令和7年九州豪雨緊急支援(災害NGO結)

寄付受付開始日:2025/08/14

  • 領収書なし
[令和7年九州豪雨緊急支援(災害NGO結)]の画像
被害のあった場所をバイクで回る(2025年8月13日、美里町)

災害NGO結

プロジェクト概要

更新日:2025/09/04

県をまたがる被害状況を把握する

初動から活動開始の様子

から梅雨を取り返すように、前線の影響で各地が豪雨に見舞われています。2024年能登半島地震の対応を続ける奥能登エリアでも豪雨による被害が出ていますが、今のところ九州各地で顕著な被害につながっています。

2025年8月14日より、御船町に拠点を設置。過去の災害対応を一緒にしてきた九州テクニカルネットワークの仲間たちと協働して、各地の現場に対応しています。御船町、甲佐町、美里町などのエリアから土砂撤去現場の対応中です。

九州豪雨への対応を始めました

重機と人力で大量の土砂撤去にあたる(2025年8月16日、甲佐町)
お米を守るために水路の土砂撤去(2025年8月16日、甲佐町)
令和7年8月豪雨、熊本の大雨被害の復旧活動について。現地のボランティア団体の活動の様子など

寄付金の使いみち

みなさまからお預かりした寄付金は、以下のような活用をさせていただきます。

1.専門家派遣、スタッフ派遣費用
日常ではない被災地での対応は、一つひとつがイレギュラーで難しい対応も多くあります。医療・福祉・土木・建築、それらの支援調整など全てにおいて専門知識+被災地での経験が必要です。人が鍵になる現場ばかりだからこそ、そうした人への人件費や旅費交通費などへあてさせていただきます。

2.燃料費
災害初動対応は特に、どこにどんな被害があるかくまなく地域を回ることが重要です。最前線で活躍する重機やダンプ、各現場までの移動車両など、一つの現場でもたくさんの車両を活用します。また、現場の課題を解決するためには、密な情報共有が必要なため、定期的に県や市の会議に出席するための移動なども必要です。そうした移動や車両活用の燃料に当てさせていただきます。

3.復旧に必要な備品、消耗品費
支援活動に必要な資機材、消耗品の購入費用に活用します。事務用品や、電動工具、掃除道具、熱中症対策用品、炊き出しサロン経費など。

4.拠点運営費
大きな災害ほど、たくさんの支援の手が必要ですが、同時にそうした人の滞在場所も必要です。全国各地からボランティアとして来てくれる一人ひとりの負担が軽くなれば、3日の滞在が1週間になるなど、長期的な支援につながります。ボランティアの活動を支える拠点設置や運営に関わる経費、光熱費や通信費などにあてさせていただきます。(ボランティアやスタッフの飲食費は含みません)

ご寄付のうち、最大5%を管理運営費として活用させていただく場合があります。また、必要な経費以上の寄付をお預かりした場合は、その後の被災地支援でも活用させていただきます。

SNSにて、毎日報告をしています。被災地の最新の様子は、下記からご覧ください!

Instagram
X(旧:Twitter)
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活動報告

更新日:2025/10/31

熊本豪雨支援 週間報告2025年10月20日から10月26日(2025年10月31日更新)

2025年10月3週目 活動風景(熊本市)

少しずつ肌寒さを感じる季節になってきました。

たくさんの仲間やご支援頂ける皆様のおかげで、少しずつ景色も変わり、着実に前へ進んでいます。

また、住民の方から、能登の皆さんへとお花を贈っていただけることに。遠く離れた町同士がつながるこの循環に、とても嬉しく、本当に心が温まりました。

ありがとうございます。

熊本豪雨支援 週間報告2025年10月13日から10月19日(2025年10月28日更新)

2025年10月2週目 活動風景(熊本市)

今週も美里町で活動をさせていただきました。

人の力だけでなく、お借りした重機の力も使い少しずつ土砂を減らしていきます。

その間も、土砂が入ってしまったビニールハウスで足場も悪い中、住民の方はハウス内でお花のお世話をされていました。

そんな住民さんの少しでも力になれるよう、日々活動させていただいています。

熊本豪雨支援 週間報告2025年10月6日から10月12日(2025年10月21日更新)

2025年10月1週目 活動風景(熊本市)

今週も地元の方や学生さん、いろいろな団体の方と協力し活動させて頂きました。

2カ月ほどたちニーズが減っていきながらも、まだまだ時間と人手が必要なのも確かです。

これからも皆さんのお力をお借りしながら、継続して活動させて頂きます。

熊本豪雨支援 週間報告2025年9月8日から9月14日(2025年9月19日更新)

2025年9月2週目 活動風景(熊本市)

支援中、追加のご依頼をいただくこともあります。

より良い形にできるよう仲間と協力しながら進めます。困りごとを聞き出すことも、支援活動の一つです。

また、今週から八代町へも入らせていただきました。側溝の土砂出しや床下の清掃を始め、各地の現地調査など。

産業への被害もあり、何ができるのかをひとつひとつ実際に見て考えていきたいなと思います。

熊本豪雨支援 週間報告2025年9月1日から9月7日(2025年9月12日更新)

2025年9月1週目 活動風景(甲佐町)

甲佐町。おうちに流れ込んでしまった土砂により、玄関がふさがれたり、車が埋まってしまっていました。土砂の量も多く、動画の最初の部分で、かなりの高さまで埋まっていることがわかるかと思います。重機での作業をするためにも、人力は不可欠。障害物を取り除き、安全に作業できるベースを作ります。

そこからは、安全に気を付けながら重機3台のバケツリレー! 無事に終えることができました。いわゆる技術系といわれるメンバーたちの心強さが身に染みた瞬間でした。こうした日々の活動に参加してくれる仲間や、ご支援いただける皆様がいるからこそ、困っている方に支援を届けられます。いつもありがとうございます。

九州豪雨緊急支援 週間報告2025年8月24日から8月31日(2025年9月9日更新)

2025年8月4週目 活動風景(美里町)

熊本市美里町。先日の豪雨で大きく被害を受けた地域の1つです。今回はおうちの裏に大量に流れ込んだ土砂出しをさせて頂きました。おうちの中を通っての作業のため、事前に丁寧に養生。その後もどうすればうまく取り出せるか、体も頭もフル回転。山盛りだった土砂も、参加者同士で知恵や経験を出し合いながら工夫し、取り出すことができました。

今後も、毎日の気づきや学びを活かしながら活動していきます。たくさんのご支援ありがとうございます。

1件の現場の土砂撤去に3〜5日ぐらいかかります(2025年9月4日更新)

御船町から、甲佐町と美里町の土砂撤去に対応中です。山間部の家屋の裏手などがくずれたり、川そばの家に大量の土砂が流入していたりします。川の流れに沿った被害は分かりやすいですが、家裏の土砂崩れなどは、被害がどこにあるのか分かりにくい状態でもあります。
各地のボランティアセンターと連携して、技術対応が必要なニーズからお手伝いを始めています。

現場は、九州テクニカルネットワークを中心にしていろいろなNPOや消防有志のチームといっしょに対応を進めています。
土砂の量が多い(100cmくらい)ところや、家裏の狭い場所など、対応に何日もかかる現場もあります。
毎日、九州エリアなどの消防や支援者が活動してくれています。

現場対応と並行して、甲佐町・美里町の現場対応を進めながら、山都町、宇城市などに点在するニーズの把握を進めています。

一方で、熊本県内各地だけでなく、九州広範囲に被害市町村が存在することで、ボランティア参加が分散して、各市町村では人手が足りていません。
外部からの問い合わせを受け入れて人手を確保しつつ、一つひとつの現場対応を続けます。

土砂崩れた法面の保護(2025年8月23日、甲佐町)
倉庫からの土砂撤去(2025年8月25日、美里町)
家裏の土砂撤去(2025年8月27日、美里町)

御船町に拠点を置き、近くの3町の対応から始めています。(2025年8月18日更新)

今までの災害対応を一緒にしてきた、九州テクニカルネットワークの各チームと共同でニーズ対応を始めています。

2025年8月15日からは、甲佐町の水路の土砂撤去を全員で対応。被災した家の復旧よりも急ぎ対応しているのは、お米を守るためです。今の時期に水が確保できないとダメなようで、地域の方たちにとって死活問題でした。被災していない人も出てきて一緒にみんなで土砂撤去をしています。

各地域では、山間部で土砂崩れがあったり孤立していたり、分かりにくい形で被害が生まれています。丁寧に地域から聞き取りをしたり、現地調査をしたりしながら、対応が必要な場所を確認しています。

土砂と流木がひっかかった橋の下を掃除する(2025年8月16日、甲佐町)
朝礼。九州各地から参加してくれる(2025年8月16日、御船町)

2025年8月12日から8月13日(2025年8月14日更新)

2025年8月12日
8月11日に能登半島を出発し、九州へ移動しました。大雨の影響が大きく、渋滞などに巻き込まれながら、熊本県入り。KVOADが開催する火の国会議に出席。会議後に支援物資をお預けするのと、今後の支援について協議しました。

熊本市内で開かれた火の国会議に出席(2025年8月12日、熊本市)

その後、御船町にて今日から活動開始していたDRT長崎のメンバーと合流。現地の情報や今後の活動について相談しました。

御船町でDRJ長崎のメンバーと情報共有(2025年8月12日、御船町)

2025年8月13日
御船町、美里町、甲佐町をそれぞれ訪問。行政に集まっているニーズを聞き、現地を確認。山間部などはまだ孤立している地域もあります。過去の被災経験地域でもありますが、地震からは10年が経過しているので、当時対応できた方も高齢化し地域の力だけでは対応が難しい場面もありそうです。

美里町の土砂崩れ現場を調査(2025年8月13日、美里町)

把握したニーズはKTN(九州テクニカルネットワーク)で対応できるように今後調整をはかります。

御船町にて近くの状況をヒアリング(2025年8月13日、御船町)

引き続き支援を求めています

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プロジェクトオーナー

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災害NGO結

2011年の東日本大震災以降、全国30カ所以上の被災地で復旧復興のお手伝いをしてきました。その経験を元にして、「被災地にどんな被害が広がり、何が課題なのか、どんな支援が必要なのか?」被害の見極めと支援の見立てを得意としています。

毎回被災地の課題ごとに、活動のスタイルを変えながら、被災地にとって何が一番良いか? を考えながら、被災地で地域を支える方を支える活動をしています。

被災地で活動して分かったことは、「自然災害は社会課題の入口」だということ。災害が普段隠れている課題を浮き彫りにします。被災地の復旧支援とともに、環境問題・高齢化問題・子どもの貧困など、いろんなことを自分ごとに捉えられるようになればいいなと思っています。

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