寄付受付開始日:2015/12/03
更新日:2015/12/03
イランに暮らすアフガン難民の若者の多くは、イランで生まれ育った難民の2世、3世です。難民の就業の機会が制約されていることから、働くことへの希望を失ってしまったり、イランで就業経験を積めずアフガニスタンへ帰還後、母国で就職し自立できるかどうか不安に感じる難民の若者が多くいます。
職業訓練校はアフガン難民の若者を対象にITや会計、プロジェクトマネジメント、グラフィックデザインなど多岐に渡る職業訓練コースを運営しています。彼らがアフガニスタンで就職し、自立できるよう就業に必要なスキルの習得を支援することが目的です。また、イランで生まれ育った難民の若者に対して、アフガニスタンの文化や教育、就職などに関する情報支援も行っています。
難民の若者が「職業訓練校との出会いが私の人生を変えるきっかけとなった」、「今の私には将来の夢がある」と語ってくれることがあります。そんな時、研修プログラムが難民の成長に着実に結びついていると実感します。1人でも多くの難民の若者が失いかけた夢を取り戻し、その夢に向かって歩んでいけるよう今後も支援していきます。
みなさまの温かいご支援をどうぞよろしくお願い申しあげます。
更新日:2015/12/03
職業訓練コースの一つ、グラフィックコースでは、生徒たちがデスクトップ壁紙やカレンダー作成を通して、自身のスキルを磨いています。カレンダーを作成したザハラさん、ソニタさんにインタビューを行いました。
■難民であることの苦労は何ですか?
(ザハラさん)苦労は数えきれません。
その中でも一番の問題は教育です、私は大学でグラフィックデザインを専攻したいと考えていましたが、経済的な理由で進学を諦めました。
(ソニタさん)イランでは、高校から専攻を選べますが、難民が選べる専攻は限られています。私はグラフィックを専攻したかったのですが、難民がグラフィックを専攻することは認められませんでした。悔しくて泣き崩れ、その後2年間高校へ通いませんでした。そんな時NICCOの職業訓練校の存在を知り、とてもうれしかったです!
■カレンダーを通して日本や世界の人々に伝えたいメッセージは何ですか?
アフガニスタンは争いばかりしていて、残酷な人々だという印象があるかもしれません。しかし、アフガニスタンにも日本と同じように古い歴史があり、美しい芸術や文化があります。そんなアフガニスタンの一面を、カレンダーを通して日本の皆さんにも伝えたいと思っています。
ザハラさんソニタさんが作成したカレンダーは、こちらでご覧いただけます。
http://kyoto-nicco.org/blog/update/747.html
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はじめまして日本国際民間協力会(NICCO)テヘラン事務所の八木万里子と申します。2012年10月にNICCOへ入局し、2013年2月にイランの首都テヘラン市に赴任しました。テヘランでは、アフガン難民向けの職業訓練校を運営しています。
テヘラン赴任時には事務所もなく、パソコン1台を持ち歩いてテヘランで活動する国連や国際/現地NGOの事務所を訪問し事業開始のための情報を収集しました。職業訓練校を運営する場所を探し、運営をサポートするスタッフを雇用し、職業訓練校の講師を採用し、アフガン難民へ広報を行うなど、一歩、一歩、職業訓練校の運営に向けて歩んできました。
2015年11月現在では約2700名のアフガン難民が職業訓練校に登録し、毎日100名近くの難民が就業コースを受講するため職業訓練校を訪れます。アフガン難民の若者が職業訓練校で習得した就業スキルを生かし、彼らの人生を自らの手で切り開らいてくれることを願っています。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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