封鎖下のパレスチナ・ガザ地区の子どもたちの
健やかな成長のために

寄付受付開始日:2022/12/07

  • 領収書なし
[封鎖下のパレスチナ・ガザ地区の子どもたちの 健やかな成長のために]の画像
子どもの栄養改善支援は、その地域出身の女性ボランティア(右)に支えられています

特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)

プロジェクト概要

更新日:2024/04/22

繰り返される空爆や封鎖に苦しむガザ地区の子どもたちの健やかな成長をサポートしてください

2007年以降、イスラエルによる陸・海・空の封鎖で人や物の移動が厳しく制限され、逃げ場のない中で繰り返されるイスラエルの軍事攻撃によりガザ地区の経済はすでに壊滅状態にありましたが、これに加え、2020~2021年にかけては、COVID-19の影響が人々の貧困状態に追い打ちをかけました。

約7割の世帯が食糧不足に陥っていると言われ、特に脆弱(ぜいじゃく)な立場にある子どもたちは、栄養失調になりやすい状況となっています。

健診に来た子どもとボランティアの地域保健促進員

2018年に発表された調査報告によると、ガザの5歳以下の子どもの約3割が栄養失調や貧血を患っているとされ 、また、妊婦や授乳中の母親が栄養失調状態にある場合も少なくありません。

子どもの恒常的な栄養不足は、身体や脳の健全な発達・発育に影響を及ぼし、病気への抵抗力なども弱めます。また、貧血の母親から生まれる子どもは早産や低出生体重児になるリスクが高くなります。さらに、母親が栄養失調の場合、母乳から十分な栄養を摂取することができず、子どももまた栄養失調になるという悪循環が生まれてしまいます。

健康診断の体重計測の様子

受けられる医療サービスが非常に限られているガザでは、このような状況に陥る前に妊産婦や子どもたちの栄養状態を改善し、予防することが重要です。このような状況を生んでいる背景には、経済的な問題だけでなく、母親を含む大人たちが、子育てについての正しい知識を得る機会が少ないことも影響しています。

母親向けのおもちゃ作りの講習会で、講師に質問する参加者

そのためJVCは、2013年から現地パートナー団体の「人間の大地」(Ard El Insan:アル・デル・インサーン)とともに、地域のボランティア女性たちに研修を実施し、地域保健促進員となって子どもの栄養や発達・発育に関する知識を地域の住民に広めてもらうことで、持続的に子どもたちの健やかな成長を地域で支える仕組み作りを行っています。また、母親向けの子育てや栄養に関する講習会も実施しています。

1ポイントから寄付できる「Vポイント」も寄付にご活用いただけます。
ぜひパレスチナの子どもたちの栄養改善のために、ご支援いただけますようお願いいたします。

寄付金の使いみち

封鎖下にあるパレスチナ・ガザ地区の子どもたちの栄養予防・改善と発達・発育を支援するために、大切に活用させていただきます。

パートナーの現地NGOおよび地域のボランティアである地域保健促進員とともに、以下の活動を実施します。

・5歳以下の子どもの栄養および発達状態を確認するため健康診断を行います。治療が必要な子どもには専門施設を紹介します。また、栄養状態が悪い子どものいる家庭でより貧困状態にある世帯に食料パッケージを配布します。
・活動地でボランティアを募集し、半年間の研修を行い、地域の子育てアドバイザーとなる地域保健推進員を育成します。
・母親や妊産婦、妊娠適齢期にある女性たちを対象に、子育てカウンセリングや、栄養・子育てに関する講習を行います。また、子どもの健康診断などの際に、個別の子育てカウンセリングを実施します。

これらの活動について、定期的な家庭訪問などによって、モニタリングおよび必要なフォローアップを行うことにより、子どもたちの成長を見守ります。

活動情報

更新日:2024/04/22

困難に直面するガザの女性や子どもたちを支えています

温かいご支援をありがとうございます。
パートナー団体と地域保健促進員の女性ボランティアと、この1年間で約1,200人の子どもへの健診を行いました。

コミュニティーセンターでの健診に集まった母親と子どもたち
家庭訪問による健診も実施。計測機材を持ち込み近所の子どもたちが集まります。

また、母親や妊産婦を対象に、栄養や子育ての知識に関する研修、手作りおもちゃ作りや栄養価の高い食事作りのワークショップを行いました。子育てのカウンセリングも行い、栄養状態や発達の心配な子どもについては、フォローアップや専門機関への紹介などを行っています。

手作りおもちゃ作りセッションの様子

健診や講習に来る保護者の中には、子どもがなんとなく活気がない、顔色が悪い、発達が遅い気がする、など心配しながらも、誰に相談したら良いからわからなかったと口にする人が少なくありません。わからないだけでなく、医療機関から遠いところに住んでいることも要因の一つを担っています。

この活動は、街の中のクリニックで待つのではなく、コミュニティーに出向くことで、そのような保護者にもリーチすることができ、保護者からも「相談できるところがあるのは本当に心強い」という言葉が聞かれています。

健診に来たお母さんと子ども

今後も、ガザの子どもたちの健康を守る活動へのご協力をお願い申し上げます。

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プロジェクトオーナー

特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)

JVCは、1992年に調査に入って以降、パレスチナで活動を行っています。それから30年がたちましたが、その間にもパレスチナの土地はどんどん浸食され、人々は家や土地だけでなく尊厳を奪われ続け、繰り返される暴力や空爆によって多くの命が失われています。JVCは、このような状況の中にありながら地域のためにと力を尽くす人々とともに、皆様からのご支援に支えられて活動を続けています。

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