• 浸水した市街地(モザンビーク) (C)Good Neighbors

  • 概要
  • 活動情報 2019年6月28日 更新

甚大な被害が出たサイクロン・イダイの被災地に、日本のNGOによる支援を届けます

2019年3月4日、モザンビーク海峡で発生したサイクロン・イダイは、3月6~8日にかけてモザンビーク北部を横断し、マラウイに侵入して洪水被害をもたらしました。その後、モザンビーク海峡まで一度後退し、3月14~16日にかけてさらに強度を増してモザンビークに上陸。モザンビーク第2の湾岸都市ベイラを直撃後、ジンバブエに侵入し、結果3カ国で大規模な被害をもたらしています。

アクセスのない地域が多く、被害の全貌はまだ見えていないことから、死者数、行方不明者数、被災者数ともに今後さらに増えると見られています。また食糧や生活物資、医薬品やシェルター等、ありとあらゆるものは不足し、給水設備や道路、橋等のインフラも大きな損壊被害を受けています。今後被災状況が明らかになるにつれて、食糧や生活物資、医薬品、シェルター等ありとあらゆる支援が求められると考えらます。

ジャパン・プラットフォームは、現地における調査と状況を鑑み出動を決定。さまざまな支援ニーズが予想される中、JPFに加盟するさまざまな専門性を持った支援のプロであるNGOが、被災地のニーズを具体的に見極め、適切な支援活動を実施します。

2020年1月まで支援活動を延長します

2019年4月よりこれまでに、5団体が6つの支援事業を1億2,600万円(予算)の規模で実施して参りました。このなかで、支援の不足が浮き彫りになってきました。JPF事務局も4月末から5月頭にモザンビークへスタッフを派遣し、現地のニーズを確認してきました。

1.被害の全体的な規模について
直近のOCHAレポートによると、モザンビークで支援が必要な被災者は185万人。現在、政府は9カ所の避難所に避難している13,000人を再定住地に移住させようと計画していますが、遅々として進んでいません。
サイクロン対応に必要な寄付は2億8,200万ドルとされていますが、現在その40%も獲得できていません。
マラウイにおける被災者は90万人とされますが、これはサイクロン被災者と洪水被災者が交じり合った規模となっています。

2.これまでの取組みと、まだ必要とされる支援
被災地の学校では、3,600教室が全壊し、これまで1,100教室が再建されましたが、残り1,600教室の修理は未着手のままとなっています。33万5,000人の子どもが被害を受けており、「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」はそのうちの2万8,000人に学用品を配布しています。
水・衛生分野で支援が必要な人は170万人とされ、そのうち70万人に支援が届いていません。「グッドネーバーズ・ジャパン」はソファラ州の学校4校9,000人に対してトイレ80部屋を設置中です。
またサイクロン被災者のほとんどである180万人が食糧支援を必要としています。「ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)」はソファラ州の1,300世帯に種子、農機具を配布しました。「ピースボート災害ボランティアセンター」はブジ州の548世帯に食糧支援を実施しました。
サイクロンにより家屋24万軒が損壊あるいは浸水被害を受け、そのうち9万世帯が緊急支援の対象となっています。仮設シェルターの設置、修理、再建に工具が必要ですが、不足しています。そこでPWJはソファラ州の1千世帯に工具を配布しました。また700世帯に食糧と生活用品を配布しました。
一方マラウィにおける被災者は90万人、そのうち73万2,000人が食糧支援を必要としています。最も被害を受けたゾンバ県では4万5,000人が食糧支援の対象とされ、「SDGs・プロミス・ジャパン」はそのうち3千世帯に食糧と種子を配布しています。

このように現地に大きなニーズが存在し、支援が不足していることから支援の継続をすることにいたしました。
みなさまから引き続きご支援いただけますようお願い申し上げます。

モザンビークの再定住地の様子
モザンビークの再定住地の様子
モザンビークで現地NGOにインタビューする様子

寄付金の使いみち

被災規模や現在の状況から、さまざまな支援ニーズが予想される中、JPFに加盟するさまざまな専門性を持った支援のプロであるNGOが、被災地のニーズを具体的に見極め、適切な支援活動を実施します。
皆さまからお寄せいただいた寄付で、食料、物資、給水・衛生、シェルター、保健・医療など特に緊急性の高い支援を実施していきます。

本活動の詳細や寄付金の使途については、以下でも公開してまいります。
アフリカ南部サイクロン被災者支援2019

#アフリカ南東部サイクロン緊急災害支援募金