「SOS」を発信できない子どもの
心の声をキャッチする居場所づくり
こども∞感ぱにー

寄付受付開始日:2019/08/02

  • 領収書あり
[「SOS」を発信できない子どもの 心の声をキャッチする居場所づくり こども∞感ぱにー]の画像
いつでも誰でも遊べ、安心して過ごせる“プレーパーク”

特定非営利活動法人こどもむげん感ぱにー

JCNEに認証された団体です。

プロジェクト概要

更新日:2023/12/26

子どもの笑顔が地域で育まれるまちに

東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市の沿岸部に住む人たちの生活は、日常を取り戻しているように見えます。
しかし、13年間この地域で子どもの遊びと居場所づくりを行って思うことは、子どもの孤立や生活困窮、不登校の数が毎年数を増しているということ。

これは、子どもを取り巻く課題が「震災課題」から「社会課題」に移行しているにすぎないと感じています。
また、新型コロナウイルス感染症の拡大では、様々な体験活動・学校行事・人とのコミュニケーションの機会が激減し、子どもの育成に影響を及ぼしてしまいました。

プレーパークでは、スタッフ2人が常駐し子どもの遊びを見守り居場所づくりをおこなっています

今見えている石巻市の子どもに関する課題の一部
・子どもの生活困窮は7人に1人
・2022年度の不登校数は401人(1,000人当たり42.8人で、全国平均31.7人より上回る)
・公設の子どもの居場所(児童館やプレーパーク)は1施設のみ
※全国平均と比較すると、石巻の人口では7~10カ所必要
・不登校の子どもの居場所は公民合わせて3施設のみ
※200人以上が自宅で過ごしている

大人の存在は不可欠
私たちの活動は、子どもが主体的に遊び過ごせる“プレーパーク”と不登校の子どもの居場所“フリースクール”です。
プレーパークには年間延べ8,000人の子どもから高齢者までが来所し、大人は子どもの遊びを見守り時には相談役となり過ごしています。
フリースクールは、現在43名が登録し、社会への自立に向けたサポートを行っています。

週末はかまどで火をたき、みんなで昼食をつくって食べます

ここに来る子どもの中には“生きづらさ”を感じている子どもが少なくありません。

虐待を受けている子は…… 自分が被虐児ということ知りません
不登校の子は…… 自分が学校に行けない本当の理由は分かりません
発達障害の子は…… 自分がどうして生きづらいのか気づきません

だからこそ、声にできないSOSをキャッチし、理解し、受け入れる大人の存在が不可欠だとこれまでの活動で気づきました。

フリースクールの仲間『との』は大切なお友達

いつも同じ大人が子どもを迎え入れ、たわいもない会話で笑い合い、一緒に過ごします。
その積み重ねは信頼関係を生み、やがて子どもは、誰にも話せずに抱え続けてきた“思い”を話し始めます。
また、近くにいることで、声にできない子どもの異変に気付けます。

……これが私たちの役割です。

ここで、フリースクールに通っていた子どもの声をご紹介します。

「中学3年生の時、学校に馴染むことができなくなり悩み続ける日々が続き、学校を拒否し始めた頃、当時の担任の先生がフリースクール“ぽはっく”を紹介してくれました。様々な不安がありましたが、見学の時に温かく出迎えてくれて、その日からたくさんの人に支えられ、たくさん笑顔になることができました。“ぽはっく”のおかげで、自分らしく過ごせる新しい居場所ができました。(高校2年女子)」

フリースクールの子ども会議。約束事やお出かけ企画もみんなで話し合います

新型コロナウイルス感染症が拡大した頃も、二つの活動は休止せず続けていました。
コロナ禍で活動を続けることは本当に難しいことでしたが、感染のリスクより開催休止のリスクの方が高いと判断し、感染防止対策を徹底した上で子どもたちの居場所を開いていました。
感染リスク < 開催しないリスク

前述の「子どもが抱える課題」からも、いまこの瞬間が大切で、こんな時だからこそ「行きたいと思った時に行ける場所がある」ことが重要だと考えています。

2022年度、子どもの自殺・不登校は増加し過去最多となりました。
2021年の夏に文部科学省も「コロナ禍による学校や家庭の環境変化が子どもの行動に大きな影響を与えている」として、子どもがSOSを発信しやすい取り組みが重要だと述べるにいたりました。

これからも、子どもたちの声に出せない“しんどさ”をキャッチして軽減し、子どもの主体性と自由な心を守り育むために活動を続けたいと考えています。

一人でも多くの子が笑顔で暮らせるために
そして、子どもたちの明日を支えるために、安心して過ごせる「居場所」と「大人の存在」が必要です。私たちはこれを、地域の人と一緒につくり続けていきます。

2022年度事業報告書(PDF)
こどぱにー通信 だん子むし(PDF)

寄付金の使いみち

こどぱにーの子どもの居場所に関する事業

  • プレーパーク運営費/子どもの遊びのための道具や材料費
  • フリースクール運営費/教材費など

公式ブログ

"#311企画これからもできること"
"#311いまわたしができること子どもたちを応援"
"#311寄付はチカラになる"

活動情報

更新日:2023/12/26

●すべての子どものための居場所(あそび場)に関する事業
こどぱにーは「すべての子どもが安心して暮らせる環境」を実現したいと考えています。子どもの数だけ子どもの個性があり、多様性があります。その多様性を失わずに、安心して過ごせる場所として「プレーパーク」と「フリースクール」の運営を行っています。

【プレーパーク事業】
プレーパークとは「自分の責任で自由に遊ぶ」ことができる場です。一般的な公園とは異なり、「遊びを子ども自身がつくりだす」ことが特徴です。木材を使って工作をするのもよし、火を起こすのもよし、ただただ穴を掘るのもよし。常設の遊具がないからこそ、自分で考えて判断し「やってみたい」が実現できる、子どもの可能性を発揮できる場です。

また、プレーパークには私たちプレイワーカー(子どもに関わる専門職)が常駐し、子どものリスク管理や、成長を育み、見守る役割を担っています。

・プレーパークわたのは(旧黄金浜ちびっこあそび場)
開催日:≪毎週金・土・日曜日≫
・プレーパークひがこー
開催日:≪毎週水曜日≫

カマドの火おこしも、まき割りから子ども自身で行います
『みんな、おいでー』プレーパークってどんなところ? をご紹介!

【フリースクール事業】
石巻市内には、不登校の子どもが通える“フリースクール”が2軒のみと少なく、多くの子どもが行き場のないまま、家で過ごしています。
不登校になるのは、決して“さぼっている”訳ではありません。
しかし、不登校になってしまう要因が理解されていないため、子どもの心はどんどん追い込まれるケースが多いのが実情です。

こどぱにーのフリースクールでは、「学校復帰」ではなく、「その子がその子らしく生き、自立すること」を目的に、サポートを行っています。
子どもが安心して過ごせる環境づくりや、人との出会いやコミュニケーション、自然体験やものづくりを通し、一人ひとりと向き合うことを大切にしています。

・フリースクール“ぽはっく”開催日: ≪毎週火・木・金曜日≫

こたつに入ってまったり過ごす子どもたち

【地域住民や子ども支援団体との連携事業】
こどぱにーだけでは解決できない社会課題を、地域のみなさんや、他団体とネットワークを組んで連携し取り組んでいます。

1.石巻のプレーパークと子どもの遊びを考える会(2017年より活動)
人口8万人の登米市には、児童館が5施設ありますが、15万人の石巻市に1施設のみと非常に少なく、子どもの居場所を市内に増やすための活動を行っています。

2.多様な学びをともにつくる・みやぎネットワーク(2019年より活動)
不登校率が全国で最も多い宮城県のフリースクール団体で構成。子どもの学びの場は学校教育だけではないとうたう「教育機会確保法」に基づき、不登校理解を深め、行政とともに不登校の子どもの居場所や対応について考えています。

2020年12月、宮城県知事に向けて、不登校対応に関する提案書を提出

3.渡中学区WWI(わっしょい渡波委員会の略)(2019年より活動)
子どもが育つ地域の大人たちがつながり、「地域の子どもは地域で見守り育てる」を合言葉に、学校の先生やPTA、民生員、社会福祉協議会などと一緒に地域活動を行っています。

肝試しでは子どもとメンバーが仮装し、大いに盛り上がりました!

4.まずは石巻から不登校という言葉をなくすネットワーク(2021年より活動)
「子ども一人ひとりが、自分にあった学びの場に出会い、安心して暮らせる社会をつくる」を理念に、多様な分野の市民が集まって活動を行っています。

●子育てサポート事業
子どもが安心して暮らせる環境は子どもだけではなく、子育てを行う保護者の環境を整えることも重要です。
保護者が笑顔でいることができる環境で子どもが育てば自然と子どもも笑顔になります。こどぱにーは保護者自身がリラックスして楽しい気持ちで子育てを行えるようにサポート事業をしています。

プレーパークに通うあるお母さんは、「こんな場所があるなら3人目も生みたくなった」と言い、無事出産しました!
『こどもみらいず』石巻の子どもの居場所の現状や、当事者の声をまとめています

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プロジェクトオーナー

特定非営利活動法人こどもむげん感ぱにー

私たちは「子どもの笑顔が地域のなかで育まれるまちに」をビジョンに、地域の人たちと子どもの居場所づくりをおこなう団体です。

代表 田中 雅子(けろ):保育士、PADIダイブマスター
1968年東京生まれ。
東京の母子生活支援施設、児童養護施設で8年間勤務。
小笠原できれいな海を未来の子ども達に残すためNPO団体にて活動。
その後、長野県の寄宿制のフリースクールで子どもたちと自給自足生活を送る。東日本大震災を機に石巻に移住し、「地域で子どもを見守る」を合言葉にプレーパークとフリースクールを運営。
「子育て講座」「遊びと居場所の必要性」「なぜ不登校になるのか」などの講演を行う。

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領収書発行について

このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
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http://codopany.org/privacypolicy/
をご覧ください。

なお、Yahoo!ネット募金に関し、LINEヤフー株式会社より提供を受けた個人情報については、次の目的の範囲においてのみ利用します。
・寄付金に関する領収書の送付(当団体がYahoo!ネット募金での寄付者に対して領収書発行を行う場合)

以上

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