令和6年9月 能登半島 豪雨 緊急支援(OPEN JAPAN)

寄付受付開始日:2024/09/23

  • 領収書なし
[令和6年9月 能登半島 豪雨 緊急支援(OPEN JAPAN)]の画像
石川県能登町(令和6年9月21日撮影)

一般社団法人OPEN JAPAN

プロジェクト概要

更新日:2024/10/15

豪雨で被災された方々に、皆さまのご支援をお願いします

豪雨の被害にあわれた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

2024年9月21日、地震被害の傷も癒えない能登半島に、無慈悲な豪雨がおそい、深刻な被害が広がっています。避難されている方々、再建に向けて前を向かれている方々に、かける言葉もないほど、心を痛めています。

石川県能登町(令和6年9月21日撮影)
石川県能登町(令和6年9月21日撮影)

私たちは、2024年元旦に発生した能登半島地震の支援に、発生直後から継続して、道路啓開、炊き出しや避難所の支援物資の配布、倒壊家屋からの貴重品だし、車の救出、被災家屋の再建など、現地のその時のニーズに合わせた支援活動を実施してきました。

また、2024年7月末より、この活動と並行して、山形県の豪雨災害の支援も続けています。

今回の豪雨は、すでに昨日から炊き出しや浸水家屋の泥だし、家財出しや清掃を始めています。今後は、土砂撤去や家屋再生など緊急性の高い支援から、地震の支援でつながっている区長さんや公民館や集会所など地域の方々と情報共有を図りながら、自治体・奥能登他団体と連携して広域に取り組んでいきます。

オープンジャパンでは、これまでもさまざまな被災地において、発災直後から、被災した地域が自立的に立ち上がれるようになるまで、地域に寄り添い支援してきました。
これまでの被災地での活動についてはホームページをご覧ください。

度重なる災害、近づく冬。つらい被災生活が続きますが、私たちも、少しでも早く復旧・復興ができるよう全力を尽くしますので、皆さまのご支援もよろしくお願いします。

最新の活動情報についてはSNSで発信しております。

2024年 能登半島地震での支援活動の様子です

寄付金の使いみち

皆さまからのご支援は、被災地の状況やニーズに合わせて、以下のような活動を通じて、令和6年9月能登半島豪雨の被災された方たちの生活再建につながる活動に使用させていただきます。

1.専門スタッフ派遣
自治体や社会福祉協議会、各種支援団体との連携調整、重機作業や被災家屋の応急対応などの経験がある専門的なスタッフを派遣します。派遣するための人件費、旅費交通費など。

2.重機や車両などの活用
ブロックなどの危険物除去、搬出、倒壊家屋から貴重品などの取り出し作業などに利用する重機や車両などにかかわる費用。

3.炊き出し、物資・備品・資機材購入、提供
炊き出しなどによる調理器具や材料の提供、支援活動に必要な物資・備品・資機材の購入、提供

4.被災家屋の応急対応や保全活動
地震により損害を受けた被災家屋等の危険物除去や応急的な保全活動

なお、ご支援いただいたご寄付のうち、5%程度を運営管理費として予定しています。あらかじめご了承ください。

活動情報

更新日:2024/10/15

ペースと温度を合わせながら、十人十色の復興に寄り添っていきます(2024年10月15日更新)

石川県能登町(令和6年10月4日撮影)

お疲れさまです。
本日は家財の搬出と、選別のお手伝いをしました。
当たり前の事かもしれませんが、そこには生活があって、家族があって、先代たちの作ってこられた時代があって、今があって。
それが地震や、大雨で急にお別れする事になって。
すごいやるせないなー、切ないなぁってものすごい複雑な気持ちになります。

でも少しずつ片付けが進み、土砂出しが進んでいくと表情や声が少しずつ変わっていくんですよね。
本当少しずつでいいんです。

ペースと温度を合わせながら十人十色の復興に寄り添っていければと思います。

石川県能登町(令和6年10月4日撮影)

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家屋の復旧作業とともに、炊き出しも続けていきます(2024年10月11日更新)

石川県輪島市(令和6年10月3日撮影)

2024年1月以来、炊き出しをはじめ何度も能登入りされている橋の下世界音楽祭の仲間たち。今回も各地で炊き出し開始です!

チーム橋の下の仲間やOPEN JAPANのボランティアさんと共に先日の豪雨で甚大な被害を受けた輪島市町野町内の第1、第2仮設住宅で夕飯の炊き出しを実施。

提供したメニューは、唐揚げ丼きんぴら添えと冬瓜(とうがん)の中華風スープで、在宅の住人さんにも配達させていただきました。ダッシュ隊徳島からお借りしたフードトラックを使っての揚げたての唐揚げは皆様に大変ご好評いただき、当初の予定食数より30食以上上回る130食を提供することができました。

多くの住人さんにお越し頂いたので、雨も降る中お待ちいただきましたが、サポートスタッフのみなさんと住人さんとの会話に花が咲き、炊き出しを通してのコミュニケーションの重要性を再認識しました。

今回の豪雨災害で断水やさまざまな理由で調理ができないエリア・家庭なども輪島、珠洲、能登町など多くの地域で見受けられるようなので、まだまだこれからも家屋の復旧作業とともに炊き出しも続けて行っていきたいと思います。
チーム橋の下 NOB

石川県輪島市(令和6年10月3日撮影)

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手を動かしてた方が悲しみは和らぐ(2024年10月10日更新)

石川県能登町(令和6年10月1日撮影)

現場に着くと、流木が突き刺さった家屋がまず目に入り、言葉が出ない感覚でした。
現場はそこから少し山側で、家屋の周辺に積もった泥出しを5名で担当しました。

僕は泥運びメインでした。今回の豪雨で大きな悲しみを背負った家主さんも、手を動かしてた方が悲しみは和らぐと、最後まで一緒に泥出しされていました。
重機を中心に全員の連携も良く、ダンプ20杯分の泥を出して予定より早く終了。家主さんたちから、たくさんのお礼を言われ、ほっこりするひとときでした。

ほんとうは、最後までもっときっちりお手伝いしたかったけれど、僕らが汗だくで作業してるのを見て、家主のお父さんは「もう十分、あとは自分でやります、ここまでやってくれたから後は大丈夫」と何度も言ってくださいました。
もっとわがまま言ってくれて良いのにと思う反面、ご家族だけで気持ちの整理をつけるお時間も必要なのだと思わされました。

元旦の震災からようやく復興の兆しが見えた矢先、豪雨災害、再びの断水と、ふりだしに戻った中、町の皆さんはとても元気で前を向いておられ、自分もいっぱい元気をもらいました。
僕は一度活動を終えもどりますが、また能登に戻ってきます。(けんけん)

石川県能登町(令和6年10月1日撮影)

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少しでもリラックスできる時間を その先の笑顔のために(2024年10月8日更新)

石川県能登町(令和6年9月30日撮影)

各現場からのレポートです。

■能登町サロン活動
「私なんか今更きれいになんて〜……」と最初は遠慮されていたお母さんも、のぞいて気分を尋ねると、「気持ちいい! いい匂い〜!」とリラックスされている様子でした。
お父さんも、「1年前に手を手術してから張っているからやらなくていい!」と仰っていたのに施術後はご満足いただけたようで、2人ともニコニコしていました。

家屋が被災し、ボランティアと一緒に掃除の毎日ですが、そんな中でも少しでもリラックスできる時間となり笑顔につながったことが、私たちも嬉しかったです。
ボランティアでいらっしゃったエステティシャンの皆さま、ありがとうございました。

■能登町、社協ボランティアのみなさんと土砂撤去
今日は土砂崩れで民家を通る排水溝が被災していたので、排水溝にたまった土砂を撤去する作業や再発・被害拡大防止のための土のうの設立を中心とした作業をしました。

排水溝の土砂は雨がふれば災害が拡大する可能性が高い。狭い排水溝の中をシャベルやスコップなどで土砂をかき集めた。適度に休息を取りながら安全に撤去しました。
そして、再発・被害防止のために土のうで土砂が流れないように積み上げなるべく二次災害が起きないような状態まで持ち運びました。

今回の作業では能登高校の生徒3名がボランティアに参加し、積極的に活動してくださいました。
貴重な土日を使ってボランティアしてくださった生徒たちの強い想いを感じ、自分たちもより一層作業に力が入ってチームワークが生まれました。
また、住民さんと旅や釣りの話、高校生と地元の話などで盛り上がり住民さんも気分がすこし晴れたようにみえました。

石川県能登町(令和6年9月30日撮影)

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忘れられていないという安心感になれば(2024年10月7日更新)

石川県能登町(令和6年9月29日撮影)

今日は社協ボランティアさんと地元からの参加で約90名が一斉に能登町で活動しました。
重機チームは輪島や能登緊急案件を対応しているため、人力で泥出し祭りでした。終わらないと思ってたところがどんどん奇麗になって住民さんも笑顔になってくれました。機械がなくても人手の力は無限大。

そしてこれだけ能登に人が集まって忘れられてないという安心感に変わる。
そこに地域住民もどんどんボランティアに参加してくれたり、解体業者さんが「今日休みなんやけど手伝えることある?」と来てくれたり、みんなでやれることをやればいい。やれないことは違う人にやってもらう。
これが日本の在り方だと気付かされました。
やっぞ!! 能登!!

石川県能登町(令和6年9月29日撮影)

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声なき声を聴き、愚直に汗を流そう(2024年10月4日更新)

石川県輪島市(令和6年9月28日撮影)

毎日、各チームからレポートが届きます。
作業の内容や住人さんの様子など。
地震にたたみかける今回の豪雨。
出会う方々のさまざまな感情を受け取ります。
私たちがそこで何ができるのか。
ここから次のために。
そんなレポートです。

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輪島市
土砂に埋もれた街で 4日目
目が怒りに満ちている。

「これが初めてではない。
にもかかわらず市からは何の連絡も無い。
直接来いとは言わない。
でも電話の一本くらいあってもいいじゃないか!」
「市役所の職員も多くが被災者
日々必死に目の前の対応に追われている事も分かるが」

そう一気に吐き出すと
住人さんはどこか寂しげな表情をした。
そうなると誰しもが思う
ちょっとした気配りが……
あの時一言言っておけば……

ここにいる俺は如何(どう)なんだ!
家族に
仲間に
被災した住人さんに
支援してくださる方々に。

小手先ではがれ落ちる美しさより
一粒の汗の方がいい
二度と走れぬ坂道を上ったら
Hold Your Last Chance
そんな歌の一節が頭をよぎった
声なき声を聴き、愚直に汗を流そう。
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石川県輪島市(令和6年9月28日撮影)

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やるなら今しかねえ(2024年10月3日更新)

石川県輪島市(令和6年9月27日撮影)

~重機チームの現場から~
輪島市、道の駅輪島周辺土砂撤去3日目。
丘の上の中学校校庭より大量の土砂が豪雨により麓の住宅地へ流れ出した。
深い所は1メートル近く堆積している。
地元の業者さんと共同で土砂撤去をすることとなった。
永い永い戦いが始まった。

業者のオペさんとお話をした。
「もうみんな心が折れちまってるんだよ」。
寂しげにつぶやく。
「だから俺たちがやるしかねえんだ」。
唇をかみ締める。

「やるなら今しかねえ やるなら今しかねえ」
六十六歳の、オペのおやじの口癖は、
「やるなら今しかねえ」

石川県輪島市(令和6年9月27日撮影)

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大量の土砂に苦戦しながらも、「その先の笑顔のために」少しずつ進んでいます(2024年10月2日更新)

石川県能登町(令和6年9月26日撮影)

本日の現場は能登町の酒店所有の倉庫内の家財出し、泥撤去。
おとといも別な部屋から家財を出しましたが、敷地内に置かれている被災家財の量が多いため、ダンプ2台に分かれて藤波の仮置き場へ搬出、並行して泥出し開始。自己所有の畑まで運び出しを行いました。
さらに保管庫内のお米を自宅まで運びました。活動していると、お隣のお宅の入り口の家財出しのご依頼もいただき、搬出行いました。

重機チームは地上80センチ、完全に土砂に覆われた市道と宅地から埋没した自家用車を取り出せるように掘削し、搬出を行いました。狭い現場でなおかつ水はけを考慮しながらの作業でした。かなり大量の土砂にかなり苦戦しました。
「その先の笑顔のために」少しずつ進んでいきます。

レポーター:石巻・タム&球磨村神瀬・哲秀

石川県能登町(令和6年9月26日撮影)

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土砂の撤去や炊き出しなどを、地元の方とともに(2024年9月30日更新)

石川県輪島市(令和6年9月25日撮影)

2024年1月から滞在していると町民さんともすっかりなじみとなっています。町民さんたちも積極的にボランティアに参加、一緒に泥出しをおこなっています。

並行して重機チームは輪島で活動する仲間たちのもとで重機による土砂撤去に連日入っています。
ずっと炊き出し、サロン活動などで各地域の公民館や区長さんたちと交流を続けていたサロンチームは状況把握で各地をまわり、必要な場所で炊き出しと物資配布にあたっています。
それぞれのチームからのレポートです。

■重機による土砂撤去活動(輪島市)
重機チームは輪島で水害の対応にあたりました。
保育園脇とその先の道路に堆積した土砂が道路脇に積上げられており、その土砂をローダなどの重機を使いダンプに載せ土砂置き場へ搬送するのが本日のミッション。

保育園脇とその先の土砂はほぼ回収完了、しかし未だ付近には大量の土砂が堆積しています。子どもたちが通う場所。地元の業者の方たちと共に早期の現状復帰を目指し活動を継続していきます。

■炊き出しは各地の避難所や集会所へ(能登町)
17時30分より斉和コミュニティーセンターにて150食炊き出しスタート。
メニューは元気鍋、炊き込みご飯でした。
いまだ断水や停電も続いているところもあり、水道がでても濁っている、家がオール電化でガスが通っても停電で火が使えないなどさまざま状況があります。
お水、ガスボンベ、簡易トイレも用意して必要な方に持って帰っていただきました。

19時ごろから柳田第一仮設→柳田公民館→上町仮設へ移動し元気鍋、炊き込みご飯をお届して回りました。
避難所では勉強している子どもたちもいました。やっと地震から普通の暮らしに戻りかけていたみなさん。1日も早い復旧を願います。

石川県能登町(令和6年9月25日撮影)

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「ほかの困っている人手伝ってきて〜」、能登の方々の心が温かく、優しかった。(2024年9月27日更新)

石川県能登町(令和6年9月25日撮影)

能登豪雨発災のときは3連休もあり能登にも各地からボランティアが集まっていました。
雨が上がり安全を確認したのち、みんな即座に活動を開始しました。さらに仲間たちも集まってくれています。
そんな中の若者のひとり、カイからのレポートです。

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能登に入る2日前に水害がおきた。地震の被害から復興していたところに水害。住民の方々も気持ちが落ち込む状況だった。
初日から泥出し、荷物搬出を手伝い、その後は近隣住民のニーズを聞きお手伝いをした。多いところでは70cmもの泥が家に流れ込み、床上まで浸水していた。住民さんは大切な家を奇麗にし、住める状況にしたい思いで一心に作業をされていた。

僕も住民の方がもう一度住めるよう、安心して家に帰って来られるよう作業をした。
能登の方々は自分たちが大変で手助けが必要な状況にもかかわらず、「みなさんはここまでしてくれたらいいよ〜他の困ってる人手伝ってきて〜」といってくださり、思いやりと助け合い精神がとても強い方たちなんだと感じた。

能登の方々はほんとに心が温かく、優しかった。
これからもできることを続けていきたい。
(川島カイ)
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石川県能登町(令和6年9月25日撮影)

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プロジェクトオーナー

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一般社団法人OPEN JAPAN

一般社団法人OPEN JAPAN-オープンジャパン(旧ボランティア支援ベース絆)は、日本全国にネットワークを持つ団体や個人の集まりです。2011年3月11日から約1週間後、震災直後から東北入りしていた、過去の災害地でも行動をともにした仲間が石巻に集結しましたそれぞれの得意技を生かしたボランティア活動で着々と地元の方々とつながりが生まれてきました。

これまでに、熊本地震、西日本豪雨、北海道胆振東部地震、九州北部地震、福島県沖地震、熱海土石流、秋田豪雨、能登半島地震、秋田・山形豪雨など全国各地の被災地で支援活動をしてきています。

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