寄付受付開始日:2010/12/17
更新日:2020/11/30
ピースウィンズ・ジャパンが東ティモールでの支援を始めたのは1999年の独立紛争がきっかけです。
当時インドネシアの占領下にあった東ティモールで、独立をめぐる紛争がおこり、住居は壊され、焼かれ、多くの尊い命が失われました。食べる物も住む場所もない人があふれる中、ピースウィンズ・ジャパンは緊急人道支援を開始し、紛争から3年後の2002年に、東ティモールの独立を見届けて緊急支援は終了しました。
このまま支援を終了するのか、復興まで見届けるかの岐路に立った際、何が東ティモールの応援になるのかを調査し、唯一の換金作物であるコーヒーの品質を改善し、フェアトレードとして高値で買い取って流通させることができれば、立場の弱い小規模コーヒー生産者の収入向上にもなるのではないか。また、将来基幹産業として国の経済を担うであろうコーヒー産業の育成にも寄与できるのでは、というゴールを定め、2003年からフェアトレードとしてのコーヒー生産者支援事業を本格的に開始し、現在に至っています。
届きにくいところから支援を始めよう、というピースウィンズ・ジャパンのポリシーによって選ばれた東ティモール・レテフォホは、年間降雨量が2,000mmを超え、標高が高いため昼間と夜の温度差が大きく、おいしいコーヒーができる条件を兼ねそろえた、まさにコーヒーの理想郷です。
その様な好条件と生産者の頑張り、スタッフの粘り強い努力が実り、東ティモールコーヒーは現在、日本や豪州、欧米でもレテフォホという名前を目にするようになりました。「東ティモールコーヒーしか飲みません!」というコアなファンも増え、人気のコーヒーになってきています。
2015年に発表されたデータによると、国の輸出産品のうち、コーヒーが全体の98%の輸出を占めるまでに成長しています。
また、国民の4人に1人が、何らかの形でコーヒーに関わって生計を立てていると言われており、国を支えている産業でもあるのです。
しかしながら、現在東ティモールではコーヒーの木の老齢化が懸念されており収穫量の減少に加え、豊作の年と不作の年の収穫量の差も年々拡大していっています。主要な農産物であるコーヒーが、基幹産業としてしっかり定着する前に、収穫量の減少が始まってしまっているという状況を、多くの方に知っていただけたけたら幸いです。
ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
皆さまのご寄付は、東ティモールにてコーヒー生産者の自立支援活動に活用させていただきます。
具体的な寄付金の使い道としては、ピースウィンズ・ジャパンが行うコーヒー生産者自立支援事業への参加を希望する新たな生産者への必要物資配布、コーヒーの木の老齢化に対する圃場(ほじょう)のリハビリテーション事業、また、それに伴う生産者への研修や実施に伴って必要となる苗床、そして現地バリスタの技術指導などにも活用させていただきます。
詳細な情報を知りたい方はピースウィンズ・ジャパンの公式サイトをご覧ください。
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認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、紛争や災害、貧困などの脅威にさらされている人々に対して支援活動を行うNGO (Non-Governmental Organization = 非政府組織)です。
日本に本部を置き、これまで世界33の国と地域で活動してきました。また東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨の際にも出動し、支援を行いました。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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