寄付受付開始日:2020/12/21
更新日:2023/04/27
現在クラブやライブハウスなどのローカルの音楽シーンを支えてきた場所が、COVID-19により今までにない営業危機に陥っています。またそれは長期化の様相を呈しており、出口の見えない状況に現場は疲弊しています。
この状況を少しでも打破すべく、京都のローカル音楽シーンにまつわるカルチャーを取り上げて来た、フリーペーパー『音読』のメンバーで一般社団法人表現支援協会を立ち上げました。
◆京都の音楽を、読む『音読(おとよみ)』
私たちはこれまで、大小さまざまな場所で鳴っている音楽からたくさんのギフトをもらい、日々の生きるエネルギーにしてきました。そんな音楽を守り育ててきてくれた音楽の現場の人たちの力に少しでもなりたいと考えています。
今後、もう以前のようなクラブやライブハウスには戻れないのかもしれません。いや、もしかしたら2~3年たてば、戻れるのかもしれないけれど、そこまで残ることのできる場所はどのくらいあるのでしょうか。一度失われたものはもう戻りません。何もなくなった後に新しいカルチャーを生み出し育てるには、壊れるまでにかかった歳月に比べてもっとずっと長くかかるでしょう。
だから、その前に私たちに今できることを少しでもやってみたいと思っています。
生き残っていくために新しい試みを。
これからも新しい音楽を生み出し続けるローカルシーンを一緒に応援してください。
幸いここ京都には、多様な文化・観光資源があります。ジャンルの幅や新旧といった層の厚い音楽カルチャーはもとより、美味しい食事に、歴史のある建物や風習、寺社仏閣など。
そして大学時代にここ京都で過ごされた方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか? ルールだけに縛られない自由な発想で生み出されたたくさんのカルチャーを享受して、大人になった方がきっといらっしゃるはずです。そんな京都という土地の持つ独特の魅力や空気感を、これからも残していきたいのです。
そのために、新しいものと古いものが共存しているこの街で、オンラインとオフラインを交差させながら、楽しさと収益モデルを同時につくっていくことも考えてみたいと思っています。たくさんの人たちを巻き込みながら、大きなうねりを作り出すために、みなさんの力を貸してください。
10-FEET TAKUMA氏
僕が所属するバンド10-FEETは京都のライブハウスシーンで育って来たバンドです。僕が初めて出たライブハウスはKYOTO MUSEでその次がアークデュー、VOX HALL、京都whoopees、メトロ、磔磔、都雅都雅、など京都にはたくさんのライブハウスがあって、僕にとって、10-FEETにとってその全てが母屋です。馬で言うと厩舎(きゅうしゃ)ですね。ここで育ち、鍛えられました。心身ともにです。
ライブハウスは音楽家やバンドマンを輩出するだけではなく一人一人の人間育成にもつながってると思います。親の言う事を聞かないやつがライブハウスで出会った仲間、店長、先輩みんなに叱られたり切磋琢磨(せっさたくま)していろいろな事を学びます。単に音楽人を輩出するだけでなく人としてカッコよく生き、この地球をイケてる星にするにあたりとても活躍する存在になってくれると信じています。
パワハラとか誹謗(ひぼう)中傷が世間では問題になっていますが、熱い情熱や強い思いを伝えるにあたり僕たちはライブハウスを介して伝えます。あの場所で音を介して伝えるとネット上ではもめる事や誤解を招く様な事も偏見なく共感出できる事が非常に多いです。熱い思いを音に乗せて直接伝えるというライブハウスならではの力だと思っています。
僕はライブハウスは素晴らしい場所だと思っています。コロナ禍の影響により経営内容がひっ迫するライブハウスに対してさまざまな対策が講じられていますがまだまだ状況は苦しく、京都では閉店を余儀なくされる店舗も出てきてます。皆の命や安全が第一ですので、換気や消毒、極端な密を避け、感染拡大を防ぐ事を優先しながらではありますが、なんとかライブハウスの経営、その存続を守っていきたいと考えていますのでここに賛同させていただきます。
FPM 田中知之氏
今やスマートフォンを指先でほんの少し操作することで音楽は誰にでも簡単に楽しめてしまいます。無論、それも本物の音楽には変わりありません。しかし、ライブハウスやクラブにおいて、ミュージシャンや DJ とオーディエンスが音楽によって時間と空間を共有し、互いの魂とその場の空気を共鳴させるリアルな体験は、サブスクリプション・サービスやインターネットを経由する配信ライブでは絶対に伝えきれるものではありません。私も若い頃、いや大人になってからも、京都のライブハウスやクラブで、オーディエンスとしても、出演者としても、人生の価値観が根底から覆されるほどの感動やインパクトを何度も受けてきました。
今回のコロナ騒動によって、そんな京都にあるわれわれの感動の拠点が存亡の危機にあるのは皆さんもご存じのとおりです。しかし予想以上に厳しい状況が長引いてしまっていることで、なんとか踏ん張ってきたお店も力尽きる瀬戸際に差し掛かっていると言わざるを得ません。京都のライブハウスやクラブを、いや、京都の音楽を、京都の文化を、この先も存続させるために、われわれができることを今一度考えなければならないタイミングなのではないでしょうか。
キセル 辻村豪文氏
共演者から「京都っぽい」と今でも時折言われることがあります。「どこがやねん」、「知らんし」と異論もあると思いますし、何をもって京都っぽいというのかいまだにわかりません。ただ京都で音楽を始めた当初、周りには多種多様なミュージシャンが居て、一緒に演奏する機会や場所に恵まれてました。そんな中でバンドの物心がついていったのは間違いないです。
土壌こそが文化で、ないと何も生まれない。と思ってます。これまでとこれからのためにどうかよろしくお願いします。
京都市内で営業しているクラブ・ライブハウスへ支援金として分配いたします。なお、寄付金の10%を管理運営費に充てさせていただきます。
第一弾の分配先は下記を予定しています。今後増えていく予定です。
・CLUB METRO
・KITSUNE KYOTO
・Chambers
・WORLD KYOTO
・livehouse nano
・KYOTO MUSE
・UrBANGUILD
・GROWLY
・GATTACA
・磔磔
・拾得
今後の活動の様子については表現支援協会のウェブサイトでもお知らせしてまいります。
#新型コロナウイルス緊急支援
#新型コロナウイルス支援_文化芸術
更新日:2023/04/27
2020年12月末に発行されるフリーペーパー『音読』でこのプロジェクトを特集しています。募金ページにコメントを寄せたキセルのインタビューや京都のライブハウス・クラブの現場レポートなども掲載しています。
またこの号に限り、これまでウェブで公開してこなかった本誌初の試みとして、配布のない地域や新型コロナウイルスの影響で外出を控える方に配慮して公式ウェブサイト上にPDFで全ページ公開します。ぜひご高覧ください。
公開URLはこちら
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ライブハウス救済プロジェクト
一般社団法人表現支援協会は、2020年5月に京都の音楽フリーペーパー「音読」のメンバーが中心となり設立した非営利団体です。
このプロジェクトではCOVID-19による経済的困難下にある音楽施設や団体を支援するための活動を行っていきます。
コロナ禍が落ち着いたあとにも活動は持続させ、音楽以外のジャンルを超えたさまざまな表現者を支援していく事業を行っていく予定です。また音楽や美術といった教育環境の整備などに取り組んでいけたらと考えています。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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