【東日本大震災】人やコミュニティの絆の大切にした支援を

寄付受付開始日:2011/06/08

  • 領収書あり
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認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2023/10/02

「波にのまれ、水の中で20秒ぐらい息ができず死を覚悟した。流されながら、たまたま見つけた雨どいに掴まって助かった。街が津波に壊されていく音が今も耳に残っている」
宮城県南三陸町シルバー人材センターの事務局長(当時)は、震災から5年後、こう話してくれました。

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は2011年3月11日の東日本大震災発災直後に被災地に入り11年間、支援を継続しています。これまで、救援物資の配布を中心とした緊急支援から復興を見据えた支援へと、被災者の状況やニーズの変化に合わせて徐々に活動の重点を移してきました。

11年の歳月の間に、人の気持ちも支援のニーズも大きく移り変わってきました。しかし決して変わらないのは人やコミュニティの絆の大切です。

東北は復興のあゆみを続けながら、日本の他地域も直面しているあらゆる課題に取り組んでいかなければなりません。その将来を担ってコミュニティを支える力、生きる力を一緒に育んでいきます。

これまで継続してきた高齢者のコミュニティづくりや高校生への支援活動など、将来を見据えたプログラムを実施していきます。

自分たちの未来を描く高校生を応援
高齢者のコミュニティづくり

PWJは今後も東北の皆さんに寄り添い、必要とされる支援を続けていきます。

西城幸江
PWJ東北現地事業責任者

2011年3月11日、あの日津波が町を襲ってから、11年がたとうとしています。
地元、南三陸町出身の私は、小さいころから元気なお年寄りたちの姿を見て育ちました。しかし、津波がお年寄りの活動の場を奪っていったことを今でもよく覚えています。

震災から3年たった時、私はある目標を立てました。
~以前のように、お年寄りが生活の中で楽しさを見いだせる場所をつくり出したい~

震災で宮城県南三陸町では、高齢者の軽作業などのあっせんやサークル活動の拠点となっていた町シルバー人材センターが全壊し、多くの取り組みが中断されてしまいました。
私たちは、震災前の日常の一部を取り戻し、地域コミュニティの再生につなげるため、高齢者や住民らが集う施設「晴谷驛(ハレバレー)」の建設を支援してきました。

また、施設運営を担う団体「びば!! 南三陸」の立ち上げも同時に支援してきました。これにより完成後、地元の住民たちが中心となって運営することができています。

ハレバレーでの活動は今年、シルバー人材センターとして自らの生きがいの充実や社会参加を希望する高齢者の方々のために生まれ変わります。

南三陸町に作った拠点 晴谷驛(ハレバレー)

私は今でも東北で活動を続けています。
もしかしたら目標は少しだけ、達成できたのかもしれません。
しかしまだまだ震災前の日常とはかけ離れています。
皆さんに『これ、いいね!』と思っていただける活動がひとつでも多く実現できるよう、引き続き努力していきます。

※2021年2月にプロジェクトのタイトルを変更しました。

■領収書の発行について
・2021年2月12日(金)14時以降の新規ご寄付分より、領収書の発行が可能です。
・1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。
・手続き完了後の発行や再発行はできません。
・領収書の日付は、お客様の寄付手続き日ではなく、当団体への入金が完了した日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)です。

詳しくはヘルプページをご参照ください。
領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。

<お問い合わせ先>
認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン・Yahoo!ネット募金係
メールアドレス:support@peace-winds.org
お問い合わせフォームはこちら

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詳しくは「寄付金控除(認定NPO)について」をご覧ください。

寄付金の使いみち

いただいたご寄付につきましては、主に下記用途にて大切に使わせていただきます。

1.高齢者の交流と生きがいの場づくり
2.東北の未来を担う若者や子どもの支援
3.その他、被災地のニーズに応じた復興支援や、将来の大規模災害に備えた支援体制づくり

※PWJでは、ご寄付の最大15%を事務所の管理運営費、広報や捉言活動のための費用などに活用させていただいています。ご了承ください。

"#311企画これからもできること"
"#311寄付はチカラになる"

活動情報

更新日:2023/10/02

コロナ禍でもできる活用を 南三陸
馬がつなぐコミュニティー 福島(2022年12月12日更新)

■南三陸
南三陸にコミュニティースペースとして建てられた「晴谷驛(ハレバレー)」。
2021年3月末まで、特定非営利活動法人びば!! 南三陸の拠点として、高齢者の生きがい作りや地域の方々の集まる場所として、また、東日本大震災の被災の影響を受けてメンバーが減り、解散してしまったシルバー人材センターの役割を担っていました。2021年4月から南三陸シルバー人材センターが再開することになり、びば!! 南三陸はその働きを終え解散することに。

それから1年半。晴谷驛は新たなステージに向けて動き出す予定でした。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、人が集う場所としての活用は止まったまま。でも、現在は社会福祉協議会などからの依頼を受けて、お弁当を作り、配達をしながら見守り活動をしている地元の方々の拠点として使っていただいています。

晴谷驛(ハレバレー)(2022年7月)

建物を維持するだけでも大変なのですが、みなさんの支援を受けて、来年こそは人が集まる場所として活用したいと考えています。

■福島
ピースウィンズは2013年から南相馬に拠点を置く特定非営利活動法人相馬救援隊と連携し、東日本大震災の福島における復興支援をおこなってきました。
相双地域には一千有余年続いてきた「相馬野馬追」(国の重要無形民俗文化財)をはじめとして、受け継がれてきた馬事文化があります。馬との結びつきの深さは相双地域のコミュニティーの人々をつなぐ重要な要素であり続けています。

厩舎(きゅうしゃ)で過ごす引退競走馬(2022年4月)

現在、相馬救援隊は南相馬市において引退競走馬5頭(うち、2頭はピースウィンズ所有)とポニー2頭を飼育し、南相馬市で乗馬体験やトレッキングなど馬との交流プログラムをおこなっています。このプログラムを2023年から大熊町、浪江町でも展開し、地域の結びつきを実感できる機会を作っていく予定です。

2頭のポニー(2022年4月)

スタッフインタビュー 東北を見つめ続けて感じる「変化」と「これからの支援」(2022年2月8日更新)

ピースウィンズ・ジャパン 橋本笙子

──2021年で発災から10年が経過しました。これまでの10年と、11年目以降では被災地に関する変化を感じていますか?

「10年目が節目と捉えられ、人々の関心が薄れ、風化が進んでいると感じています」

──復興庁の設置期限が10年間延長となりました。被災地域において、今後10年注力する分野があるとすると何だと考えますか?

「まず防災・減災の仕組みづくりが大事だと考えます。さらに被災者の心のケア(メンタルヘルスケア)は引き続き注力すべきではないでしょうか。震災後、さまざまな事情で地域を離れていく人も多く、過疎化や人口減少も目立ってきました。その対策と、地域住民の交流を増やしていくことも大切だと思います」

南三陸町震災復興祈念公園。犠牲になられた方々の名簿を納める「名簿安置の碑」からは、左手に旧町庁舎が見える。(2021年3月)

──いま、被災地で一番必要な支援は何だと思いますか?

「『つながりの再生』です。東日本大震災から10年。その間の復興は順調とはいえません。東日本大震災後に自然災害が多発し、被災地がまた被災地になるという状況、さらには新型コロナウイルスによるつながりの断絶。被災者一人ひとりの状況はさまざまですが、「あなたはひとりではない」と思えるつながりを再生する必要性を感じています」

──500万円を超える寄付金が得られるとした場合、ぜひ取り組みたいと考える事業はありますか?

「2015年に南三陸町に建設したコミュニティースペース『晴谷驛』が2021年春にそれまでの役目を終えました。地元の方々と話し合い、2022年春から新たなコミュニティースペースとして稼働させることを計画しています。目的は、地元の方々の居場所づくり、南三陸を訪れた方々の研修スペース、情報発信の拠点としてコミュニティースペース『晴谷驛』を活用することにより、つながりを再生することです」

右手奥にあるのがコミュニティースペース「晴谷驛(ハレバレ―)」(2021年10月)

──今後の活動において、目指すゴールを教えていただけますか?

「支援の必要がなくなること、です」

【東日本大震災復興支援10年間の活動報告】(2021年2月12日更新)

PWJは震災直後から、衣食住などの基本的な生活ニーズを満たす「緊急期」、暮らしと産業の再建に取り組む 「復旧期」、将来に向けて地域の活力を高める「復興期」へと、移り変わる状況に合わせて活動を続けてきました。

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プロジェクトオーナー

認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

認定NPO法人ピースウィンズ ・ジャパンは、日本に本部を置き、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人々を支援する国際協力NGOです。
これまでに世界33カ国で活動してきました。また、日本国内での社会問題の解決を目的とした活動にも力を入れており、地域活性化や犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動などに取り組んでいます。
新型コロナウイルス感染拡大に対しては、「空飛ぶ捜索医療団(災害緊急支援プロジェクトARROWS)」として、2020年1月末に新型コロナ緊急支援を開始し、国内外1,300以上の医療・福祉施設などに医療物資を配布したほか、全国の大学・研究機関への抗体検査機器の寄贈、クラスターが発生した医療現場への医療チームの派遣などに取り組んでいます。

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