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  • 活動情報 2018年3月05日 更新

世界の終わりのようです-シリア・東グータ地区で激しい爆撃にさらされる子どもたち

【2月18日から続く激しい砲撃と爆撃】
2018年2月18日から、シリアの首都ダマスカス近郊の東グータ地区にかつてない規模の爆撃と砲撃が行われ、数千人の家族が、命の危険にさらされています。保健医療施設20カ所以上が爆撃されており、18日からの7日間で、犠牲者数は500人を超えたとの報道もあります。
医療支援団体のハムザ医師は、「東グータ地区は壊滅的な状態です。たくさんの人々が亡くなっています。死者数は日々増えていき、これ以上把握し続けることができません。私たちが経験している恐怖は言い表すことができません」と話します。

アナスさん(上記写真)は、「爆発音を聞いた時、地下室にいました。翌日戻って来てみると、自宅が破壊されていました。瓦礫(がれき)の中から所持品を引っ張り出しています」と話します。

攻撃が激化して以降、数千家族が昼夜身を潜めて生活しています。地下室や地下の避難所に避難する4,100 家族について、現地で活動する支援スタッフは、彼らの半数以上が水や衛生設備、換気装置もないところに避難しており、子どもたちは病気に罹患しやすくなっていると言います。

東グータ地区の支援スタッフは、「(爆風により)自宅の2階や3階から投げ出された人もいました。地面に落ちた女性や子どももおり、彼らの骨は完全に折れていました」と話します。

セーブ・ザ・チルドレン シリア事業ディレクター ソニア・クシュは、「全く許しがたい状況です。爆撃は容赦なく続き、子どもたちが犠牲になっています。家族には逃げ場もなく、閉じ込められ、そして日夜砲撃を受けています。これ以上人々が殺害されたり重傷を負わされないよう、一刻も早く停戦が必要です。そして、人道支援も絶対的に必要です。日に日に悪化するこの恐ろしい紛争の矢面に立つ人たちに、食料や医療品医薬品、シェルターを届ける必要があります」と訴えます。

セーブ・ザ・チルドレンはパートナー団体を通して、東グータ地区の子どもたちへ以下の支援活動を続けるとともに、教育支援や子どもの保護、保健・栄養支援をシリア国内で実施しています。
・2歳未満の子どもたちへの栄養補助プログラムの実施
・暖かい衣料品や簡易テントなどの提供
・食料の購入や生活再建のための現金給付

【ベトナム 洪水被害緊急対応】

ベトナムでは、2017年8月から10月にかけての記録的な豪雨や台風により甚大な被害が発生しています。
過去70年間で最悪の洪水被害に見舞われた地域では、9人の子どもを含む33人が死亡し、家屋280棟が全壊もしくは洪水で流されました。大型の台風が直撃した中北部地域では、19万棟以上の家屋が影響を受け(うち全壊819棟)、なかでも特に貧しい世帯への影響は大きく、家屋が洪水被害を受けた世帯の6割が生活用品を失ってしまいました。教育現場への被害も甚大で、約25校が被災し、教室15部屋は完全に破壊されてしまいました。

セーブ・ザ・チルドレンは、これまでベトナム政府や他の関連機関と連携のもと、特に被害の大きかった地域の学校施設の被害状況を調査し、生徒たちの文房具を含む教育キットを1,250セット配布したほか、トイレ設備と手洗い施設を整備しました。

セーブ・ザ・チルドレン 団体紹介

寄付金の使いみち

セーブ・ザ・チルドレン「いのち・みらい貯金箱」は、シリアでの子ども支援活動などに役立てられます。
セーブ・ザ・チルドレン「いのち・みらい貯金箱」は、迅速に支援を開始し、最も支援を必要とする方々に、適切な支援を行うことで、災害などによって損なわれやすい子どもたちのいのちとみらいを守るための基金です。

セーブ・ザ・チルドレンは 、緊急人道支援の最前線で、緊急医療・保健サービス、食料や緊急援助物資、安全な水や衛生環境、一時的な住居、緊急時の教育、こころのケアなどを提供し、多くの子どもたちやその家族のいのち(命)とみらい(未来)を守るために活動しています。