寄付受付開始日:2025/01/10
更新日:2025/01/27
アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス西部で、日本時間2025年1月8日、山火事が発生しました。ロサンゼルス西部のパリセーズ火災、パサデナ北部のイートン火災、ハリウッドヒルズのサンセット火災など、複数の大規模な火災が発生しています。
アメリカのAP通信社による報道では、サンタ・アナ風(Santa Ana winds)と呼ばれる局地風や極度の干ばつ、急激な天候の乱れなど、さまざまな要因が重なり火災は急速に延焼したと見られ、“ロサンゼルス史上最も破壊的”とも報じられています。
少なくとも5人が死亡、4,000棟以上の建物が破壊され、18万人以上が避難命令を受けたとの事です。(2025年1月10日9時時点)
これを受け、ピースウィンズ・ジャパンは、米国を拠点とする姉妹団体「ピースウィンズ・アメリカ」と連携して支援を実施します。また、ピースウィンズ・ジャパンが運営する空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"から現地へスタッフを派遣します。
被災地に、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。
■領収書の発行について
ピースウィンズ・ジャパンは広島県の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、当団体へのご寄付は税制上の優遇措置(寄付控除)の対象です。
1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。
※お手続きの際に「領収書を希望する」のチェックボックスにチェックを入れてください。お手続きが完了した後での発行希望(再発行含む)への対応はできませんのでご注意ください。
※当団体からの領収書発行時期:寄付手続き日から約2カ月~3カ月程で発行いたします。
※領収書の日付は、お客様の寄付手続き日ではなく、当団体への入金が完了した日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)です。
詳しくはヘルプページをご参照ください。
領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
<お問い合わせ先>
認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
メールアドレス:support@peace-winds.org
皆様からいただいたご寄付は、2025年に発生したロサンゼルス山火事の被災地・被災者支援活動に大切に活用させていただきます。
・人や動物に対する食料および救急医療用品等の物資支援
・避難所への緊急物資支援
・被災地の復旧・復興支援
・その他被災地のニーズに応じた支援
・支援に伴う事務局運営費
※ピースウィンズ・ジャパン寄付金など取扱規程は下記をご参照ください。
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン寄付金等取扱規程(PDF)
更新日:2025/05/23
2025年1月7日に発生したロサンゼルスの大規模山火事から、すでに4カ月以上が経過しました。しかし、被災地ではいまなお、多くの人々が困難な暮らしを強いられています。ピースウィンズの提携団体パサデナ・コミュニティ・ジョブセンター(PCJC)は、火災直後から被災者支援を行っており、現在も活動を継続しています。
発災当初は毎日実施していた食料や生活用品の配給は、いまは週1回となりましたが、配給日には、多くの人がセンターにやってきます。この日はセンターに隣接する広い倉庫兼駐車場を活用した物資配給ポイントができており、多くのボランティアの準備で順調に進んでいました。徒歩の列と車両の列が分けてあり、物資は企業や行政などから提供を受けています。
配布されたのは、バゲット、卵、缶詰、飲料水などの食料に加え、おむつ、粉ミルク、衣類といった生活必需品。野菜や果物といったものも世帯ごとに持ち帰ることができるよう、箱に分けてありました。
列にならんでいる人は、ラテンアメリカ系をはじめ、中国語を話す人やベトナム人、そして移民ではない地元住民の姿も見られます。ラテンアメリカ系の人が食べるもの、アジア系の人が食べるものといった文化的配慮もあり、必要なもののみ受け取って、自身がいらないと思うものは受け取らないというようなルールも徹底されていました。
この日の朝10時から始まった配給には、徒歩で物資を受け取りにきた人が約90人、車で来た人が50〜60台と、多くの人々がまだ支援を求めて列を作りました。物資を受け取にきた人について、最近どこから来たのか、どのような被害があったかなどをセンターの職員が聞くようになりました。とはいえ、さまざまな事情がある人たちでもあるので、基本的に誰でも受け入れて、支援を提供しています。
見えづらい困窮と直面する課題「誰も取り残さない」支援を
今回の火災によって多くの住宅が焼失しました。公費による焼失家屋の解体が進められていますが、3カ月以上たってもまだ2割程度の解体率で、静かな住宅街だった街には、焼けたままの住宅が多く残されています。とくに移民など公的な支援を受けにくい人にとって、住宅の再建は難しく、自力での生活再建は極めて困難です。公費解体の前に、がれきをきれいに撤去するだけでも1年半かかると言われます。
PCJC代表のパブロ・アルバラード氏は、「すべての人が尊厳を持って支援を受けられる場をつくりたい」と語ります。
PCJCでは、日雇い労働者のための支援や仕事のマッチングを20年以上やってきていますが、火災後は仕事がずいぶんかわって日雇いの仕事はがれき撤去が中心になってきているそうです。ただし、これらのがれきのなかには、ガラスやくぎなどの危険物や、古い家屋のアスベストなど化学物質が残っているなど、多くの課題がありました。
そこでPCJCは、日雇い労働者にがれき撤去の技術研修や安全研修を実施。彼らは「ブリガーダ・デ・セルビシオ(サービス隊)」として、焼け跡の清掃や被災家屋の片づけに従事しています。これまでに2,200トン以上のがれきを撤去し、地域社会に大きな貢献を果たしています。
日雇い労働者の中には、自身や家族の住む場所がなくなっている人も多いのが現状です。被災し、仕事を失った人々が「支援する側」として立ち上がるこの取り組みは、地域社会の再生に希望をもたらすものであり、自尊心と新たなつながりを生む場ともなっています。
支援を受けづらい立場にある人々にとって、この支援は「最後のセーフティーネット」です。ロサンゼルスの復興は、まだ道半ば。ピースウィンズは、PCJCなどの提携団体と共にこれからも支援を続けていきます。
ピースウィンズの緊急支援チームは、現地時間2025年1月14日、ロサンゼルス動物虐待防止協会 (Society for the Prevention of Cruelty to Animals Los Angeles 以下、spcaLA)の運営するアニマルシェルターにペット用の支援物資を配布しました。
今回配布した物資は、ドライドッグフード(20kg×2袋)、ドックフード(12缶×2ケース)、キャットフード(40缶×2箱)、ペット用ブランケット(7個)です。
引き続き、ロサンゼルス全域の相互扶助活動を目的とした情報集約プラットフォームである「Mutual Aid LA Network (MALAN)」が運営するリストを確認し、今回の支援物資先を選定しました。その時々のニーズに対応できるよう、現地の支援チームはニーズ調査を実施し、支援ニーズの高い物資を配布しています。
保護した動物たちを考慮して建物内は関係者以外立ち入り禁止だったため、建物の外に集約されている支援物資集積所へ、スタッフの手で物資を運搬しました。
地元メディアの取材によると、spcaLAには約50匹のペットが一時的に預けられ、中には犬や猫、オウムなどさまざまな種類の動物がいるようです。
今後、姉妹団体であるピースウィンズ・アメリカを通じて、世界最大級の動物愛護団体である「humane society international」へ支援をしていきます。
皆さまからのご支援は、被災した人々や動物たちが少しでも早く安心できる生活を取り戻すために欠かせません。
引き続き温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
ピースウィンズの緊急支援チームは、現地時間2025年1月13日、複数の避難所への物資支援を行いました。
チームはロサンゼルスに到着後、これまで団体として培ってきた災害支援の経験や姉妹団体「ピースウィンズ・アメリカ」との連携で得た現地の情報をもとに、ニーズの高い物資(トイレットペーパーや歯ブラシなどの衛生用品、懐中電灯や缶切り、乾電池といった生活用品、プロテインバーや水などの食料)を調達しました。
避難所へニーズの高い物資を
現地時間2025年1月13日には、アメリカの先住民コミュニティーである「United American Indian Involvement Inc.」および、移民労働者や日雇い労働者、低賃金労働者など、またその家族の生計向上支援などを行っているアメリカの団体「National Day Laborer Organizing Network(NDLON)」へ訪問しました。
ニーズの確認の上、「United American Indian Involvement Inc.」へは生活用品、衛生用品、食料を、NDLONが物資の集積と配布を行っている「Pasadena Community Job Center」へは水とトイレットペーパーといった物資を提供しました。
支援の途中で訪れたスーパーで物資を運んでいると、ロサンゼルス在住のご夫婦に出会いました。
「支援物資はどこに届けるのですか?」と尋ねられ、Pasadena Community Job Centerに届けることをお伝えすると、「私たちも今からそこに物資を届けに行きます!」と仰っていました。
現場に到着してから、個人が寄付を募っていたり、このご夫婦のように地元ボランティアが支援物資を配布する様子を何度も目にしました。地域住民が「自分たちができることをしていきたい」という共助の気持ちで動いていることを改めて実感しています。
また、アメリカでは移動の際に車を使うことが非常に多く、支援物資を受け付けている多くの場所がドライブスルーのように効率的に物資の集積と配布ができるように整備されています。ピースウィンズのスタッフは、支援現場の地域文化や慣習を尊重しながら活動を続けています。
変わりゆくニーズに柔軟に対応するために
今回の災害では、ロサンゼルス全域の相互扶助活動を目的とした情報集約プラットフォーム「Mutual Aid LA Network (MALAN)」が運営するリストが運用されており、このリストに被災者自身がアクセスしてニーズを書き込むことで、ピースウィンズのような支援者への情報共有が行われています。支援チームはその日の活動前に必ずリストを確認し、発災1週間が経過し、変わり始める避難所の様子や支援ニーズに合わせ臨機応変に対応できるようにしています。
現在、ロサンゼルス近郊には政府公認の大きな避難所だけではなく、規模を問わず自主的な助け合いの場も開かれています。
例えば、ご本人はご自宅を失いながらも、身を寄せている親戚の家の庭を使って、物資の呼びかけをSNSを通じて行っている若者もいました。集まった物資を必要な方が使えるように、友人たちで協力し合い、場を設けています。
民間団体であるピースウィンズだからこそ公的支援の届かない場所へも目を向け、取りこぼしがないように「本当に必要な支援」を届けていきます。
皆さまからのご支援は、被災した方々が少しでも早く安心できる生活を取り戻すために欠かせません。
引き続き温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
ピースウィンズ調整員、空飛ぶ捜索医療団看護師らからなる緊急支援チームは日本時間2025年1月11日、ロサンゼルスに到着し支援活動に向けて調査を開始しました。
被害にあった地域周辺を周り、開設されている避難所や地元ボランティアの方々が支援物資の配布を行っている場所などを視察し、調査を続けています。
ロサンゼルス市が行った記者会見によると、12,000棟以上の建物が損壊または焼失(「建物」には車両も含まれる)、153,000人の住民に避難命令、4つの大規模火災で37,544エーカー(152平方キロメートル、東京ドーム3,250個分)が焼失したとの事です。また、ロサンゼルス郡検視局は、山火事による死者数が16人に増えたことを確認しています。(2025年1月12日12時現在)
今後、さらに米国を拠点とする姉妹団体「ピースウィンズ・アメリカ」のスタッフと合流し、現地で必要とされる支援を届けてまいります。
▼予定している支援内容
・人や動物に対する食料および救急医療用品等の物資支援
・避難所への緊急物資支援
・被災地の復旧・復興支援
・その他被災地のニーズに応じた支援
皆さまからのご支援は、被災した方々が少しでも早く安心できる生活を取り戻すために欠かせません。引き続き温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス西部で発生した山火事被害を受け、2025年1月10日看護師1名らが現地に向け出動しました。
【ロサンゼルス史上最も破壊的】
アメリカのAP通信社による報道では、サンタ・アナ風(Santa Ana winds)と呼ばれる局地風や極度の干ばつ、急激な天候の乱れなど、さまざまな要因が重なり火災は急速に延焼したと見られ、“ロサンゼルス史上最も破壊的”とも報じられています。
少なくとも5人が死亡、4,000棟以上の建物が破壊され、18万人以上が避難命令を受けたとの事です。(2025年1月10日9時時点)
なお、現地に到着後ピースウィンズ国際人道支援事業の調整員1名と合流し、緊急支援チームとして、開設されている避難所などを周り被災者の方々の状況調査を実施、必要な支援を届けてまいります。
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認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンは、日本に本部を置き、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人々を支援する国際協力NGOです。これまでに世界37の国と地域で活動してきました。日本国内での社会問題の解決を目的とした活動にも力を入れており、地域活性化や犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動などに取り組んでいます。
医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」を運営し、国内外の災害被災地で支援活動を行っています。
このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
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