寄付受付開始日:2024/09/22
更新日:2024/10/07
能登弁で「しんどいよりももっとしんどいこと」だそうです。
ぽろっとその言葉が住民さんから漏れ出ました。
元日の地震から、ようやく復旧が進み始めたと感じてきた頃に、大きな水害に見舞われました。
1カ月前にようやく引っ越した仮設住宅で床上浸水も起きています。
元日から踏ん張って営業してくれていた地元のスーパーも完全に濁流に飲み込まれました。
外部から支援に入っている私たちでさえ、なんでまた能登なの、と悲しく思わずにいられません。
まだ被害状況が見えない中でも、いろいろな各地の情報が集まってくるのは、1月からずっと現地で関わり続けている住民さんたちがいるからこそ。
そうした情報は今後の復旧に大きな力になります。
現地に関わり続けている私たちが、この水害対応に関わることで、折れそうな心の支えにもなれると思っています。
大丈夫、水害はみんなで片付けたら前に進むから、と声かけながら、水害復旧のお手伝いを進める予定です。
各地、刻々と被害状況は変わるため、常に現地の方と対話しながら必要な支援を見極めながら、復旧支援を続けます。地震・水害と二重の被害を受けたからこそ、個人や地域に踏み込んだ支援も必要になってくるはずです。
地域の自立の力を奪わないように気をつけながら、地域のみなさんの心が折れないように、一緒にいろいろな形で支えていただければ嬉しいです。
みなさまからお預かりした寄付金は「能登半島で助かったもの」を救うために以下のような活用をさせていただきます。
1.専門家派遣、スタッフ派遣
日常ではない被災地での対応は、一つひとつがイレギュラーで難しい対応も多くあります。医療・福祉・土木・建築、それらの支援調整など全てにおいて専門知識+被災地での経験が必要です。人が鍵になる現場ばかりだからこそ、そうした人への人件費や旅費交通費などへあてさせていただきます。
2.燃料費
被災地域が広いほど、走り回る距離も長くなります。一日で50キロほど走る時も。最前線で活躍する重機やダンプ、各現場までの移動車両、どこにどんな被害があるかくまなく地域を回るバイクなど、一つの災害でもたくさんの車両を活用するため、そうした費用に当てさせていただきます。
3.復旧に必要な備品、消耗品費
支援活動に必要な資機材、消耗品の購入費用に活用します。事務用品や、電動工具、掃除道具、熱中症対策用品、炊き出しサロン経費など。
4.拠点運営費
大きな災害ほど、たくさんの支援の手が必要ですが、同時にそうした人の滞在場所も必要です。全国各地からボランティアとして来てくれる一人ひとりの負担が軽くなれば、3日の滞在が1週間になるなど、長期的な支援につながります。ボランティアの活動を支える拠点設置や運営に関わる経費、光熱費や通信費などにあてさせていただきます。(ボランティアやスタッフの飲食費は含みません)
5.創造的な支援実施経費
被害を受けたマイナスの状態から、マイナスを埋める復旧活動だけでは、復興は難しい場合があります。時には、住民の方が被災を受け止め前向きになれるような事業、被災地域の関係人口を増やすための取り組みなど、被災地にあった創造的な仕掛けが必要な時があります。地域と一緒に前に一歩進むための事業経費に活用します。
ご寄付のうち、最大5%を管理運営費として活用させていただく場合があります。また、必要な経費以上の寄付をお預かりした場合は、その後の被災地支援でも活用させていただきます。
SNSにて、毎日報告をしています。被災地の最新の様子は、下記からご覧ください!
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更新日:2024/10/07
まとまった雨が降っていたので、各地安全第一で対応を続けました。
町野町では累積雨量が一定数を超えると通行止めになる道もあります。ここ数日の雨で停電が発生して連絡が取れなくなるエリアもありました。そうした場所には、ポータブル電源や水食料などをお届けしています。
少しずつ、ボランティアさんがおうちのお手伝いを始めています。週末たくさんの方を受け入れできるように、細かな打ち合わせもしています。
今のお手伝いの方針は、できるだけ多くの家に送る。本当はある程度の人数を入れて、効率よく活動が進めば1件ずつ終わらせられますが、お一人で頑張られている方も多い。数人でも、お一人でやられているところにお手伝いに行けたら、果てしないような片付けも少し精神的に楽になるのかなと思っています。
■Instagramストーリーなどにて活動情報をなるべくタイムリーで更新しています。
【毎月の活動レポート】
2024年4月
2024年5月
2024年6月
2024年7月
2024年8月
町野町
本日から本格的に災害ボランティアセンターのボランティア派遣が始まり、沢沿いの山間部で数十名が活動しました。地震前から交流があったお宅や、被害の把握が進んでいるお宅を訪問し、支援を提供しています。
各地で炊き出しを行っている有志の方々がいます。支援団体も炊き出しの準備を始めており、今後の炊き出しについて情報交換を行いました。仮設住宅での炊き出しが主な活動ですが、在宅避難者には支援が届きにくいという課題が浮上しています。こうした届きにくい場所への支援を広げるための対策を相談し、また、仮設住宅地域ではスーパーが被災して買い物が困難な状況が続いているため、炊き出しの継続的な体制についても話し合いました。
ボランティアセンターとは別に、技術的な支援も進行中です。床板の撤去や床下作業、土砂で埋まった家の貴重品を探すお手伝いも行いました。被災が重なり、再建や生活の見通しが立たず不安を抱える方が多く、話をするだけで安心していただけるケースも見られます。作業に集中するだけでなく、住民の方との対話を大切にしながら、引き続き支援活動を行っていく予定です。
門前町
門前町でも本日からボランティアセンターの派遣が始まりました。これまで活動していた浦上地区に加え、深海地区も孤立し、車が入れない状況が続いています。住民の方々は歩いて土砂を乗り越え、片付けを進めています。私たちNPOやボランティアセンターも、深海地区への支援を開始しました。一輪車やスコップを持って10〜15分歩いて現地に入り、家の周囲や床下の土砂撤去をお手伝いしました。
この地域は過去にも地震や土砂崩れで何度も大きな被害を受けており、インフラも損壊しています。しかし、地元に愛着を持ち、今後も住み続けたいと願う住民も多くいます。今後、この地域の再建について話し合い、地域の未来を共に決めていく必要があると感じています。
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【毎月の活動レポート】
2024年4月
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2024年6月
2024年7月
2024年8月
町野町川にポンプとポータブルバッテリーを設置し、給水が可能となりました。災害による被害が続く中、片付けや復旧作業には水が不可欠です。さらに、道路には砂ぼこりが舞い、健康被害も懸念されているため、軽トラックにタンクを積んで簡易散水車を作りました。これにより、現場の片付けや復旧作業にも十分な水を使うことができ、安心しています。
また、少しずつ断水も解消されていますが、まだ道路が寸断されている地域もあり、厳しい状況で生活している方々がいます。現在、在宅の生活状況を把握し、今後はさまざまな機関と連携して在宅支援を進めていきたいと考えています。
昨日も多くのボランティアが参加し、泥の除去や床下の土砂撤去作業の準備など、さまざまな現場で進展がありました。2024年10月1日からはボランティアセンターが本格稼働する予定で、社会福祉協議会や地域の支援者の方々との打ち合わせも進めています。地元を中心とした復旧活動をサポートできるよう、私たちも現場近くのスペースの整備を進めています。
門前町
門前町でも土砂の撤去や家屋の再建作業が進んでおり、シーオブHOPEやリユースエイドテックなどの連携団体と共に活動しています。門前町では道路が寸断されていて、徒歩でしか行けない地域もあります。車の進入が難しい中、地元の住民の方々がどうにか戻り、片付け作業を進めています。ボランティアセンターと協力し、こうした動きをサポートできるよう、明日から本格的な復旧支援を開始できる準備を整えています。
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2024年8月
町野町で床下の泥撤去作業を開始しました。大工ボランティアチームが加わり、畳の下の床板を剥がしたり、フローリングに開口部を作るなど、専門的な技術を活かしたサポートが進んでいます。床下にはまだ湿った泥や水分を含んだ泥が多く残っており、乾燥を促しながら、床下に潜り込んでの泥撤去作業も始まっています。
週末ということもあり、多くのボランティアが参加してくれたため、作業チームを小分けにして、各現場へ派遣しています。復旧作業を家族だけで行っている世帯も多く、少人数では効率が悪いことを実感していますが、ボランティアがいることを認識してもらう意味でもできるだけ多くのお宅に支援が届くよう努めています。
また、重機チームによる土砂撤去や立木撤去も同時に進行中です。加えて、町野町から続く南志見地区への支援も開始しました。この地域では、土砂崩れの影響で通常の道が使えず、迂回路(うかいろ)を利用しなければならない状況です。交通の便が悪い中でも、物資の搬送や床下の復旧作業、さらに集会場でのニーズ調査を進めています。
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【毎月の活動レポート】
2024年4月
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2024年8月
町野町
先日から引き続き、家や倉庫に入った土砂の撤去をお手伝い。ぬれた家財を出す、畳を出す、床の上の泥を出す、など順番にきれいにしていきます。
地震で倒壊した家屋の中から救出した貴重品や大事なものを置いておいた倉庫が浸水被害にあっている場所もいくつかあります。
仮設住宅の暮らしが窮屈で、家族と分かれて暮らしていた家が被害を受けたところもあります。
地震被害からの地続きの被害は、いろいろな形で影響をもたらしています。在宅で生活される方も少なくありません。訪問チームで、お水や物資を届けながら、どこにお困りの方がいらっしゃるのか、把握を進めています。
門前町
孤立している地域へ水などを届けました。他にも小さく孤立している場所があるようなので、必要な支援をヒアリングしています。
地震後に新たな生活に向けて準備していた物が土砂に埋もれてしまった方もいらっしゃいます。
どんなサポートができるのか、たくさんの支援仲間のみなさんと相談していきたいと思っています。
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【毎月の活動レポート】
2024年4月
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2024年7月
2024年8月
町野町
個人のおうちのお手伝いを進めるとともに、保育園などの片付けもお手伝いしました。小学校や避難所など、町の中心的な施設がまとまって床上浸水しているために、地域の方がみなさん協力して対応されています。
まだ電気が来ない場所もあり、断水しているエリアも多くあります。在宅で電気と水がない中生活されている方も少なくありません。
各地域を訪問しながら、お水や食料を配ったり、生活の様子をお聞きしています。
門前町
孤立している地区へ、水を届けるプロジェクト。
全国のみなさんからほしいものリストでいただいた水を、トラックで届けました。いろいろな形でのご支援、大変ありがたいです。
土砂や流木がたくさん来てしまった浦上地区でも、道路啓開などを継続して対応。まだ細かく孤立した地区もありますが、そうしたところに徒歩で帰られる姿も見られます。そうしたところに対して何ができるかも相談中です。
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【毎月の活動レポート】
2024年4月
2024年5月
2024年6月
2024年7月
2024年8月
町野町
以前お手伝いしたおうちが床上浸水していたので、人数をたくさんいれて土砂撤去。家の前もかなりとろとろの泥がたまっていたので重機チームに撤去してもらい、家の中のお手伝いがスタートしました。
動線確保して、家財や畳を運び出して、土砂撤去。床の上にある土砂をある程度撤去するところまでで、翌日に持ち越しとなりました。
家主さんの今後の生活のご希望を聞きながら、何ができるのか相談しながら進めています。
近くで片付けをされている方もいらっしゃるので、そうした方にはお声掛けしています。
電気が来ていない地域へ、ポータブル電源などを入れ替えで貸出し続けています。
門前町
水害前から関わっていた気になる方の家を個別に訪問。
地域の情報を集めたり、社協さんへ訪問して情報収集中です。
土砂や流木が流れ込んだ場所でのご依頼を整理して対応の準備などが進んでいます。
輪島市市街地
保育園なども土砂が流入。重機チームに入ってもらい、あちこちの土砂撤去を進めています。
かなり土砂の量が多い場所もあり、行政での対応をどうするのかなども確認しながら進めます。
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【毎月の活動レポート】
2024年4月
2024年5月
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2024年7月
2024年8月
輪島市内大きく3つのチームに分かれて活動しました。
門前町:仮設住宅の土砂撤去・清掃、孤立集落への物資配布
河井町など市街地:現地調査
町野町:重機チームの土砂撤去・道路啓開、家屋や店舗の片付けサポート、在宅の方訪問や物資配布、炊き出し
門前町
・昨日(2024年9月22日)からの続きで、仮設住宅のまわりの土砂を撤去したり、住民さんの片付けのお手伝いなどを実施。志賀町で活動するRATのメンバーがサポートに入ってくれたので、かなりきれいになりました。
・物資配布チームは、土砂崩れなどで車では入れない先の集落へ。リュックに水やガスボンベなどの支援物資を詰めて、孤立世帯を訪問。途中で避難を試みた90代のおばあちゃんや、道を抜けようとした男性などと一緒に下の集落へ戻るのをお手伝いすることになりました。会えた方たちは元気に過ごされていることが確認できてよかったです。
河井町など市街地
・気になっている地域や、被害がありそうな地域をいくつか訪問。
いくつもの仮設住宅団地が浸水被害を受けています。重機が必要な場所も点在しているので、必要な対応を地域の方とお話できるように整えられたらと思っています。
・災害ボランティアセンターを運営している社会福祉協議会さんへ訪問。今後のボランティア受け入れ体制などのお話をしました。必要な物資を明日お届けすることになりました。
町野町
・夜の食事用に炊き出し500食を準備。ただ、ちょうど行政からのお弁当が届いたり、地元の方がおにぎりを作れるようになったり、状況がコロコロ変わっていくのに現地で対応しました。仕込んだものは明日に繰り越します。
・重機4台、ダンプ4台が活動。倒木を処理したり、家に刺さった流木を撤去したり、道路啓開をしたり、車を救出したり、できることをドンドン対応してもらいました。小学校の泥を撤去して、残りは2024年9月24日地域の方と一緒に清掃作戦をすることになりました。
・地元スーパーの泥の中から大事な物などを探して救出。見つけたい物がすべて見つけられました。
・気になるおうちを訪問。食事を十分に食べられていないおじいちゃんもいらっしゃいました。急きょ食料をお届け。今後気にして訪問続けようと思っています。
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【毎月の活動レポート】
2024年4月
2024年5月
2024年6月
2024年7月
2024年8月
雨のおさまるのを待ってから、能登にいるメンバーでできる対応を進め、
昨日の時点から道が入れる輪島市門前町から対応を始めています。
山あい部につながる門前町浦上地区は、仮設住宅に土砂や流木が流れこみました。朝から重機チームが重機で大きな物の撤去、人力チームは細かいドロの掃除や、住民さんへの声掛けをしています。
町内に複数カ所の避難所が開設、もともと門前町で活動している支援団体さんたちと連絡を取りながら、必要な物資や炊き出し用食材を各地にお届けしています。
孤立していた輪島市町野町
町の中に唯一あったスーパーが浸水被害を受けてしまったと聞いて「お弁当のを作って持っていこう!」と決めました。200食のお弁当を、ベースの近くの住民さんのお力を借りながら作ってお届けします。
朝から通れる道を探るための先遣チームと状況をやりとりしながら、どの道で入れるのか、追加で必要な物資などを調整しながら、お弁当を届けました。
各地の状況が少しずつ集まってきているので、継続していろいろな団体と連携・情報共有しながら、できるところから対応を進めていきます。
【毎月の活動レポート】
2024年4月
2024年5月
2024年6月
2024年7月
2024年8月
大雨によって、奥能登各地で被害が発生しています。
今まで毎日通っていた道でも、各地で土砂崩れや冠水が発生しています。
今日は、道が通れる門前町で、避難所開設のサポートや必要な物資のお届けをしました。
仮設住宅に土砂や流木が流れこんだ場所もあります。最近やっと仮設住宅に入れたところで、私たちが引っ越しをお手伝いした方もいらっしゃいます。
毎日のように通っている町野町では、土砂崩れなどで道路が寸断されており、現地にはまだ入れていません。避難所に避難されている地元の方などと連絡を取りながら、明日以降の雨が落ち着いたときにまずは物資などお届けできるように準備を整えます。
地震対応から、水害対応に切り替えて、今いるメンバーやボランティアさんと対応を進めています。
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2011年の東日本大震災以降、全国30カ所以上の被災地で復旧復興のお手伝いをしてきました。その経験を元にして、「被災地にどんな被害が広がり、何が課題なのか、どんな支援が必要なのか?」被害の見極めと支援の見立てを得意としています。
毎回被災地の課題ごとに、活動のスタイルを変えながら、被災地にとって何が一番良いか? を考えながら、被災地で地域を支える方を支える活動をしています。
被災地で活動して分かったことは、「自然災害は社会課題の入口」だということ。災害が普段隠れている課題を浮き彫りにします。被災地の復旧支援とともに、環境問題・高齢化問題・子どもの貧困など、いろんなことを自分ごとに捉えられるようになればいいなと思っています。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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記入された応援のコメントは、寄付先団体およびYahoo!ネット募金の広報・宣伝活動(記者会見やプレスリリースでのご紹介等を含む)に 使用させていただく場合がございます。
ご了承の上、コメントを記載いただきますようお願いいたします。(2020年9月23日追記)
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