寄付受付開始日:2014/04/14
![[日本で殺処分される犬を「ゼロ」に ~ピースワンコ・ジャパン~]の画像](https://donation-pctr.c.yimg.jp/dk/donation/projects/1627866781/c8109ff0-f32e-11eb-b261-a57fd8ace096.jpeg?q=75&w=1100)
更新日:2025/09/12


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日本では悲しいことに、いまだに年間2,739頭もの犬が人の手で「殺処分」されています。(2021年度、環境省)
1日あたり約7頭以上の犬たちが日本のどこかで人間の手によって殺されています。
私たちは広島県を拠点に、殺処分対象となった犬を引き取り、人に馴れるためのトレーニングを行って、ともに生きてくださる里親を探して送り出しています。さまざまな困難もありましたが、年間延べ約8万人の方々にご支援をいただき、その皆さまとともに日本から殺処分を無くすために活動続けています。
これまでに命を救ってきた犬は7,000頭以上。 広島県の殺処分機は6年前から一度も稼働していません。日本では前例のない取り組みとなっています。

現在、私たちのシェルターには2,600頭あまりの犬が暮らしています。日々、必要な医療的ケアと人馴れトレーニングをしながら、新しい家族を探しています。全ての犬たちが安心して暮らしていくためには、十分なフードや医療ケア、スタッフや獣医師などの人件費など、その運営費用は全体で10億円以上になります。
また、新しい家族に巡り合える犬がいる一方で、高齢の犬、簡単に治らない病気がある犬、障害を持った犬たちがいます。その数は、活動の年数を重ねるとともに増えています。彼らの毎日には、お薬や点滴などの処置、病気に合わせた療法食、体に負担のかからない環境の整備など、元気な保護犬たちに比べはるかに多くのお金がかかります。
例えば手術1回に100万円ほどかかることもあり、ピースワンコの医療費は年間1億円を超えます。

特別なお世話が必要な犬たちは「オレンジ犬舎」で暮らしています。ここではスタッフたちが一頭一頭の健康状態に合わせて、手厚いケアを行っています。薬を混ぜたフードを手で食べさせたり、排せつの介助をしたりと、根気のいる仕事ですが、犬たちが穏やかに暮らしていけるように日々努力を続けています。

ここで暮らす犬たちのほとんどが飼育放棄された「捨て犬」です。人間の身勝手な都合で殺処分寸前だった犬たちの、人に対する恐怖は簡単には消えません。スタッフはたくさんの時間と愛情をかけて犬たちの心に寄り添い、少しずつ信頼関係を築いています。
私たちのプロジェクトは「犬たちの日常」のためであり、達成したときにはっきりと形が見えるわけではありません。
しかし「どんな犬でも幸せに生きてほしい」というのは、人間の身勝手で殺処分対象となった犬たちのおびえる姿をたくさん目にしてきた私たちの、心からの願いです。
日本の犬の「殺処分ゼロ」をめざして
日本ではまだ多くの人が安易な考えで犬や猫を飼い、捨てて、ほぼ毎日殺処分機を動かし、毎年犬猫合わせて何万頭もの命を奪っています。
私たちは、この異常な状態を変えたいと思っています。これまで長年変わらなかった意識を変えるのは、とても難しいことです。

それでも、譲渡の仕組みづくりや啓発活動を含め、いろいろな方法を試行錯誤することにより、欧州の動物福祉先進国と同じように、やがて日本の犬や猫の殺処分をなくすことができるはずです。
その希望を、支援者のみなさまと一緒に実現したいと思います。
■領収書の発行について
・2020年9月14日(月)12時以降の新規ご寄付分より、領収書の発行が可能です。
・1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。
・手続き完了後の発行や再発行はできません。
詳しくはヘルプページをご参照ください。
領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
<お問い合わせ先>
認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン・Yahoo!ネット募金係
メールアドレス:support@peace-winds.org
お問い合わせフォーム
皆さまからのご寄付は、保護犬の食費や医療費、高齢・病気・障害などで譲渡が難しい保護犬たちの飼育費(医療費・環境の整備費など)、犬舎や譲渡センターの維持・建築費、スタッフ人件費、災害救助犬・セラピー犬などの育成、正しい犬の飼い方や動物福祉の考え方を広めるための活動などに使わせていただきます。
【3,000円】保護犬1頭の血液検査ができます
【10,000円】保護犬1頭に混合ワクチンを接種できます
【15,000円】保護犬3頭分のドッグフード約1カ月分の支援になります
※PWJへの寄付は、寄付金控除の対象となります。
詳しくはこちら
※PWJ寄付金等取扱規程(2021年3月19日適用開始)
詳しくはこちら(PDF)
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更新日:2026/06/22

私たちピースワンコは行政から要請を受けて、殺処分対象の犬たちを定期的に引き出しています。引き出す犬たちの多くは野犬です。野犬は「人になれない」「凶暴だ」といったネガティブなイメージがいまだ根強くあり、敬遠されがちで、なかなか家族が決まりません。その結果、行き場がない多くの野犬たちが、全国的に殺処分されています。
野犬は繊細で怖がりな子が多いですが、とても優しい性格をしています。心が通じ合うと甘えてくれて、家族になれば全身で愛情に応えてくれます。全国の「殺処分ゼロ」実現のためにも、ひとりでも多くの方に野犬の魅力を知ってもらい、野犬に対するイメージを変えていきたいと考えています。

一方で、飼い主から手放された犬たちの収容も後を絶ちません。この日、私たちが保護に向かった広島県内の行政施設にも、所有権放棄された13歳のおじいちゃんワンコが収容されていました。

飼い主が入院されてから、お世話をする人がいなくなり、そのまま所有権を放棄されたそうです。保護するためにスタッフが部屋に入ると、ワンコは壁に体を押しつけて震えていました。皮膚は荒れ、下半身の毛はほとんど抜け落ち、爪も長く伸びたまま。立ち上がると震える足腰の様子から、筋肉がひどく落ちていることが伺えました。

13年もの間、ずっと一緒に暮らしてきたはずの家族がいなくなり、突然ひとりぼっちになった、おじいちゃんワンコ。その瞳は、とても悲しそうで、すべてを諦めているようでした。
飼い主は、望んで手放したわけではないのかもしれませんが、ワンコには飼い主しかいません。自分に何かがあったとき、愛犬をどうするか——それを考えることもまた、飼い主の大切な責任なのです。

ワンコを迎えるということは、家族になるということ。毎日をともに過ごし、一緒に歳を重ね、最期までそばにいること。私たちの活動は、保護して終わりではありません。怖い思いやつらい思いをしてきたワンコたちが、どの子も明るい未来を迎えられるように、最後まで一緒に暮らせる、本当の家族へとつないでいきたいと思います。
この日の引き出しの様子、ぜひ動画でご覧ください。現場の空気を、少しでも感じていただけたら嬉しいです。

2026年4月3日、私たちは徳島県の要請を受けて、徳島県動物愛護管理センターへ引き出しに向かいました。野犬や捨て犬が多い徳島県では、毎日多くの犬たちが管理センターへ収容されています。

この日も管理センターには、犬舎に入りきらないほどのワンコたちが収容されていました。保護しても保護しても運ばれてくる――。そんな現実の中で、センターで「ラーク」と「元帥(げんすい)」と名付けられていた2頭が、私たちを待っていました。

茶色い首輪をつけていた「ラーク」は、以前は家庭で暮らしていた可能性が高い子です。散歩も上手にできますが、車の音や男性を怖がり、ほえたり威嚇したりすることがあるとのこと。一方、「元帥」は警戒心が強く、過去に職員の方をかんだことがあるため「危険」と言われていました。けれどなれた職員の方には、甘える姿も見せてくれるそうでした。

犬たちの行動には必ず理由があります。人をかんだり威嚇したりする行動も、その多くは恐怖や不安から生じています。人を怖がる犬たちに必要なのは、力で従わせることではありません。安心できる環境と、焦らず寄り添いながら、信頼関係を築く時間です。
彼らが人との信頼関係を築き、優しい家族と出会って新しい犬生を歩んでいけるように、ピースワンコに連れ帰り、サポートしていきます。

徳島県動物愛護管理センターには、現在も家族との出会いを待っているたくさんの犬たちが収容されています。環境省の最新の統計によると、全国ではいまも年間約2,000頭、1日あたり約5頭の犬たちが殺処分されています。全国の「殺処分ゼロ」を実現するために、私たちはこれからも、1頭でも多くの命を未来へつなげられるよう活動を続けていかねばなりません。
徳島から引き出した2頭は、「ラーク」改め『金時』、「元帥」改め『蜂須賀』という名前になって、新しい犬生をスタートしています。徳島での引き出しの様子や、『金時』と『蜂須賀』の新たな一歩、ぜひ動画でご覧ください。

かつて犬の殺処分数が全国ワースト1位だった広島県。2016年4月以降、殺処分機の稼働を止め続けていますが、今もなお、県の要請を受けて定期的に県内の行政施設から殺処分対象の犬たちを引き出しています。

殺処分対象になっている犬のほとんどは、野犬です。そのほか、もともとは飼い主と暮らしていたであろう高齢犬や、病気やけがを抱え、行き場を失ったワンコたちもいます。
引き出しに向かったこの日も、生後7~8カ月の野犬の子や、放浪していたところを保護されたガリガリでボロボロの高齢犬、てんかん発作を起こしていた子、人が怖くて端っこで震えている成犬の野犬たちが私たちを待っていました。

野犬は「人をかむ」「人になれない」といったイメージから、譲渡対象になりにくく、殺処分されてしまうことが多いのが現状です。けれど、野犬が人を警戒するのは、野生で生き延びるために、母犬から「人間は怖い存在だ」と教えられて育ってきたから。どの子も愛情をかけて寄り添い、人と暮らす経験を積んでいけば、少しずつ人に心を開いて懐いてくれ、かけがえのない家族になってくれます。

一方で、さまざまな理由で安易に捨てられた犬たちも収容されています。病気になって医療費がかかる、高齢で夜泣きをする、お世話が大変、いうことを聞かない、引っ越し先がペット不可だった、など。かつては大切な家族だったはずなのに、人間の身勝手な都合で行き場を失った子たちです。
犬は“物”ではなく、私たちと同じように感情もある大切な“命”です。私たちを待っていた高齢犬は、とても悲しそうな瞳をしていましたが、自分からそっと甘えてくれました。

多くの方々の努力により官民連携の取り組みが進み、日本の犬の殺処分数は減少しています。けれど今もなお、年間1,964頭、1日あたり約5頭の犬たちが命を落としています。殺処分されている多くが、ネガティブなイメージがある野犬や、飼い主から捨てられた犬たちです。
全国の「殺処分ゼロ」実現のために、こうした現状を一人でも多くの方に知っていただき、それを拡散していただきたいと思っています。そして、犬と暮らしたいと思ったときに「保護犬を迎える選択肢」があることを思い出していただけたらと願っています。引き出しの現場の様子と私たちの想い、ぜひ動画からご覧ください。

徳島県動物愛護管理センターからの要請を受けて、3頭のワンコを引き出しました。その中に、咬傷(こうしょう)歴がある推定10歳のシニア犬がいました。初対面の人や、特に男性に強い警戒心を見せ、柵越しでも歯をむき出しにして威嚇することがあるそうです。もし柵がなければ、かまれるかもしれない――。そんな緊張感の中での保護でした。

動物愛護管理センターで咬傷(こうしょう)犬といわれていたその子は、もともと人と暮らしていた可能性が高いそうです。しかし、過去に何があったのか、人への強い不信感を抱えていました。
保護犬たちには、男性が苦手な子が多い傾向があります。一般的に男性は、女性に比べて体格が大きく、威圧感を感じやすいからだと言われています。また、褒められるときは高い声、叱られるときは低い声になることが多いので、男性の低い声は、犬たちには、怒られているように感じて怖がられてしまうのです。
犬にとって威嚇は、自分を守るための唯一の手段。このシニア犬も、不安や恐怖の中で必死に生きてきたのでしょう。威嚇には、この子なりの理由があるのだと思います。

ピースワンコへ連れ帰る前、スタッフになれてもらうために、動物愛護管理センターの職員さんと一緒にお散歩をすることに。初対面のスタッフとも、とても上手に歩いてくれました。おもちゃで遊んだ時も、おもちゃを取ろうとしたスタッフに怒ることはなく、むしろ「遊んで」と言うように、おもちゃをくわえて持ってきてくれました。
その姿に、この子は本当は"咬傷(こうしょう)犬"ではなく、人と遊びたい、人と仲良くしたい、そんな優しい気持ちを持った子なのだと伝わってきました。
この子は、職員の皆さんとの関わりの中で、少しずつ人への信頼を取り戻しつつあるのでしょう。移動のためのクレートにも自分から入りました。

この日は、ワンコたちにとって前触れなく訪れた、突然のお別れの日。不安そうな表情で、職員さんを見つめています。これまで優しく大切にお世話をしてきた職員さんも寂しそうですが、「行ってらっしゃい!」「みんないい子なのでよろしくお願いします」と、あたたかな言葉で送り出してくださいました。
咬傷(こうしょう)犬といわれていたシニア犬は、「宗一郎」という新しい名前になって、浜松譲渡センターで家族を探します。これから先の犬生は、「怖い」ではなく「安心」「嬉しい」「幸せ」と思える時間を過ごせるように、少しでも早く本当の家族を見つけてあげたいと思います。「宗一郎」の引き出しの様子、ぜひ動画からご覧ください。


2010年に子犬で保護されて、ピースワンコの元災害救助犬として活躍してきた夢之丞(ゆめのすけ)も、今年(2026年)でまもなく16歳。年齢とともに後ろ足の筋力が落ち、思うように歩けない日が増えてきました。それでも「歩きたい」という気持ちは、まだまだ衰えていません。足元がふらついてすぐ横になってしまいますが、スタッフにマッサージしてもらったり、テーピングしてもらったりしながら、ゆったり過ごしています。

そんな夢之丞のために、動物の義足・装具を研究する広島国際大学の山田先生が訪れてくれました。山田先生は以前にも、ワンだふるファミリー犬の「ロンド」の義足を作ってくださった先生です。今回は、夢之丞が少しでも負担なく歩けるようにと、足先を支える装具を作るための型取りが行われました。

「ちょっと冷たいけれど我慢してね。冷たかったら“冷たい”っていってね」と夢之丞に優しく話しかけながら、石こう包帯を丁寧に巻いていきます。夢之丞はスタッフに抱っこされながら、じっとおとなしく型取りに応じてくれました。

犬や猫も、そして人にとっても、自分の足で「歩くこと」は健康を維持するうえで、とても重要だと山田先生は語ります。

「寝たきりや座ったままの状態が続くと、筋力だけでなく内臓の働きにも影響が出てしまいます。たとえ自力で歩くことが難しくなっても、車いすなどで体を支えながら手足を動かすことが大切です。自分の足で歩いて、自分で排せつする。誰かに頼らなければできない状況になると、遠慮や我慢が生まれ、ストレスにつながってしまう。
だからこそ、そんな我慢や不自由のない生活を、私たちが少しでも手伝ってあげられたらと思っています」山田先生はそう話してくださいました。
たくさんの人の想いと工夫に支えられている夢之丞の日常、装具の型取りの日の様子、ぜひ動画からご覧ください。
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認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
認定NPO法人ピースウィンズ ・ジャパンは、日本に本部を置き、国内外で紛争や災害、貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人々を支援する国際NGOです。大西健丞により1996年に設立され、世界各地に支援を届け続けています。
ピースウィンズが運営する、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」は、国内外の災害被災地にいち早く駆けつけ、専門的な支援活動を行っています。
日本国内での社会課題の解決を目的とした活動にも力を入れており、地域活性化や子ども支援、犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動などに取り組んでいます。
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