寄付受付開始日:2022/07/28
更新日:2024/05/10
ごはんは毎食、院内の売店で買うコンビニ食。それも検査や治療の都合で、食べそびれることは日常茶飯事です。トイレに行く時間もままなりません。シャワーすら満足に浴びられず、夜は寝返りも打てないような狭くて硬い簡易ベッドで眠り、看護師さんの巡回のたびに目を覚ます、緊張を強いられた生活が続きます。
そんな日常が、子どもの入院によってある日突然始まります。
NPO法人キープ・ママ・スマイリングは、2014年の団体設立以来、入院中の子どもに付き添うご家族を支える活動を行ってきました。この活動の原点となっているのは、理事長・光原ゆきの付き添い体験です。
初めての出産と同時に病児の母となり、いくつもの病院で子どもの長期入院に付き添う中、食事や睡眠を十分にとることができず、倒れた経験がありました。周りを見渡すと自分と同じように心身を疲弊した親が少なくなく、病児の母となって初めて付き添い生活の過酷さを知りました。
「どのような状況に置かれても、安心して病気の子どもに向き合えるよう、付き添い家族のセーフティーネットになりたい」。
私たちは、この目標に向かってさまざまな活動に取り組んでいます。
おいしいごはんを届ける「ミール de スマイリング」
2015年から東京都内の小児病棟やファミリーハウスで付き添い生活を続けるご家族に手作りの温かい食事を定期的に提供しています。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、ボランティアが調理したお食事を提供できなくなってからは、地域の飲食店と協働して、定期的においしくて栄養バランスの良いお弁当をお届けする事業もスタート。現在は両輪で活動し、7,500食を提供しています。(2023年5月現在)
「付き添い生活応援パック」で日本全国のご家族を支える
病院内の感染防止策の強化により、子どもの入院に付き添うご家族が外出や交代を制限され、食料や日用品の買い物もままならない中、私たちはレトルト食品や缶詰、マスク・消毒液などの衛生用品を詰め合わせた「付き添い生活応援パック」を無償でお届けする活動を始めました。
2020年10月の事業開始以来、2年半で全国の4,500家族に応援パックをお届けしました。(2023年5月現在)
実態調査や国への要望書、啓発キャンペーンで現状を変えていく!
母の日から父の日までの期間、病気の子どもと家族を応援する「Smiling Family Daysキャンペーン」を展開し、入院中の子どもに付き添う家族の実情を広く社会に知ってもらう啓発活動にも積極的に取り組んでいます。
また、付き添い家族の実態を明らかにするために、さまざまな調査も実施しています。2022年末には「付き添いの生活実態調査」に3,643人もの方がご協力くださり、2023年6月に結果の記者発表を行い、こども家庭庁と厚生労働省へ要望書を提出しました。
多くのメディアに取り上げられ、翌日には小倉将信こども政策担当大臣が「病気の子どもや家族が安心して入院生活を送ることのできる環境整備は重要な課題。付き添い入院の負担軽減に向け、令和5年度中に小児の医療機関を対象とした実態調査を行う」と発表しました。3,643人の当事者の声が国を動かしたのです。
このように、一人ひとりの体験者の声を集めることによって政策提言につなげ、付き添い家族の環境改善に貢献することを目指しています。
「あなたは決して一人じゃない」と伝えたい
私たちが付き添いのご家族に最も伝えたいのは「あなたは決して一人じゃないよ」というメッセージです。
これまでお届けしてきたお弁当や応援パックには、付き添い家族に寄り添うたくさんの人々の想いが詰まっています。そして、その想いが、困難の中にある人の心を支える力を持つことを、私たちは多くの付き添い家族から教えてもらいました。
今日もまた、付き添い生活をスタートさせるご家族がいます。一人でも多くのご家族の笑顔を支えていくため、皆様のあたたかなご支援を心からお願い申し上げます。
■領収書の発行について
1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。
※寄付金控除について:当法人は認定NPO法人などの寄付金控除団体ではございませんため、寄付金控除の対象外です。ご注意ください。
※手続き完了後の発行や再発行はできません。
※当団体からの領収書発行時期:毎年1月末頃に前年1年分(ご寄付日:1月1日~12月31日)の領収書を発行いたします。
※領収書の日付は、原則として寄付手続き日です。
※Vポイントによるご寄付の場合は、領収書発行の対象外ですのでご留意ください。
詳しくはヘルプページをご参照ください。
領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
<お問い合わせ先>
特定非営利活動法人キープ・ママ・スマイリング・Yahoo!ネット募金係
メールアドレス:smilekeepers@momsmile.jp
お問い合わせフォーム
皆様からいただいたご寄付は、入院中の子どもに付き添う家族を支える活動に大切に活用させていただきます。
・全国の付き添い家族にお食事や応援パックなどをお届けするための事業費
・付き添いの現状を把握し、広く世の中に知らせていくための活動費
・キープ・ママ・スマイリングの運営費など
厚生労働省の患者調査によると、入院している子ども(0~14歳)の数は年間に2万2,900人(2020年10月現在)に上ります。助けを必要としている全国のご家族に、私たちが支援を届けていけるのは、皆様のご寄付があるからこそです。
活動状況は、定期的に当団体のホームページやSNSなどでご報告させていただきますので、ぜひご覧ください。
公式ウェブサイトはこちら
更新日:2024/05/10
・2022年末、「入院中の子どもに付き添う家族の生活実態調査2022」を実施。3,600人以上もの付き添い経験者の方が、70問以上にわたる設問に丁寧にご回答くださいました。
・2023年6月1日、厚生労働省記者クラブで記者会見を開き、調査結果の概要を公表しました。それに先立ち、こども家庭庁・厚生労働省に、この調査から見えた課題を改善していただくよう要望書を提出しました。
こども家族庁・厚生労働省の担当者の方も両省庁が協力して、この課題を検討していくとの前向きなご発言をいただきました。まだまだ時間はかかると思いますが、当事者が動き、付き添い生活の改善に向けて大きな第一歩を踏み出すことができました。
詳細はこちら
引き続き、代弁者として社会に付き添い経験者の声を届けてまいります。
キープ・ママ・スマイリングは、子どもの入院に付き添った経験を持つご家族同士が支え合うための日本初のクチコミサイト「つきそい応援団」をオープンしました。
このサイトは、付き添い入院の経験者が自身の体験や工夫を書き込める掲示板機能のほか、付き添い生活の必需品リストなど付き添い入院に役立つさまざまな生活情報を掲載しています。
つきそい応援団
付き添い生活には、知っていれば毎日の生活が少しだけ楽になるような、ささやかな知恵や工夫がたくさんあります。「院内ではすぐに脱いだり履いたりでき、外履きにもなるサンダルが便利」、「スペースが限られる病室ではS字フックが役に立つ」。付き添い入院を経験したママたちが日々の生活の中から見いだしてきた知恵や工夫は、これまで誰かに伝えられることなく消えていました。
私たちは、こうした付き添い経験者の知恵や工夫を集め、これから付き添い入院をスタートさせる家族に伝え、日々の生活に役立てていただくため、このクチコミサイトを開設しました。
社会が平時に戻っていこうとしている一方で、医療現場では依然としてコロナ禍の緊張状態が続いています。面会制限を緩和する動きなどが一部の病院に見られるものの、子どもたちが入院する小児病棟でも付き添い家族への外出や交代を制限した状況にあります。小児病棟のママ同士が気軽に会話を交わし、触れ合うことができないコロナ禍の今だからこそ、このサイトが特に必要とされています。
このサイトを通じて、コロナ禍で孤立を深める付き添い家族が、初めての入院でも安心して病気の子どもの看病に専念できる環境づくりをサポートしていきます。
※当募金ページに記載の内容については、プロジェクトオーナーが責任を負っており、LINEヤフー株式会社が責任を負うものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。
※本ページの「プロジェクト概要」「活動情報」「寄付金の使いみち」に掲載のリンクは、外部サイトに移動します。
※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。
私たちは、病気の子どもを育てるご家族を支援しています。なかでも入院中の子どもに付き添うご家族を支援する活動に力を注いできました。
小児病棟やファミリーハウスに滞在中のご家族へのお食事の支援や、長期にわたる子どもの入院に付き添うご家族へ、食品・日用品を詰め合わせた「付き添い生活応援パック」を無償でお届けする活動に取り組み、2014年の設立以来、5,000名を超えるご家族を支援してきました。
このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
※クレジットカードでの寄付に限ります。詳しくはヘルプページをご参照ください。
特定非営利活動法人キープ・ママ・スマイリングのプライバシーポリシーは、https://momsmile.jp/privacy/をご覧ください。
なお、Yahoo!ネット募金に関し、LINEヤフー株式会社より提供を受けた個人情報については、次の目的の範囲においてのみ利用します。
・ 寄付金に関する領収書の送付(当団体がYahoo!ネット募金での寄付者に対して領収書発行を行う場合)
以上
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