緊急支援|令和8年熊本地震の被害を受けたペットと家族への支援を(ピースウィンズ・ジャパン)

寄付受付開始日:2026/07/29

  • 領収書あり
[緊急支援|令和8年熊本地震の被害を受けたペットと家族への支援を(ピースウィンズ・ジャパン)]の画像

認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2026/07/29

【熊本地震】被災地に向けてペット支援チームが出動、緊急支援を開始します

2026年7月28日午後4時27分ごろ、熊本県熊本地方を震源とする推定マグニチュード7.1の地震が発生し、最大震度7を観測しました。この事態を受け、認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンが運営する「ピースワンコ・ジャパン」および「ピースニャンコ」は、緊急ペット支援のためスタッフ派遣を決定しました。先遣隊は7月29日午前より被災地に向かっています。

現地では震度5弱の強い余震が相次いで観測され大きな揺れへの警戒が続き、既に行方不明の犬猫が出ている情報も入っています。そしてペットとともに避難をしている方々にとっても、厳しい状況が続くことが予想されます。

「ピースワンコ・ジャパン」「ピースニャンコ」の緊急ペット支援チームは、現地で被害状況やニーズを調査し、支援物資の配布を行いながら、ペットとともに過ごす被災者の方々に支援を届けます。皆さまのあたたかいご支援をどうかよろしくお願いいたします。

■被災地で予定している支援活動
・ペット支援ニーズ調査
・緊急物資支援
・その他被災地のニーズに応じた支援
・今後の災害支援に対する準備

被災地への緊急支援に、皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

■領収書の発行について
ピースウィンズ・ジャパンは広島県の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、当団体へのご寄付は税制上の優遇措置(寄付控除)の対象です。

1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。

※お手続きの際に「領収書を希望する」のチェックボックスにチェックを入れてください。お手続きが完了した後での発行希望(再発行含む)への対応はできませんのでご注意ください。
※当団体からの領収書発行時期:寄付手続き日から約2カ月~3カ月程で発行いたします。
※領収書の日付は、お客様が寄付手続きを行った日、またはプロジェクトオーナーに入金された日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)のいずれかになります。具体的な日付については、プロジェクトオーナーにご確認ください。

詳しくはヘルプページをご参照ください。

領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。

<お問い合わせ先>
認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
メールアドレス:support@peace-winds.org

寄付金の使いみち

皆様からいただいたご寄付は、2026年7月28日に熊本県で発生した地震で被害を受けた被災地・被災者とペットの支援活動(今後の災害支援準備を含む)に大切に活用させていただきます。

・ペット支援ニーズ調査
・緊急物資支援
・その他被災地のニーズに応じた支援
・今後の災害支援に対する準備

※ピースウィンズ・ジャパン寄付金など取扱規程は下記をご参照ください。
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン寄付金等取扱規程(PDF)

#グッドギビングマーク認証団体
"#Donationdeduction"

活動報告

更新日:2026/10/09

生活再建の長い道のりに寄り添うペット支援(2026年10月9日更新)

(2026年9月16日 熊本県宇城市)

2026年7月28日に発生した大地震によって、熊本県の八代市や宇城市、氷川町などを中心とした被災地域は大きな打撃を受けました。4万以上の家屋が被害に遭い、多い時で9,000人以上が避難所に身を寄せました。一方でペット連れのご家族の中には、大切な家族であるペットとともに暮らし続けるために、避難所には行かず破損した自宅での生活を継続したり、車中で避難したりする方も多くいました。

ピースワンコ・ジャパンとピースニャンコのペット支援チームは、地震発生直後から現地入りし、被災したペットとご家族を、それぞれの事情に合った形で柔軟に支援してきました。2026年9月以降は、「日常」を取り戻すための長い道のりを歩み始めた被災地に寄り添い、中長期を見据えた支援を開始しています。

被災地で暮らすご家族の今とこれからをどう支えるのか、現地からの報告です。

仮設住宅で始まるペットとの新しい生活のために

(2026年9月24日 熊本県宇城市)

熊本県では、2026年9月から順次、仮設住宅への入居が被災した各地域で始まりました。自宅に住めなくなった方が、落ち着いて生活再建に取り組める拠点に移れることは、中長期の復興に向けた大きな節目です。

中でも、これまで避難所にペットを連れて行けずに離れ離れで過ごしたり、逆にペットとともに過ごすために厳しい環境での避難生活を選んだりしてきた方々にとって、ペットとの平穏な生活を取り戻せる仮設住宅への転居は、特に大きな意味を持ちます。

もっとも、仮設住宅への入居が決まっても、手ぶらですぐ住み始められるわけではありません。被災した自宅の生活必需品や消耗品が無事とは限らず、新生活を始めるにあたって必要なものを新たに買いそろえることになります。ペットのための物資は入居したその日から必要になるため、事前に準備しておく必要があります。金銭的な負担も少なくありません。

私たちはこうした事情を受けて、仮設住宅に入られるご家族のうちペットを飼っていらっしゃるご家庭に、ペットとの新生活を再開するにあたって必ず必要となるペット物資をまとめた“スターターキット”の配布を始めました。これまで現地で継続してきた物資支援の経験を生かし、ペットシーツやフード、ペット用の水、猫を飼っていらっしゃる方には猫砂など、高い需要が確認された物資を提供しています。

全国から届いたご支援の物資、緊急災害対応アライアンス「SEMA」、「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」を通した物資もお届けしています(2026年9月26日 熊本県宇城市)

今までこうしたペット向けの支援の存在を知らず、初めて支援物資を受け取ったと感激される方も少なくありません。現地で物資をお渡ししたスタッフは「中には涙を流して感謝の言葉をくださった人もいました」と胸に迫った様子で話します。

そこで私たちは、入居される方に物資とともに支援チームの連絡先をお渡しし、「何かあれば、いつでもご相談ください」と呼びかけています。新しい環境でペットの体調や様子が変化する可能性に備えるだけでなく、「ペットの困りごとを相談できる相手がいる」という安心感を持っていただきたい――そんな思いからです。

災害支援チームとの連携が生んだ新たな支援
仮設住宅入居のタイミングを捉えた支援ができているのは、ピースワンコやピースニャンコと同じくピースウィンズ・ジャパンが運営母体となっている災害支援チーム、空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”との連携の成果です。

ARROWSは仮設住宅に入る被災者の方に、新生活に必要ながら公的支援の対象となっていない、冷蔵庫などの家電を提供しています。そのなかで、ペットとともに入居する方の存在と支援の必要性がペット支援チームにも共有され、今回の活動につながりました。

生活をイチから再建しようというご家族とペットを支えるには、人の支援、ペットの支援、両方が必要です。“人の支援”を主体とするARROWSと協働することによって、ペット支援もより効果的に、取りこぼしなく必要なところへ届けることが可能になりました。

連携によって実現した支援は他にもあります。ARROWSは現在、熊本県氷川町から委託を受け、複数の避難所の運営を担っています。その背景から、日本レスキュー協会が運営に尽力してきた氷川町のペット同伴避難所についても、私たちペット支援チームが避難所の運営スタッフに加わることになりました。

ペット同伴避難所には、飼い主さんとともに“お散歩”する猫の姿も(2026年9月25日 熊本県氷川町)

仮設住宅への入居が始まっても、避難所がすぐに必要なくなるわけではありません。このペット同伴避難所でも、仮設住宅の抽選を待つ方々が、引き続きペットとともに暮らしています。長期化する避難生活の不安を和らげ、少しでも快適に過ごしていただけるように、ペットのことも暮らしのことも、全力でサポートしていきます。

被災で傷ついた動物と向き合う
「ペットのごはんが足りず困っている人がいます。助けてもらえませんか?」

熊本での活動開始から今まで、私たちが一貫して続けているのが、こうしたSOSに一つひとつ柔軟に対応するきめ細やかな支援です。

ペットと暮らす被災者の事情はさまざま。困っていても支援物資を受け取りに行く手段がない方もいれば、そもそも支援の存在を知る機会がない方もいます。

こうした方の存在を、現地の支援者のネットワークなどを通じてキャッチし、時にはご自宅などに直接足を運んで、それぞれの抱える課題に応じた支援を届けてきました。この日も、猫のフードがなく困窮しているという方について連絡を受け、ご本人にお話を伺ったうえで、キャットフードなどの物資を届けに向かいました。

支援の内容は物資に限りません。例えば、被災後出かけるのが難しくなったというワンコに対して、ピースワンコのスタッフによる継続的なお散歩支援を実施した例も。地震の後、前はできたことができなくなったり、様子が変わってしまったというペットのお話を、現地ではよく耳にします。スタッフは保護犬と向き合ってきた長年の経験を生かして、被災した動物たちの心の傷にも向き合っています。

(2026年9月10日 熊本県宇城市)

一方、被災地が復興に向けて前進するなかで、一区切りとなった取り組みもあります。2026年8月中旬からスタートした「わんわんデイケアハウス宇城」での日中預かり支援は、飼い主の方の生活再建を後押しする目的で始まった活動でしたが、災害の急性期を過ぎて役割を終え、2026年9月末でクローズしました。約1カ月半で、延べ52頭のワンコをお預かりしました。

被災直後の避難生活から、本格的な生活再建へ。私たちは引き続き、被災者の方々のそれぞれの歩みに寄り添った支援を届けていきます。

ペットとの平穏な日々を取り戻すために。地震後1カ月の被災地から(2026年8月28日更新)

2026年7月28日に令和8年熊本地震が発生してから、きょうで1カ月。各地に被害の爪痕を残しながらも、被災地は日常を取り戻すために少しずつ前に進んでいます。一方で、落ち着かない環境がストレスになりがちなペットたちにとって、このひと月の目まぐるしい日々は過酷なものでもありました。

一日も早く、落ち着いた平穏な日々を取り戻したい。被災地に暮らす家族とペットのそんな願いをサポートするため、ピースワンコ・ジャパンとピースニャンコの緊急ペット支援チームは、発災翌日に現地入りし活動を続けてきました。被災地のペットたちの現状と、これからの支援について報告します。

地震をきっかけとしたペットの異変
2026年8月24日、日が陰って涼しくなってきた夕方。熊本県宇城市の施設「ウイングまつばせ」の敷地内に、ピースワンコのスタッフにじゃれつくお散歩中の2頭のワンコの姿がありました。ここでは、ピースワンコが犬の日中一時預かりを請け負う「わんわんデイケアハウス宇城」が運営されています。8月20日には、熊本県を訪問した石原環境大臣も視察に訪れました。

日中の暑い時間帯は、冷房の効いたデイケアハウス内で過ごします(2026年8月25日 熊本県宇城市)

犬を預けることで、飼い主の方は仕事や買い物、家の片付けや生活再建に向けての行政手続きといった日中の用事のために外出することができます。日常生活を早く取り戻すことにつながる犬の一時預かりは、ペット支援であると同時に、被災地の復興支援を後押しする活動でもあります。

2026年8月17日のオープン以来、8月27日までにのべ13頭のワンコがここで過ごしました。車中泊を続けていて、自宅の片付けなどに出かけるために犬の預け先を探していた飼い主の方。これまではいい子にお留守番をできていたのに、地震を経験してから人と離れることが不安になってしまったワンコなど、皆さんそれぞれの理由からここにやってきました。

3歳のポメラニアンとシベリアンハスキーのミックス犬、ナナちゃん(2026年8月24日 熊本県宇城市)

デイケアハウスにやってきた「ナナ」ちゃんも、そんな事情を抱えるワンコです。私たちにも人懐っこい姿を見せてくれたナナちゃんですが、地震をきっかけにほえたり、おねしょをしたりといった、それまでなかった行動がみられるようになったと飼い主さんは話します。

余震を怖がるナナちゃんのそばにいるため、被災直後は車中泊、その後はペット可の宿泊施設を転々とされて経済的な負担も大きかったそう。電気や水道が復旧して自宅に戻ってからも、仕事に行く間ナナちゃんをどうするかは切実な悩みでした。「(この支援で)本当に助かっています」――現在も先行き不安な状況だろうにもかかわらず、ナナちゃんを抱いた飼い主さんが見せてくださった笑顔が印象的でした。

預かりを担当するピースワンコのスタッフは、被災地のペットたちについて「今も環境は改善しておらず、ストレスを抱えている子は多いです」と顔を曇らせます。一時預かり支援が少しでも助けになる家族が、まだきっといるはず。現地チームは、日々の支援活動の合間に、チラシ配りなどこの支援を知ってもらうための取り組みも続けています。

被災地のペットに届ける健康と笑顔
2026年8月24日、8月25日には、ピースニャンコとピースワンコ、そして他団体さんの力が合わさっての支援が実現しました。ピースニャンコのチームメンバー(提携団体)である「GOGO groomers」のトリマーの皆さんが全国から熊本入り。デイケアでの預かりワンコたちを含め、被災してケアを受けられていない犬や猫を対象に、無料でトリミングやケアを提供しました。

地震後、がれきの下から20時間後に奇跡的に救出されたチワワの「海」ちゃん(2026年8月24日 熊本県宇城市)

被災地では断水の発生などもあり、ペットたちがトリミングなどを受けることが難しい環境が続きました。普段のケアが受けられず、皮膚の状態が悪くなったり、毛玉ができてしまったり、臭いが強くなって避難所にいづらくなってしまったり。トリミングに来てくれたワンコには、円形脱毛が複数できてしまった子もいました。清潔保持に悩みを抱えるご家族で、告知開始から間もなく予約はいっぱいになり、被災地でのペットケアの需要を浮き彫りにしました。

ピースニャンコの移動手術車も駆けつけました(2026年8月25日 熊本県宇城市)

トリミング会に必要な電力や水を十分確保するため、佐賀県からピースニャンコの移動手術車も駆けつけました。お風呂にシャンプー、カットを経てさっぱりとした愛犬の姿に、飼い主の皆さんからは「きれいになったね!」と心からの喜びの声が。「トリミングを通じて、飼い主の方も気づかないような体の異変に気付けることもあるんですよ」と話すトリマーさんの手は、動物たちの健康と家族の笑顔を守る、さながら魔法の手でした。

ペットを想う人たちの力を一つに

ペットフードを手渡す支援スタッフ(2026年8月9日 熊本県宇城市 写真=千葉康由)

現地入り直後から一貫して続けている活動が、ペット物資の支援です。この1カ月で、避難所や拠点での物資配布は40件以上、個人や団体向けにも30件以上の配布を実施しました。

受け取る側のニーズに合わせて、フードは大袋入りのものだけでなく、小分けにしたものも用意。これまでに犬用のフードは約140袋と約240食、猫用のフードは約130袋と約550食をお渡ししてきました。このほか、主な物資の支援実績としては、ウェットタイプを含むおやつ約235袋、衛生用品約300個、飲料水約60箱、ペットシーツ約70個などがあります。

現在、ペット物資を含め、被災地でのものの不足は少しずつ解消しています。しかし、それぞれのご家族の事情に目を向けると、近所に買い物に行ける場所がない、仕事があり店舗の営業時間や物資の配布時間帯に間に合わないなど、必要なものを必要なときに手に入れられず困難を抱えている方はまだ残されています。

こうしたSOSの声に対して、私たちはニーズを見極めながら、フード、水、ペットシーツなどの支援を今も続けています。デイケアハウスに物資を求めていらっしゃる方へのお渡しに加え、それぞれのニーズにお応えしての個別訪問を伴う支援も展開しています。

1人ひとりの困りごとへのアプローチを可能にしているのは、被災地の支援の輪です。現地の緊急災害ネットワークや動物病院など、ペット支援に携わる人たちとつながることで、今困難に直面しているご家族のニーズをつかみ、私たちの力を必要とする人に対して支援を届けることができます。

発災から1カ月。ここまで、被災地に想いを寄せてくださった皆さまからのご寄付のおかげで、被災したペットとご家族に支援を届けることができています。本当にありがとうございました。

しかし、被災地のペットたちを巡る環境はまだまだ課題が尽きません。私たちはこれからも、今必要とされている支援を柔軟に見極めながら、日中一時預かり支援、物資支援をはじめとする現地での活動を継続していきます。もうしばらく、皆さまの温かい応援を頼りにさせてください。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

ワンコの日中預かり支援を開始!ペットと家族の生活再建を支える(2026年8月18日更新)

日中一時預かり支援を展開するトレーラーハウス(2026年8月16日 熊本県宇城市)

地震発生から約3週間がたち、いまだ震災被害の爪痕が色濃い被災地でも、復旧・復興への動きが加速しています。避難生活を送っている被災者の方々も、合間を縫って被害を受けた自宅の片付けに出かけるなど、日常生活を取り戻すために奮闘しています。

しかし、ペットとともに暮らしてこられた方々のなかには、ペットのそばを離れられないために、自宅の片付けや仕事、生活再建に必要な手続きなどに出かけられないという困難を抱えている方が少なくありません。これを受け緊急ペット支援チームは、環境省や熊本県宇城市と連携し、熊本県宇城市「ウイングまつばせ」に新しく設置されるトレーラーハウスで、まずは犬を対象とした日中一時預かり支援を開始します。

ワンコを安心して預けられる「デイケアハウス」

(2026年8月16日 熊本県宇城市)

熊本県宇城市の複合施設「ウイングまつばせ」。先日まで避難所としても開放されていたこの場所に、新しく1台のトレーラーハウスが設置されました。この場所で、ピースワンコによる日中一時預かり支援、その名も「わんわんデイケアハウス宇城」の運用を始めます。

宇城市は、断水の被害が特に大きいエリアであるとともに、家屋の倒壊が相次いだ氷川町、美里町にも近く、復旧・復興に向けて多くの支援が必要となる地域です。愛犬のためにも早く落ち着いた生活を取り戻したいと思いながらも、犬のそばを離れるわけにもいかず、生活再建が進まない——そんな悩みを解消するためには、犬を安心して預けられる場所が必要です。

(2026年8月16日 熊本県宇城市)
(2026年8月16日 熊本県宇城市)

冷房完備のトレーラーハウスには、ピースウィンズの災害緊急支援プロジェクト・空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”と、災害用浄水装置を開発するアクアデザインシステム株式会社が協働して手洗い場を設置。災害支援のプロたちと連携できる強みも生かし、安心して過ごせる環境を整えました。大型犬用のケージも取りそろえ、現在、7~10頭の受け入れが可能となっています。

2026年8月17日からのオープンに合わせて、さっそく4頭の予約が入り、日中一時預かりへのニーズの大きさを再確認しました。外出の際のペットの預け先にお悩みの被災者の方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。大切な愛犬を、ピースワンコの経験豊富なスタッフたちがお世話いたします。

(2026年8月16日 熊本県宇城市)

■わんわんデイケアハウス宇城・日中一時預かり支援詳細
場所:熊本県宇城市松橋町大野85番地 宇城市「ウイングまつばせ」内
対象:令和8年熊本地震で被災された方が飼育する犬
時間:8:30~18:00
料金:無料
予約・お問い合わせ:080-8955-8224

・日中の間ペットを動物専門のスタッフが常駐、お預かりします。お仕事やご自宅の掃除・片付けなどでペットを預かってほしい方は、お気軽にお声がけください。
・身分を証明するもの(免許証、マイナンバーカード)をご持参ください。災害で紛失された方はご相談ください。
・受付時間・お預かり可能頭数は、避難所の運営状況や当日の状況により調整いたします。
・連携:熊本県宇城市

引き続きニーズの高い猫への物資支援
並行して、被災されたご家族への物資支援も継続しています。

この日は、被害の大きかった八代市に住む方から連絡を受け、ご自宅に向かいました。保護した猫8匹を飼っているが、地震で猫のケージが壊れてしまったといいます。見せていただいた被災直後の写真は、ご自宅を襲った揺れの凄まじさを物語っていました。

幸い猫たちは無事だったものの、相性の悪い子同士を別々のケージに分けることができなくなり、大変困っているとのこと。2段ケージや1段ケージ、フードなどを支援しました。

ペットを飼われている方には、ご自宅に留まっている方、車中泊をされている方がたくさんいらっしゃいます。日中は仕事などで買い物に出る暇がないとの声も多く、引き続き物資支援が必要とされています。特に、猫への物資のニーズは非常に高い状況です。

私たちは引き続き、被災地で日常を取り戻すために奮闘するご家族とペットを、さまざまな支援の形で支えていきます。温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。

ペットとともに生きるすべての家族を支えるために(2026年8月13日更新)

ピースワンコでしばらく預かることになったナナちゃん(左)とモモちゃん(右)(2026年8月8日 熊本県宇城市)

2026年7月28日に熊本県で最大震度7の地震が発生してから、約半月が経過しました。被害の大きかった地域では、今も過酷な避難生活を送っている被災者の方が多くいます。そして、厳しい環境に耐えているのは、人とともに暮らす動物たちも同様です。

「ピースワンコ・ジャパン」と「ピースニャンコ」の緊急ペット支援チームは、被災地の暮らしを少しでもサポートするために今も奮闘しています。今回のレポートでは、そんな支援活動のなかで出会ったご家族とペットたちをご紹介します。

「犬にとって安心できる環境を」苦渋の決断
2026年8月8日、熊本県宇城市。ペット支援チームのスタッフが、地震の被害が色濃い民家を訪れました。このお宅で暮らしていた2頭のチワワを、ピースワンコで一時的に預かることになったのです。

名前は、モモちゃんとナナちゃん。元繁殖犬として十分な愛情を受けられずに暮らしてきた2頭は、人に対してとても臆病です。特に最初に引き取ったモモちゃんは、なれるまでに2年以上かかったと、ご家族が話してくれました。ようやく安心した姿を見せるようになり、穏やかな暮らしが送れると思った矢先の今回の地震でした。

そんな2頭と離れて暮らすことには、もちろん不安もあります。しかし、余震による自宅の被害拡大で転居を迫られ、いつ落ち着いた生活が戻るのか見通しがたたない現状。「犬にとって安心できる環境を整えてあげたい」との想いから、安全に生活できる場所に預けることを決意しました。

(2026年8月8日 熊本県宇城市)

この日、ただならぬ空気を感じたのか、モモちゃんがソファの下に隠れて出てこなくなってしまう一幕も。不安でいっぱいの姿に心配が募りながらも、それでも笑顔で明るく送り出してくださったご家族の皆さま。モモちゃんとナナちゃんがご家族のもとに戻るまでの間、安心して暮らせるよう、ピースワンコスタッフが心をこめて寄り添います。

地震で一変した猫との暮らし

避難所で暮らすレオンくん(手前)、ナギちゃん(奥)(2026年8月7日 熊本県八代市)

八代市の避難所では、猫3匹と一緒に避難しているご家族と出会いました。

地震が起きた瞬間、ちくしちゃん、レオンくん、ナギちゃんの3匹は驚いて、家を飛び出してしまいました。猫たちを探すご家族のもとに、間もなく2匹が戻ってきましたが、ナギちゃんの行方は分からないまま。いなくなったナギちゃんを探す間、仲良しのレオンくんは、まるで「戻っておいで」と呼びかけるかのように鳴き続けていたそうです。そのかいもあってか、無事、ナギちゃんを見つけることができました。

この避難所は中までペットを連れて入ることができないため、入口近くのスペースに布をかぶせたケージを置き、猫たちはそこで過ごしています。被災当初は食が細くなった3匹でしたが、今は落ち着いて過ごせているとのこと。お子さんに「猫ちゃんだ!」と声をかけられたり、避難所のちょっとしたアイドルになっているそうです。

人を見ると「なでて」と寄ってくるちくしちゃん(2026年8月7日 熊本県八代市)

多くの人の助けによってつながった支援もありました。

ある日、現地での活動中の私たちの元に、「具合の悪い猫がいる」と連絡が入りました。民間の医師団の方からピースウィンズの他の支援チームに情報が伝わり、それが緊急ペット支援チームに届いたのです。

さまざまな課題を抱える被災地では、複合的な支援が必要なケースもあり、領域の違う支援団体が力を合わせることが被災者を支えるための鍵になります。だからこそ、こうした突然のペット支援ニーズに柔軟に対応することも、私たちの重要な活動の一つです。

幸いにも、猫の容体は緊急を要する状況ではなく、営業している動物病院の情報を私たちからお伝えすることで解決しました。

その夜、避難所の近くで車中泊をされていた飼い主様にお話を伺いました。自宅が倒壊してしまい、避難生活を余儀なくされている飼い主様。猫がいるため避難所には入らず、車中泊を選んだといいます。後部座席に置かれたケージの中には、2匹の猫の姿がありました。

現在は回復していますが、避難直後は2匹とも食欲がなくなり、食べることができなかったそうです。連日暑い日が続く熊本。熱中症も懸念されるため、ペットスエットをはじめとする水分補給フード、ペースト状キャットフードなどを支援物資からお渡ししました。

車中のケージで暮らす2匹(2026年8月6日 熊本県八代市)

突然の被災、そして避難生活に、動物たちもストレスを抱えており、体調を崩す子もいます。そして自身の生活もままならない状況でありながら、大事な家族であるペットの不調を心配し、心を痛めている飼い主の方がたくさんいます。

私たちはそんな被災地のすべての家族に寄り添い、支えるために、これからも全力を尽くします。皆さまの温かい応援を、どうぞよろしくお願いいたします。

見えにくい被災ペットのニーズ、力を合わせて届ける支援(2026年8月7日更新)

(2026年8月3日 熊本県宇城市)

熊本県では、地震被害が大きかった地域を含め、暑い日が続いています。断水が続く地域も多いなか、厳しい環境で生活している被災者の方が数多くいらっしゃいます。

そんななかでペットとともに暮らす方々は、家族であるペットをどう守るかに頭を悩ませています。ピースワンコ、ピースニャンコのペット支援チームは、こうした方々に広く支援を届けるため、連携して支援活動を展開しています。

「ごはんを食べなくなった」避難生活が与える影響

(2026年8月5日 熊本県八代市)

発災翌日に現地入りして活動を続けるなかで、チームが感じている課題がありました。ペットを連れて困っている被災者の方のニーズは、把握しづらいケースが多いということです。

ペットとともに暮らす方の中には、避難所への移動を選ばない方も多くいます。同伴避難所がないケースだけでなく、同伴避難が可能とされる避難所でも、プライベートのない空間でペットがストレスにさらされたり、周囲に迷惑がかかることを懸念されるケースがあるためです。

避難所などで支援活動に当たってきたピースニャンコスタッフの西村は、「環境の変化に敏感な猫たちは、突然変わってしまった状況を理解できず、大きな不安を抱えているようです」と懸念します。避難されている方からは、猫たちが「ごはんを食べなくなった」「水も飲まない」「猫同士のけんかが心配」といった声が多く聞かれました。

避難所での生活が難しく、車中に移動した(2026年8月3日 熊本県八代市)

ある避難所に5匹の猫とともに避難されていたご夫婦は、避難生活のストレスによる猫の変化に心を痛めていました。今まで仲がよかった猫たちが一緒のケージを嫌がるようになり、避難してからせきをするようになった子も。避難している部屋に入ると騒ぐようになってしまった子もいて、エアコンをつけた車の中に移したといいます。

自宅もいつ倒壊してもおかしくない状況のなか、それでも心配なのは猫たちのこと。「動物病院の一時預かりが始まったと聞いてすぐに電話をしたけど、キャンセル待ちと言われてしまい、途方に暮れていました」と話していらっしゃいました。

このご夫婦はその後、無事猫たちの一時的な預かり先が見つかり、落ち着いた安全な環境に猫を移すことができたとご連絡をいただきました。しかし同じような悩みに直面し、避難所に行くことを断念して被災した自宅での生活を続けたり、車中泊を選ばれているペット同伴のご家族を、私たちが網羅的に把握することは困難です。

こうした目が届きにくい場にもあるはずの支援ニーズをどう把握するのか、そして実際に支援をどう届けるか。新たな支援のアプローチが求められていました。

日頃のつながりが災害時の力に

(2026年8月3日 熊本県八代市)

2026年8月3日、猛暑の熊本県宇城市。ペット支援チームはこの日、ペット向け物資の支援を実施しました。災害緊急支援活動を展開している他のチームと連携し、支援物資として衣料の配布を行う場所に、「ペット物資の配布コーナー」を設けたのです。

ペット関連の物資の支援は、熊本での活動を始めてから連日のように取り組んできましたが、対象はニーズ調査に伺った同伴避難所や動物病院、実際にお会いした被災者の方などで、確かなニーズがある場所で必要なものをお渡しする形でした。しかし、それでは私たちが把握できていない、自宅や車に避難している方にはなかなかリーチできません。

この状況を打開するための施策として試験的に実施したのが、この日、衣料支援と併せて実施したオープンな形でのペット関連物資の配布です。需要が未知数ななかでの挑戦でしたが、結果、大変な盛況となりました。非常に暑い中にもかかわらず、約60世帯、約80人の方がお越しくださり、ペットフード、ペット用シーツなどを受け取られました。

配布の際には、多くの方に「ありがとう」と心からのお礼の言葉もいただきました。今回の取り組みで、ペット支援のニーズの高さを実感。改めて、もっと多くの人に支援を届ける必要性を認識しました。

(2026年8月3日 熊本県八代市)

今回、物資支援が迅速に始められた背景には、日頃からピースニャンコのチームメンバー(提携団体)として連携してくださっていた鶴佑季子さん、中村静子さんが、「熊本支援チーム」としていち早く物資募集や支援の準備をしてくださったことがあります。物資の倉庫保管や配送を協力してくださったことで、私たちも、ペット用の水やフード、ペットシーツなど今すぐに必要な物資を一気に発注することができました。

倉庫に救援物資があっても、それらが本当に必要な被災者に届くまでの「ラストワンマイル」が課題となりがちな被災地の物資支援。私たちは、今苦しい状況に置かれているペットとご家族にもっと広く、確実に支援をお届けするために仲間たちと力を合わせて活動を続けます。ニーズがありそうな場所での物資配布の継続に加えて、同伴避難所開設の支援の検討も始めています。

引き続き、皆さまの温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。

引き続き支援を求めています

※当募金ページに記載の内容については、プロジェクトオーナーが責任を負っており、LINEヤフー株式会社が責任を負うものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。
※本ページの「プロジェクト概要」「活動報告」「寄付金の使いみち」に掲載のリンクは、外部サイトに移動します。

寄付総額
16,181,322 円
残り日数
あと 106 日
2027/01/29 18:00 まで
寄付人数
7,911 人

※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。

  • PayPay
    PayPayで1円から寄付できます。※期間限定ポイントはご利用いただけません。
  • Yahoo!ウォレット
    クレジットカードで100円から寄付できます。
  • Vポイント
    Vポイントを使って1ポイントから寄付できます。

プロジェクトオーナー

認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

認定NPO法人ピースウィンズ ・ジャパンは、日本に本部を置き、国内外で紛争や災害、貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人々を支援する国際NGOです。大西健丞により1996年に設立され、世界各地に支援を届け続けています。
ピースウィンズが運営する、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」は、国内外の災害被災地にいち早く駆けつけ、専門的な支援活動を行っています。
日本国内での社会課題の解決を目的とした活動にも力を入れており、地域活性化や子ども支援、犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動などに取り組んでいます。

公式リンク(外部サイト)

この団体に関連するプロジェクトはこちら

領収書発行について

このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
※クレジットカードでの寄付に限ります。詳しくはヘルプページをご参照ください。

団体のプライバシーポリシー

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンのプライバシーポリシーは、https://peace-winds.org/privacyをご覧ください。

なお、Yahoo!ネット募金に関し、LINEヤフー株式会社より提供を受けた個人情報については、次の目的の範囲においてのみ利用します。
・寄付金に関する領収書の送付(当団体がYahoo!ネット募金での寄付者に対して領収書発行を行う場合)

注目のプロジェクト