを記録した巨大サイクロンです。
珊瑚礁だけで構成されるツバルの環礁島は外洋からの強風や高波を遮るものがなく、波の高さが海抜以上になると、波が島の上を横断する「超波」が容易に発生します。その際、椰子の木や民家の倒壊、貴重な飲料水である雨水タンクへの浸水や、タンクの倒壊、タロ芋畑へ海水が流れこむことによる塩害、また、掘っ立て小屋に小さな発電機を設置している発電所や、簡単な作りの電話局などへの被害もあり、16日現在、首都以外の離島部の様子を詳細に把握することができない状況が続いています。
ツバル国では、3月13日に国家非常事態宣言を発令し、国民の45%が被災した模様であるという首相コメントを発表しました。幸いなことに死者は発生していない模様ですが、怪我人や病人の数もまだ把握できていません。また、不足している物資の状況もわからないため、ツバル政府は調査船を離島に送り、被害の調査を始めたところです。
ツバルでの被害報告と救援要請関連募金:
バヌアツ サイクロン被害緊急支援募金
バイツプ環礁、海岸線から内陸部に流れ込む高潮の様子国民数1万人という少国家のツバルには復旧にかけられる予算は無く、コンクリートなどの物資、重機など、なにもかも不足しています。今後の復旧活動は海外からの支援なしでは成り立ちません。
ツバルでは、2011年の東日本大震災の際、首都のフナフチにて日本への義援金を募る募金活動を行い、大きな金額ではありませんが、日本赤十字に送ってくれたこともある新日国家です。是非、ツバルの復興を日本の私たちも手助けしていきたいと思います。皆様の温かいご支援なにとぞよろしくお願いします。
集まった支援金はツバル国赤十字を介して、離島の小学校の復旧活動に向けて提供します。教科書や文房具も水没したり、高波に流されたりしています。また、学校の雨水タンクやトイレなども被害を受けている可能性があります。
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