令和元年台風19号による三陸鉄道被災への支援募金（三陸鉄道株式会社）

■ご支援をいただいた皆さんへ　

　2019年3月に盛駅から久慈駅までが一つにつながり、リアス線として新たなスタートを切った三陸鉄道は、同年10月の台風19号で全体の7割が不通になるなど、再び大きな被害を受けました。
　被災直後は、復旧にかなりの期間を要すると思われましたが、国や県、沿線市町村を始め、全国の皆様の力強いご支援をいただき、5カ月で復旧を果たすことができました。
　2020年3月20日、全線運行再開記念列車が陸中山田駅を無事に出発することができ、沿線の多くの皆さんに大漁旗や小旗を振ってお祝いしていただきました。
　改めて、これまでご支援をいただいた全国の皆さんに感謝を申し上げます。
皆様からご協力いただいた義援金等については、三陸鉄道の利用促進を図るためのイベントの開催やお客様に喜んでいただけるような企画列車の実施などに有効に活用させていただきたいと考えております。
　2020年度の活動テーマは、「沿線住民と手を結び、163キロの魅力を活かし、更なる飛躍へ」としました。三陸各地域の皆様と連携を図り、地域の魅力を活かした取組を行って参ります。
　現在、新型コロナウイルスの感染拡大が続き、東京オリンピックも1年延期されるなど、観光を取り巻く状況には極めて厳しいものがあります。
　このような中、これまで幾度も大きな試練を乗り越えてきた三陸鉄道は、今回も、全国の皆様の温かい声援を大きな力として、前に進んで参ります。
「笑顔をつなぐ、ずっと・・・」という会社のモットーを今後も大切にしながら、これからも人と人をつなぎ、地域と地域をつなげ、三陸の復興や振興にしっかり貢献できるよう頑張って参ります。

2020年4月1日
三陸鉄道株式会社
代表取締役社長　中村　一郎

■「ツイートは誰かの応援になる」キャンペーン御礼報告

2020年3月に実施されたキャンペーンでは、多くの方々にツイートやリツイートいただき、応援動画の総再生回数は779,000回となり、キャンペーンの上限金額である150万円が寄付されました。
キャンペーンへのご参加ありがとうございました。（2020年4月1日追記）

東日本大震災の震災被害から一度復興したにもかかわらず、令和元年台風19号で再度被災した私たち三陸鉄道と沿岸部の方の想いを、Yahoo! JAPANの3.11企画で取り上げていただきました。

三陸鉄道への支援をお願いします。

10月12日から13日にかけて東日本を駆け抜けた台風19号は、大規模な浸水や土砂崩れなどを引き起こし、甚大な被害が発生しました。

岩手県の三陸各地域でも大きな被害を受け、三陸鉄道リアス線では線路の路盤流出や土砂の流入、のり面崩落などの被害が77カ所発生しました。
この影響によりリアス線全長163kmのうち、7割に相当する113.7kmが現在不通となっています。

特に、2019年3月に東日本大震災から8年ぶりに運行を再開した釜石～宮古駅間（旧JR山田線）にある織笠～岩手船越駅間では、路盤ごと流失し、レールと枕木が宙づりとなっている所もあります。復旧の目途（めど）は、まだはっきりとしたことは言えませんが、2020年3月までには何とか復旧させたいと考えています。
また、不通区間については、現在、代行バスを運行し、高校生の足を確保しています。全線の復旧とそれまでの間の代行バスの運行等には多大の費用を要することが見込まれます。

沿線住民や観光客の皆様の期待に応えるためにも、1日でも早い復旧を目指して、社員一丸となって頑張っておりますので、皆様のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

2019年10月25日
三陸鉄道株式会社
代表取締役社長　中村　一郎

#令和元年台風19号