農業と農村の再生から地域づくりへ ~仙台の大学生による挑戦~
寄付受付開始日:2020/02/25
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寄付受付開始日:2020/02/25
更新日:2020/02/25
【10年後の農業と農村は存続しているのか?】
仙台市若林区沿岸部の南北10キロ、東西5キロに及ぶ広大な農業地域は津波被災によって壊滅的な被害を受けました。
人口も被災前の約1,500世帯から約500世帯に激減。地元にあった荒浜小と東六郷小とも閉校し、子どもと親世代の姿は消えました。若林区南部の六郷東部地域においては、60歳以上が人口の過半数、65歳以上の高齢化率も39 %に上ります(仙台市の高齢化率23.7% H31)。
農業においては、津波によって農業機械は流され、個人農家は営農再開が困難となり、集団化・法人化が進みました。中心となる14法人に集約されましたが、農家の平均年齢は67歳(H31)となり、約半数の法人に若手後継者はいません。
10年後、20年後、果たして地域の農業と農村は存続しているのでしょうか?
現地再建し、営農再開したのものの、これで復興と呼べるのでしょうか?
【農業の担い手育成から農村塾へ】
これまでReRootsから新規就農者が5名輩出されました。
うち2名は若林区に就農し、平松農園、(株)仙台あぐりる農園として農業に従事しています。ReRootsファームで農家に教わりながら野菜作りを行い、担い手となったのです。
このような若者を育て、3年後には農村塾を開講し、就農者を育成していく計画です。
【農村での地域福祉にとりくむ】
独居高齢者や高齢者2人暮らしの家庭に大学生が訪問し、見守り活動を進めています。
10年後には移動困難、買い物困難、介護が表面化することが予想されます。住民と相談しながら、地域福祉のプログラムを立案して、「戻ってきてよかった」といえる村づくりを目指していきます。
【おいもプロジェクト、わらアートで人を呼び込む】
地域資源である農業を生かし、さつまいもを育て収穫する農業・食育体験、田植え・稲刈りから収穫したわらで巨大なオブジェを作るわらアートを通じて、交流人口を増やしていきます。
わらアートには毎年7万人(9~12月の展示期間)が訪れるまでになりました。
【大学生による農業と農村の再生モデルをつくる】
大学生たちは、被災直後から代々後輩にバトンをつないできました。
これからも約10年かけて、農業の担い手育成と安心して暮らせる村づくり、人の往来による活性化を通じて「ひなびた持続する農村」を作り出したいと考えています。
大学生の団体であるため、助成金や寄付に基づいており、下記のほかReRoots全般の活動に活用させていただきます。
若手農家を育て、学生の農業への関心を醸成するための講師料、農業機械・車の購入や維持費、種苗、農業資材、堆肥・肥料の購入等
農産物の共同出荷の運搬(週3回)や、労働力不足の支援(農繁期には早朝4時~)を通じ、若手農家を支える諸費用。また担い手育成のための農村塾開校の費用。
地域福祉のワークショップや高齢者スポーツ、映画やお茶会、サロンなどの娯楽企画、地域行事としての祭再生の実施に伴う費用。
おいもプロジェクトやわらアートなどを通じた交流人口拡大の実施費用
”#311いまわたしができること地域を応援”
”#311いまわたしができること防災災害復旧支援”
更新日:2020/02/25
【復旧支援 2011~2014年】
農地のガレキ撤去のために、若林ボランティアハウスを2011年7月に設立し、全国・世界から農地再生ボランティアを受け入れました。2014年3月までの約3年間に述べ3万人が参加し、約500件の依頼をこなし、畑の復旧は完了しました。
【復興支援 2014~2020年】
ガレキ撤去のボランティアが終了したのち、外部から人は来ません。
スーパーも、コンビニも、銀行のATMもありません。
あるのは豊かな農村風景と田畑、そして海です。
この地域に、大規模な商業施設や住宅地は必要ありません。
ありのままの農村地域で持続できることを願っています。
そして、人が訪れない過疎化した地域に、ReRootsが存在することで毎年大学生がやってきます。
仙台市中心部から10キロの沿岸部に、早朝は4時から畑に出、週末には地域福祉の家庭訪問や農村ツーリズムの企画実施、市民農園の作業にやってきます。
ガレキ撤去が終わったとき、ある農家から「お前らいなくならないでくれ。お前らいなくなったら、ここに若者は来ない」と言われました。
若者による農業と農村の再生は住民や農家からみても悲願です。
農家は毎日畑に出て朝から晩まで働いています。しかし、だからといって地域に新規就農者がやってくるわけでもなく、村の行事が活性化するわけでもありません。
ゆえに、ReRootsがReRootsファームによる担い手育成、地域福祉、グリーンツーリズムのほかにも、市民農園、ReRootsサポーター会員による農業CSA、祭りへの参加など多様な取り組みを行うことにより、若林区沿岸部に人はやってきて、注目されるのです。
ReRootsを応援していただけることは、農家と住民を支え、農業と農村を持続させることにつながります。
【受賞歴】
活動については、公式サイトでもご紹介しています。
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ReRootsは、仙台市内の大学生約60名が主体となって活動している震災復興・地域支援のボランティア団体です。
被災直後から「復旧から復興へ、そして地域おこしへ」の長期的コンセプトを掲げています。
はじめはがれき撤去の復旧支援、その後は営農再開やコミュニティー再生の復興支援、そして農業の担い手不足や過疎化に対する地域おこしへをめざして、代々後輩へバトンをつないできました。
農業は人間の食を支える生命の源であり、農村コミュニティーの土台です。
農業を基礎に、食料生産の誇りを守り、その上に食文化が成り立ち、収穫の喜びと祭りを通じてコミュニティーが作られ、その村の営みのサイクルを取り戻せれば、農業と農村は持続できると考えています。
そこで、日本各地の過疎と農業の担い手不足に悩む地域に対して、震災からの若者による農業と農村再生のモデルづくりを目指していきます。
このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
※クレジットカードでの寄付に限ります。詳しくはヘルプページをご参照ください。
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