子どもが兵士にならない世界へ 元子ども兵の帰還と社会復帰支援

寄付受付開始日:2024/07/25

  • 領収書あり
[子どもが兵士にならない世界へ 元子ども兵の帰還と社会復帰支援]の画像
元子ども兵たちの社会復帰に取り組んでいます。

特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス

プロジェクト概要

更新日:2024/07/25

すべての子ども兵の社会復帰をあきらめないために

テラ・ルネッサンスは、2005年からウガンダで「元子ども兵社会復帰支援事業」として職業訓練や心のケアなどを提供し、これまで251名の元子ども兵が社会復帰のための訓練に取り組んできました。

子ども兵は世界中で少なくとも、25万人以上いると言われています。
誘拐された子どもたちは、武器や食料など重い荷物を運び、さらには銃をとらされます。

コンゴ民の子ども兵たち

特に女の子は、兵士と強制的に結婚させられたり、性的な虐待を受け、望まない妊娠によって、子どもを抱えるケースも少なくありません。

アフリカ東部に位置するウガンダでは、1980年代後半から内戦が始まり、反政府組織「神の抵抗軍(LRA:Lord’s Resistance Army)」と政府軍が20年以上にわたって戦闘を繰り広げました。

停戦合意後の現在においても、コンゴ東部や中央アフリカ共和国で虐殺行為や村の襲撃、子どもの誘拐などが繰り返されています。

この内戦で多くの子どもたちが誘拐され、兵士として過酷な経験を強いられました。
ウガンダでの戦闘がおさまった後も、LRAは近隣諸国で活動を続け、現在も子どもたちの誘拐や虐殺行為を繰り返しています。

自ら逃げたり、政府軍に保護されるなどして地元の村々に帰還することができても、多くの元子ども兵が精神的・肉体的なトラウマを抱えています。戦うことしか教えられてこなかった元子ども兵たちは、読み書き・計算など、基本的な教育を受けられていません。職業技術もないため、まともな仕事に就くこともできません。地元の村々への襲撃にも加担させられてきた元子ども兵たちは、帰還後、地域住民から加害者とみなされ憎しみの対象になることもあります。

そこで、テラ・ルネッサンスでは、「元子ども兵が社会復帰するために必要な能力を身につけ経済的に自立すると共に、地域住民との関係を改善しながらコミュニティーで安心して暮らせるようになる」という目標を掲げ、「元子ども兵社会復帰支援事業」に取り組んでいます。

詳細はこちら

社会復帰支援のオリエンテーションを受ける元子ども兵とその家族
元子ども兵支援に携わるテラ・ルネッサンスのアフリカ事業コーディネーター、トシャ・マギーの講演

■領収書の発行について
テラ・ルネッサンスは平成26年5月30日より、京都府から認定を受けた認定NPO法人です。当会へのご寄付は、寄付金控除などの税制上の優遇措置の対象となります(所得税、法人税、相続税)。個人のご寄付の場合、税額控除の割合は、寄付金から2,000円を引いた額の40%になります。
寄付の税控除について

1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。

※お手続きの際に「領収書を希望する」のチェックボックスにチェックを入れてください。お手続きが完了した後での発行希望(再発行含む)への対応はできませんのでご注意ください。
※当会からの領収書発行時期:毎年1月中旬頃に、前年1年分(1月1日~12月31日)の領収書を発行いたします。なお、12月寄付分の当会への入金は翌月の1月末日頃になるため、翌々年1月中旬頃の領収書発行となります。
※領収書の日付は、お客様の寄付手続き日ではなく、当会への入金が完了した日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)です。

詳しくはヘルプページをご参照ください。

領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。

<お問い合わせ先>
特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス
電話:075-741-8786(月~金 10時半~18時 ※祝日除く)
メールアドレス:contact@terra-r.jp

寄付金の使いみち

ウガンダで実施している元子ども兵社会復帰支援事業、およびその卒業生を対象としたペイフォワードプロジェクトへ活用します。

(1)元子ども兵社会復帰支援事業とは
「元子ども兵が社会復帰するために必要な能力を身につけ経済的に自立すると共に、地域住民との関係を改善しながらコミュニティーで安心して暮らせるようになる」という目標を掲げ、手に職をつけるための職業訓練や識字教育、また心のケア(心理社会支援)などを行っています。

●元子ども兵社会復帰支援事業詳細

(2)ペイフォワードプロジェクトとは
テラ・ルネッサンスの支援を受け、職業訓練を終えた元子ども兵の一部が、コロナ禍や昨今の世界情勢によって生活状況が悪化してしまいました。そこで、生活を立て直すために必要な収入向上活動(ビジネス計画)を共に策定し、その資金を提供します。そこ得た利益は、当会に返されるのではなく、生活が困窮している近隣の貧困層の住民に対して、受けた支援と同じこと、つまりビジネス計画の策定指導と予算の提供に充てられます。

このように受けた支援をまた別の人へと渡していく取り組みが、「恩送り」の意味を持つペイフォワードプロジェクトです。

●ペイフォワードプロジェクト詳細

活動情報

更新日:2024/07/25

2024年4月レポート

【日本のNPOが主導し、紛争の終結へ一歩前進】ウガンダの元子ども兵社会復帰支援事業、12期生の訓練がスタート。
認定NPO法人テラ・ルネッサンスは、2005年からウガンダで「元子ども兵社会復帰支援事業」を実施しており、これまで251名の元子ども兵が社会復帰のための訓練に取り組んできました。

2024年3月18日、新たに訓練へ参加する12期生(58名)への社会復帰訓練のためのオリエンテーションを行いました。彼ら・彼女らは、ウガンダや隣国のコンゴ民主共和国(以下コンゴ民)などで、幼い頃に誘拐され、兵士として駆り出されてきました。
今後、彼ら・彼女らは、これから洋裁や木工大工などの職業訓練や識字教育、心理社会支援などを通して、社会復帰に向けた一歩を踏み出します。

職業訓練(洋裁の技術訓練)の様子

2023年には、テラ・ルネッサンスの社会復帰訓練を卒業し自立を果たした元子ども兵らと共に、隣国に残っている兵士(多くは元子ども兵)らに帰還を呼びかけてきました。
結果、ウガンダで誘拐された元子ども兵とその家族141名が、ウガンダに帰還することができました。テラ・ルネッサンスが主導した帰還支援としては、最大規模になります。

遠く離れた場所にいた人が村に戻ってきた時に行う、アチョリ地域の伝統的な「卵を踏む儀式」。悪霊などを取り除くことができるという考えが根強くある。

これまで、200名以上の元子ども兵が、テラ・ルネッサンスの社会復帰支援を受け、自立を果たしてきました。彼ら・彼女らの頑張りもあり、支援前は平均月収が128円でしたが、支援後は7,008円になり、現地の公務員とほぼ同等の水準になりました。また、地域の人々との関係も改善し、自尊心も向上し、過去のトラウマと向き合い、現在の自分を受け入れられる人々の割合が向上しました。

テラ・ルネッサンスの社会復帰支援による活動成果

ウガンダで誘拐され、今もなお、隣国でLRAに拘束されている元子ども兵の正確な数は不明ですが、今回の帰還支援により2つの部隊が解体されました。残りの部隊は、リーダーのジョセフ・コニーとその家族や側近などが、隣国の南スーダン(ダルフール地方)などに潜伏していると言われています。アフリカで最も長く続いている紛争の一つであるLRA紛争が、今、終わりに近づきつつあります。

テラ・ルネッサンスは、同軍に拘束された全ての元子ども兵の社会復帰を目指しています。そして、子どもの徴兵が二度と起こらないように、LRA紛争の終結に向けて活動を続けていきます。
武力ではなく、対話によって、平和的に紛争を終結させるために、引き続き、さまざまな関係機関と連携・協働しながら、LRAに拘束されている元子ども兵の動員解除・社会復帰への取り組みを進めていきます。

コンゴを拠点に活動するNGOと連携して、すべての元子ども兵を除隊・帰還・社会復帰していくためのパートナーシップ(覚書)の調印式の様子。

※当募金ページに記載の内容については、プロジェクトオーナーが責任を負っており、LINEヤフー株式会社が責任を負うものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。
※本ページの「プロジェクト概要」「活動情報」「寄付金の使いみち」に掲載のリンクは、外部サイトに移動します。

寄付総額
72,844
寄付人数
235
現在の継続寄付人数:1
毎月の継続的な応援が大きな支えになります。

※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。

  • Vポイント
    Vポイントを使って1ポイントから寄付できます。
Yahoo!ウォレット
クレジットカードで100円から寄付できます。

プロジェクトオーナー

[特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス]の画像
特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス

『すべての生命が安心して生活できる社会の実現』を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア・ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ・コンゴ・ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町で大槌刺し子を運営。

主な受賞歴:「地球倫理推進賞」(社団法人倫理研究所) 、「地球市民賞」(独立行政法人国際交流基金)、「エクセレントNPO」組織力賞ノミネート(エクセレントNPOを目指そう市民会議)、「社会貢献者表彰」(公益財団法人社会貢献支援財団)、「日経ソーシャルイニシアチブ」国際部門賞ファイナリスト(日本経済新聞社) 、「企業価値認定」(一般社団法人企業価値協会)、第4回ジャパンSDGsアワード副本部長(外務大臣)賞など。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。

この団体に関連するプロジェクトはこちら

領収書発行について

このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
※クレジットカードでの寄付に限ります。詳しくはヘルプページをご参照ください。

団体のプライバシーポリシー

特定非営利活動法人テラ・ルネッサンスのプライバシーポリシーは、https://www.terra-r.jp/about_privacy.htmlをご覧ください。

なお、Yahoo!ネット募金に関し、LINEヤフー株式会社より提供を受けた個人情報については、次の目的の範囲においてのみ利用します。
・ 寄付金に関する領収書の送付(当団体がYahoo!ネット募金での寄付者に対して領収書発行を行う場合)
以上

Facebookコメントで寄付先への応援をお願いします

記入された応援のコメントは、寄付先団体およびYahoo!ネット募金の広報・宣伝活動(記者会見やプレスリリースでのご紹介等を含む)に 使用させていただく場合がございます。
ご了承の上、コメントを記載いただきますようお願いいたします。(2020年9月23日追記)

※本コメント機能はMeta Platforms Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してLINEヤフー株式会社は一切の責任を負いません。

  • Facebookでシェアする
  • X(旧Twitter)でシェアする

注目のプロジェクト