パレスチナ・ガザ緊急支援 飢餓と水不足に苦しむ人々を守る支援を(ピースウィンズ・ジャパン)

寄付受付開始日:2023/10/09

  • 領収書あり
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支援物資を受け取る男の子(2024年9月29日 パレスチナ・ガザ地区中部デール・アル・バラハ県)

認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2024/11/12

ガザ地区では空爆で多くの一般市民が犠牲になっています

2023年10月7日現地時間の朝7時前(日本時間13時前)、パレスチナのガザ地区からイスラエルに向けて大量のロケット弾が発射されました。イスラエル軍は、これに応戦してガザ地区を空爆し、双方に死傷者が出ています。パレスチナ側の武装勢力がイスラエル側に侵入し、各地で戦闘が続いている状況です。

パレスチナ・ガザ地区内の状況
2023年10月に、イスラエル軍によるガザ地区への大規模軍事攻撃が開始されて1年以上が経過しました。ガザ地区の状況は悪化の一途をたどっており、全人口の6割近くにあたる124万人以上が飢餓状態に陥るなど、未曽有の人道危機が起きています。
特にガザ地区の北部では2024年10月以降再び住民への退避命令が出され、域内で家を追われた人々が急増し、避難所の物資不足が極めて深刻になっています。

イスラエル軍による無差別攻撃で家、故郷、大切な人を失い、飢餓や水不足に苦しむ人々の命を守るために、皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。

給水支援の様子(2024年9月21日 パレスチナ・ガザ地区北部ガザ市)
支援物資を受け取る女の子(2024年9月29日 パレスチナ・ガザ地区中部デール・アル・バラハ県)

ピースウィンズのこれまでの支援と現在実施中の緊急支援
ピースウィンズは、これまでガザ地区にて子どもや若者への支援、また、空爆後には被害を受けた市民への緊急食料配布などを行ってきました。
2023年10月に情勢が悪化して以降は、紛争被害者への食料、衛生用品の配布や給水を行い、人々が生命を維持できるよう支援活動を行っています。

給水支援の様子(2024年9月15日 パレスチナ・ガザ地区中部デール・アル・バラハ県)

イスラエル軍によるガザ地区への攻撃により、2024年10月16日時点で少なくとも42,409人が死亡、99,153人が負傷し、約6,400人が行方不明となっています。そして、今この瞬間も、多くの人々が無差別攻撃にさらされ、何度も地区内での避難を余儀なくされています。

ピースウィンズは、いかなる理由があっても武力による暴力には賛同しません
ガザ地区からのロケット弾発射とイスラエルによるガザ地区の空爆は、これまでも繰り返されてきましたが、今回はこれまでと規模が違います。ハマス戦闘員がイスラエル側に侵入し、イスラエル兵士を人質にとっていることに対し、イスラエルは「戦争状態にある」と宣言し、状況のさらなる悪化が懸念されます。

ピースウィンズは、いかなる理由があっても武力による暴力には賛同しません。人々の安全が一日も早く確保されるよう、武力攻撃の停止を求めます。

<寄付受付期間延長のお知らせ>
ガザへの攻撃が収まらず、市民の被害がますます拡大しています。国内避難民は190万人を超え、子どもを含む多くが十分な食事をとれていません。厳しい状況下にありますが、私たちは現地の人々の協力を得ながら食料や衛生用品などをお届けしています。一日も早い停戦を願いつつ、しかし、停戦が実現してもしばらくは支援を要する厳しい状況が続くと予測されますので、寄付受付期間を延長いたします。(2024年9月6日更新)

寄付金の使いみち

皆様からいただいたご寄付は、パレスチナ緊急支援活動に使用します。

(想定される支援例)
・被害を受けた方への緊急支援
・食料支援
・緊急物資支援
・その他被災地のニーズに応じた支援
・支援に伴う事務局運営費

※現地の状況によって支援内容・活動内容が変更・追加となる場合があります。
※ピースウィンズ・ジャパン寄付金など取扱規程は下記をご参照ください。
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン寄付金等取扱規程(PDF)

活動情報

更新日:2024/11/12

ガザ市で給水を再開しています!(2024年11月12日更新)

皆様からの温かいご支援により、2024年11月1日よりガザ市内での給水を再開して、実に2週間ぶりに避難所に安全な水を届けることができました。

給水の様子(2024年11月3日 ガザ市内の避難所)

2024年10月にイスラエル軍が北ガザ県で行った掃討作戦を受け、多くの人々がガザ市に押し寄せています。避難所は人であふれ、生活環境の衛生確保が困難となっており、水をはじめとした物資の不足は極めて深刻です。

前回、ガザ市で避難所になっている14の学校で実施した給水支援が終了した後、給水所には水を求める人々が殺到したそうです。しかし、給水所では燃料や消毒薬が不足しており、安全な水を今までのように供給できない状況が続いていました。この間、市役所が水を供給していましたが、その水質は非常に悪く、健康への影響が懸念されていました。

また、ピースウィンズが支援していた避難所のうち2カ所はイスラエル軍の空爆による直接的な被害を受け、合わせて16人が亡くなり、11人が負傷しました。その中には、避難所の運営を主導していた避難者も含まれています。

空爆を受けた避難所(2024年10月21日 ガザ市内の避難所)

イスラエル軍による無差別攻撃が今なお続く中、現地の給水業者や避難所の責任者、ピースウィンズのスタッフは懸命に支援にあたっています。

ピースウィンズのスタッフと避難所の責任者(2024年10月21日 ガザ市内の避難所)

人々の生命を守るための給水支援を継続できるよう、皆様の温かいご支援を改めてよろしくお願いいたします。

【パレスチナ】人々の命を救うために、水が今すぐ必要です!(2024年10月11日更新)

2024年10月6日、イスラエル軍が北ガザ県に大規模な攻撃を行い、同県の住民に対して退避命令を出しました。
その結果、新たに数千人の人々が家を追われ、避難生活を余儀なくされています。学校に設置された避難所の責任者からは、「もともと水不足が極めて深刻だったところに、大勢の人々が逃げてきたため、清潔な飲み水や生活用水が枯渇してしまった。一刻の猶予もない」と悲痛な声が届きました。言うまでもなく、水なくして人は生きていけません。

ピースウィンズは、2024年9月から、ガザ市にて避難所となっている14の学校で給水支援を行っていますが、もともとひっ迫していたニーズがますます高まったことを受け、給水量を増やして対応することにしました。

給水支援の様子(2024年10月3日 パレスチナ・ガザ)
給水支援の様子(2024年10月3日 パレスチナ・ガザ)
給水支援の様子(2024年10月1日 パレスチナ・ガザ)

ガザの人々は、これまで草の根レベルで地道な支援活動を行ってきたわれわれのような日本のNGOに大きな期待と信頼を寄せてくれています。

ぜひ、みなさまのお力を貸していただけますよう、よろしくお願いいたします。

【パレスチナ】ガザ中部の避難民キャンプで野菜を配布しました(2024年9月6日更新)

ガザ地区では現在、確認されている死者が4万人を超え、負傷者は9万人に達しました。また、ガザの人々の約85%にあたる190万人以上が住んでいた家を追われ、国内避難民となっています。
ピースウィンズは、2023年10月のイスラエルとガザ間の武力衝突開始直後から、食料やせっけんなどの衛生用品や赤ちゃん用品などの生活物資、飲料水の配布や、障害のある人たちがそれぞれの必要を満たすための現金給付などの緊急支援を続けています。

2024年7月には、パレスチナガザ地区中部デール・アル・バラハの避難民キャンプで、トマトやピーマンなど数種類の野菜をパッケージにして配布しました。

難民キャンプに支援物資の野菜を運び込むスタッフ(2023年7月 パレスチナガザ地区中部デール・アル・バラハ 避難民キャンプ)
難民キャンプに支援物資の野菜を運び込むスタッフ(2023年7月 パレスチナガザ地区中部デール・アル・バラハ 避難民キャンプ)
支援物資の野菜を受け取る子ども(2023年7月 パレスチナガザ地区中部デール・アル・バラハ 避難民キャンプ)
支援物資の野菜を受け取る子ども(2023年7月 パレスチナガザ地区中部デール・アル・バラハ 避難民キャンプ)
支援物資の野菜を受け取る男性(2023年7月 パレスチナガザ地区中部デール・アル・バラハ 避難民キャンプ)

ピースウィンズの支援を受け取った方々からは以下のような声が寄せられました。

「食料パッケージの量に大変満足しています。自分で購入しようと思うと、提供される量の4分の1も買えません」
「みんな自分の分け前がもらえることを知っているので、何の問題もなく自分の順番を丁重に待っています 」
「水へのアクセスは、人間の生活の基本です。安全でない飲み水は、死を宣告されるようなものです。急性の下痢性疾患も同様に危険です」

こうした声を聴くと、現地がいかに深刻な状況かということと同時に、過酷な状況にあっても人々が秩序を保って暮らしているということが伝わってきます。
2024年10月で大規模な武力衝突から1年がたつガザでは、いまだ多くの一般市民が命の危機にさらされており、最悪を更新する状況が続いています。

ピースウィンズは、今後も脆弱(ぜいじゃく)な立場に置かれた人々に寄り添い、少しでも状況を改善できるよう活動していきます。

ガザで避難生活を送る障害のある人たちに現金を届けました(2024年6月13日更新)

今回のガザの危機が始まって5カ月がたった2024年3月、ピースウィンズのエルサレム事務所に一通のメールが届きました。送信者は、以前実施した「若者の就労支援(キャッシュ・フォー・ワーク, CfW)事業」の参加者で、車いす利用者のAyaさんでした。

北ガザに住んでいたAyaさんは、大学で経営学・会計学を修め、先のCfW事業では特別支援学校で事務の業務にあたっていました。彼女からのメールには、2023年10月7日以降の情勢悪化を受け、北ガザ県から中部地域へ避難して不自由なテント生活を送っていること、自身の周囲で同じく避難生活を送る障害者の厳しい生活状況が記されていて、私たちは何とか支援が届けられないか検討を始めました。

ガザは通信事情も悪く、メールのやりとりにも困難があるのですが、AyaさんとSNSなども利用したやりとりを重ね、それぞれのニーズに応えられる現金給付の実施を彼女が所属する「ガザ障害者ユニオン」を通じて実施することを決めました。同時に、日本の障害者の団体である「DPI日本会議」と「全国自立生活センター協議会」に相談し、彼らを通じて「ゆめ風基金」からこの活動の資金援助を受けられることとなりました。

CfWで仕事中のAyaさん(2023年8月22日 北ガザ県ジャバリアの聴覚障害児向け教育施設)

その間にもイスラエル軍による軍事攻撃が続き、インフラの破壊等で事業の実施は困難を極めましたが、2024年4月下旬から5月初旬にかけて、障害のある82人に一人当たり現金300~500シェケル(13,000~21,500円相当)を配布することができました。

障害のあるスタッフが現金を直接届けました(2024年4月 パレスチナ・ガザ)

現金を受け取った方からは、「車いすを修理し、移動の自由が利いて支援にアクセスしやすくなった」「病気に苦しんでいたが、医薬品を購入することができた」「野菜を買って子どもたちに健康的な食事を食べさせることができた」「衛生用品を購入し、テントの生活状況を改善できた」等の声が届きました。

現金を受け取る女性たち(2024年4月 パレスチナ・ガザ)

現場で実施を担った「ガザ障害者ユニオン」のチームは、自身も過酷な避難生活を送る中、精力的に事業に取り組み、完遂してくださいました。

チームの責任者は、「日本の障害者の皆さんから、ガザの障害者のために寄付金が集められたと知らされたときのことは忘れられません。それは、日本の人々の真摯(しんし)で感動的な姿勢を表していて、私は大いに感動し、また勇気づけられました。そして、ガザの障害のある人たちに『日本にはあなたたちを支援し、応援している友人がいます』というメッセージを届けることができました。彼らに(お金という)物質的な利益以上に精神的なサポートを届けることができました。共に仕事ができたことを光栄に思います」とのメッセージを寄せてくださいました。

障害者ユニオンのチーム(2024年4月 パレスチナ・ガザ)

ガザ地区では、イスラエル軍による無差別攻撃が8カ月を超え、2024年6月5日現在で既に36,000人以上が殺害され、81,000人以上が負傷しました。

2024年5月7日以降、150万人以上の家を追われた人々が押し寄せていた南部ラファを始め、多くの地域でイスラエル軍が大規模な地上侵攻を行い、市民の犠牲は後を絶ちません。エジプトからの物資搬入が行われていたラファ検問所も制圧され、同国からの支援物資が激減し、もともと「破滅的」とされていた飢餓状態にさらに追い打ちをかけています。

再退避を余儀なくされ、浜辺に新たな拠点が作られています(2024年5月 パレスチナ・ガザ)

ガザでは筆舌に尽くしがたい状況が続いていますが、ピースウィンズは今後も「必要な人に必要な支援を」を合言葉に、脆弱(ぜいじゃく)な立場に置かれた人々に寄り添い、少しでも状況を改善できるよう活動してまいります。

非常に厳しい状況が日々悪化しているガザの人々に食料を届けています(2024年3月22日更新)

ガザ地区の情勢が著しく悪化してから、5カ月以上が経過しました。
イスラエル軍による攻撃の犠牲となる市民は後を絶たず、2024年3月20日現在で既に31,000人以上が殺害され、73,000人以上が負傷しました。

ガザ市の破壊された住居 スタッフ撮影(2024年1月29日 パレスチナ・ガザ)

2023年10月7日以前から人口の約半数が貧困状態にあったガザ地区では、長期化する軍事攻撃と封鎖の影響で人道危機が一層深刻になっています。
食料や飲み水の不足は一刻の猶予もない状況です。国連によると、ガザの人口約220万人のほぼ全員が飢餓のリスクに直面しており、うち約190万人以上が「緊急の」もしくは「破滅的な」栄養失調の状態にあります。

ガザの外から搬入される食料には限りがある中、支援物資を輸送するトラックや配布場所への攻撃も相次いでおり、食料が絶対的に足りません。特に南部ラファでは、150万人以上の人々が避難してきているために、食料などの物資の入手は極めて困難になっています。

テントが密集する南部ラファの様子。提携団体スタッフ撮影(2024年2月29日 パレスチナ・ガザ)

こうした危機的状況に対処するべく、ピースウィンズはジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受けて、食料を中心とした物資配布の事業を引き続き実施しています。

2024年2月末までに、ガザ地区南部のラファで785世帯、中部デール・アル・バラハで500世帯に野菜を配布しました。封鎖に伴う物資不足の影響で、ガザ地区内部で食料や衛生用品を調達するのは極めて困難ですが、農地の野菜は辛うじて手に入る状態です。

受け取った人々からは、「飢えが満たされ、家族の笑顔を久しぶりに見ることができた」「ぜひこの支援を続けてほしい」という声が寄せられました。また、1,176世帯分の食料パッケージ(豆やツナの缶詰、米、小麦粉、粉ミルク、チーズ、食用油など)を積み込んだトラックが2024年3月2日にエジプト国境を越えてガザ地区中部に到着し、配布が完了しました。

南部ラファでの食料配布の様子。提携団体スタッフ撮影(2024年2月16日 パレスチナ・ガザ)

今後は、提携団体と共に新たに約3,000世帯分(トラック3台分)の食料をエジプトから搬入する他、ガザ地区内で現地業者から買い取った食料を南部ラファで約1,250世帯分、北部のガザ市で400人分ずつ配布する予定です。また、ガザ市では飲料水の支援も行う予定です。

中部デール・アル・バラハでの食料配布の様子。提携団体スタッフ撮影(2024年2月29日 パレスチナ・ガザ)

ピースウィンズの2人の現地スタッフは、いずれも肉親や友人をイスラエル軍の銃撃により亡くす等、数々の筆舌に尽くしがたい経験をしています。それにもかかわらず、提携団体との調整や現地の情勢の報告等を通じてわれわれの活動を支えてくれています。

しかし、長期化する避難生活は厳しさを増す一方です。「妻が精神的に参ってしまって何も食べられなくなってしまった」、「兄が殺害されてから、私の娘はずっとおじを失った悲しみに暮れている」「父が拘束された」などの悲痛なメッセージが頻繁に届きます。

イスラエル軍による無慈悲な軍事攻撃が収まる気配が未だ見えない中、今後の支援活動は一層困難になることが予想されますが、今後もピースウィンズはあらゆる手段を用いて支援活動を継続していきます。

南部ラファで配布する食料を準備する様子。提携団体スタッフ撮影(2024年2月19日 パレスチナ・ガザ)

他方、改めてここで強調したいのは、ガザ地区の人々が最も求めているのは、恒久的な停戦の実現だという事です。
市民の殺りくが止まない限り、いくら食料や衛生用品を確保できても、人々が日常を取り戻すのは不可能です。
イスラエル・パレスチナ双方の市民がこれ以上犠牲にならないために、一刻も早い停戦を訴えてまいります。

支援者の皆様のお力添えを、何卒よろしくお願い申し上げます。

長期化する情勢悪化。追いつめられるガザ。(2024年3月4日更新)

ガザ市の破壊された住居、スタッフ撮影(2024年1月6日 パレスチナ・ガザ)

空爆と地上侵攻、物資の封鎖が長期化した影響で、ガザ地区における人道危機は一層深刻化しています。
国連によると人口の約85%にあたる190万人以上が家を追われており、食料、飲料水、医薬品などあらゆる物資が不足しています。

ピースウィンズのスタッフによると、特にエジプト国境の検問所から離れたガザ地区北部に入ってくる援助物資は非常に限られており、飲料水と食料の不足が極めて深刻だとのことです。

ガザ市に留まる彼は親戚の家の井戸から塩分の混じった水をくみ上げて飲んでいますが、それでも水の絶対量が不足しているため、求めて来る人が後を絶たないようです。

「井戸水をくみ上げるには発電機でポンプを動かす必要があるが、ガソリンが手に入らないので代わりにガスを使っている。このやり方はとても危険で、手をやけどしてしまったが仕方ない。」との事でした。
水を十分に飲めない事による脱水症状や、塩分を含んだ水を飲み続けることによる健康被害も多く報告されています。

井戸水を運ぶためのポリ容器、スタッフ撮影(2024年1月 パレスチナ・ガザ)

また、飢餓も深刻化しています。国連によると、ガザの人口ほぼ全員に相当する220万人が飢餓のリスクに直面しており、うち約38万人が「破滅的な」栄養失調の状態にあります。
スタッフの話によると、「主食のパンを作る小麦粉は長い間手に入らず、たまに流通しても2023年10月7日以前は1袋40シェケル(約1,600円)だったものが、今は700シェケル(約28,000円)する」とのことでした。

こうした危機的状況を受けて、ピースウィンズはジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成により、新たに食料を中心とした物資配付の事業を開始しました。
現在、提携団体と共に1,200世帯分の食料をエジプトから搬入する準備を行っております。また、ガザ地区内で現地業者から野菜を買い取り、中部・南部でそれぞれ500世帯分ずつ配付する予定です。

提携団体の担当者の中には、家をイスラエル軍の戦車に包囲された方、家族や親戚、同僚が死傷した方、自身も避難民となっている方が大勢います。自身と家族の安全を守るのに精いっぱいな状況の中でも「自分たちよりももっと苦しんでいる人がいる」と、支援活動に取り組む彼らには頭が上がりません。

2023年11月に実施した食料配布の様子、提携団体スタッフ撮影(2023年11月2日 パレスチナ・ガザ)

イスラエル軍による無慈悲な軍事攻撃が収まる気配が未だ見えない中、今後の支援活動は一層困難になることが予想されますが、今後も「必要な人に必要な支援を」を合言葉に、あらゆる手段を用いて支援活動を継続してまいります。

また、イスラエル・パレスチナ双方で無辜(むこ)の市民がこれ以上犠牲にならないために、一刻も早い停戦を訴えてまいります。

支援者の皆様のお力添えを、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

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認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

認定NPO法人ピースウィンズ ・ジャパンは、日本に本部を置き、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する国際協力NGOです。これまでに世界37の国と地域で活動してきました。日本国内での社会問題の解決を目的とした活動にも力を入れており、地域活性化や日本の犬の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動などに取り組んでいます。
医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」を運営し、国内外の災害被災地で支援活動を行っています。

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