寄付受付開始日:2019/09/11
更新日:2020/01/20
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の「台風15号に伴う被災地支援」にご支援・ご関心をお持ち頂き誠にありがとうございました。
皆さまからいただいたご寄付は、千葉県内での医療支援、物資支援、ボランティアセンター運営支援、ブルーシート設置支援などに利用させていただきました。
PWJは2019年12月で支援を終了しましたが、復興は未だ道半ばです。これからも引き続き、皆さまの温かいご支援とご声援をよろしくお願いいたします。(2020年1月17日追記)
2019年9月9日に関東を直撃した台風により、発生から2日以上たった今日でも千葉県を中心に44万戸以上が停電しています(9月11日時点、東京電力)。
停電している地域には病院も多くあり、千葉県内では53病院で停電、26病院で断水している状況です(9月10日時点)。
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)では被災地からの要請を受け、9月10日に医師2名とヘリコプター2機を派遣しました。現場では災害派遣医療チーム(DMAT)と連携しながら、患者搬送とDMAT要員の搬送を行い、必要な治療を医師が行う予定です(9月11日時点)。
2019年9月に発生した台風15号による被災者支援および復旧・復興支援のために使用させていただきます。また、調査や物資購入の際に発生した費用としてもご使用させていただく予定です。
なお、さまざまなサポートをするためにご寄付のうち最大15%は運営費(事務所の管理運営費、調査・提言活動のための費用など)として活用させていただきます。また、今回の支援が終了した場合、今後のレスキューおよび被災者緊急支援の準備に活用させていただきます。
#令和元年台風15号
#SEMA台風15号
更新日:2020/01/20
館山市で緊急災害対応アライアンスSEMAを通じて、三井化学様から提供していただいたブルーシート100枚を館山市役所、鋸南小学校に届けることができました。
また、停電の長期化により、広域医療搬送のニーズがあることから、本日はPWJ医師と看護師が自衛隊機による患者搬送支援を行いました。
夕刻には、敷布とマットレスを届けた菜の花ホールに、ダンボールベッドを届けることができました。
緊急災害対応アライアンスSEMAを通じてボランタリー アーキテクト ネットワーク(VAN)さん、日本避難所・避難生活学会(Jパックス)さんから提供いただいたダンボールベッドです。
段ボールベッドを使っていた80代男性は、「柔らかくて寝心地が良かったです。」と話してくれました。
千葉県南部では依然として停電が続き、孤立化が続いている地域もあります。PWJ支援チームは、千葉県南部で医療従事者が不足しているという情報が入り、12日から現地に入り調査を開始しました。
13日は、二つのチームに分かれ、館山市の安房地域医療センターでは、PWJ坂田医師が診療支援を行っています。
また、南房総市内の避難所などをスクリーニングしています。同行していた稲葉医師が、体調不良を訴えられた避難者の方を診察しました。
南房総市は停電や断水が続き、復旧に時間がかかっている地域が多くあります。PWJは引き続きニーズ調査を行いながら、必要な支援を行う予定です。
停電が続いている千葉に向かったヘリ2機と医師2名看護師1名を含むPWJ医療チームは、11日には千葉県のドクターヘリの拠点でありDMAT本部がある千葉北総病院に入りました。
DMAT活動拠点本部に医療情報が集まる中、PWJチームも補助に入りました。
83歳女性の患者さん、万が一治療のステージが上がった場合、電気を使った医療機器が必要な方でした。
明日、電気が復旧するかもしれないという状況の中、それまで待てないと現場の院長先生はこの方の搬送を決断しました。付き添いの医師が不足する中、PWJは消防と協力。医師が救急車に同乗し患者さんの搬送を行いました。
送り出し側も受け入れ側も全く人が足りない状況でも、私たちはNGOならではの、そしてそれぞれの組織がつながって達成できるミッションを今後も続けていきます。
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認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、紛争や災害、貧困などの脅威にさらされている人々に対して支援活動を行うNGO (Non-Governmental Organization = 非政府組織)です。日本に本部を置き、これまで世界26の国と地域で活動してきました。また東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨の際にも出動し、支援を行いました。
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