そっと差し伸べた手が救う猫たちの命と生きる場所

寄付受付開始日:2025/08/27

  • 領収書なし
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そっと差し伸べた手が救う猫たちの命と生きる場所~NPO法人Wellbeing~

特定非営利活動法人Wellbeing

プロジェクト概要

更新日:2025/08/26

そっと差し伸べた手が救う、猫たちの命と生きる場所

私たちNPO法人 Wellbeingは、岐阜県岐阜市を拠点に、飼い主のいない猫たちを対象にした保護活動、不妊去勢手術(TNR活動)、そして里親探しを行っています。

私たちは、「不幸な命をこれ以上増やさない」ことを目指して、日々活動を続けています。
しかしその道のりは、決して簡単なものではありません。

まずは増やさない。すべての命が不幸な命にならない社会へ

TNR活動の広がりと、その裏にある“踏み出せない”現実
近年、TNR活動(Trap=捕獲、Neuter=不妊手術、Return=元の場所へ戻す)が全国的に広がりつつあります。
しかし実際には、

やり方がわからない
捕獲器の使い方が難しい
病院の手続きが不安
保護した後、責任を抱えきれるか不安

こうした理由から、「助けたい」という優しい気持ちがあっても、どうしていいか分からず立ち止まってしまう人がたくさんいます。

猫を救いたいという思いは、誰の中にもある。
けれど、その優しさが行動に変わらないまま、心の中にとどまってしまう。
それが今、TNR活動の広がりの裏で起きているもう一つの現実です。

さらに、ケガをしていたり、病気で治療が必要な猫、人に慣れすぎていて外では生きていけない猫、
地域から苦情が出て追い出されてしまった猫などは、リターン(元の場所に戻す)することができません。

そんな猫たちは、これからの“生きる場所”を失い、私たちがその命を引き受けるしかないのです。

でも、猫たちは何も悪くない。
望んで野良猫になったのではなく、ただ“ここに産まれきた”だけなのです。

これが、TNR活動の厳しい現実です。
保護活動・TNRには、終わりがありません。そして限界もあります。

保護やTNRには、費用も労力も、たくさんの時間も必要です。
1匹の猫を捕獲し、不妊手術を施し、健康状態を見て、必要なら治療して、ごはんを与え、トイレを整え、里親を探す――

これをすべて、私たちのような小さな愛護団体や、個人ボランティアが担っています。

けれど、年々増え続ける相談や保護依頼に、限界が近づいているのが正直なところです。
それでも私たちは、命を見捨てたくありません。
2025年6月、瀕死(ひんし)の状態で保護された子猫「てんてん」もそうでした。

瀕死(ひんし)の状態のてんてん
猫風邪で目が腫れている子猫たち、左上端保護時のてんてん、左下画像はにわちゃん
2025年7月5日の緑内障のてんてん、目がきれいになったはにわちゃん

あなたの「そっと差し伸べた手」が、生きる場所をつくります
猫たちは、自分で行き先を選べません。
だからこそ、人の手が未来をつくるのです。

「助けたいけど、何をすればいいかわからない」
そんな優しい気持ちを、かたちに変えて届けてみませんか?

てんてんのような子猫に必要なのは、
あたたかなケア、清潔なごはんやトイレ、そして安心できる場所。
それらはすべて、人の手によって守られています。

無理のない方法で、できるときに、できることを。
皆様にできる形で、力を貸していただけませんか?

その手が、小さな命の未来を変える力になります。
どうか、私たちと一緒に「命を守る仲間」になってください。

多頭崩壊現場から救出し愛情を知り、命の輝きを取り戻した目をしているアチョ坊くん
譲渡会では何枚もの幸せボードが並びます

寄付金の使いみち

皆さまからのご支援は、NPO法人Wellbeingが保護している猫たちの医療費や、フード・トイレ砂などの消耗品、そして猫たちが安心して暮らせる新しいご家庭へとつなぐための活動費として、大切に使わせていただいております。

活動の収支については、NPO法人Wellbeingのホームページにて公開しておりますので、ぜひご覧ください。

活動報告

更新日:2026/01/05

奇跡ではなく、行動が救った命(2026年1月5日更新)

深夜一本の電話が鳴りました。
「病院で、もうダメかもしれないと言われた」三重の団体の方からでした。

他院で症状と採血データを見せたところ、「ウイルス性脳炎の可能性がある」しかし、近隣に病院がない。どうかこの子を助けてほしいと、必死の連絡でした。

夜中に2時間かけて連れてこられた小さな命。
名前は「ちび」。
多頭崩壊の現場から来た子でした。

みとりといわれ寝たきりのちび

到着した時、すでに瞳孔は開き、今にも息が止まりそうな状態でした。

すぐに病院へ連絡し、留置、採血、各種検査を行い、ウイルス性脳炎を疑って治療を開始。

すると――
あれほど危篤だったちびが、自らご飯を食べ、首を持ち上げたのです。

顔を上げて意識が戻ったちび

原因はまだ特定できていません。
すべての検査を終え、今後はMRIで確定診断を進めていきます。
それでも、「助からないかもしれない」命が、今、生きている。

それは奇跡ではなく、猫に対する深い愛情と、救うと決めた人たちが、行動でつないできた命でした。

同じ想いを持つ仲間同士の横のつながりは、単なる連携ではなく、心のつながりです。

ボランティア活動は、一人では決してできません。

それぞれが強い想いを持ち、限られた資金と時間の中で、必死に小さな命と向き合っています。

だからこそ、私たちは仲間になります。

目指している場所は同じ。
命に優しい社会という、たった一つの頂上です。

そこへ向かう道は、人それぞれ。
歩幅も、進む速さも違っていい。

頂上で広がる景色はきっと同じ。
愛護にあふれ、命が尊重され、殺される恐怖も、虐待の悲しみもない、1人が1匹を救う社会。

猫も犬も、人間の都合で命を奪われない社会。

正しさを競うのではなく、支え合うことが大切!

そこにあるのは、同じ想いを持つ仲間がいるという事実。

仲間がいるから、今日も前を向いて歩ける。
仲間がいるから、また一つ、命を救うことができる。

助け合い、協力し合いながら。

同じ方向に向かっていく!
「ちび」生きるよ。
そして、私たちはこの命を、最後まで支え続けます。

少しずつ食欲を取り戻したちび

クロルくんありがとう(2025年12月19日更新)

2025年8月、メンバーが帰宅途中、隣の地区で茶トラの猫が道路を横断し、空き家の方へ向かう姿を目にしました。

車を止めて確認すると、空き家の裏にある一軒の家の周りには、成猫から子猫まで、周囲を含め約9匹の猫たちがいました。
その場所では、高齢の男性がお一人で猫たちにごはんを与えておられ、ご近所の方からも「困ってるんだよね」と声が上がっていた現場でした。

すぐにTNRと保護を進めようと動き始めましたが、その時すでに1匹の命は失われていました。
最終的に、5匹を保護、9匹をTNR。
けがをしていた子は治療を行い、地域で見守る形となった猫がいました。

その子が、クロルくんです。
クロルくんは、人前にほとんど姿を見せない子でした。
それでも毎日、メンバーがトイレの管理やごはんのお世話を続け、気にかけていました。

その後、クロルくんの体調が急変し保護。低体温、急性腎不全の状態で、推定年齢は5〜6歳でした。
すべての検査を行い、FIPの疑いもあったため治療を開始しました。
「出会った命には、何があっても最善を尽くす」
その想いで、スタッフ一同、懸命に向き合いました。

猫が繁殖していた現場
元気だったころのクロルくん

保護から2日目。
クロルくんは自力で立ち上がり、大きな声で「にゃー」と鳴いてくれました。
その声は、確かに「生きたい」と伝えてくれる声でした。

しかし腎機能は回復せず、保護から4日目、クロルくんは静かに、穏やかに、お空へと旅立ちました。
飼い猫も、外で生きる猫も、命の重さは同じです。
失う悲しみも、大切に思う気持ちも、比べることはできません。

外で生きる猫たちは、誰にもみとられず、名前を呼ばれることもなく、そっと命の灯を手放していくことが少なくありません。
クロルくんは、最期に何を思っていたのでしょう。
静かに閉じたまぶたの先には、ごはんをくれたおじいさんとの日々が映っていたのでしょうか。

その最期の瞬間、恐怖でも、孤独でもなく、少しでも安心の中にいられたと、私たちは信じたいです。

ありがとう、クロル。
クロルくんの猫生に、ほんの1ミリでも関われたこと、ぎゅっと抱きしめることができたこと、私たちは決して忘れません。
そしていつか、やさしい光の中で、また誰かに名前を呼ばれ、愛される存在でありますように。

瀕死(ひんし)の状態で立ち上がったクロルくん

皆さまの温かいご支援・応援に、心より感謝申し上げます。

皆さまからのご寄付が、クロルくんの治療、そして他の命を守る活動につながっています。
本当にありがとうございました。

選べない道を生きる猫たちへ—私たちができる唯一のこと—(2025年12月5日更新)

成猫9頭、子猫3頭。
あの日、「助けてください」と訴えられた命たちの避妊去勢、ワクチン、駆虫、抗生剤治療──すべて完了しました。

医療が必要な子を優先して保護しました。
猫エイズ陽性だったチップス。
下痢やおう吐が続いたシナモンとケーキ。
そして子猫のゆきちゃんは、片目が萎縮し、すでにせん孔していた状態でした。

毎日、2種類の点眼を欠かさず続け、ミラクルを信じ治療を続けましたが片目はもう見えませんでした。でも、もう片方の目がキラキラ輝き始めた時、

「生きよう」とする小さな身体の力強さに、よかったね、幸せになろうとゆきちゃんに声をかけました。

失ったものより、彼女がこれから手にする未来のほうが
ずっとずっと大きいはず。

ゆきちゃんの目治療前右下、治療後左上

今回、7頭を保護し、5頭を地域へリターンしました。どちらも同じ“命”。
地域猫として生きてきた彼らが選ぶことのできなかった、2つの道。
どちらが幸せか──その答えは誰にも決められません。
ただひとつ言えるのは、

「どの子も、本当はみんな幸せにしたい」

その気持ちは変わらず私たちの中にあり続けているということです。

地域では長く糞尿の問題が悩みの種でした。けれど、避妊去勢の必要性を丁寧に説明し、理解してくださった住民の方々がたくさんいました。

「一代限りの命」

その仕組みや、TNRの効果を知ることで、地域の空気が少しずつ変わっていきました。
猫が好きな人もいれば、苦手な人もいます。みんな、違う価値観。

餌やりをすることは、決して悪いことではありません。飢えた猫たちに「おなかいっぱい食べてほしい」と願う優しさは、尊いものです。
けれど、その優しさが“問題”へと変わってしまう前に──「ご飯をあげること」と「手術をすること」は、必ずセットで考えてほしいのです。

誰かを責めたいわけではありません。
ただ、“助けてください”をなくすためには、人の優しさと責任が、同じ方向を向くことが必要だから。
ほんの少し、できることを一緒に積み重ねていけば、猫にも人にも優しい地域が、きっと生まれます。

どうか、あなたの優しさが問題の「原因」ではなく、猫たちにとっても地域にとっても「明るい未来」になりますように。
引き続き、命の現場は続いています。
これからも、あたたかい応援をよろしくお願いいたします。

おびえてるシナモン君保護当日
まんまるおめめで猫じゃらしで遊ぶシナモン君保護2週間後
痩せているケーキちゃん保護当日
ふくふくまるまるしたケーキちゃん保護2週間後

“助けてください”から始まる命のストーリーあなたならどう動きますか?(2025年11月26日更新)

成猫9匹と子猫3匹。

「年金暮らしで、ごはんを買うのもやっと。
子猫は交通事故で亡くなり、もう1匹は餓死してしまった。
相談したけれど、誰も助けてくれなかった。」
「猫を引き取ってほしい」と相談したけれど、
高額な費用を言われて
諦めた──

たしかに、保護や手術にはお金も時間も労力もかかります。
けれど、避妊や去勢をしなければ、
また子猫が生まれ、また不幸な命が増えていきます。
結局はもっと多くの費用や苦しみが積み重なってしまう。

『助けてください』
隣に子猫の鳴き声がきこえる

『助けてください』
道路に横たわっている猫がいる引き取ってほしい。

『助けてください』
飼い主が入院して猫が置き去りにされてます。保護してくれませんか?

『助けてください』

だけで終わらせず、まず、「やってみる」!
最初から完璧にできるわけない。
私たちだってみんな最初は初心者。
やってみて、どうしても難しいときは、
「できる方法を一緒に考えてほしい」と相談してください。
それが本当の“助け合い”です。

文句を言っても、誰かを責めても、問題はなくなりません。
「ごはんをあげなければいい」と突き放しても、
猫たちは別の場所へ行き、
また同じ苦しみを繰り返します。
問題を“移動”させているだけなのです。

少しずつでも「自分にできること」を考えて行動すれば、
猫にも人にもやさしい地域が生まれます。
飼い主のいない猫にも、生きる権利があります。
人が少し手を貸すだけで、命にも地域にも、
優しい未来がみえるんじゃないかな?

みんなで不要な命を増やさない。
1人が1匹を救えばもっと近道になるんじゃないでしょうか?

さてさて出動!! 止まってなんかいられないよ。
保護開始です。皆様あたたかい応援よろしくお願いいたします。

空腹でごはんに群がる12匹の猫たち
猫風邪で目がふさがっても懸命に生きてきた子猫

ばあたんの願い — 置き去りにされる命について(2025年11月5日更新)

推定13歳の「しろくろばあたん」。
一人暮らしのお婆さんと、いつも一緒に暮らしていました。
外にも自由に出て、縁側でひなたぼっこをするのが大好き。
お婆さんの声と、ごはんの時間が、ばあたんの幸せでした。

けれどある日、お婆さんは施設に入ることになり、ばあたんのごはんは止まり、誰もお世話をしてくれなくなりました。
それでもばあたんは、家の前でじっと待っていました。
「きっと帰ってきてくれる」と信じながら。

ばあたんはもう高齢で、エイズキャリア。
腎臓も弱っていて、外で生きていくのはとても大変です。
それでも、信じる気持ちだけは変わりませんでした。

外で飼い主を待ち続けるばあたん
発見時ボランティア宅までついてきたばあたん

このばあたんの話は、これからの日本でますます増えていく「現実」です。
高齢化が進む中、飼い主を失う子たちが後を絶ちません。

私たちが今、伝えたいこと
猫は「物」ではなく、大切な命です。

外に出された猫は、自分で生きていくことができません。
ごはんの探し方も、水の見つけ方も、寒さや暑さをどうしのぐかも、分からないのです。

それなのに今も、人間の都合で外に放たれ、命を落としていく子たちがいます。

猫を勝手に外に出したり、締め出したりすることは、その命を傷つける行為です。

そして、飼い猫を置き去りにすることは「捨てること」と同じです。
捨て猫は、法律で禁じられた行為です。

「センターが引き取ってくれる」
「ボランティアが助けてくれる」――
そう思う前に、飼い主としての責任を考えてください。

ボランティアは無償で活動しています。
限られた人と資金で、必死に命を守っています。

猫を外に出さないでください。
放り出さないでください。
どうか、最後まで守ってあげてください。

ばあたんは今も、大好きだったお婆さんを信じて、帰らぬ家の前で、小さな体を丸めていました。

家族が飼っていた猫も、大切な「家族」ではないでしょうか?
どうか、愛した時間を「最後」までつないでください。
どんな形でもいい。
その子を抱きしめてほしい。

さてさて、ばあたんあったかいおうちで過ごそうかね。

白黒ばぁたんWellbeingにようこそ。

保護時病院で検査をうけるばあたん
いつも人にぴったりくっついてくるばあたん

小さな体で乗り越えた大きな手術 てんてんの物語(2025年10月6日更新)

てんてんの奇跡を信じて治療を続けましたが、眼圧は下がらず、右目を閉じることができませんでした。

小さな体で長い間、ずっと痛みに耐えてきたてんてん。
先生とも治療方針を何度も話し合いました。眼摘がいいのか、ギリギリまで温存していくのが良いのか。本当に悩みました。そして、眼摘手術という大きな決断をしました。

先生に抱きかかえてもらい眼球摘出後のてんてん

手術を乗り越えたてんてん。
ようやく痛みから解放されたてんてん。
眼球の保護をするために他の子たちと遊ばせる事ができなかったのですが、ようやく他の猫たちと一緒に遊び、ニャンプロを楽しみながら猫社会を学ぶことができるようになりました。
その姿は、以前よりももっといきいきとしていて、まるで「もう大丈夫だよ」と安心を伝えてくれているように思います。

一方で、過酷な環境の中で生きる野良猫たちは、暑さ寒さや空腹、そして病気やけがと常に隣り合わせです。

小さな命がてんてんのように安心して生きられる未来をつなげるために、私たちにできる大切なことのひとつが 「避妊去勢手術」です。

それは苦しみを減らし、命に希望の光を与える第一歩。
てんてんが示してくれたように、痛みのない、愛に満ちた毎日を生きられる猫たちが一匹でも増えていくよう、私たちは活動を続けていきます。

こっちをしっかり見つめるてんてん
猫じゃらしを一生懸命おいかけるてんてん

「200gの奇跡 ~てんてんと出会って」(2025年8月27日更新)

2025年6月——
アスファルトの上に、冷たく横たわっていた子猫。
その名は「てんてん」。

母猫の姿はなく、目も見えず、前足の肉球は擦り切れ、体はすでに冷えきっていました。その体重はわずか200g。
生命の灯が今にも消えてしまいそうなほど痩せ細っていました。
すぐに治療が始まりました。

てんてんは、少しずつご飯を食べそして生きようとする力を見せてくれました。けれど、右目は緑内障を発症し、眼圧は異常なほど高く、涙も出ず、瞬きさえできない状態。目はすぐに乾き、日々の目薬と丁寧なケアが欠かせません。

おてんばで、どこか愛らしく、まるで「生きていること」が嬉しくてたまらないかのように、人のそばで元気に跳ねまわるその姿は、見る人すべての心に笑顔と勇気を届けてくれます。

そんなてんてんに、どうかやさしい家族が見つかりますように。
愛され、安心して過ごせる場所ができますように。
それが、私たちの心からの願いです。

「助けたい」と思った瞬間に、手を差し伸べることができた。だから、てんてんは今ここにいます。

緑内障のてんてん、自分は人間だと思っているくらい人懐こい。子供といつも遊んでいます。

「もう二度と、不幸にはさせない」
ある日、「工事のためにトラックを家の前に停めます」と訪ねてきた男性が、こう語りました。
「奥さんが倒れて入院してしまって……猫の世話がもう大変で……。相談したところも何もしてくれなかったんです」
その言葉の奥には、長い時間、誰にも気づかれずに放置されてきた命たちの現実がありました。

70代と80代の高齢夫婦のもとで、不妊手術もされないまま増えていった猫たち。
ケージの中には13頭。飼い猫4頭。家の内外に10頭以上。
オスとメスを分けたつもりでも、知識も手段もなく、増える命を止められなかった。

ケージにはトイレもなく、自由もなく、掃除も行き届かない。
鼻を突くアンモニア臭の中、糞尿まみれで猫たちはじっと耐えていました。
寒い冬も、蒸し暑い夏も、誰にも助けを求められないまま。
触れられず、威嚇する子たちが多くいました。

でもそれは当然です。
愛を知らずに育った命が、人を信じられるはずがありません。
猫は1歳で人間の20歳にあたると言われます。
その貴重な1〜2年を、こんな環境で過ごしてきたのです。
何も悪くない、何もしていないのに。

男性は言いました。
「猫に罪はない。猫はキレイ好きなんや」
「かわいい。こんなつもりじゃなかった」

人は言い訳をします。
でも、どんな理由も、失われた時間を取り戻すことはできません。
もっと早く相談してくれていたら。
もっと早く私たちが気づいていたら――。

けれど、もう嘆くだけでは終われません。
大切なのは、ここからどう守っていくか
一度不幸にした命は、二度と不幸にしてはいけない。
同じ過ちを繰り返してはいけないのです。

糞尿まみれのケージでじっと耐えるアチョ坊
人間が怖く、威嚇するオリーブ

「毎月開催! 保護猫譲渡会」
一匹でも多くの猫たちが、安心して生きられる未来へつながるように。
そして、猫たちが心から安らげる居場所を見つけられることを願って、
私たちは毎月、保護猫の譲渡会を開催しています。

お外で生きる猫たちは、寒さや飢え、病気やケガ、そして人間からの無理解など、過酷な環境の中を一生懸命に生き抜いてきました。
そんな子たちに、もう一度、安心して暮らせる日々を届けたい。

一度不幸になった子を、二度と不幸にさせたくない。
それが、私たちが譲渡会を続ける理由です。
この譲渡会には、「家族を必要としている猫たち」と「命を迎えたいと願う人たち」をつなぐという、大切な意味があります。
行き場のなかった猫たちにとって、ここが新たな人生の出発点になることを信じて。

おかげさまで、毎月平均して80人ほどの方々が譲渡会に足を運んでくださっています。
猫たちの未来に心を寄せてくださる皆さまに、心からの感謝を申し上げます。

どの子も、それぞれの過去を抱えながら、あたたかい場所を求めて、懸命に生きています。
この譲渡会は、小さな命をつなぐ場所。
温かいご家庭に迎えられることで、猫たちは安心と幸せを取り戻すことができます。

「命」を守るのは、特別な人だけにできることではありません。
一匹一匹に目を向け、想いを寄せることから、その一歩が始まります。

譲渡会終了後のメンバー集合写真
多頭飼育崩壊から保護したオリーブ初めて心を開いた日

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プロジェクトオーナー

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特定非営利活動法人Wellbeing

NPO法人Wellbeingは、2022年4月22日に団体として活動を開始し、以来、年間平均200頭の譲渡を行いながら、地域における過剰繁殖の抑制と命の尊重を目的とした活動を続けております。
飼い主のいない猫には不妊手術を施し、一代限りの命として見守る「地域猫活動」にも取り組み、殺処分ゼロを目指しています。
今後も、命の大切さを社会に広く伝え、弱い立場にある命を優しく守り、猫たちが幸せに、そして人々も穏やかに暮らせる地域づくりを推進してまいります。

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