寄付受付開始日:2024/07/30
更新日:2024/11/29
豪雨の被害にあわれた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
2024年7月25日から26日にかけて、秋田県・山形県をおそった豪雨で、深刻な被害が広がりました。私たちは、宮城県石巻に本拠を置く団体として、2023年7月の秋田豪雨、2022年の山形・新潟・秋田・青森の豪雨の被災した方々を支援してきましたが、毎年のように被害があり、とても心を痛めております。
また、現在は、2024年元旦に発生した能登半島地震の支援に、発生直後から継続して、道路啓開、炊き出しや避難所の支援物資の配布、倒壊家屋からの貴重品だし、車の救出、被災家屋の再建など、現地のその時のニーズに合わせた支援活動を実施しています。
今回の豪雨は、能登半島地震での支援と並行しながら、まず現地調査から初めて、重機による道路や家屋に流れ込んだ土砂の搬出など、緊急性の高い支援から着手します。
オープンジャパンでは、これまでもさまざまな被災地において、発災直後から、被災した地域が自立的に立ち上がれるようになるまで、地域に寄り添い支援してきました。
これまでの被災地での活動についてはホームページをご覧ください。
災害レベルの暑い夏、被災された方々は、つらい被災生活になることが予想されます。私たちも、少しでも早く復旧・復興ができるよう全力を尽くしますので、皆さまのご支援もよろしくお願いします。
最新の活動情報についてはSNSで発信しております。
皆さまからのご支援は、被災地の状況やニーズに合わせて、以下のような活動を通じて、令和6年7月の秋田・山形豪雨で被災された方たちの生活再建につながる活動に使用させていただきます。
1.専門スタッフ派遣
自治体や社会福祉協議会、各種支援団体との連携調整、重機作業や被災家屋の応急対応などの経験がある専門的なスタッフを派遣します。派遣するための人件費、旅費交通費など。
2.重機や車両等の活用
ブロックなどの危険物除去、搬出、倒壊家屋から貴重品等の取り出し作業等に利用する重機や車両等にかかわる費用。
3.炊き出し、物資・備品・資機材購入、提供
炊き出し等による調理器具や材料の提供、支援活動に必要な物資・備品・資機材の購入、提供
4.被災家屋の応急対応や保全活動
地震により損害を受けた被災家屋等の危険物除去や応急的な保全活動
なお、ご支援いただいたご寄付のうち、5%程度を運営管理費として予定しています。あらかじめご了承ください。
更新日:2024/11/29
2024年7月25日からの大雨で被災した秋田・山形の支援は、約4カ月にわたる活動を終了しました。
みなさまからの温かいご支援は、重機やダンプなど土砂撤去活動にかかわる車両のリース、メンテナンス費用および燃料代、チェンソーによる流木撤去や家屋復旧のための資機材・消耗品費、また自治体・災害ボランティアセンターなどとの調整に関わる専門スタッフの人件費補助、交通費などに使用いたしました。
おかげさまで円滑な支援活動を行うことができました。こころよりお礼を申し上げます。
私たちは秋田・山形での発災をうけ、それまで活動していた能登から2班に分かれて現地にむかい調査を行いました。局所的な被害が広範囲に点在するなかで、連携団体と情報共有して活動する地域を定めていきました。
2024年8月1日から山形県遊佐町での活動を開始しました。遊佐町では、地元行政および社会福祉協議会と連携し、災害ボランティアセンターの立ち上げ支援および技術系案件のコーディネート、重機による宅地内外の土砂撤去、床下の土砂や断熱材の撤去、家屋の再建などの活動を行いました。
2024年8月中旬に遊佐町での技術系案件にめどがつき、酒田市へと活動の中心をシフトしました。
酒田市でも地元行政および社会福祉協議会と連携、災害ボランティアセンターの運営支援および技術系案件のコーディネート、重機による宅地内外の土砂撤去、人力による家屋内土砂撤去および家屋の応急復旧などにあたりました。
災害ボランティアセンターにあつまるボランティアさん、地域の若者や復旧にあたる地元建設業組合も活動に参加してくださって、多くの家屋内外の土砂撤去にあたりました。
また、連携団体による炊き出しのコーディネートも行い、住民の皆さんとも交流を続けました。
特に酒田においては地域で農業を営む若手有志と協働し、地域の主要産業である米農家や果物農家の支援にも力を入れました。
私たち外部支援者がいなくなったあとも地域で活動が続くよう、地元団体の立ち上げなどへのアドバイスも行い、「酒田やわた未来会議」のみなさんが地域での活動を引き継いでくださいました。
また連携団体DRTにあつまる地元消防士からなるDRT山形のみなさんとも緊密に連携をとり、私たちが活動を終えた後に出てくる重機ニーズに対しても対応をしていただけるようコーディネーションを行いました。
2024年9月21日には、能登豪雨が発生。再び能登と山形に人員を分散し、酒田市での支援活動を継続しました。ニーズの続く家屋の土砂撤去や再生に加えて、豪雨で土砂や流木が流れ込み機械が入ることができなくなった田んぼで、酒田やわた未来会議による稲の手刈りボランティアのお手伝いも行いました。
被災地では、いまも自治体、社会福祉協議会、地元の団体などのみなさんが活動を続けています。
なによりも被災されたみなさまにとっては冬をはさんで長い再建生活が続いていきます。
引き続き、この災害にご関心をお寄せいただき、ご支援くださいますよう、よろしくお願いいたします。
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OPEN JAPANよりご支援のお願い
酒田市ボラセンにはたくさんの方たちが集まっておられます。
常連さんも多く、床下での活動も社協ボランティアさんがてがけています。
現地社協スタッフも足しげく現場に通い、住民さんともお話をしながら活動が進んでいます。
私たちも技術系の案件をほぼ完了し、能登に大半が移動を終えました。残る常駐メンバーで地元のボランティア団体、また社協の皆さんに引継ぎを行いながら東北の団体としてできることをやり終えてから能登に注力する段取りでおります。
地元の若手農家からなる「酒田やわた未来会議」のみなさんの農業ボランティアも順調に進んでいます。
地元の小学生も全校生徒が順番に稲の手刈りに参加。あつまってきているボランティアさんも手刈りや、天日干しのくい掛けのやり方を地元の方たちから習いながら活動しています。
酒田は少し日が傾くと、もう上着がなければ過ごせないような気候となってきました。
世間的には注目されることが少なくなった山形、秋田の豪雨災害。
生活再建はようやくこれから、厳しい冬とともにスタートです。
私たちも地元の皆さんと情報を共有し、能登から山形にも訪れながら支援を続けていきたいと思います。
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OPEN JAPANよりご支援のお願い
山形での活動も続いています。
能登での水害を受け、山形に入っていた連携団体も能登へと戻っています。
私たちは東北の団体としてみなさんのあとを受け継ぎ、さらに地元山形の仲間たちに引き継ぐべく能登と2拠点で活動を継続しています。
先日は、その日が刈り取りのタイムリミットで、その日に稲刈りが終わらなければせっかく実ったお米をあきらめねばならない、という土砂が流れ込んだ大沢地区の田んぼから手刈りの依頼がありました。
わたしたちも連携団体タビイクのメンバーおよび酒田社協有志ボランティアとともに稲刈りに参加、8Rの田んぼを地元のおばあさんと一緒に手刈りしました。
田んぼには土砂や流木が流れ込み機械では入ることができません。
「いやほんとにもっけだのお、こんなにみなさんきてくれて、家も片付けてもらって稲も刈ってもらってのお」
そういって笑ってくださるおばあさんの笑顔になれない作業のつかれも吹き飛びました。
「せっかくつくった米がこんなんなっていたましい」
そういいながら一束ひとたば大事に手で刈りすすめていきました。
地域の皆さんがコンバインをもって上がってきたときにはほとんど刈り終えていて、「こんなに刈るだなんて聞いてねかったぞ」と笑いながら手作業で刈った稲をコンバインに運んでいきました。
みんなドロドロ、筋肉痛確定の一日仕事でしたが、とてもさわやかな満足感がありました。
まわりにはまだまだ土砂に埋もれ、流木がながれこんだ田んぼが横たわっています。
土砂の中から、負けてたまるかとまっすぐと伸びて頭を垂れる稲穂がとても美しく、そしていとおしく、いたましく思う時間でした。
発災から二カ月、土砂は目に見えて減りましたが家屋の再建はいまだ遠く、集落から人影も少なくなっています。
そのなかで生業を応援し、先祖伝来の田畑を少しでも守ることが地域を励ます手段の一つだとおもいます。
その中心を地元の若者たちが担っている限り、これからが本当の復興へと向かう日々なのだと感じました。
そうした活動を通じて、いままでおうちの片付けをあきらめていた地域の方たちからも社協にニーズ依頼が入るようにもなっています。
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OPEN JAPANよりご支援のお願い
週末の連休にもたくさんの方が来てくれました。
ぼ活!、IVUSAのみなさんも酒田で活動、コネクトの皆さんも来てくれました。
いわきの水害で一緒に活動した災害支援ネットワークIwakiのみなさんは山形、秋田、宮城の浄土宗のお坊さんたち10名と参加してくださいました。
各地の仲間たちが活動する中、私たちが滞在させてもらっている酒田市八幡地区の地元有志のみなさんも積極的に活動をすすめています。
「酒田やわた未来会議(仮称)」のみなさんは被害の大きかった大沢地区、観音寺地区で生活しているみなさんです。
仲間を募り、おにぎりとカレーの炊き出しをおこなわれました。
発信力も高く、今後農業ボランティアなども行っていかれます。
集まってくる力と、地元で芽生える力をつなげながら、地域の再生をお手伝いしていきます。
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OPEN JAPANよりご支援のお願い
ボンジャス炊き出し
だんだん恒例として根付いていたボンジャスの炊き出し。
住民さんたちも「今日のメニューはなに~」と片付けのあいまにニコニコと顔を出してくださるようになりました。
おうちの片付けだけで一日くたくたになってしまいます。家事を一食でもしなくてよくなるだけで負担が軽くなる、ともお話をされていました。
週の中日はボンジャスのごはん、また来週もつづきます。
各地からの仲間たち
光陵高校の生徒のみなさんも続いて参加されています。
各地で参加してくれている仲間たちも合流。臨坊や援人、コネクトのグループの皆さんや個人で参加されているみなさん。
タビイクのメンバーも長期合流してチームとして活動中です。
DRT、レスキューアシスト、IVUSA、ぼ活と能登や各地で共にすごした仲間たちとも一緒です。
床下、床上、家の外
床下からの泥出しが続いています。業者さんが土砂撤去をおこなっている地区ではこれから床上の土砂出しです。
家まわりの土砂がきれいになってきた地区ではこれからの生活に向けてのことに目が向くようにもなってこられました。
社協の常連ボランティアさんたちとも顔なじみとなり、同じ現場で活動を行っています。
すこしずつ秋の気配がつよまってきた山形県。
例年通りなら11月の末には雪が降り始めるそうです。
まだこれからの生活をどうするか迷っておられる方も大勢いらっしゃいます。
少しでも、笑顔になれる未来への選択肢を広げられるよう動いていきたいと思います。
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OPEN JAPANよりご支援のお願い
前回に引き続き山形県立酒田光陵高校生徒の皆さん70名がボランティアに来てくれました。
汗だくになりながら土砂を掘り出してくれました。
大学生からなるIVUSAも同じ地区で活動。若い力が集まって地域に元気な声を響かせてくれました。
住民さんたちも受け入れのオリエンテーションに参加してくださり、ご挨拶をしてくださいました。
住民さんも、ボランティアも、みんな一丸になっての活動でした。
2024年9月11日には秋田市社協からのボランティアバスが到着。
昨年(2023年)、ずっと一緒に活動してきた秋田市社協のみなさんやボランティアのみなさんと再会しました。
秋田の災害時には酒田市社協の皆さんが応援に行き、酒田からもボランティアのみなさんが参加されていました。
近県同士、お互いに恩返しに恩送り。一緒に活動してきた私たちも嬉しくなるひと時でした。
ボンド&ジャスティスによる炊き出しもあり、顔なじみとなった住民さんたちとお話ししながらのお昼でした。
家屋対応では社協ボランティアの常連さんたちが床下もぐり班として来てくださり、床下の泥も取り進めていけています。
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酒田市での活動、仲間たちに加えて地元のみなさんがボランティアに参加しています。
山形県立酒田光陵高等学校からは全生徒が数回に分かれて参加してくれています。
今回は60名の生徒が参加、若さと元気さで明るく盛り上げてくれました。
自発的にボランティア部の生徒たちなどは社協ボランティアにも継続して参加してくれています。
また、前回に引き続き山形消防学校69期生が参加してくれました。今期の学生生活最後の休みの日でしたが、有志20名がボランティアに参加したいときてくれました。
消防士からなるDRT山形たち先輩が受け入れ、泥だらけになりながら活動されました。
IVUSAや援人、JUMP、災害支援ネットワークIwakiのみなさんをはじめ個人参加の仲間たちと酒田市において重機による土砂撤去や家屋応急復旧対応、また遊佐町においても土砂撤去をおこなっています。
能登も含めて多拠点での活動が続いています。
集落全体を覆っていた土砂の山も、日に日に少なくなってきています。
光景が少しずつ変わると同時に、家を残すか、離れるかどうか、迷っているというお悩みをお聞きするようになってきました。
少しでも地域の皆さんの選択肢が増えるように、土砂や泥をかき出していきたいと思います。
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酒田市での活動、地元の皆さんも参加してくださいました。
重機隊は二手に分かれ遊佐町のニーズにも対応中です。
ボンジャスによる炊き出しも続き、住民の皆さんとの交流の場にもなっています。
市による宅地内土砂撤去事業では業者さんとの連携も好調で、初の事例ながら、大量の土砂撤去が業者とNPOで役割分担を行い、効率的に進んでいます。
DRT-JAPANも珠洲市で8カ月にわたる活動から山形入り。
地元を中心とした消防有志のみなさんも連日活動しています。
「みるみる土砂がなくなってくると、うれしいけど終わるとみなさんがいなくなると思うとそれはそれで寂しいな」
「俺ももう定年だからDRTやジャパンさんにはいろうかな」
そんな会話を住民の皆さんがしてくださいます。
少しずつきれいになっていく地域にも、もうすぐ冬がやってきます。
土砂や家屋の応急復旧が終わり、私たち外から来た支援者が去ったあとも、地域で支援の仕組みが続いていくよう、地元支援者やボランティアのみなさんとの協力をより深め応援していく体制作りにも取り組んでいます。
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台風10号が各地で猛威を振るいました。
この度、犠牲となられた皆様、被害にあわれた皆様にこころよりお見舞いを申し上げます。
今も北上中、線状降水帯をはじめとして油断できない状態が続いています。
しばらく連続した台風の様子をにらみながら、山形での活動を続けています。
IVUSAやDRT山形、各地からの仲間たちに加え、地元のみなさんが参加してくれています。
「みなさんが活動している様子をみて」と地元の建設業者さんや林業関係者さんが加わってくださいました。
ベースをお借りしている大家さんの息子さんや、地域の若者たちも積極的に参加し、地元の関係性を活かしてコーディネートにも取り組んでいます。
各地でともに活動するボンド&ジャスティスのみなさんも、炊き出しを開始されました。
「片付けでご飯作るのも大変だったから本当に助かる」と住民さんも喜んでおられました。
炊き出し会場の集会所を掃除していると住民さんが来られて、「みなさんのおかげで本当に助かっています。最初は土砂に埋もれた集落をみて途方に暮れて、スコップもって家に行くけどやる気もおきんで。でも、ボランティアのみなさんがきて日に日に土砂がなくなるのと同時に気も軽くなって先が明るくなっています」とお話してくださいました。
みんなで力をあわせて、また明日も活動にいってきます。
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一般社団法人OPEN JAPAN-オープンジャパン(旧ボランティア支援ベース絆)は、日本全国にネットワークを持つ団体や個人の集まりです。2011年3月11日から約1週間後、震災直後から東北入りしていた、過去の災害地でも行動を共にした仲間が石巻に集結しましたそれぞれの得意技を生かしたボランティア活動で着々と地元の方々とつながりが生まれてきました。
これまでに、熊本地震、西日本豪雨、北海道胆振東部地震、九州北部地震、福島県沖地震、熱海土石流、秋田豪雨、能登半島地震など全国各地の被災地で支援活動をしてきています。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
Facebookコメントで寄付先への応援をお願いします
記入された応援のコメントは、寄付先団体およびYahoo!ネット募金の広報・宣伝活動(記者会見やプレスリリースでのご紹介等を含む)に 使用させていただく場合がございます。
ご了承の上、コメントを記載いただきますようお願いいたします。(2020年9月23日追記)
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