寄付の受付は終了しました。
合計で990,576円のご支援をいただきました。多くのご支援、ありがとうございました。

【フィリピン台風被害】インフラの寸断された被災地に緊急支援を
(ピースウィンズ・ジャパン)

寄付受付開始日:2021/12/23

  • 領収書あり
[【フィリピン台風被害】インフラの寸断された被災地に緊急支援を (ピースウィンズ・ジャパン)]の画像
東ビサヤ地方南レイテ州 2021年12月25日撮影

認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2022/11/18

緊急支援チームが現地に出発
現地での緊急支援に力を貸してください!

猛烈な台風22号が直撃したフィリピンで被害が広がっています。
少なくとも375人が亡くなったほか、56人が行方不明となっており、避難者は66万人、260万人もの生活に影響が出ています(2021年12月22日現在)。
交通や通信のインフラが寸断され、被災地では水や食料の確保が困難になっています。

これを受け、ピースウィンズ・ジャパンが運営する空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"は、現地提携団体や医療機関などからの情報収集を開始しました。
ピースウィンズ・ジャパンでは、2018年にも台風被害を受けたフィリピン・ルソン島にレスキューチームを派遣しています。

現地では、提携するアジアパシフィックアライアンス(A-PAD)フィリピンのスタッフが12月22日朝にマニラをたち、レイテ島に到着しました。

マニラ 2021年12月22日撮影

レイテ島内に支援物資の受入れなどの拠点となる災害管理運営デスクを設置し、併せて、初回支援物資として持参した飲料水フィルター、ソーラーパネル20個の緊急配布を行う予定です。

レイテ島タクロバン 2021年12月22日撮影

皆様からのご寄付は提携団体を通じて、被災地域での食料、水、医薬品、衛生用品、避難所などの緊急支援に活用します。

緊急支援後は、地域主導の長期的な復旧・復興支援を支援します。

家屋の被害が多く、避難生活の長期化が懸念されています。
年越しを間近にひかえた被災地に、皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。

<受付期間延長のお知らせ>
現在も物資や配布地域・世帯の調整などを行っており、支援活動を継続しているため、寄付受付期間を延長いたします。(2022年6月29日更新)

寄付金の使いみち

皆様からいただいたご寄付は、フィリピン台風被害の被災地・被災者支援活動に使用します。

・避難所への緊急物資支援
・人や動物に対する食料および救急医療用品などの物資支援
・被災地の復旧・復興支援
・その他被災地のニーズに応じた支援
・支援に伴う事務局運営費

※ピースウィンズ・ジャパン寄付金など取扱規程は下記をご参照ください。
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン寄付金等取扱規程(PDF)

活動情報

更新日:2022/11/18

セブ州のコルドヴァ市バンバン集落とセブシティにあるシンシン集落にて台風被災者への物資配布を行いました。(2022年11月18日更新)

この度は皆さまより多くのご支援をいただき誠にありがとうございました。
皆さまよりいただいたご寄付は、コルドヴァ市のバンバン集落でのポータブルソーラーライトの配布やセブシティ・シンシン村でシェルター資材配布の際に必要となった経費などに活用させていただきました。

◆セブシティ・シンシン村でのシェルター資材配布
被災者298世帯に対して、住居を修繕するための資材の配布を行いました。298世帯へそれぞれ異なる必要な資材を提供したため、配布作業も3日間連日朝から夕方まで、本当に過酷な重労働となりましたが、無事完了させることができました。

各サイズに分けられたトタン屋根を受益者世帯の注文に応じて取り分けている様子。(2022年9月14日 セブ市シンシン)

この他にもトタン板や角材、鉄筋、セメントなど、資材の種類、サイズは多岐にわたり、一つひとつの資材に重量感がありました。家から最も近いトラックの搬入可能道路まで運送も支援しました。個人が安くトラックを借りることはできないため、資材支援から輸送までの全てが被災者にとって有益な支援となりました。

受益者からのありがとうのメッセージ(2022年9月25日 セブ市シンシン)
受益者からのありがとうのメッセージ「皆さん、ご支援ありがとうございます」

◆コルドヴァ市、ボンボン村でのソーラーライト配布
皆さまより寄せられた寄付金を活用して、コルドヴァ市のボンボン村の被災した57世帯へソーラーライトの配布を行いました。

ソーラーライトの配布をバンバンの住民へ行っている様子。(2022年8月26日 コルドヴァ市バンバン)

彼らの住居は公共電気が通っていない家屋がほとんどで、以前使っていたソーラーライトなどはすべて台風によって破損してしまいました。

支援したライトで子どもたちは夜でも宿題ができるようになりました。バンバンは土地を持たない住民が行政から土地を与えられ、不安定な岩礁の上に家を建てて住んでいる貧しい集落です。

受益者からありがとうのメッセージ。(2022年9月28日 コルドヴァ市バンバン)

この度は、多くのご支援をいただき誠にありがとうございました。
引き続き、ピースウィンズの活動をよろしくお願いいたします。

また、現在ピースウィンズでは、新たに2022年10月27日から29日にかけて発生した台風パエンに対して、西ビサヤ地域のパノイ島にて緊急支援のための調査を行っております。

ニュースでは南部ムスリム地域のBARMM地方の甚大な被害状況が取り上げられておりますが、今回の台風パエンではフィリピン全土が被害に遭い、このパノイ島は最も被害の大きかった地域の一つです。支援がほとんど入っておらず、現在も甚大な地滑りなどの被害が人々の生活を脅かしています。

イロイロ州トゥブンガン市のバランガイ・シブカウアンの全壊した家屋(2022年11月11日 イロイロ州トゥブンガン市シブカウアン)

現在、ピースウィンズと現地提携団体の A-PAD PH では、食料や生活必需品等の緊急支援物資の支援を調整して進めております。皆さまから温かなご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします。

台風パエン緊急支援はこちらから

セブ州山間部の集落などにおける追加の支援を検討中 ~被災当時の生の声~(2022年6月29日更新)

「2021年12月6日、その日の夕方5時ころはとても静かでした。夜の7時ころから急に風が強くなりだし、私は大きな棚を窓の前へ移動させ、妻と孫たちと一緒に机の下へ身を寄せていました。次の瞬間、窓ガラスが割れて散らばり、家のトタン屋根が全て飛ばされ、トタン屋根の破片は家の中にも落ちてきました。そして、家の片面の壁が内側に向かって窓もろとも全て崩れてきたのです。テーブルの下へ隠れていたため、幸いにも誰もけがをしませんでしたが、本当に恐ろしかった。竜巻の様なものも見た気がする。もの凄い音だったのを覚えています。」

被災当時のことを話してくれたのは旦那さんのイワヤ・プレシリアノさん(64)と奥さんのイヤワ・セシリアさん(58)のご夫婦。

セブシティ・シンシン村の台風によって倒壊した家屋の壁面の様子 2022年6月18日撮影
セブシティ・シンシン村、イワヤさんのお宅で話を伺っている様子 2022年6月18日撮影

今もなお、被災の傷跡が残り支援を必要としているセブ州にある山間部の集落シンシン村と離れ小島の集落ギルトンガン島で、未だ復旧していない地域の被災者支援活動を行う予定です。今回訪れたセブ州の山間部に位置する集落シンシン村は観光産業がなく、ほとんどの住民が農業で生計を立てています。セブと聞くと華やかなビーチをイメージする方が多いと思いますが、彼らはバスも通っていない山奥の集落で暮らしています。

今回お話を伺ったイワヤさんご一家は、同じく被災した甥(おい)の家族と13人で暮らしています。甥(おい)のジャヴァ・ファニートさん(38)は5人の子どもたちがおり、彼の家の屋根も全て飛ばされました。被災当時の様子について、“避難しようとしても風圧でドアが開かず、大声を上げて助けを求めても声は台風の轟音(ごうおん)でかき消され、誰にも届かなかった”と話していました。

セブシティ・シンシン村の屋根が全て飛ばされ、一部のトタン屋根だけは回収でき、取り付け直している家屋の様子 2022年6月18日撮影

シンシン村は、台風により8割以上の家屋が被害を受けました。数カ月たった今でも、ブルーシートで仮補修したままの家や、家を失ってそのまま親戚の家に居候している住民がたくさんいます。また、農業を生業(なりわい)としているこの地域の人々は、台風の影響で作物が全てダメになってしまった結果、半数以上が農業の継続を諦め、競争率の高い日雇い建築労働のために町へ出て働くこととなりました。

セブシティ・シンシン村で台風による倒木が住居を直撃し倒壊、以前豚舎だった建物を掃除して仮住まいしている一家の様子 2022年6月18日撮影

被災から数カ月が経過した今も、シンシン村では厳しい生活を強いられ、支援が必要な状況があります。

そして、2021年12月の台風が去ってから、間もなくこの2022年7月から被災後初めての雨期がやってきます。彼らが安心して暮らせるように、引き続き被災者支援活動を行って参ります。

現在、PWJと現地提携団体のA-PAD PHでは家屋の修繕資材と農業機材の支援を調整して進めております。皆さまから温かなご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします。

台風発生から1カ月、救援パックなどを継続配布中(2022年1月17日更新)

2021年12月16日から18日にかけてフィリピン中部地域を襲った台風22号(ライ/フィリピン名:オデット)からもうすぐ1カ月がたちます。フィリピン国家災害リスク削減管理委員会(NDRRMC)によれば、1月14日までに406人が亡くなり、少なくとも65人の行方がわかっていません。1,000人以上が負傷し、避難者は770万人以上に及びます。未だ孤立状態で外からの支援が入れない地域もあり、被害を示す数字は今後、交通網や通信網の回復とともに増える見込みです。

オルモック市 東ビサヤ州立大学内 2021年12月22日撮影
シャルガオ島 2021年12月25日

ピースウィンズ・ジャパンが運営する空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"が提携するアジアパシフィックアライアンス(A-PAD)フィリピンは、これまで各地で構築してきた災害時の連携プラットフォームを生かし、発災直後からダバオ市、セブ市、オルモック市、ビコール地域のパートナー団体と連携して緊急支援活動を開始。
ダバオ商工会議所、セブ商工会議所、オルモック商工会議所、メトロナガ商工会議所は、A-PADフィリピンと共同で支援活動を展開していくことをSNSなどで発信するとともに、緊急支援物資を被災地へ届ける活動を続けています。

被災した地域では、断水や停電の影響で安全な水や衛生設備へのアクセスが難しくなっており、特にコロナウイルスをはじめとする伝染病発生のリスクも高まっています。
シアルガオ島とディナガット諸島ではすでに台風による水源の汚染が原因と思われる下痢の症例が増えており、フィリピン政府によれば、400件以上の下痢と胃腸炎が発生、シアルガオ島では下痢性疾患により8人の子どもが死亡したと報告しました。そこで、A-PADフィリピンは専門団体と連携して、食料などが入った救援パックや浄水器、水などを届けています。くわしくは以下の通りです。

<2021年12月25日>
・南レイテのリロアンにある4つの沿岸コミュニティーで、救済パック500家族分、給水407人分、水ろ過装置17機、ソーラーランタンデバイス9つを配布
・国際NGO「Waves for Water(W4W)」とともに、シアルガオ、サザンレイテ、シパライ、ボホールの避難所などに45の浄水器を設置。同地域では、衛生キットやペット向けの餌なども配布

<2022年1月2日>
・ 南レイテのサンリカルドのコミュニティーの子どもたちに、1,398世帯分の救援パックと993のバッグを提供

引き続きニーズに応じた物資を届けていく予定です。

スリガオ市、スリガオ市商工会議所への物資提供の際 2021年12月25日撮影

今回の台風による農業やインフラの被害は甚大で、特に農業や漁業を営んでいた人々は、生計手段を失ってしまいました。A-PADフィリピンは今後、物資の支援だけでなく、長引く避難生活を多方面からサポートするとともに、中長期的な視点で復興支援活動を続けていく計画です。

皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。

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認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

認定NPO法人ピースウィンズ ・ジャパンは、日本に本部を置き、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人々を支援する国際協力NGOです。これまでに世界34の国と地域で活動してきました。

日本国内での社会問題の解決を目的とした活動にも力を入れており、地域活性化や犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動などに取り組んでいます。

医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」を運営し、国内外の災害被災地で支援活動を行っています。

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