寄付受付開始日:2022/03/08
更新日:2023/05/19
現在、ウクライナではおよそ3世帯に1世帯にあたる、1,100万人が食料不安に陥っています。人口の3分の1は職を失いました。多くの人々が、電力のない状況で厳しい生活を強いられています。
地雷や戦争の残骸により耕すには危険な農地もあり、世界最大の穀倉地帯の一つであるウクライナの生産力が大きく妨げられています。
戦争の影響は広範囲にわたり、壊滅的な被害をもたらしました。世界的な価格高騰を招き、レバノン、スーダン、ベネズエラのような遠く離れた国でも飢餓が深刻化し、ソマリアやイエメンなど内戦を抱える最も不安定な国々において、飢餓の大惨事まであと一歩というところまで追い込んでいます。
国連WFPはウクライナ政府からの要請を受け、2022年3月よりウクライナ国内、および近隣諸国へ紛争から避難している人々へ緊急の食料支援を実施しています。
現地における食料支援と物流の整備
現在、国連WFPはウクライナで毎月約300万人の国内避難民や被災者を支援しており、前線の全域に食料を配布しています。スーパーマーケットや銀行が機能している地域では、現金支援も行っています。地域経済を支えるとともに、安全と判断された場合に店舗を再開できるよう働きかけています。
ウクライナの畑には、地雷や戦争の残骸、不発弾が散乱しており、現在もなお増え続けています。
そのため国連WFPはFAOやウクライナ農業政策・食料省、スイス財団、その他のパートナー機関と協力して、地雷除去作業を支援し、同国の農業生産の4割を占める小規模農家の理解を広げる活動を行っています。
また、2023年2月よりキーウ州内の58校において、避難民の子どもたちを中心として学校給食支援を開始しました。
食料を必要とする人々へ支援を続けられるよう、国連WFPのウクライナ緊急支援活動に皆様のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
<目標金額引き上げおよび寄付受付期間延長のお知らせ>
2023年4月現在、ウクライナでは約1,770万人の人々が人道支援を必要とされています。国連WFPは前線に近い西部地域を中心に、毎月約300万人の人々に食料支援や食料引換券、現金支援を届けています。今後は、復興のために必要な社会保障の強化や農地の地雷除去作業を進めるため、目標金額を引き上げ、寄付受付期間を延長いたします。(2023年5月19日更新)
皆様からのご寄付は、国連WFPのウクライナへの緊急支援に活用されます。
食料支援へ大切に使わせていただきます。
国連WFPは、現金支給と食料支援を通じて、毎月300万人以上の紛争の影響を受けた人々に食料を届けています。
また、国連を代表して、国連WFPはウクライナと多くの近隣諸国で、緊急通信・物流クラスターを主導しています。
なお、活動を支える事務所の管理運営費などのため、最大10%を運営費として大切に活用させていただきます。
”#ウクライナ緊急支援”
"#世界難民の日"
更新日:2023/05/19
ウクライナ戦争が始まって一年:13億食分の支援(2023年5月19日更新)
国連世界食糧計画(WFP)のウクライナ国事務所のマシュー・ホリングワース代表はウクライナ支援開始から一年間を振り返り、以下のように話しています。「私たちはこれまで、食料配給と現金支援を通じて、ウクライナの人々に13億食に相当する食料を提供しました」
国連WFPはこれまで、同国で1,000万人以上を支援してきました。「この数には、同じ人を支援した際の数は含まれていません」そして、ここ数カ月は、毎月一貫して300万人を支援しています。
現在、国連WFPの支援の80%以上は、前線の近くで暮らす人々に向けられています。これらの地域では、わずかな食料が法外な値段で売られていることがよくあります。「私たちはこれらの地域への支援に力を注いでいます」とホリングワース代表は言います。
そして、提供する食料はウクライナ国内で調達されることが増えています。「前は国外からの輸入に頼っていましたが、今は85%の食料を国内で調達しています。地元の農家や小売店から購入することで、地域経済を支えています」
ウクライナの食料システムと経済基盤を前向きに強化する、この要素は重要です。「私たちがやろうとしているのは、戦争が終結した後に、できるだけ早く、この国が再び自国と世界を養える状態にすることです」
現金支援を行う最大の人道支援機関として国連WFPは、これまでに200万人以上の人々に送金やバウチャーを提供し、生活必需品の購入を支援するとともに、ウクライナ経済に4億米ドル以上を注ぎ込みました。
ストーリー全文はこちら
ウクライナ避難民、モルドバで故郷の味と再会(2022年12月28日更新)
写真のタチアナさんは毎朝、日の出前に起きて、30kmほど離れたモルドバ中部の都市クリウレニにある職業訓練学校に通います。
彼女はこの学校の料理長として40年間働いてきたことを誇りに思っていますが、今年から同校がウクライナ戦争からの避難民を受け入れ始めて以来、自分の仕事が特別な意味を持つようになりました。
「私はいつも、食べる人に故郷を思い出してもらえるような料理を作ろうと心がけています。ここで幸せになってほしいからです」と、タチアナさんは温かい笑顔で語ります。
現在、40人の子どもを含む75人余りのウクライナ避難民が、国内にある69の避難民宿泊施設の一つであるこの学校の寮に住んでおり、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)はそのうち42の施設を支援しています。
これまで国連WFPは、温かい食事と商品券を合わせて、モルドバ国内の宿泊施設に収容されている避難民に100万食以上を配給してきました。
避難民への支援は、モルドバへの避難民流入に対する国連WFPの広範な対応の一環です。また、彼らを受け入れている12,000以上のモルドバの家族に現金支給を行っており、2022年3月以来、400万米ドル以上が現地経済に投入されています。
写真の副料理長のヴィオリカさん、コックのエカテリーナさんとマリアさん、料理長のタチアナさん、施設長のヴァシレさんは、クリウレニ校のウクライナ避難民に栄養価の高い食事を提供しています。
モルドバでは最近、国境周辺で小康状態が続いていますが、嵐の前の静けさのようにも感じられます。今年の食料や燃料価格の高騰により、非常に厳しい冬の到来が目前に迫ります。ウクライナでの戦闘が激化し、新たな避難民が流入する可能性もあります。
毎月、学校には国連WFPの回数券が送られ、1人1日100レイ(約5米ドル)に換算されます。
「この回数券のおかげで、ここの難民は十分な食事をとることができます」と施設長のヴァシレさんは言います。
ストーリー全文はこちら
※当募金ページに記載の内容については、プロジェクトオーナーが責任を負っており、LINEヤフー株式会社が責任を負うものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。
※本ページの「プロジェクト概要」「活動情報」「寄付金の使いみち」に掲載のリンクは、外部サイトに移動します。
※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。
国連WFPは、飢餓をなくすことを使命に活動する国連唯一の食料支援機関です。
災害や紛争時の緊急食料支援、母子の栄養状態の改善、学校給食の提供などを活動の柱に、毎年約80カ国1億人に食料支援を行っています。
食べることは、生きることの基本です。飢餓の解決は平和への第一歩でもあります。すべての人が当たり前に食べられる「飢餓のない世界」を一緒につくりませんか。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
Facebookコメントで寄付先への応援をお願いします
記入された応援のコメントは、寄付先団体およびYahoo!ネット募金の広報・宣伝活動(記者会見やプレスリリースでのご紹介等を含む)に 使用させていただく場合がございます。
ご了承の上、コメントを記載いただきますようお願いいたします。(2020年9月23日追記)
※本コメント機能はMeta Platforms Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してLINEヤフー株式会社は一切の責任を負いません。