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【イラク】緊急人道支援:
破壊された土地で力強く生きる人々を支えよう
(ピースウィンズ・ジャパン)

寄付受付開始日:2015/09/28

  • 領収書なし
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スタッフに笑顔を向けてくれたシリア難民の子どもたち~支援が笑顔をつなげます~

認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2022/05/24

イラク国内で避難民となった人々、避難場所から帰還を目指す人々、イラクへと逃れてきた難民、それぞれが課題を抱え、支援を必要としています。

ピースウィンズ ・ジャパン(PWJ)は、1996年の設立以来、イラクでインフラ、教育、水衛生、医療など多岐にわたる支援活動をしてきた、日本発祥の国際協力NGOです。現在、劣化したキャンプ内のシェルター改善、井戸や水道などの給水施設の修復と整備、生活を再スタートするための職業訓練など、さまざまな分野で支援を続けています。これらの活動は、みなさまからのご支援により支えられています。

イラクには、長年にわたりさまざまな背景で難民、国内避難民になった人々がいます。自治を求めた歴史の中で武力の脅威にさらされてきたクルドの人々、2003年のイラク戦争とその後の武装勢力拡大の中で攻撃を受けて故郷を離れ、国内外に避難することを余儀なくされた人々。また、隣国シリアの情勢悪化を受けてイラクに逃れてくるシリア難民もいます。

一部地域での治安状況の改善を受けて、元の居住地へ帰還する人も増えていますが、帰還を希望しても町の破壊状況や経済活動の不在により帰還が困難な人々が多くいる状況です。最近では、イラク国内の国内避難民キャンプの閉鎖が続き、帰還の準備が不十分なまま、元の居住地へ帰還するケースが増えています。

過激派組織による支配からイラク第二の都市モスルが解放されて5年。モスル復興に国際的な注目が一時的に集まりましたが、課題が長期化する中で、支援の規模が縮小してきています。また、それ以外の地域、特に多くの国内避難民およびシリア難民を抱えるクルド人自治区への支援の輪は限られています。今もなお、イラクには約120万人の国内避難民、約26万人のシリア難民が避難生活を続け、支援を必要としています。

また、さまざまな理由で避難先から帰還した約500万人の帰還民も、生活環境が整わず、課題を抱えています。

こういった状況において、PWJは、支援が遅れがちであるクルド人自治区の2州(ドホーク州とエルビル州)や、クルド人自治区と隣り合うニネワ州で活動実績を有する数少ない国際NGOの一つとして、国連機関と連携しつつ、現地政府・地元自治体やコミュニティーとの調整のもと、支援活動を継続しています。

関係機関からの情報収集、現地の人々へのインタビューなどを通して現地のニーズを把握し、資源を有効に活用しながらニーズに合った支援を提供できるよう努めています。また、事業実施する前、実施した後にインタビューを行うことで、支援内容の評価を行い、より効果的な支援を展開していくことを目指しています。

現地の方へのインタビューの様子

◆居住環境の改善を支援
雨風をしのぐことができる居住空間の確保は、生きるために必要な基本的な要素の一つです。避難生活が長期化する中、シリア難民のキャンプでは、シェルターの劣化が進み、十分に寒さをしのぐことができない、といった声があります。また、地域によって治安が安定化し、住んでいた町に戻る人々が徐々に増えている中、家屋が空爆やミサイル攻撃などによって破壊されたままになっていて、生活を始めることが困難な状況です。

町が破壊されていて仕事もほとんどないため、修繕する費用を捻出することが難しい人々は半壊した建物に身を寄せています。こういった状況を改善するため、PWJでは、キャンプのシェルター改善や帰還民地域の損壊した家屋の修復などの支援を行っています。

キャンプ住民が参加_劣化したシェルターを改善

◆安全な水へのアクセスを支援
難民キャンプや避難民キャンプといった、限られた設備の環境において大勢の人々が集まって生活をする場所では、疫病などを防ぐために衛生面に十分に気を付けながら、大人数に対応する安全な水を確保することが重要です。

また、戦闘で給水施設が破壊されてしまい、断水が続いているなどから、水が足りないため限られた現金を水の購入に充てなければいけないといった人々の課題を解決し、生きるために必要な水を確保することができるよう給水施設の修復や、キャンプにおける給水施設などの維持管理を行っています。

◆安定した電力へのアクセスを支援
過激派組織との戦闘により、電力を含むありとあらゆるインフラ設備が破壊され、不十分な修復状態のままとなっている地域が多く残っています。安定した電力が供給できないと、家電が使用できない、夜間の電気がなく安心して外を歩けない、また電力が稼働に不可欠な給水設備が利用できないなど、通常の生活を送ることが難しい状況です。PWJでは、公共電力の変圧器や電線の修復を通して、安定した電力供給の実現に貢献してきました。

◆人々の健康を守る支援:新型コロナウイルス感染症対応能力の強化
新型コロナウイルス感染症感染拡大はイラク国内でも大きな課題となっています。PWJは、国内避難民キャンプにおける衛生用品の配布や重症患者に対応できる病床の確保を目指したプレハブ仮設入院病棟の増設を行いました。

また、国連人道問題調整事務所(UNOCHA)と連携し、国内避難民キャンプの新型コロナウイルス感染症検疫隔離エリアに、トイレやシャワーなどの水衛生施設、給水ネットワーク用の貯水タンクの建設、給水ネットワーク敷設を行ったほか、国際連合児童基金(UNICEF)の事業実施パートナーとしてワクチンを保管する倉庫の修復および建設を行うなど、さまざまな形で新型コロナウイルス感染症対応能力の強化に貢献してきました。

◆帰還民、国内避難民、受入地域住民の生計能力向上とコミュニティー連携を支援:職業訓練の実施
​破壊された土地で生活を再スタートするためには、帰還民自身が技術を身に着けて就労できる機会を作ることが重要です。例えば、PWJは、国際連合人間居住計画(UNHABITAT)の提携団体として、帰還民に対して家屋の修繕技術を教える職業訓練を実施しています。

帰還民が生活を再スタートするために必要な就労技術を身につけ、雇用先を得て収入を得る機会を支援することと同時に、破壊された土地の居住環境の整備に間接的に貢献することを目指します。

また、国内避難民キャンプ内外の国内避難民とホストコミュニティーの女性および若者を対象に、生計能力の向上やコミュニティー連携に貢献し得る人材育成のため、住居修繕技術(電気・配管技術)、美容・整髪技術、人道的リーダーシップの職業訓練を行っています。

美容・整髪技術の職業訓練の様子(地元の美容室でインターンシップをする受講生)

◆子どもたちが学校に行ける環境を整備:学校修繕、プレハブ校舎新設
避難先や帰還した地域に学校がなくて学校に行けない子どもたち、倒壊しかけた校舎でいつ崩れるか心配しながら過ごす子どもたち、学校の教室の多くが戦闘で破壊され、残された教室でぎゅうぎゅう詰めになって交代で授業を受ける子どもたち。紛争や過激派組織による戦闘の影響は、子どもたちの教育の機会に多くの課題を残しています。

PWJでは、損壊した学校を修繕し、学校のない地域にプレハブ校舎を新設することを通して、子どもたちの学ぶ環境を整備し、子どもたちの笑顔と未来を支える支援を行ってきました。

現地で活動をしていると、困難な境遇にいながらも力強く生きる人々の姿にパワーをもらうことがよくあります。PWJは、イラクにおいて支援を必要としている帰還民、国内避難民、シリア難民と彼らの生活を支える環境の整備をこれからも続けていきます。

皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

寄付金の使いみち

PWJは、国連機関や内外の組織と連携しながら、現地のニーズにあわせて支援を行っています。イラクの帰還民、帰還地域住民、国内避難民、シリア難民の方々を支える活動のため、ご寄付を大切に活用させていただきます。

活用例は以下の通りです。
◆居住環境の改善を支援:キャンプのシェルター改善、戦闘による損壊家屋の修復
◆安全な水へのアクセスを支援:給水施設修復、整備
◆安定した電力へのアクセスを支援:配電網修復、整備
◆人々の健康を守る支援:新型コロナウイルス感染症対応能力の強化
◆帰還民、国内避難民、受入地域住民の生計能力向上とコミュニティー連携を支援:職業訓練の実施
◆子どもたちが学校に行ける環境を整備:学校修繕、プレハブ校舎新設

支援内容は、現地のニーズによって変わる場合があります。

なお、さまざまなサポートをするためにご寄付のうち最大15%は運営費(事務所の管理運営費、調査・提言活動のための費用など)として活用させていただきます。 

活動情報

更新日:2022/05/24

【イラク】給水網整備支援:現場からの声(2022年5月24日更新)

「水が家族の毎日を支えてくれます」と喜びの声を届けてくれた受益者のAさん

PWJは、イラク北部の帰還民地域で、長年にわたる戦闘で破壊され、帰還民の生活に支障をきたしていた給水網の整備を行いました。

受益者Aさんからは、「水ポンプ場が修復され、新しい水道網が設置されたおかげで、きれいな水が十分に家に届くようになりました。子どもが7人いるのですが、料理はもちろん、洗い物をしたり、特に夏には暑さをしのぐために(水の気化熱を利用した)クーラーに利用したりと、水は欠かせません。今は以前よりも水が出る時間が増え、安定して水を使うことができますし、万が一の断水に備えて貯水タンクに水をためておけるだけの水があるので安心です。」と喜びの声が届きました。

水が持つ力を知り、それぞれの現場で必要とされる設備を、現場に合ったかたちで支援していく。その基本を忘れずに、PWJは支援を続けていきます。

※イラクの現地情勢を考慮し、関係者に危険や不利益がおよばないよう、人の名前は仮名を使用しています。

イラク北部シンジャール山に逃れたヤジディ教徒
~インタビューレポート~(2020年12月15日更新)

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、イラク北部において帰還民・帰還地域住民・国内避難民・シリア難民に対する緊急人道支援を実施しています。

国内避難民には、さまざまな境遇で武装勢力による侵攻から逃れて住み慣れた土地を離れ、国内の別の土地に避難した人々が含まれますが、その中に、信仰を理由に襲撃を受け、避難を余儀なくされたヤジディ教徒の人々がいます。シンジャール市周辺の村落からシンジャール山に逃れ、避難生活を送っているヤジディ教徒の受益者の声をお届けします。
Zくん(13歳)のインタビューレポートです。

Zくんは、5人兄弟の長男で、『イスラム国』が村に攻めてきた当時、小学校3年生でした。
「その時、僕たち家族は家にいました。そして、友人を助けるため、お父さんは戦いに出ていきました。お父さんはとても勇敢でした。お父さんは、すぐに戻ってくるからそれから一緒に逃げよう、とお母さんに言いました。でも、お父さんはなかなか帰って来ませんでした。みんな逃げてしまって、僕たちはお父さんがいなかったけれど、叔父さんに言われて避難することにしました。『イスラム国』に捕まるんじゃないかと怖かったけれど、叔父さん一家と一緒にとにかくシンジャール山に向かって逃げました」

Zくんは、お父さんが大好きです。お父さんはよくZくんに勉強を教えてくれて、一生懸命文字の発音や新しい単語を学びました。お父さんのおかげで勉強を頑張ったZくんは、クラスで一番になったこともあります。
しかし、避難した当日以来、まだお父さんに会えていません。
「お父さんはすぐに戻ってくると思っていたけれど、お父さんが生きているのか死んでしまったのか、誰もわかりません。でも、きっとお父さんは生きていて、僕たちのところに帰ってきてくれると、僕は信じています」

Zくん。シンジャール山で避難生活を送るお母さん、妹と

現在、Zくんはお母さんと4人の兄弟と一緒に、シンジャール山で避難生活を送っています。
「ここでの避難生活では、友達と遊んだりして楽しいこともあります。
でも、ほとんどの時間、僕はお母さんや兄弟の世話で忙しいんです。あの日、お父さんが外に出て行ってしまってから、お母さんは不安定になってしまったから。必要な時には、叔父さんが支えてくれます。
学校に通って、卒業することができれば、僕が仕事を見つけてお母さんや兄弟を支えることができると思うんです。住んでいた村に戻って、学校に通い、冬の寒さに困らない電気のある暮らしをしたい。みんなが家を建て直して新しい生活をスタートできたら、そして、子どもたちみんなが学校に通うことができたら、とてもすてきだと思います」

PWJは、困難な境遇にありながら力強く生きる国内避難民の方々から力をもらいながら、支援事業を展開しています。

※イラクの現地情勢を考慮し、関係者に危険や不利益がおよばないよう、人の名前は仮名を使用しています。

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プロジェクトオーナー

認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、紛争や災害、貧困などの脅威にさらされている人々に対して支援活動を行うNGO(Non-Governmental Organization = 非政府組織)です。日本に本部を置き、これまで世界34の国と地域で活動してきました。

日本国内での社会問題の解決を目的とした活動にも力を入れており、地域活性化や犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動などに取り組んでいます。

医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」を運営し、国内外の災害被災地で支援活動を行っています。

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