2024年バングラデシュサイクロン 緊急支援(ピースウィンズ・ジャパン)

寄付受付開始日:2024/06/07

  • 領収書あり
[ 2024年バングラデシュサイクロン 緊急支援(ピースウィンズ・ジャパン)]の画像
甚大な被害が確認されているバゲルハット県の住民たち。(2024年6月4日 バングラデシュ)

認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2024/08/19

大型サイクロン・レマル(Remal)により、バングラデシュ南西部で甚大な被害。375万人が被災
2024年5月26日から27日にかけ最大風速118km/hの大型サイクロン・レマル(Remal)がインドとバングラデシュの国境付近に上陸し、バングラデシュ南西部の沿岸地域に甚大な被害をもたらしました。2024年5月29日付のバングラデシュ国連の報告書では、国内19県(107郡,914ユニオン)で約375万人が被災し、約150,475世帯が家屋の被害を受け(部分損壊:114,992世帯、全壊:35,433世帯)807,023人が避難所に避難していると報告されています。

これを受け、ピースウィンズはサイクロン上陸直後から現地提携団体を通し情報収集を開始、2024年6月1日に現地へのチーム派遣を決定しました。

被災地の様子(2024年6月 バングラデシュ)

写真提供:Community Initiative Society(CIS)/Dhaka Community Hospital Trust (DCH Trust)

ピースウィンズは特に甚大な被害が確認されているバゲルハット県(人口約170万人うち想定被災者数は32.7万人~50万人)とパトゥアカリ県(人口約180万人うち想定被災者数は11.5万人~32.7万人)の2県を中心に日本から国際スタッフを派遣し、現地提携団体と協働して被災状況および被災地域内の支援ニーズの調査、ならびに脆弱性(ぜいじゃくせい)の高いコミュニティーを対象に緊急物資配布などの支援を実施します。

サイクロンの影響で家屋が倒壊(2024年6月 バングラデシュ・バゲルハット県)

写真提供:Community Initiative Society(CIS)/Dhaka Community Hospital Trust (DCH Trust)

2024年6月3日に日本人スタッフ第一陣、2024年6月12日に第二陣が渡航し、現在食料・物資支援を実施しています。

■領収書の発行について
ピースウィンズ・ジャパンは広島県の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、当団体へのご寄付は税制上の優遇措置(寄付控除)の対象です。

1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。

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※当団体からの領収書発行時期:寄付手続き日から約2カ月~3カ月程で発行いたします。
※領収書の日付は、お客様の寄付手続き日ではなく、当団体への入金が完了した日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)です。

詳しくはヘルプページをご参照ください。

領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。

<お問い合わせ先>
認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
メールアドレス:support@peace-winds.org

寄付金の使いみち

皆様からいただいたご寄付は、2024年に発生した大型サイクロン・レマル(Remal)で被害を受けたバングラデシュの被災地・被災者支援活動のために大切に使わせていただきます。

・食料・衛生用品や生活物資など緊急性の高い物資支援
・避難所への緊急物資支援
・被災地の復旧・復興支援
・その他被災地のニーズに応じた支援
・支援に伴う事務局運営費

※ピースウィンズ・ジャパン寄付金など取扱規程は下記をご参照ください。
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン寄付金等取扱規程(PDF)

活動情報

更新日:2024/08/19

被災者460万人の大型サイクロン。皆さまのご支援によって、迅速な緊急支援が実現しました!(2024年8月19日更新)

2024年5月下旬にバングラデシュ南部に上陸し約460万人が被災する甚大な被害をもたらした大型サイクロン・レマル。私たちピースウィンズは、特に大きな被害が生じた南西部のバゲルハット県とパトゥアカリ県にて、被災状況および支援ニーズの調査と緊急物資の配布を実施しました。

バングラデシュを地図で見ると、中央付近に首都ダッカ、その左下にバゲルハット県、右下にパトゥアカリ県があります。ダッカからバゲルハット県までは車で5~6時間、パトゥアカリ県まで7時間程です。皆さまのご支援のおかげで迅速に被災地へ出発し、この2県で緊急支援活動を実施することができました。

被災した村を視察する様子。道が崩れ、倒木を用いた即席の橋をかけて渡らなければならない箇所が数多くありました。(2024年6月 パトゥアカリ県)

ピースウィンズと活動協力をしている現地提携団体が平時からこの2県にて防災事業をしており地方政府や地域のリーダーたちとつながりがあったおかげで、被災者の方々に詳細な聞き取りを実施し、より具体的な支援ニーズを把握することができました。

バゲルハット県シャランコラ郡の被災直後の様子(2024年6月 バゲルハット県)

こちらは被災直後の様子です。川の水があふれ、人の腰のあたりまで浸水するほど水位が上昇していました。洪水で貯蓄していた食料が流されてしまったうえに農地も浸水し、多くの被災世帯が食料を入手するのが困難となりました。

調査では、被災世帯ではやはり食料不足が著しいこと、また、衛生的な水が不足していることにより下痢症、赤痢症、疥癬(かいせん)、発熱、咳などの症状を訴える被災者が多く存在し、保健・衛生課題があることも確認しました。

村のコミュニティーリーダーと被災地で聞き取り調査を実施。(2024年6月 パトゥアカリ県)
洪水による影響で蚊が増加したことを調査で確認し、蚊を媒介とした感染症を予防するため配布した蚊帳。配布を受けた家で実際に使用されていることを確認。(2024年6月 パトゥアカリ県)

私たちピースウィンズは現地提携団体と共に、パトゥアカリ県ゴラチパ郡とバゲルハット県シャランコラ郡にて計924世帯(4,620人分)へ緊急支援物資として、1世帯につき5人分の食料(米・レンズ豆・塩・じゃがいも・たまねぎ・乾燥魚・食用油)1週間分と、支援ニーズの調査結果をもとに蚊帳・浄水タブレット・経口補水塩(ORS)も配布し、それらがしっかり使用されていることも確認しました。

バゲルハット県シャランコラ郡ボギ村にて被災者を1カ月後に再訪問。自身で調達した食料を見せてくださいました。(2024年7月 バゲルハット県)

被災後しばらく経過すると、少しずつ状況が改善され始めたことも確認しました。

サイクロン上陸約1カ月後には、家屋の修繕も進み、生計活動が再開できている世帯も見受けられ、被災者の方も少しずつですが自力で食べ物を入手できるようになっていました。サイクロン被災直後はシェルターとして使われていた学校も再開していました。

ジャパン・プラットフォームからの助成金や個人・法人の皆さまによるご寄付金により、迅速な緊急支援調査・支援を実施することができました。

チーム一同、心より感謝申し上げます。

引き続き、皆さまからの温かいご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

【バングラデシュ】大型サイクロン緊急支援:1カ月が経過した漁師ムシャラフさんの現在の生活(2024年7月1日更新)

大型サイクロン・レマルによって大きな被害が生じたバングラデシュ南西部で、ピースウィンズは被災状況および被災地域内の支援ニーズの調査と緊急物資配布を行っています。

サイクロン発生直後に、ピースウィンズのスタッフが現地で被災者調査をしていた際にお話を伺った漁師のムシャラフさん。被災して1カ月がたち、偶然にも再度お会いし、その後のお話を聞くことができました。

ムシャラフさんが過ごしたサイクロンシェルターは、普段は小学校として使われています。

ムシャラフさんの家は全壊し、再び住めるようになるまで時間を要したので、20日間このシェルターで過ごしたそうです。

現在も被害の大きさが伝わるムシャラフさんの家(2024年6月 バゲルハット県シャランコラ郡サウスカリユニオン)

被災から約1カ月が経過した、ムシャラフさんご家族の現在の状況を伺いました。

ムシャラフさん(中央)の話を聞くピースウィンズのスタッフ(左)と現地提携団体(DCHT/CIS)スタッフ(右) (2024年6月 バゲルハット県シャランコラ郡サウスカリユニオン)

家はまだまだ修繕が必要ですが、どうにか木やトタンを集め、屋根を修復し、シェルターから自宅に戻りました。

しかし、漁に使うボートや魚を保存するスペースを修理できるめどは立っておらず、さらに、魚の保護のための禁漁期間も重なり、家計がより一層厳しくなっています。

全壊してしまった魚の貯蔵庫(2024年6月 バゲルハット県シャランコラ郡サウスカリユニオン)

ムシャラフさん一家が現在特に困っているのは、水の確保だそうです。

サイクロンの影響で川の水が汚染され、普段利用している水源が使えなくなってしまいました。

そのためタンクに雨水をためて、ミョウバンを入れ殺菌し、飲料や調理用として利用しています。しかし、雨水だけでは足りず、片道1時間かけ、サイクロン被害の少ない内陸の村まで水を補給しに行っています。

また、ムシャラフさんは水だけでなく、食料の確保にも困っているそうです。自宅に貯蔵していた少量の食料と飼っていた家畜が、サイクロンが上陸した際に全て流されてしまったためです。

今回、私たちが物資配布を実施したバゲルハット県シャランコラ郡サウスカリユニオンは最も被害の大きい地域で、ムシャラフさんの住む村でもあります。彼にも支援物資を配布することができました!

サウスカリユニオンでの物資配布(2024年6月 バゲルハット県シャランコラ郡サウスカリユニオン)

この日は、50世帯に米・レンズ豆・塩・じゃがいも・たまねぎ・乾燥魚・食用油・蚊帳・浄水タブレット・経口補水塩(ORS)を配布しました。

浄水タブレットや経口補水塩は、いつも通り、適切な使い方について説明をします。

支援物資を受け取るムシャラフさん(2024年6月 バゲルハット県シャランコラ郡サウスカリユニオン)

サイクロン・レマルによって大きな被害を受けている中、私たちの調査にも協力してくださったムシャラフさんに感謝しています。

※本事業はジャパン・プラットフォームからの助成金や個人・法人の皆さまによるご寄付金により実施しています。引き続き、皆さまからの温かいご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

大型サイクロン・レマル、食料・物資の配布を開始~支援を、特に困っている被災者へ~(2024年6月20日更新)

ベンガル湾で発生し2024年5月26から28日にかけてバングラデシュとインドの国境に上陸した大型サイクロン・レマルは、バングラデシュ南西部で特に洪水による大きな被害をもたらしました。

ピースウィンズは現地提携団体(DCHT/CIS)と協力し、被災者のニーズ調査を行い、2024年6月15日より食料と物資支援を開始しました。

今回は、甚大な被害が報告されているパトゥアカリ県(人口約180万人うち想定被災者数は11.5万人~32.7万人)パンポッティユニオンの村にて実施した緊急支援の様子をご紹介します。

配布物は、米・レンズ豆・塩・じゃがいも・たまねぎ・乾燥魚・食用油・蚊帳・浄水タブレット・経口補水塩(ORS)です。

配布した食料と物資の一世帯用のセット(2024年6月 バングラデシュ・パトゥアカリ県パンポッティユニオンの村)

まず初めに、配布の対象者となる村人に集まってもらい、ピースウィンズと現地提携団体による緊急支援の背景や、多くの方々が日本からご支援くださっていることを伝えました。

そして、何より大事なのが、支援物資の使用方法をしっかりと伝えることです。

配布物資の使い方を説明する現地スタッフ(2024年6月 バングラデシュ・パトゥアカリ県パンポッティユニオンの村)

汚染された水が飲み水に混入すると、下痢症が増えます。汚水を浄化する浄水タブレットや、下痢等による脱水症状の治療に使う経口補水塩(ORS)は、混ぜるのに必要な水の量や放置時間、飲み方などが決められているため、適切な使用方法を知ってもらうことがとても大切です。

今回、支援物資を受け取ったモリヨンさんにお話を伺いました。

モリヨンさん(2024年6月 バングラデシュ・パトゥアカリ県パンポッティユニオンの村)

モリヨンさんは5人家族で、お茶屋さんを営んでいます。息子さんが重度の自閉症を患っており、生活に困難を抱えています。そして、旦那さんが心筋梗塞で2週間前に急死してしまったそうです。被災していま何が一番大変か伺いましたが、やはり、旦那さんが亡くなられたこと、そしてその中で生活を再建していくことが大変とおっしゃっていました。

支援物資を受け取るモリヨンさん(2024年6月 バングラデシュ・パトゥアカリ県パンポッティユニオンの村)

支援物資を受け取ると、「とにかく食べる物に困っていたので、お米がもらえて嬉しいです。お魚も毎日食べるのでとても嬉しいです。」と伝えてくれました。

今回の配布では、限られた支援を特に困っている方々に届けるため、事前に家庭訪問などを行い、被災状況や生活状況などを確認し、対象者を決めています。女性の世帯主や障害者がいる世帯なども優先する対象のひとつです。

支援物資を持ち帰る村人たち(2024年6月 バングラデシュ・パトゥアカリ県パンポッティユニオンの村)

物資の配布は、イスラム教最大の祝祭であるイード(犠牲祭)の直前に行いました。今回配布した食料で作れるイードの祝いの膳に並ぶ品々の話などで話を弾ませながら、村人たちは支援物資を持って帰りました。

本事業はジャパン・プラットフォームからの助成金や個人・法人の皆さまによるご寄付金により実施しています。引き続き、皆さまからの温かいご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

大型サイクロン被災支援:シングルマザー・ジャミレさんの被災体験(2024年6月19日更新)

大型サイクロン・レマルによって大きな被害が生じたバングラデシュ南西部で、ピースウィンズは被災状況および被災地域内の支援ニーズの調査と緊急物資配布を行っています。

特に甚大な被害が報告されているパトゥアカリ県(人口約180万人のうち想定被災者数は11.5万人~32.7万人)ガラチパ郡では6つの村を訪問しました。
 
沿岸部のこの地域はおもに小規模漁業を営む人が多いですが、貧しい世帯も多く、被災後の生活の立て直しが大変な様子でした。サイクロンによる強風で半壊してしまった家の屋根や外壁が数多く見られましたが、修理費用の工面が難しい家庭がほとんどです。

家が半壊してしまった人(2024年6月 バングラデシュ・パトゥアカリ県ガラチパ郡)

加えて、魚卵保護のための政府による禁漁期間が今回の災害と重なり、なおさら生活が苦しくなっており、食事の回数や量が減ったという村人の声をよく耳にしました。食べ物を確保するため、禁漁対象以外の魚などを浅瀬で捕っている船も見られます。

浅瀬で漁をする船(2024年6月 バングラデシュ・パトゥアカリ県ガラチパ郡)

私たちはこの村の被災状況や被災した人々のニーズを調査するため、村の人々にお話しを伺いました。
 
こちらは、ジャミレさんのお家です。外壁や屋根が壊れてしまっています。

ジャミレさんのお家(2024年6月 バングラデシュ・パトゥアカリ県ガラチパ郡)

ジャミレさんは、1日200タカ(日本円で約270円)で、道をつくる日雇いの仕事をしています。ジャミレさんは、旦那さんを14年前に漁の最中に事故で亡くし、そしてその半年後に二人娘のうち一人の娘さんも海で亡くしました。
 
それからジャミレさんは、娘さんを育てるため、一人で家計を切り盛りしてきました。バングラデシュの義務教育は日本の小学校までにあたりますが、娘さんは中学校まで卒業したそうです。
 
サイクロンが上陸した時、ジャミレさんは大事な家畜を家に残し、サイクロンシェルターに避難していました。

自宅に戻ってみると、家はこの高さまで浸水していたようでした。

自宅の浸水した水位を指すジャミレさん(2024年6月 バングラデシュ・パトゥアカリ県ガラチパ郡)

逃げてしまわないか心配だった家畜も、無事でした!
 
がれき撤去や掃除は、近所の人々にも手伝ってもらい、どうにかできました。

ジャミレさん(左から3番目)と近所の人々(2024年6月 バングラデシュ・パトゥアカリ県ガラチパ郡)

ジャミレさんの写真の右隣の女性は、レノさんです。
 
一人で暮らすジャミレさんを心配し、いろいろ手伝ってくれるそうです。
 
いままで一人で家計を切り盛りし、娘さんを育ててきたジャミレさん。
 
被災した際、こうして近所に助けてくれる仲間がいて、私たちスタッフは少しだけ安心しました。
 
ピースウィンズは、サイクロン・レマルの被災状況の調査を続けるとともに、必要な支援を提供する準備を進めています。
 
本事業はジャパン・プラットフォームからの助成金や個人・法人の皆さまによるご寄付により実施しています。引き続き、皆さまからの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

大型サイクロン・レマル、エビの養殖も漁もできなくなってしまったムシャラフさん(2024年6月7日更新)

大型サイクロン・レマルはベンガル湾で発生し2024年5月26から28日にかけてバングラデシュとインドの国境に上陸し、バングラデシュ南西部では特に洪水による大きな被害をもたらしました。

ピースウィンズは特に甚大な被害が報告されているバゲルハット県(人口約170万人うち想定被災者数は32.7万人~50万人)とパトゥアカリ県(人口約180万人うち想定被災者数は11.5万人~32.7万人)の2県を中心に日本から国際スタッフを派遣し、現地提携団体と協働して被災状況および被災地域内の支援ニーズの調査、ならびに脆弱性(ぜいじゃくせい)の高いコミュニティーを対象に緊急物資配布などの支援を実施しています。

2024年6月3日に日本より現地入りしたスタッフが、バゲルハット県の南部のシャランコラ地区を訪問しました。
最も被害が大きい地域の1つバゲルハット県の南部のシャランコラ地区にあるサウスカリという村はボラ川沿いにあり、バングラデシュでも有数の小エビの養殖が盛んな地域です。

ムシャラフさんと壊れた船(2024年6月 バングラデシュ・バゲルハット県)

サウスカリ村に住むモシャラフさんは10人家族(2世帯)ですモシャラフさんはエビの養殖のほかに、ボラ川で漁船による漁もしています。しかしサイクロンにより漁船が浸水したため、船が使えなくなってしまいました。被害は船だけでなく、家屋にも及びました。家の前にある川の水位が上昇し、家が床上浸水し、全壊してしまいました。

全壊してしまった家(2024年6月 バングラデシュ・バゲルハット県)
ムシャラフさんの家の中(2024年6月 バングラデシュ・バゲルハット県)

「私たちの家にあった食料や家財道具はすべて川に流されてしまいました。漁に必要な船も壊れてしまいましたが、修繕するお金もありません。養殖に必要な漁網も流されたため、家族10人の生活を支えることはとても難しいです。」とムシャラフさんは話します。

ムシャラフさん一家(2024年6月 バングラデシュ・バゲルハット県)

「サイクロンが来る前に近所の学校が避難所として開放されましたが、学校が再開したため、この家しか戻るところがありません。」とムシャラフさんの妻のコヒノールさんが、厳しい生活環境について説明してくださいました。

サイクロン・レマルの被害は想像以上に大きいものでした。まだ周辺には水が引いていない場所も多く、衛生環境の悪化も心配です。

沿岸部の全壊してしまった家屋(2024年6月 バングラデシュ・バゲルハット県)

ピースウィンズはサイクロン・レマルの被災状況の調査を続けるとともに、必要な支援を提供する準備を進めていきます。

本事業はジャパン・プラットフォームからの助成金や個人・法人の皆さまによるご寄付金により実施しています。引き続き、皆さまからの温かいご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

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認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

認定NPO法人ピースウィンズ ・ジャパンは、日本に本部を置き、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人々を支援する国際協力NGOです。これまでに世界37の国と地域で活動してきました。日本国内での社会問題の解決を目的とした活動にも力を入れており、地域活性化や犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動などに取り組んでいます。
医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」を運営し、国内外の災害被災地で支援活動を行っています。

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