• 家屋や村役場も豪雨による増水で流されてしまった。

ラオス全土を襲った数十年ぶりの大豪雨。メコン川流域一帯では数十年ぶりの降水量を記録し全国各地で洪水被害が発生、13万世帯以上が浸水などの被害を受けました。

世界の医療団の活動地であるラオス北東部のフアパン県は、メコン川流域からは外れているものの、記録的豪雨によって甚大な被害を受けました。県内各地の主要道路沿いでは、電柱が崩れ落ちるほどの土砂崩れが発生、洪水被害も各地に広がりました。

隣県のシェンクワンとの県境にある川も決壊、流域にある数カ所の橋が崩れ、川沿いにあったシェンクワン側の小病院も倒壊、医療器具も流されました。世界の医療団が事務所をおく県都サムヌアでも川が氾濫、近隣の川沿いにも浸水被害が及ぶ事態になったため、事務所からパソコンなどを運び出しました。

低地に建つ県保健局の建物も浸水の被害を受けました。サムヌアでは、寸断されていた電気・水供給も、2週間程で復旧しました。各地をつなぐ道路では土砂災害による撤収作業が続き、活動地であるソン郡、フアムアン郡へのアクセスも困難になりました。

さらに、それら地域では長引く停電、電話やインターネットの通信手段も不安定な状況が続き、郡保健局や郡部で活動する当団体スタッフとの連絡も途絶えがちになっていきました。

世界の医療団は、一時的に郡部での活動を休止せざるを得ませんでした。

村にとって重要な役割を果たしていた橋や病院も、豪雨によって無残な姿に。

災害への対応と再開活動に向けて

9月に入ると降雨量は落ち着き、川の水位も低下、徐々に被害状況が明らかになってきました。活動地域のひとつ、フアムアン郡では、3つの村で多くの住民が仮設家屋での生活を強いられています。
電気や水供給設備の完全復旧にはまだまだ時間を要するとみられ、県・郡保健局は、仮設家屋がある村の衛生状態の悪化、これに伴う感染症の蔓延(まんえん)を懸念しています。

また、シェンクワン県との県境、フアパン県側に位置するソプラオヘルスセンターでは、シェンクワン県の小病院が倒壊したため、停電にもかかわらずシェンクワン県からも患者を受け入れています。

豪雨被害から一カ月が経過しても、県保健局や行政による対応は追いつきません。担当部局ごとに必要な支援と物資がリスト化されつつありますが、現在の支援活動は民間からの寄付金などで賄われている状態が続いています。

流木が小病院を覆う様に雪崩れ込んでいる。

活動地での被害と事態収拾のめどが立たない状況を受け、これ以上の状況悪化を予防するためにも、世界の医療団は、当面優先順位の高いニーズに的を絞り、県・郡保健局の豪雨被害対策活動の支援を決定しました。

支援活動の2本の柱になるのは、被害の大きかった村落の衛生状態の悪化を防ぎ、大人が子どもを守っていける生活環境を維持すること。もうひとつは、フアムアン郡において、核となる医療施設の機能強化を図ること。

まずは、ソプラオヘルスセンターに自家発電用のジェネレーターを導入し、非常時にこそ必要不可欠なワクチンを保管できる冷蔵庫を復旧させました。
また、今後の支援の方向性を定めるため、県・郡保健局と被害の大きかった村を訪問、村人との話し合いの場を持ち、住民のニーズを調査しました。

豪雨被害について村の人々から状況をヒアリングし、今後の対策を考える。

<ご支援ください>
私たち世界の医療団は、地域に根ざした保健医療・小児医療サービスの強化を通じて5歳未満児の死亡率低減を目指しています。大規模な豪雨被害・洪水被害に続く、生活基盤の崩れや不衛生状態が招く2次的な健康被害を防ぎ、一日も早く通常の活動が再開できるよう協働パートナーとともに現地にて活動しています。

より詳しい状況については幣団体ウェブサイトをご覧ください

衛生環境を改善できるよう仮設住居者が共同で利用するトイレや水場の整備を行い、感染症予防に欠かせない衛生用品、零下近くまで気温の下がる冬の到来に備え、被災後の生活に必要不可欠となる衣料や毛布などの生活物資、約120万円相当を届けます。

目標金額の達成に、ぜひとも皆さまのあたたかいお力添えの程よろしくお願いいたします。

寄付金の使いみち

この度は世界の医療団をご支援いただきましてありがとうございます。頂戴いたしましたご寄付は、ラオスにおける豪雨被害地域への支援活動に使わせていただきます。
最新の活動状況は 世界の医療団ホームページやFacebookでもご紹介しています。ぜひご覧ください。

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