モロッコ地震 緊急支援(ピースウィンズ・ジャパン)

寄付受付開始日:2023/09/10

  • 領収書あり
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認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2024/03/08

北アフリカ・モロッコで地震が発生
多数の死傷者が出ています

2023年9月8日深夜(日本時間9日午前7時過ぎ)、モロッコ中部でM6.8の強い地震が発生しました。
震源地に近い大都市のマラケシュなどでは、多くの住民が屋外で夜を過ごしたほか、世界遺産に登録されている旧市街ではモスクの塔が崩れたということです。
ロイター通信などの報道によると、死者・負傷者はともに2,000人を上回り、今もなお増え続けています(2023年9月10日現在)。

これを受け、ピースウィンズは、日本から支援チームを派遣し、緊急支援を実施します。

皆さまからのご寄付は、現地のニーズを調査の上、被災地域での食料、水、医薬品、衛生用品、避難所などの緊急支援に活用します。
また緊急支援後は、地域主導の長期的な復旧・復興支援を支援します。

被災地に、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。

<寄付受付期間延長のお知らせ>
2023年9月8日深夜(日本時間9日朝)にモロッコ中部でM6.8の地震が発生し、甚大な被害をもたらしました。ピースウィンズは、震災の影響により問題が深刻化しているにもかかわらず支援が特に不足している月経衛生管理に目を向け、現地提携団体と共に、被災女子を対象としてワークショップを開催し、月経用品を提供しています。より多くの被災女子が、月経期間を安全かつ衛生的に過して学校生活を安心して送り、将来の夢や希望に向けて前進できるよう、寄付受付期間を延長いたします。(2024年3月8日更新)

寄付金の使いみち

皆様からいただいたご寄付は、モロッコ地震の被災地・被災者支援活動に使用します。

・人や動物に対する食料および救急医療用品等の物資支援
・避難所への緊急物資支援
・被災地の復旧・復興支援
・その他被災地のニーズに応じた支援
・支援に伴う事務局運営費

※ピースウィンズ・ジャパン寄付金など取扱規程は下記をご参照ください。
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン寄付金等取扱規程(PDF) 

活動情報

更新日:2024/03/08

被災した女子生徒を対象に、月経衛生管理ワークショップを開催(2024年3月8日更新)

2024年1月、モロッコで現在実施している事業をモニタリングするため、スタッフが現地を視察しました。
2023年9月8日にモロッコ中部で発生した地震は、震源地に近いアルハウズ県やタルーダント県の山間部を中心に、深刻な被害をもたらしました。全壊、半倒壊、など学校が受けた被害は甚大で、現在も3,000人以上の生徒がマラケシュ市などの受け入れ先に分かれて退避生活をしています。

震災からの復旧・復興が長期化する中で、被災者が多く、かつ支援ニーズが多岐にわたることから、政府からの支援が行き届いているとは言えない状況が続いています。この状況に鑑み、現在、ピースウィンズは、特に支援が不足している月経衛生管理の問題に焦点を当て、被災した女子生徒を支援しています。

地方からの特待生らが生活するために建てられた「Dar Sraghna」と呼ばれる寄宿舎。現在は被災生徒の避難場所として利用されています(2024年1月17日 モロッコ・マラケシュ)

ピースウィンズは、現地のNGO団体「プロジェクト・ソア」と提携し、当該国の学校教育を管轄する政府機関と調整を重ね、マラケシュ市に避難している、もしくは避難指示区域外ではあるものの震災の被害が大きいアミズミズ村の学校に通う12歳から18歳の女子生徒を対象として、ワークショップを開催し、月経に関する正しい知識や繰り返し使える布ナプキンを含む月経衛生管理キットを提供しています。

被災した女子生徒たちは、社会文化的背景や貧しさから、震災以前より月経に関する知識や月経用品へのアクセスが限られていました。そのため、生徒に近い年齢で、かつ、専門的知識を兼ね備える現地医学部の女子大生を中心にワークショップの講師として選定し、事前トレーニングを重ねたうえでワークショップを実施しています。また、ワークショップへの参加者はなるべく各グループ20人程度とし、生徒一人一人に寄り添う時間を確保するよう努めています。

私たちが視察したワークショップに参加した女子生徒の中には、初経を迎えることが結婚できる年齢になったと誤って認識していた生徒や、月経用品が購入できないことから月経期間中は学校に行けなかった生徒がいました。特に、震災に伴い突如家族と離れて不慣れな土地や場所で避難生活を送るようになった女子生徒は、母親などに月経について尋ねることができなくなったため、月経期間中不安な気持ちで過ごしていたそうです。

ワークショップを通して講師が優しく寄り添い、月経についてわかりやすく説明することで、女子生徒たちは、一人、また一人と、今まで疑問に思っていたことを質問したり、今まで抱えていた不安な気持ちを打ち明けたりしてくれました。そして、ワークショップの最後には、女子生徒が、「支援者の皆さまへ」と、私たちに温かいハグと感謝の言葉をくれました。

月経衛生管理ワークショップの様子(2024年1月14日 モロッコ・マラケシュ)
ワークショップの講師と参加者、ピースウィンズスタッフとともに。月経衛生管理キットを持っています(2024年1月14日 モロッコ・マラケシュ)

地震被災から4カ月、震源地からは約71km離れたマラケシュ市を見ると、都市部は復興を遂げ、活気を取り戻したかのように見えます。またマラケシュ市は砂漠地帯のため、1月でも日中は25度を超えるほどの陽気です。しかし、一瞬にして生まれ育った家屋が崩れ去った経験、ご家族やお知り合いを亡くした経験など、計り知れないトラウマを抱えた生徒たちの心の傷は、そう簡単に癒えるものではありません。

また、その悲しみの中、女子生徒たちは、震災によってさらに深刻化している「生理の貧困」により、非衛生的な月経管理に起因した感染症などのリスクに直面しているとともに、月経期間中は欠席するなど学業の継続が脅かされているのです。

ピースウィンズは、被災した女子生徒が月経期間を安全かつ衛生的に過し、将来の夢や希望に向けて学びを継続できるように、一人一人の生徒に寄り添う支援を、これからも進めてまいります。引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

「もうひとりぼっちじゃない」被災犬タラのものがたり(2023年10月12日更新)

ピースウィンズは2023年9月8日の地震発災3日後から6人のチームで現地入りし、被災地支援を行ってきました。現地での活動に現地の事情に通じ専門分野で活動してきた現地提携団体との連携は不可欠です。今回は、動物保護支援を行う提携団体についてご紹介します。

MAAの活動の様子(2023年9月 モロッコ)

モロッコ・アニマルエイドMorocco Animal Aid(MAA)はモロッコで2018年に設立された動物保護支援団体です。ボランティアを含めた50人が5つあるシェルターで500頭以上の保護動物の支援を行っています。

メインのシェルターはアガディールから北へ15kmのところにあり、300頭の犬と猫、数頭の引退後の馬やロバを保護しており、手術や重症の動物の対応をする「クリティカル・ヘルス・エリア」、事故やけがで病気にかかりやすくなっている動物が回復するまでの「非ウイルスエリア(隔離エリア)」、里親を募集するための「アダプションエリア」、治療が必要な子たちの長期的な治療やリハビリを提供する「クリニックエリア」などを活用し、きめ細やかな支援を展開しています。
 
MAAは地震直後から地震被災動物の保護活動を行ってきました。具体的には、山間部へ取り残された動物たちを保護するためにパトロールを行っています。山間部では地震により住民が避難し、空っぽになった村に取り残された動物たちがたくさんいます。犬や猫だけではなく、労働力として飼われていたロバや馬・ヤギや豚などたくさんの動物たちが、食べるものがない場所で今も生活をしています。

また、飼い主が無事だったとしても、被災動物のエサなどを買い与えられない、世話ができず放置されている動物たちもたくさんいます。MAAは山間部のパトロールミッションを通じて、地震によって放置された動物たちへの給餌、またケガをしている動物たちの保護活動を行っています。

パトロールで見つかったタラ(2023年9月 モロッコ)

こうしたパトロールで見つかったオス犬のタラ(Tara)についてご紹介しましょう。MAAは発災後6日たってから2度目のパトロールを行いましたが、被害の大きな山間部のImi N’tala村で、誰もいない家の前に座るタラを見つけました。ケガはしていませんでしたが、村は壊滅状態で人はおらず、食べるものもほとんどない村にひとりぼっちで取り残されていました。

誰もいない村にひとりぼっちでいたタラ(2023年9月 モロッコ)

MAAに保護されたタラはとてもおとなしく、スタッフに抱かれ山から町におりる車の中でもじっと窓の外を眺めていました。幸運なことにUAEから里親さんが名乗り出てくれたため、ワクチンと去勢手術を終えたら引き渡される予定です。もうひとりぼっちじゃない。新しい家族と幸せに暮らしてほしいですね。

スタッフに抱かれて山をおりるタラ(2023年9月 モロッコ)
車の中でもおりこうに過ごしていました(2023年9月 モロッコ)

ピースウィンズは今後も被災した地域での支援を継続してまいります、皆さまのあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

看護師2名を含む支援チーム、医療の届かない山間部へ(2023年9月20日更新)

モロッコ中部を襲った地震から1週間以上が経過し、抜け落ちた物資ニーズを埋める必要は依然あるものの、モロッコの人々の助け合いによる自発的な支援もあり避難生活に最低限必要な物資は充足しつつあります。しかし、やはり個人の支援ではまかないきれない「医療ニーズ」については、今も課題が残ります。

被災者の健康状態の調査と支援をおこなう様子(2023年9月17日 モロッコ)

2023年9月17日、看護師2名を含む支援チームは、中部都市マラケシュの医療従事者の協力のもと、震源に近い山間部の村を周りながら被災者の健康状態の調査と支援を実施しました。

土砂崩れの復旧作業が進む狭い山道を車で進むこと約3時間、目的地のラハネイン村が見えてきました。
120人44世帯が暮らす山間のコミュニティー。倒壊家屋も多く、情報によればこの村でも3名が犠牲になったとのこと。看護師が健康相談に乗ると伝えると、多くの村人が集まってきました。

被災者の健康状態の調査と支援(2023年9月17日 モロッコ)

「今の時点では地震による外傷患者は限定的。しかし、ただでさえ医療アクセスの限られた山間部で、慢性疾患の患者さんが薬を手に入れられなくなっていたり、避難生活の中での動悸(どうき)・胃痛・不安などを訴える方が多かった」と菊池看護師は語ります。
 
「妊娠しているのだけど血圧が高くないか心配」
「地震があってから疲れやすくて……でも眠れないの」
「地震でけがをして応急手当をしてもらったけど包帯を替えていないから経過を見てほしい」
 
口々に症状を訴える被災者に味呑看護師は通訳を介しながらも、被災者の目を見て「そうですよね。大変ですよね」と語りかけます。

ニーズ調査をおこなう支援スタッフ(2023年9月17日 モロッコ)

この日、2つの村をまわりながら約40名の健康状態を確認し、被災者の相談に乗った支援チーム。多くの場合は直ちに治療が必要な症状でないものの、症状を緩和するため現地医療者の指示の元で必要に応じた医薬品を提供しました。

医療物資の支援をおこなう様子(2023年9月17日 モロッコ)

村の中を歩く私たちに、どこで覚えたのか、村人は「コンニチハ、アリガトウ」と片言の日本語で笑顔を向けてくれました。はるか山奥に暮らす被災者が「私たちは忘れられた」と絶望するようなことが決してないよう、私たちの想いを乗せた支援が続いています。

現地スタッフと支援チーム(2023年9月17日 モロッコ)

ピースウィンズでは、引き続きモロッコで被災された方々の支援を続けます。
皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。

現場で忘れられつつある「支援の鉄則」(2023年9月20日更新)

モロッコで発生した今回の地震では、地元行政やNGOの支援物資と肩を並べるほど、他都市に住むモロッコ人自らが被災地に届ける物資が集まっています。このような光景は、モロッコ同様にイスラム教国であるインドネシア西ジャワの地震やトルコ・シリア地震でも見られました。大勢の個人が支援物資を車に満載し被災地へ向かう様子を見て、人々の想いと行動力に心から感動する一方、少し不安も残ります。

被災地に届けられた物資(2023年9月16日 モロッコ)

発災直後の緊急期であれば、物資の足りていない中、個人からの支援はとても喜ばれます。一方で物資はアクセスの容易な道沿いのテントに集中しがちで、内容も水・保存食・毛布・中古の服など偏りが見られます。あらかじめどんな支援が求められているのかニーズ調査をしてから物資を運ぶ、ということが必ずしもできていないため、必要以上に物資が届いてしまったり、被災者のニーズとのギャップが生まれているのが現実です。

山間部に住む女性たち(2023年9月16日 モロッコ)

「物資がもらえるのは嬉しいんだけど、私たちが欲しいものがリクエストできる状態ではないのよ」山間部に住む一人の女性は教えてくれました。
ピースウィンズの緊急支援では、まず初めに必ず「ニーズ調査」を行います。
それは、こういった支援の偏りを防ぐためです。

ニーズ調査をおこなう支援スタッフ(2023年9月16日 モロッコ)

「必要な支援を、必要な場所に、必要な分届ける」この至ってシンプルな支援の鉄則は、思った以上に難しいものでもあります。それが守られなくなった途端に、発災から時間がたてばたつほど物資は現地で散乱し、想いが無駄になってしまう可能性があります。

災害支援を長年行ってきた団体でも、効率よく現地ニーズを吸い上げるのは簡単なことではありません。必要に応じて現地をよく知る地元団体と連携することにより、ニーズをいち早く察知し、取りこぼされている必要を満たしていくことが求められます。

物資を運ぶ支援スタッフ(2023年9月16日 モロッコ)
支援をおこなう様子(2023年9月16日 モロッコ)

この数日間、ピースウィンズの支援チームもさまざまな団体組織にアプローチし、今後に必要な支援を検討中です。中長期の目線も忘れず、それぞれに合った支援を届けることができるよう、今後とも応援お願いいたします。

痛感する「山間部支援」の難しさ(2023年9月20日更新)

モロッコにいる現地支援チームは、山間部の被災地を中心にニーズ調査と物資支援を行っています。山間部への安全なアクセスの確保は、今回の被災地支援におけるネック。2日前に訪れた山間部の集落へ物資を持って再び訪問を試みるも、道中の崩落により引き返せざるを得ない状況にも遭遇しています。

山間部へ向かう支援スタッフ(2023年9月16日 モロッコ)

すでに発災から1週間経過していますが、山間部では余震などをきっかけに今も土砂崩れが起きています。実際に現場に立ってよくわかるのは、非常に脆(もろ)い岩とまったく保護されていない山肌。被災者の安全だけでなく、支援者側の安全確保という観点でも、最新の情報の収集と現場での安全確認を徹底することが求められます。

避難所でテント生活を送る人々(2023年9月16日 モロッコ・ウズケリ村)

この日支援を届けたのは、そんな山中に位置するウズケリ村。村人およそ120人が17のテントに分かれて避難生活を行っています。

山の上から見ると、彼らの暮らす山間部の様子が伺えます。大きな被災地の1つでもある近隣の町アミズミズからさらに車で南下すること約1時間。このような150〜200名規模の集落が数kmごとに点在しているのが、山間部被災地です。全員が1カ所に集まる、いわゆる日本人が想像するような避難所は開設されておらず、それぞれの被災者が自らの集落周辺に政府支給のテントを建てて避難生活を行っています。

不安定な足元で手を貸す支援スタッフ(2023年9月16日 モロッコ・ウズケリ村)

今回ウズケリ村で上がったニーズは、ソーラーライト。元の集落から離れ、崖上に避難するウズケリ村の人々は、夜間、避難エリアに立てた2つのソーラーライトのみで生活しています。テント内の灯りはもちろん、不安定な岩場でお手洗いのために夜間に出歩く際は「足元が悪くて怖いんだ」と村の女性たちからは声が上がります。

その日の内にソーラーライトを全テント分手配したチームが翌日村へ持っていくと、被災者の表情はとても明るくなりました。「助かるよ、本当にありがとう」と村人から笑顔で感謝されつつ、チームは村を後にしました。

ソーラーライトの物資支援をおこなう様子(2023年9月16日 モロッコ・ウズケリ村)
支援スタッフと会話をする村人(2023年9月16日 モロッコ・ウズケリ村)

発災から1週間たち、マラケシュ/アミズミズ周辺では山間部にも水・食料・ブランケット・医療/衛生用品など、必要な物資は比較的届くようになってきました。今後、被災者への支援を “継続的に” 実施していくためには、現地をよく知る地元の団体などとの連携が不可欠とわれわれは考えています。現地支援チームは提携できうる地元団体を巡りつつ、「今」だけでなく「この先」に続く支援事業の形成を目標に本日も活動しています。
 
ピースウィンズでは、引き続きモロッコで被災された方々の支援を続けます。
皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。

アミズミズの避難テント 被災者の心に向き合う看護師の支援(2023年9月19日更新)

現地時間2023年9月12日、モロッコで緊急支援を行う支援チームは、拠点とするマラケシュからさらに震源に近いアミズミズおよびその周辺の山間部にて支援ニーズの調査と飲料水の配布などを実施しました。

マラケシュの街から車でおよそ1時間の都市アミズミズ。今も主要道路がつながっているため、報道でも名前の上がる都市ではある一方、被災者の避難生活は今も厳しい状況に置かれていることがわかりました。

地震による被害を受けた都市アミズミズの様子(2023年9月12日 モロッコ)

多くのテントが軒を連ねる避難エリアで被災者に話を伺うと「今のテントは支柱に布をかぶせただけのもの。地面もそのまま砂地で、そこに別の街の人(モロッコ人)たちが持ってきてくれたござやマットレスを敷いて寝ている」とのこと。余震も恐ろしく、環境も変わって十分な休息が取れていない被災者も多いようです。

避難エリアで被災者が生活をしているテント(2023年9月12日 モロッコ)
避難エリアで被災者が生活をしているテント(2023年9月12日 モロッコ)

「この数日、頭が痛いのが治らないの」そう訴える被災女性に、帯同する看護師 菊池が相談に乗ります。

過度のストレスも頭痛の引き金になっていそうですが、原因を探っている中で「きちんと水分を取っていますか?」という質問に対し女性は「じつは、あまり飲めていない」と返答。「冷蔵庫がなくなって水がぬるくてあまり飲む気がしない」と避難生活の中での切実な悩みを吐露されました。

「その気持ちはよくわかります……しかし、今は自分の体を労(いたわ)って、きちんと水分を摂取してほしい」看護師の菊池は、優しく女性にアドバイスします。

看護師の菊池が体の不調を訴える被災者へ支援をする様子(2023年9月12日 モロッコ)

「よく寝れない」「体がむくむ」「頭痛が治らない」──避難生活の中で、さまざまな健康被害が身体に現れてきます。高度な治療が必要な状況でなくとも、「医療関係者が話を聞くこと」、そのこと自体にも、被災者のストレスを軽減させる効果があると私たちは感じています。

小さなテントの中、最後は被災者の方々と笑い合ってテントを出た看護師の菊池。大きなストレスのかかる避難生活、健康面だけでなく、一人一人の心にも向き合う支援の大切さが実感させられます。

看護師の菊池が体の不調を訴える被災者へ支援をする様子(2023年9月12日 モロッコ)

ピースウィンズでは、引き続きモロッコで被災された方々の支援を続けます。
皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。

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認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

認定NPO法人ピースウィンズ ・ジャパンは、日本に本部を置き、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人々を支援する国際協力NGOです。これまでに世界37の国と地域で活動してきました。日本国内での社会問題の解決を目的とした活動にも力を入れており、地域活性化や日本の犬の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動などに取り組んでいます。
医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」を運営し、国内外の災害被災地で支援活動を行っています。

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