寄付受付開始日:2019/07/19
![[【アフガニスタン】紛争、干ばつ、洪水の多重災害の被災地を支援する(ピースウィンズ・ジャパン)]の画像](https://donation-pctr.c.yimg.jp/dk/donation/projects/1764033670/0678bdb0-c99d-11f0-ab6c-a78225d01d5b.jpeg?q=75&w=1100)
更新日:2025/11/25

アフガニスタンでは長年にわたって紛争・テロにより、多くの民間人が犠牲になり、また避難を余儀なくされてきました。加えて頻発する干ばつや洪水など大規模な自然災害にも相次いで見舞われ、社会も人々も疲弊しています。
このアフガニスタンに2021年8月、衝撃が走りました。武力によって国内各地で攻勢を強めていたタリバンによる首都カブールの制圧、政権の掌握です。タリバンは1996年から2001年の間、急進的な思想に基づきアフガニスタンを統治していた勢力です。人々は、当時のタリバン政権によって行われた苛烈な人権侵害の再来をおそれ、国外脱出を求めて空港や滑走路にまで詰めかけました。その数は1万人を超えました。しかし、ほとんどの人々は脱出がかなわず、アフガニスタンに残らざるを得ませんでした。
現在、アフガニスタンでは女性の教育や移動が著しく制限され、男女平等の度合いを示すジェンダー・ギャップ指数は2年連続、世界最下位を記録しています。また、タリバンの復権以降、国際社会による経済制裁の影響で、経済状況がより一層悪化するとともに、各国から国際機関への支援も減り、食料不足が深刻化しています。
総合的食糧安全保障レベル分類(Integrated Food Security Phase Classification: IPC)報告書によると、2023年10月、この時期は収穫期のすぐ後で、年間を通して最も食糧が豊富な時期になりますが、この時期でさえ、全人口の29%にあたる1,310万人が急性食糧不安レベル以上の食糧危機に直面しています。飢餓が増え、子どもたちが命を落としています。
さらに、同年(2023年)には帰還民の危機も加わりました。パキスタンには1970年代のソ連侵攻の時代より、激しい戦闘状態から避難した多くのアフガニスタン難民が居住しており、今ではパキスタンで生まれ育ったアフガニスタン難民も大勢います。彼らは2023年の10月以降、パキスタン政府の方針によりアフガニスタン側に強制的に戻ることを余儀なくされ、UNHCRの2023年11月30日の発表ではすでに、帰還民は42万人を超え、現在もその数は増え続けています。多くの人々が住む場所を失い、迫害の危険にさらされながら、日々の生活に苦しんでいます。
ピースウィンズは、今、人道危機の真っただ中にあるアフガニスタンの人々の命と尊厳を守るため、支援を続けています。
ピースウィンズは2001年の9.11直後の緊急支援をきっかけに、これまで学校建設や道路の修復、井戸の掘削、女性の収入向上や水資源調査などさまざまな分野でアフガニスタンでの支援に携わってきました。

2019年からは、南部のカンダハル県で、紛争・干ばつ・洪水によって生み出された避難民や、難民として逃れていた隣国からの帰還者が滞在するコミュニティーにて、質・量ともに十分な水を入手できるよう井戸を建設し、またコミュニティーの衛生状況の向上を図るため、衛生普及講習を開催するとともに衛生用品セットを配布しました。

2020年以降、新型コロナウイルスの影響は医療面にとどまらず、経済活動の大幅な縮小などにより、人々の生活をさらに圧迫しています。職を失った労働者が最低限の食糧ですら確保できない事態が起きていることを受け、私たちは9月、東部ナンガルハル県で上記のように複合的な災害、紛争、経済的打撃の影響を受けている農村部を対象に、新たに緊急支援を開始しました。
この地域は近年まで武装勢力の支配下にあり、国内でも非常に危険な地域として知られ、国際支援や政府の公共サービスが最も届きにくい地域でした。地域ボランティアの協力を得ながら現地提携団体とともに食糧支援を行っています。

さらに、2022年6月アフガニスタン南東部で発生したM5.9の地震では5,000人以上の死傷者が出ました。また、多くの家屋が全壊あるいは半壊したことで被災者は最低限の生活を確保することすらままならなくなりました。それを受け、ピースウィンズは震源地に近いパクティカ県にて食糧と生活物資を実施しています。

2024年3月から、ナンガルハル県内の困窮度が高い農村地域にて、困窮する脆弱(ぜいじゃく)な世帯に対し、現金給付による食糧支援と養鶏支援を実施しています。人々が日々の食糧を得て、かつ将来的にも自立していけるように支援しています。

長期的に続く紛争やテロやさまざまな災害により、アフガニスタンの多くの人々が疲弊しています。彼らを支えるため、皆さまのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
国内紛争に加え、干ばつや洪水、地震などの自然災害の影響に苦しむ被災者に対する支援のために使用させていただきます。
なお、本事業に対するさまざまなサポートをするためにご寄付のうち最大15%は運営費(事務所の管理運営費、調査・提言活動のための費用など)として活用させていただきます。
#グッドギビングマーク認証団体
更新日:2025/11/25
アフガニスタンでは、紛争や不安定な政治・経済状況などの影響で深刻な食糧危機が続いています。都市部よりも就業の機会が限られる農村地域では、食料を買うために資産を売ったり、近所の人に借金をしたりする人も多く、生活のためにザカート(喜捨)に頼らざるを得ない人も少なくありません。ピースウィンズはそのような困窮世帯を対象に、現地提携団体との協働で現金給付による食糧支援と並行し、養鶏支援を行っています。
支援対象に選ばれた受益者は、養鶏に関するノウハウを学んだ後、配布された資材を使って自宅敷地内に鶏舎(小屋)を設置し、2024年10月に配布された鶏の飼育を開始しました。受益者ひとりひとりが学んだことを実践し、提携団体スタッフのアドバイスを受けながら養鶏に取り組んできた結果、今では全世帯において安定的に卵が得られるようになりました。

鶏が産んだ卵の一部は食卓に上り、残りは近所の人や商店に売られます。各世帯で1日平均20個の卵が得られ、そのうち14個ほどを販売しています。1個あたり7~10アフガニ(約15~22円)、14個で約210~300円程度の収入が得られます。支援対象者の中には低所得や無収入の世帯が多く、卵を売って得られる現金はとても貴重なものです。
養鶏を営む上で重要なポイントが3つあります。まず、鶏を定期的に鶏舎から出し、日光浴と適度な運動をさせること。2つめは、市販の餌だけでなく、自然に生えている葉などを食べさせること。そして3つめは、鶏舎の中を常に清潔に保つことです。受益者たちはこれらの教えを守り、配布した鶏が毎日卵を産むようになりました。
雌鶏が温めて孵化(ふか)した卵からはヒナが生まれ、すくすくと成長しています。ヒナがもうじき鶏になって産卵し始め、その卵が孵化(ふか)してヒナが生まれるという養鶏のサイクルが回っていくと、受益世帯が継続的に収入を得られるようになっていきます。


卵が安定的に得られるようになり、受益者たちからは「毎日のように日雇いの仕事を探す必要がなくなった」「子どもたちに、良質なタンパク源である卵を食べさせることができて嬉しい」「もっともっと鶏を増やし、数年後には養鶏場を営みたい!」など、喜びの声が多数届いています。

この養鶏支援によって、人々が安定的に収入を得られる基盤が作られただけでなく、人々の栄養バランスが改善されました。本事業終了後も、受益者の人々が今後も養鶏による生計活動を続け、経済的に自立できるようになることが期待されます。皆様からのご支援がアフガニスタンの人々の励みになります。引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。

アフガニスタンでは、日々、人々の暮らしは厳しさを増しています。何百万人もの人々が水と乾パンだけで生き延びています。多くの人々は、慢性的な栄養不足によって、健康を害し、とりわけ、母子の健康状態は大変厳しい状況にあります。
幼い子どもによく見られる健康問題として、栄養失調の他に、呼吸器感染症があげられますが、これは主に栄養不足によって引き起こされています。多くの場合、水と乾いたパンなど特定のものだけを食べて過ごすため、子どもの適切な成長と発達に必要な栄養分が足りていません。母親も同様の問題に直面しています。

ピースウィンズが取り組んでいる現金給付支援では、食糧を確保するための現金を給付するとともに、健康と栄養に関するパンフレットを作成して受益世帯に配布し、現地スタッフによる母子保健についてのアドバイスも行っています。

幼児の食事の与え方、子どもにとっての母乳の重要性、妊婦に必要な栄養バランス、健康のために必須の食品など、栄養に関する情報を提供し、住民の健康、および子どもたちの健全な成長をサポートしています。
食糧用現金給付支援によって、家族のために必要な食糧を得られるようになった受益者の声を紹介します。
【受益者グラム・ナビさんの声】
「私は小さな畑で農業に従事していますが、収穫は少なく、私たち家族の生活は苦労の連続でした。食べる物が何もない日もありました。しかしこの現金給付支援により、私たちはパン、豆、油、野菜、時には果物など、栄養バランスを考えて、健康のために必要な食料品を購入することができました。この活動に参加して、私たちの家に希望がやってきたように感じています。」

また、食糧用現金給付支援と並行して取り組んでいる養鶏支援では、受益世帯がさまざまな工夫をしながら、鶏を元気に育てています。適切な給餌と鶏小屋の衛生管理に細心の注意を払うとともに、昼間は日当たりの良い広い場所で、鶏が歩きまわって耕作地周辺の草を自由に食めるように、家族が常に見守りながら、鶏を放し飼いするなど、地域の特性を活かした取り組みが進められています。
配布した鶏が順調に卵を産み、定期的に卵を採取できるようになった受益者から、喜びの声が寄せられました。
【受益者タジャさんの声】
「私は夫が亡くなってから、一人で6人の子どもを育てています。鶏を飼い始めてから定期的に卵が採れるようになりました。卵は子どもたちの朝食に使うことができ、さらに市場で売ることもできています。子どもたちに卵や栄養ある物を食べさせてあげるのが夢だったのです。」とほほ笑みながら語ってくれました。

住民主体のこの取り組みが、人々の暮らしに夢と希望の灯をともしました。この希望の灯が消えることのないように、どうぞ皆さまのお力添えをいただきますよう、引き続きよろしくお願いいたします。
※本事業は、ジャパン・プラットフォームからの助成金や皆さまからのご寄付により実施しています。

ピースウィンズは現在、現地NGOのYour Voice Organization(YVO)と提携し、現金給付による食糧支援を続けています。
長年つづく紛争や人道アクセスの制限、頻発する自然災害、コロナ禍などにより、アフガニスタンの人々は家族や友人、尊厳ある暮らしなど大切なものを失ってきました。
ピースウィンズは、脆弱(ぜいじゃく)な立場にある方々の声に耳を傾け、一人一人に寄り添いながら支援活動を続けています。今回、現金給付による食糧支援によって、ようやく家族そろって食事ができるようになった2組の受益世帯の様子を紹介します。
(1)パチェラガム郡に住むグラリさんは、2人の子どもを持つ寡婦です。彼女の夫は生前、日雇い労働者でしたが、仕事を求めてカンダハルに一人で出稼ぎに行きました。約1カ月半ほど働いた後、家族と一緒にアフガニスタンの祭(イード)を祝うために、他の労働者らとともに車に乗り込み、帰路の旅に出ました。しかし、彼らは、途中で事故に遭い、グラリさんの夫はそのまま帰らぬ人となりました。
突然、一家の大黒柱を失ったグラリさんは、他に頼るあてもなく、また、女性が仕事に就くことは非常に難しく、2人の子どもをかかえて日々の食事にも事欠いていました。そんな時、彼女は現金給付による食糧支援を受けました。村の長老や隣人たちも、グラリさんの家族が支援されたことを心から喜びました。
(2)目の不自由なシアー・アリさんは、妻と4人の子どもがいます。彼は目が見えず、仕事がないので、家族を養うだけの収入がありません。2021年8月に政権が変わり、タリバンになってから、暫定政権による障害者世帯への支援が打ち切られました。
その一方で、失業率はより一層高くなり、とりわけ目が不自由な方にとって、仕事に就くことは非常に難しくなりました。また、食糧価格は高騰し続け、アリさんの家族は大変困窮しました。今回、アリさんは現金給付による食糧支援を受け、近隣の店で必需品を購入することができ、安どのため息を漏らしました。
私たちピースウィンズは、これからもより多くの人々に必要な支援を届けられるよう、活動を引き続き行ってまいります。

ピースウィンズは現在、現地NGOのYour Voice Organization (YVO) と提携し、食糧支援を続けています。
20年もつづく紛争や人道アクセスの制限、頻発する自然災害、コロナ禍などにより、アフガニスタンの人々は家族や友人、尊厳ある暮らしなど大切なものを失ってきました。そんな中で活動を続け、誰よりも現場のリアルな状況や人々の声に触れてきた現地スタッフはこう語ります。
「話を聞く人ごとに、つらいストーリーがあります。この中から、基準に照らして、支援する人の優先順位を決めなければならないのが、一番つらく、大変なことなのです。」
少しでも現金を得るため自分の娘を望まない結婚に出させる親、紛争によりPTSD(心的外傷後ストレス)を発症した子ども、死去した父親、精神病を患う母親の元で常に食糧不足の子どもたち……
活動で出会う人みんながさまざまな苦しい状況にいることを知りながらも、限られた資金の中で支援対象者、つまり「最も脆弱(ぜいじゃく)な世帯」を選ばなければならないのです。
現場からのこういったリアルな声を聴けば聴くほど、行政がしっかりと機能していない場所で私たちNGOが担っている活動の重要性をひしひしと感じます。私たちピースウィンズは、これからもより多くの人々に支援を届けられるよう、活動を引き続き行ってまいります。
詳しい活動報告はこちら
※当募金ページに記載の内容については、プロジェクトオーナーが責任を負っており、LINEヤフー株式会社が責任を負うものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。
※本ページの「プロジェクト概要」「活動報告」「寄付金の使いみち」に掲載のリンクは、外部サイトに移動します。
※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。
![[認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン]の画像](https://donation-pctr.c.yimg.jp/dk/donation/projects/1674183807/03105ff0-986f-11ed-bab1-2f889eccabd3.jpeg?q=75&w=680)
認定NPO法人ピースウィンズ ・ジャパンは、日本に本部を置き、国内外で紛争や災害、貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人々を支援する国際NGOです。大西健丞により1996年に設立され、世界各地に支援を届け続けています。
ピースウィンズが運営する、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」は、国内外の災害被災地にいち早く駆けつけ、専門的な支援活動を行っています。
日本国内での社会課題の解決を目的とした活動にも力を入れており、地域活性化や子ども支援、犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動などに取り組んでいます。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
Facebookコメントで寄付先への応援をお願いします
記入された応援のコメントは、寄付先団体およびYahoo!ネット募金の広報・宣伝活動(記者会見やプレスリリースでのご紹介等を含む)に 使用させていただく場合がございます。
ご了承の上、コメントを記載いただきますようお願いいたします。(2020年9月23日追記)
※本コメント機能はMeta Platforms Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してLINEヤフー株式会社は一切の責任を負いません。