令和6年能登半島地震緊急支援(ピースウィンズ・ジャパン)

寄付受付開始日:2024/01/01

  • 領収書あり
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石川県珠洲市 2024年1月3日

認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2024/06/10

石川県能登半島で震度7の地震が発生、皆様のご支援をお願いいたします。

2024年1月1日午後16:10ごろに石川県能登地方で発生した震度7の地震を受けて、空飛ぶ捜索医療団は、医師・看護師やレスキュー隊員、災害救助犬チームからなる緊急支援チームを現地に派遣しました。

広島県神石高原町の本部を出発した空飛ぶ捜索医療団の緊急支援チームは、すでに現地入りし情報収集を開始。倒壊、土砂崩れが数多く確認されるなか、被災状況や支援ニーズの調査および捜索・救助支援、医療支援、緊急物資支援等を実施しています。

石川県穴水町 2024年1月2日

2024年1月2日早朝には、緊急支援チーム第2陣が、広島県神石高原町からヘリコプターで飛び立ち、石川県能登半島の被災地域に向かいました。

広島県神石高原町 2024年1月2日

皆様からのご寄付は、現地のニーズを調査の上、被災地域での食料、水、医薬品、衛生用品、避難所などの緊急支援に活用します。
また緊急支援後は、地域主導の長期的な復旧・復興支援を支援します。

被災地に、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。

<寄付受付期間延長のお知らせ>
現在の活動では避難所から仮設住宅に移った際の孤立を防ぐためのコミュニティー支援や健康相談など保健医療福祉支援を継続しています。現地では復旧・復興に向け進み出しているなか、2024年6月3日にはさらに地震が発生するなど、不安が拭えない状況が続いています。日常を取り戻すには中長期的に被災地に寄り添う支援が必要です。そのため、寄付受付期間を延長いたします。(2024年6月10日更新)

寄付金の使いみち

皆様からいただいたご寄付は、被災地の人々を支援するために、大切に活用させていただきます。

・医療支援
・捜索・救助活動
・その他被災地のニーズに応じた支援
・支援に伴う事務局運営費
※本災害の緊急支援活動に必要な資金が集まり、もし剰余資金が発生した場合は、今後の大規模災害に備えた装備・機材の維持費用にも活用させていただきます。

※ピースウィンズ・ジャパンの寄付金の取扱規程は下記をご参照ください。
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン寄付金等取扱規程(PDF)

活動情報

更新日:2024/06/10

過去の災害からの教訓を。仮設住宅入居後の「孤立」を防ぐ(2024年6月10日更新)

発災から5カ月 支援をダイジェストでご紹介します

過去の災害からの教訓を。仮設住宅入居後の「孤立」を防ぐ

珠洲市内の住宅街(2024年4月 石川県珠洲市)

住み慣れた地域コミュニティーや避難所での共同生活を離れ、仮設住宅へ引っ越した方々が抱える重要な課題の一つとして「孤立」があります。

仮設住宅への入居によって日常に落ち着きを取り戻す半面、震災で目の当たりにした悲惨な記憶がよみがえってしまったり、将来への不安に対して独りで悩みを抱えてしまうことで、深刻な精神疾患や持病の悪化を招いてしまうおそれがあります。

最悪のケースでは悩みや不調を訴えることができないまま、人知れず自ら命を絶たれてしまう場合も少なくないことが、過去の災害からも明らかになっています。(厚労省:東日本大震災仮設住宅住民における自殺念慮の疫学調査)

コミュニティー支援での和菓子作り教室にて(2024年5月 石川県珠洲市)

空飛ぶ捜索医療団では、発災直後から被災者の方々に寄り添い、仮設住宅に被災者の方々が移り始めた当初から全戸訪問を実施。今でも入居する方々を対象に和菓子教室やお茶会などさまざまな催しを企画して、皆さんが気軽に立ち寄れる場(コミュニティー支援)を提供しています。

こうした催しものが、ささやかな日常会話を重ねる場となり、また仮設住宅への入居をきっかけに初めてお隣同士になられた方々との新しい関係性づくりにもつながっていくことを願っています。

仮設住宅入居者への健康相談で血圧を測る看護師(2024年5月 石川県珠洲市)

また、空飛ぶ捜索医療団の看護師も催しに参加し、その場で血圧測定を行ったり、「眠れていますか?」「痛いところとか、不調はないですか?」など最近の困りごとを伺うなど健康相談にも取り組んでいます。

被災地に追い打ちをかけるように地震続く

2024年6月3日に発生した地震によって壁から落ちた事務所の時計(2024年6月 石川県珠洲市)

2024年6月3日(月)6時31分、またしても石川県能登地方を震源とするM5.9の地震が発生しました。現地に常駐している空飛ぶ捜索医療団のスタッフ全員の無事を確認しましたが、住民の方々の不安は計り知れません。

いまだに手つかずの倒壊家屋の一部(2024年5月 石川県珠洲市)

私たちが支援活動を続けている珠洲市では、いまだに倒壊した家屋が手つかずのままの地域が多く見受けられます。
被災地を発災直後から支える市の職員などの方々も、そのほとんどが「被災者」です。引き続き、あらゆる支援を届ける民間団体として「共助」の役割を担い、目の前の人に寄り添ってまいります。

【令和6年能登半島地震】地元のチカラで立ち上がる被災地。空飛ぶ捜索医療団も拠点を大移動(2024年5月7日更新)

【能登半島地震】支援を支えてきた拠点を撤収? その理由とは……

全人口のほとんどが被災した石川県珠洲市。現地で緊急支援を開始して以降、約1カ月が経過した時期から空飛ぶ捜索医療団は市内にベースキャンプを設置し、一日も途切れることなく支援活動を続けています。

上空から撮影したArrowsベースキャンプの様子(2024年4月 石川県珠洲市)

このベースキャンプでは、支援活動に入った私たちの生活自体を自己完結し、被災地の貴重なインフラに負担をかけず、かつ、近隣の方々にも提供を可能とした設備を設置していました。

拠点を移し、被災地の新たな支援のフェーズに順応する

Arrowsベースキャンプ撤収の様子(2024年4月 石川県珠洲市)
Arrowsベースキャンプ撤収の様子(2024年4月 石川県珠洲市)

医療、食料、水などすべての支援を行う段階から、地元の人々の力で立ち上がることができるまでに復旧したものからは徐々に支援の手を引き、必要な支援に注力できるよう現地の支援は日々調整されます。その中の調整の一つとして私たちの支援の在り方(拠点の移動)も、新たな拠点への移動を決定しました。

変わらない状況へのジレンマ

がれきのそばに咲く桜(2024年4月 石川県珠洲市)

2024年4月時点でも珠洲市内では信号機も傾いたまま動いている状態。そして変わり果てた街並みは変化することなく、がれきの山はいまだに至るところに存在しています。

また、避難所となっていた学校が再開するものの仮設住宅の建設が追いついておらず、そこに避難していた人はさらに新しい避難所へと移動せざるを得ないなど、新年度を迎えた被災地では新たな課題にも直面していました。

珠洲市職員とArrowsメンバーの抱擁(2024年4月 石川県珠洲市)

劇的な改善が難しい復興状況の一方で「桜も咲いてツバメも戻ってきて、世界は先に進んでいるのに珠洲は今もあの時から止まっているように感じる。でも皆さんの顔を見ると元気が出るんです。」と、緊急支援初日から伴走している市の職員の方はおっしゃってくださいました。

2024年3月から水道の復旧作業が続いていますが、未だ着手が未定の地区もあり、県の最新の報告ではまだ約5,310戸で断水が続いています。
国土交通省ホームページ:令和6年能登半島地震における被害と対応について

今後も支援活動を通して被災地の人々に寄り添い続けます。

【令和6年能登半島地震】仮設住宅に生活家電の配布支援を実施(2024年4月17日更新)

空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、中長期的な支援活動を視野にいれながら、発災直後から現在に至るまで、一日も途切れずに被災地での支援活動を続けています。2024年3月に入り、医療は地元の病院に引き継ぎ、緊急支援はひと区切りしましたが、珠洲市では2024年4月に入っても広い地域で断水が続いている状況で、多くの方が避難生活を続けています。今後は、私たちの活動は復興に向けた生活を支えていく支援に重点をおいていくことになります。

市との連携も次なる段階へ

仮設住宅へ家電を届ける様子(2024年4月 石川県珠洲市)

これまでは医療支援を軸に避難所支援、物資支援などを行ってきましたが、2024年3月には、完成された仮設住宅への入居支援がスタート。空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”を運営するピースウィンズ・ジャパンは、仮設住宅に入居される方々を対象に、備え付けられている洗濯機、冷蔵庫、テレビ以外で、新しい暮らしに不足している生活家電の支援を行っています。

・掃除機、扇風機

配布した掃除機、洗濯機(2024年4月 石川県珠洲市)

・オーブントースター

配布したオーブントースター(2024年4月 石川県珠洲市)

・ヒーター

配布したヒーター(2024年4月 石川県珠洲市)

・ホットプレート

配布したホットプレート(2024年4月 石川県珠洲市)

このほか、こたつ布団、テーブル、ドライヤーや炊飯器なども準備し、それぞれの家電にポイントを付与。希望する家電に付与したポイントの合計に上限を設けて、それぞれの家庭で必要な家電を選べるように配慮しました。

今回の家電支援では、住み慣れた場所を離れ、暮らす場所を変えざるを得ない被災者の方々へ、被災前の暮らしになるべく近い環境を整え、復興に向けた生活をサポート。今後も引き続き市との連携を図り、必要とされる支援を届けていきます。

※この家電配布事業は被災者の皆さまの生活再建を少しでも応援するため、ジャパン・プラットフォームとUSAID(米国合衆国国際開発庁)の助成金を活用して行っています。

【令和6年能登半島地震】発災から2ヵ月半、被災地のいま。インフラはどこまで復旧したのか?(2024年4月16日更新)

上空から撮影した珠洲市の様子(2024年3月 石川県珠洲市)

能登半島での大規模地震発生から2カ月半が過ぎました。人々の日常生活は、どこまで戻ってきたのでしょうか。今回は、空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”のメンバーが支援活動を行っている石川県珠洲市より、現地の様子と私たちの支援活動についてお伝えします。

陸路の復旧。金沢~珠洲間は“6時間”から“3時間”に
今回の災害では、地盤の隆起などによる道路の損傷が激しく、当初、金沢市から奥能登に位置する珠洲市までは本来なら車で2時間半ほどの道のりに約6時間近くかかっていました。その後、修復作業が進み、寸断されていた道路も開通されるようになり、現在はおよそ3時間程度で行き来ができます。

依然として一部通行止めになっていたり、車線数や速度が制限されたりしている箇所もありますが、所要時間が大幅に短縮され、災害ボランティアを輸送する支援車両などがよりスムーズにたどり着けるようになったことは、大きな変化です。
こうした陸路が復旧したことによって郵便や宅急便などの配達サービスも再開。珠洲市宛の荷物も一部運送事業者で受付ができるようになりました。

遅れる水道の復旧。水を自由に使えない生活
市内で約4,800戸が断水した珠洲市では、2024年3月10日にようやく一部地域で水道が復旧しました。しかし、多くの家ではいまだ水が出ない状況が続いています。各戸の通水を実現するには、上下水道だけでなく、屋内配管の損傷まで修復する必要があり、市内全域が復旧するまでにはまだまだ時間がかかるといわれています。

空飛ぶ捜索医療団の現地支援活動の責任者を務める橋本笙子は、今回の災害を困難なものにしている最も大きな要因は、この「水の問題」だと指摘します。地震によって上下水道が破壊され、発災から2カ月半がたった今もなお市内の大部分で水道から水が出ないという状況は、長年災害支援に携わってきた橋本でも経験がないほど厳しい状況です。

汚物を自分たちで捨てる簡易トイレの生活

避難所となった公民館のトイレ(2024年3月11日 石川県珠洲市)

日頃は当たり前のように使い、あまり意識することのない水道ですが、水が使えないと、どのような問題が生じるのでしょうか。

まず、困るのがトイレです。水が流れないため、トイレにビニール袋を被せ、汚物は自分たちで捨てる簡易トイレを使用したり、避難所の外に設置された仮設トイレで用をたさなければならない生活が現在も続いています。

この汚物を固める凝固剤などが入った災害用トイレキットは、支援物資としても数多く被災地に届いていますが、1人が1日に何回も使用するため消費も早く、供給が十分に追いついていない状況です。

また、雨や雪が降っている日や、真っ暗な夜間などに外の仮設トイレに行かざるを得ない状況は、心理的にも大きな負担になります。ライフラインのなかでも水道の復旧は急務とされていますが課題が多く、今だ復旧のめどがたっていないのが実情です。

お風呂やシャワーに入れない
避難生活が長期化するなか、お風呂やシャワーなども大きな問題となっています。空飛ぶ捜索医療団は、民間企業と連携し、2024年1月5日には珠洲市での給水支援を開始しました。こうした給水を活用して、被災地では自衛隊がお風呂支援を実施したり、民間支援団体による無料シャワーなどが提供されたりしています。

自衛隊のお風呂は、銭湯のように洗い場と広い湯船がある本格的なもの。夜間など特定の時間帯には支援関係者にも開放されています。避難者にとっても支援者にとっても欠かせない支援になっていますが、待合テントで順番を待ってから入り、寒いなか帰らなくてはいけない仮設のお風呂は、いつでも気兼ねなく入れる自宅のお風呂とはやはり異なります。

食器や生鮮野菜が自由に洗えない

避難者の方々による炊き出し(2024年3月8日 石川県珠洲市)

水道の水が自由に使えない状況は、食にも大きく影響します。現在も各地から炊き出し支援が集まっているほか、避難所の方々が共同で煮炊きをしていますが、調理器具を洗ったり、水洗いが必要な生鮮野菜などを自由に調理することがままならない状況です。

そこで空飛ぶ捜索医療団では、避難所での共同炊き出し用に水洗いが少なくてすむ野菜を届けたり、キッチンカーによる炊き出しを受け入れる調整を行ったりしています。

コンビニ、スーパーが再開。地元経済を再生させるためにできること
珠洲市内でも、コンビニやドラッグストア、スーパーマーケットなどが営業を再開し、多くの人が訪れています。ただし営業できるのは、「応急危険度判定」で安全性が確認された建物のみ。こうした被害状況が小さく、二次災害の可能性が低いと判断されたコンビニでも、現在は9~18時など時間に制限を設けて営業している店舗が多く、また品ぞろえは少な目でお弁当の棚などはお昼を待たずに空になってしまうことも。

午前11時半のコンビニの弁当コーナー(2024年3月11日 石川県珠洲市)

一方で空飛ぶ捜索医療団も含めた外部の支援団体は、被災者の支援とともに地元経済の復興を後押しすることも考えていかなければなりません。発災直後の緊急期のように、全ての物品を無償提供する物資支援の方式は、再開した地元の商店などの営業を阻害しかねません。

少しずつ市内事業者が動き始めている現在は、人々の生活とともに停滞していた地元経済も再生させるために、原則として食品や生活用品の受け入れを停止するなど、地域全体の復興を見据えた支援活動が求められています。

仮設住宅への入居者に生活家電を支援

仮設住宅への家電支援の様子(2024年3月 石川県珠洲市)

今なお1,000人以上が避難所での生活を余儀なくされており、仮設住宅の建設が始まっていない地区もありますが、2024年2月上旬から珠洲市でも仮設住宅への入居がスタートしました。空飛ぶ捜索医療団では、被災者された方々が新しい環境をはじめるにあたって必要な生活家電を準備する入居支援に取り組んでいます。この支援のほか、今後は地元の医療機関の再開を促進するために医療資機材の支援なども行う予定です。

空飛ぶ捜索医療団は、これからも能登の人々と地域に寄り添い、未来を見据えた必要な支援を、必要な人に届けていきます。

医療・物資・避難所支援の連携が災害関連死を防ぐ(2024年2月21日更新)

空飛ぶ捜索医療団は、2024年1月1日の「令和6年能登半島地震」発災から翌2日の早朝に現地入りして以降、珠洲市を拠点に現在も支援活動を続けています。この継続的な支援活動の大きなテーマとなっているのが「災害関連死」です。空飛ぶ捜索医療団は、この課題に対しどのような対策を行っているのか。これまで実施してきた避難所支援チームの取り組みについてご紹介します。

生涯学習センターでの診療の様子(2024年1月28日 石川県珠洲市)

詳細は、ジャーナル記事からご覧ください。

【令和6年能登半島地震】医療・物資・避難所支援の連携が災害関連死を防ぐ

また、発災から2カ月近くが経過する中で、避難所での被災者の方々の様子にも、徐々に変化がみられてきました。
被災者の方々ととも歩む中でみえた、避難生活の「今」を動画でお届けします。

【令和6年能登半島地震】避難所での小さな変化をご紹介します

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寄付人数
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認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

認定NPO法人ピースウィンズ ・ジャパンは、日本に本部を置き、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する国際協力NGOです。これまでに世界37の国と地域で活動してきました。日本国内での社会問題の解決を目的とした活動にも力を入れており、地域活性化や犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動などに取り組んでいます。
医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」を運営し、国内外の災害被災地で支援活動を行っています。

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