• 概要
  • 活動情報 2018年10月25日 更新

あなたの支援が子どもたちの未来を支えます

8月8日から19日にかけて降り続いた豪雨による死者は350人以上にのぼり、インド南部ケララ州は、1924年以来、最悪の洪水被害に襲われています。 州政府によると、州の人口の70%にあたる2,300万人(うち子ども700万人)が、この洪水の影響を受けていると考えられています。多くの人が、避難所や避難キャンプ、仮設シェルターといった一時的な避難場所に逃れてきており、セーブ・ザ・チルドレンは100万人近くが深刻な影響を受けていると考えます。

セーブ・ザ・チルドレン・インドの人道支援マネージャー レイ・カンチャラは、以下のように状況を訴えます。

「この災害の被害の規模を把握することは困難です。家屋がひとつ残らずひどく損害を受けているか、あるいは完全に倒壊している地域もあります。屋根や壁は崩壊し、道路は完全に流されています。自宅の1階が浸水しているために、上の階に依然として避難している人たちもいます。
少雨になり、幸いにも水が引いてきましたが、後には、甚大な破壊の爪あとが残されています。倒木や地すべりのために道路がふさがれるなど、被害を受けた地域に行くことは非常に困難です。
ケララ州の各地域が被害を受けていることを考えると、被害の全容を把握するのには1週間以上かかると思われます。緊急人道支援のニーズが高いことは明らかですが、どの位の規模で支援が必要かを把握するためにはもう少し時間が必要です。
特に子どもたちは日常生活が一変し、困難な状況に直面しています。自宅や本などの持ち物がどうなっているか、そして、自宅周辺がどうなったか分からずにいます。多数の子どもたちが、さまざまな不安を抱えることになると考えます。
食料やシェルター、安全な飲料水などが緊急に必要ですが、中長期的には、被災した子どもたちが現在の困難な状況から立ち直るための精神的な支援が必要になることは明らかです。」

セーブ・ザ・チルドレンのインド洪水緊急支援活動 (2018.10.23更新)

セーブ・ザ・チルドレンは、8月19日にスタッフ2人を派遣し、現地で関係者との連携と、情報収集を開始しました。また、支援活動の運営本部をケララ州サーウーバラに設置し、パサナムティッタ、アラップーザ、ワイナードの3県で洪水の被害を受けた家族への支援を実施し、これまでに5,351人に支援を届けました。

子どもの保護

・現地支援団体とともに、パサナムティッタで子ども保護のニーズ調査を実施しました。
・アルコール依存症や、家庭内暴力の発生率が高いという課題を抱える同州で、災害後に、それらの課題が増加することが懸念されているため子どもの心理社会的支援のニーズや、子どもの権利と子ども虐待についての啓発活動の実施を予定しています。

衛生

・洪水によるがれきの撤去を16地区と学校2校で行い、25,882人に支援を届けました。
・学校11校で、保健衛生に関する啓発活動を実施し、子ども3,542人を含む3,788人に支援を届けました。
・パサナムティッタとワイナードの2県で、水と衛生事業(Water, Sanitation and Hygiene:WASH)に必要なインフラの整備を準備中です。

食料支援

・10月8日~24日にかけて、食料支援と生計支援に関する調査を計画しています。

セーブ・ザ・チルドレンの支援活動

私たちは、子どもの権利のパイオニアとして約100年の歴史を持つ、子ども支援専門の国際NGOです。現在、日本を含む約120カ国で子ども支援活動を展開しています。

セーブ・ザ・チルドレン 団体紹介

寄付金の使いみち

セーブ・ザ・チルドレンは、今後72時間以内に、子どもたちが同世代の子たちとの遊びや活動を通して、日常性を回復することを支援するための空間「こどもひろば」5カ所を開設します。
現在実施中の支援ニーズの調査結果にもとづき、この災害の影響を最も受け、そして支援が届きづらい人々への対応を中心に活動を実施していきます。