• 2018年の参加者たち

  • 概要
  • 活動情報 2019年5月24日 更新

紛争や災害などの脅威にさらされている子どもたちが夢を諦めることなく、自らの力で未来を切り開けるよう後押しします。

~背景~

災害や紛争は地域に大きな被害をもたらし、倒壊した建物や犠牲者、避難民の写真は大きな共感を集め、寄付は基本的な生活支援と破壊された地域の再建に向けられます。物資や建物の再建などハード面の支援は再建に向けて極めて重要ですが、一方で多くの場合、心理面での支援は置き去りにされがちです。

今まで他の皆と同じよう普通に育ってきた若者が、ある日突然、家族や友人を失ったり自分の町が破壊し尽くされたりし、全てを失ってしまうことを想像してみてください。

インドネシア・スラウェシ島で地震にあった子どもは、津波にのまれ村全体が流されてしまい家族と家を失いました。西日本豪雨で被害にあった子どもは死の恐怖の中、家族とともに家に閉じ込められ救助を待っていました。例え、家族や家が無事であっても、絶望経験がトラウマとして残り、社会から取り残されてしまうことや将来について全く希望が持てなくなってしまう可能性があります。

彼らの自信と希望を取り戻すことは、ハード面の支援と同じくらい重要です。

西日本豪雨災害直後の様子
水際で泣きながら何時間もペットの帰りを待つ女性(真備町)

~サマーキャンプへの招待~

私たちは毎年、国際交流と世界の課題研究を通じ、グローバルビジョンとリーダーシップを身につけ、自分の人生と世界を変える情熱を持った未来のリーダーを育成するサマーキャンプを開催しています。

このキャンプに、私たちは国内外で災害や紛争にあった子どもたちを招待したいと思っています。
具体的に現在の所、東日本大震災、インドネシア・スラウェシ島地震の被災者の子どもたち、シリア難民の子どもたちが参加を希望しています。

参加した子どもたちは、国内外から集まる多様な国籍、文化的・社会経済的背景を持つ新しい仲間たちと過ごし、ともに学び、夢を語り合い、異なる価値観を共有しながら、世界の課題の解決策を探ります。
新しい物の見方やアイデアに触れることで、視野を広げ、自分たちの困難を乗り越えるきっかけを感じてもらい、自分の可能性や将来について考えるきっかけを提供します。同時に、仲間との大切な絆も得ることができます。

キャンプは、西日本にある広島県神石高原町の山の中と、瀬戸内に浮かぶ美しい島、愛媛県上島町で開催されます。
ともに自然豊かな場所で、訪問者が休息し平和を感じることができる場所です。喧噪(けんそう)から離れ、参加者はリラックスしながら、学ぶことができます。

地元の学生との交流会(上島町)
ギターを披露する参加者(上島町)
世界を変えよう、2018年のサマーキャンプ参加者たちの夢(Heal the WORLD)

2018年サマーキャンプ実績

シリア、韓国、日本など国内外の17名の学生が参加しました。彼らの半分以上は災害や紛争の犠牲者でした。

キャンプは参加者やご家族の皆さんから非常に高く評価されました(プログラム評価10点満点中9.2点)。
1週間のキャンプの中、参加者たちは国内外の若者と世界のさまざまな課題を勉強し、ゲームを一緒にクリアし、価値観と考えを互いに理解しあいながら、大切な絆を深めることができました。

グループディスカッションの様子

キャンプは、終了後も参加者たちに影響を与え続けています。

シリアから参加したアメッドさんは、本企画のアドバイザー、ロバート・エルドリッヂ博士の推薦とサポートによって、United World Colleges(UWC)に留学するための奨学金の全額給付対象者に選ばれました。

日本の参加者、アイリさんは、高円宮杯全日本中学校英語弁論大会の地域予選に出場し、見事優勝。県代表に選ばれました。大会でアイリさんは、サマーキャンプで体験したことをスピーチの題材として話されたそうです。アイリさんのお母様からは、彼女がキャンプ以来、より自信を持って、英語の教師になるという夢に向かって邁進(まいしん)していると聞いています。

私たちは、より多くの若い世代が自己の可能性を見つけ、世界に貢献する熱意とリーダーシップを培えるよう、2019年も開催します。

夢や目標を書く参加者
キャンプ参加者および地元学生との集合写真

寄付金の使いみち

皆さまからいただいたご寄付は、主に以下の用途に利用させていただきます。
・国内外の被災地や紛争地から参加する子どもたちの交通費
・サマーキャンプ中の宿泊費や食事代
・その他、保険やビザ申請料など費用