寄付受付開始日:2024/12/20
更新日:2025/01/14
2024年12月15日、アフリカ南部モザンビーク北部に強力なサイクロン(熱帯性サイクロン・チド)が襲い、現地の大きな被害が報告されています。ピースウィンズは、緊急支援スタッフの出動に向け準備を開始しました。
国連人道問題調整室(OCHA)によると、サイクロンは2024年12月15日未明からモザンビーク北部のカーボデルガード州やナンプラ州で大雨や・強風をもたらし、徐々に勢力を弱めながらモザンビークを横断し、各地でモバイル通信の切断や停電などの被害が報告されています。少なくとも34人が死亡し、319人が負傷している状況とのことです。また豪雨や強風で約17万4千人が影響を受けたと推定しており、今後も被害が拡大する恐れがあるとしています。
また、モザンビークでは ピースウィンズがフィールド事務所を構え、これまでも支援活動を行っています。2024年12月15日、強風によって事務所の塀の倒壊や、事務所内の木の倒木・窓が割れる被害を受けました。また、事務所の近隣の建物の屋根が事務所に飛んできた状況なども確認しています。
被災地で予定している支援活動
・一時避難所での聞き取り、支援ニーズ調査
・物資支援
・そのほか被災地で必要で必要とされている支援
被災地への緊急支援に、皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
■領収書の発行について
ピースウィンズ・ジャパンは広島県の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、当団体へのご寄付は税制上の優遇措置(寄付控除)の対象です。
1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。
※お手続きの際に「領収書を希望する」のチェックボックスにチェックを入れてください。お手続きが完了した後での発行希望(再発行含む)への対応はできませんのでご注意ください。
※当団体からの領収書発行時期:寄付手続き日から約2カ月~3カ月程で発行いたします。
※領収書の日付は、お客様の寄付手続き日ではなく、当団体への入金が完了した日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)です。
詳しくはヘルプページをご参照ください。
領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
<お問い合わせ先>
認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
メールアドレス:support@peace-winds.org
皆様からいただいたご寄付は、2024年に発生したサイクロンにより被害を受けたモザンビークの被災地・被災者支援活動のために大切に使わせていただきます。
・人や動物に対する食料および救急医療用品等の物資支援
・避難所への緊急物資支援
・被災地の復旧・復興支援
・その他被災地のニーズに応じた支援
・支援に伴う事務局運営費
※ピースウィンズ・ジャパン寄付金など取扱規程は下記をご参照ください。
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン寄付金等取扱規程(PDF)
更新日:2025/01/14
2024年12月のサイクロンで被害を受けたモザンビーク北部のメクーフィ郡サンベネ(Sambene)地区で、ソーラーパネル式の給水施設を修繕しました。この地域では、サイクロンによってソーラーパネルが破壊され、井戸から水をくみ上げることができない状況が続いていました。
修繕前、住民たちは毎日となり町まで歩き、水をくんでいました。水くみ場までの距離は遠くないものの、多くに人が水を求めてその町に来ているため、長時間待つ必要がありました。
ピースウィンズは、鉄フレームで固定した新しいソーラーパネルを設置し、電動ポンプで井戸から水をくみ上げるシステムを復旧する支援を行いました。さらに、給水タンクと配管の修繕も行い、2025年1月11日には無事にすべての修繕作業が完了しました。
「待っていた水が出た!」住民の喜びの声
修繕が完了した翌日、私たちはサンベネ(Sambene)地区の給水施設を訪問しました。
そこには、水道の蛇口の前に集まる住民たちの姿がありました。みんな今か今かと水が出るのを待っていたのです。
特に、子どもたちの無邪気な笑顔を見たとき、この修繕が生活にどれほど大きな意味を持つかを実感しました。水が出るという日常の当たり前が、彼らにとっては「未来への希望」だったのです。
サイクロン被害から約1カ月、水がない生活を強いられていた人々に、生活の要である「水」を取り戻すことができました。
改めて、温かいご支援に心より感謝申し上げます。
しかし、モザンビークではまだ多くの地域が支援を必要としています。今回のような給水施設の損壊や、電力施設が被害を受けたことによって電力も不安定な地域が多く、特に雨期を迎える今後、衛生環境の悪化が懸念されています。
彼らが安心して暮らせる日常を取り戻すために。
私たちは、引き続きサイクロン被害の支援活動を続けてまいります。
2024年12月15日にサイクロン「チド」がモザンビーク北部に上陸し、猛威を振るいました。ピースウィンズ・ジャパン(以後、ピースウィンズ)が拠点を置くカーボデルガード州の一部では、被災状況100%という想像を絶する被害が報告されています。ピースウィンズのシウレ現地事務所も被災し、コンパウンドの外壁が崩落。いまだ電気が復旧していませんが、日本人スタッフも被災地のペンバに入り、現地スタッフと協力して緊急災害支援調査を開始しています。
ピースウィンズが現地の被災状況を確認していると、地域の住民の人が「紹介したい赤ちゃんがいるから、見ていってくれ」と声をかけてきました。
以下は、ピースウィンズのモザンビーク事業責任者である岩野が現地で遭遇した小さな命のお話です。
サイクロン上陸の日、雨風がどんどんひどくなり、家々の屋根が飛んだり、木々が倒れたり、家屋の倒壊が始まっていました。そんな中、被災村に住むある女性の陣痛が始まりました。陣痛は強くなる一方ですが、外は危険で病院に行くことはできませんでした。
彼女の家の屋根も、陣痛が始まる少し前に飛んでいってしまっていました。屋根をどうにかする気持ちも折れたそんな時におなかの赤ちゃんから「今生まれたいんだ!」というメッセージを感じたといいます。彼女が安全に出産をできるように地域の人々が協力してスペースを作り、女性たちが彼女の出産をサポートしました。周りの人々のサポートもあり、なんとか屋根のない家で無事に男の子を出産することができました。
無事に生まれた赤ちゃんは、同時に上陸したサイクロンと同じ名前のChido(チド)と名付けられました。
翌日に病院へ赤ちゃんを連れて行きましたが、病院も被災しており、病院には誰もいなかったと言います。翌々日に再び病院へ行き、ようやくチドちゃんへの最低限の処置が行われました。しかし、医療者の人たちも被災しているなかでの病院では、対応可能な人も限られており、お母さんはチドちゃんが何グラムで生まれたかも分からないそうです。
チドちゃんのおばあさんは、出産がどれだけ大変な状況だったか語り、チドちゃんを「奇跡の男の子」と呼んでいました。
チドちゃんの家族は今も、被災したまま、屋根のない家で暮らしています。
サイクロンによる影響により停電も続いており、水も満足に使えない状況です。
大変なときに生まれたチドちゃんですが、地域のみんなに温かく迎え入れられました。
彼女やチドちゃん、そしてみんなが安心して暮らせる日常を早く取り戻せるようにピースウィンズはこれからも支援を続けていきます。
モザンビーク北部では、ハリケーン・チドによって多くの地域が深刻な被害を受けました。家の屋根が吹き飛び、電柱や建物が倒れるなど、人々の暮らしに大きな影響が出ています。特に、カーボデルガド州メクーフィ(Mecufi)郡では「何も残っていない」と言われるほどの被害を受け、避難場所や飲み水が不足している状況です。また、電気や通信が復旧していない地域もあり、厳しい生活環境が続いています。
さらに、大統領選挙後の影響で一部地域では治安が不安定になっており、安全面での課題もあります。私たちピースウィンズの現地事務所があるシウレ郡も被害を受けており、電気が使えない状況が続いています。このような中で、私たちは慎重に安全を確認しながら支援活動を進めています。
現地では被災した人々の声を直接聞きながら、人々が本当に必要としている支援内容を調査しています。また、国連のマルチ・クラスター初動即応調査チームに参加し、現地の政府機関や国連などの関係者と協力しながら、支援の方向性について話し合いを続けています。このような活動を通じて、今必要とされているのは、家の修理に使うシートや避難所の材料、飲み水を確保するための支援、そして衛生環境を整えるための道具だと分かってきました。
これからも、さまざまな関係機関と連携しながら、状況に合わせた支援計画を進めていきます。皆さまからのご支援は、被災した方々が少しでも早く安心できる生活を取り戻すために欠かせません。活動の進捗(しんちょく)については随時お知らせしていきますので、引き続き温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
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認定NPO法人ピースウィンズ ・ジャパンは、日本に本部を置き、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人々を支援する国際協力NGOです。これまでに世界37の国と地域で活動してきました。日本国内での社会問題の解決を目的とした活動にも力を入れており、地域活性化や犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動などに取り組んでいます。
医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」を運営し、国内外の災害被災地で支援活動を行っています。
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