寄付受付開始日:2019/08/02
JCNEに認証された団体です。
更新日:2024/12/20
東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市の沿岸部ではじまった子どもの遊びと居場所には、週末2日間と放課後2日間の開催で、年間延5,000人が来所しています。
この地域で子どもと過ごして思うことは、『社会から孤立する子ども』が増えていること。
その背景には、生活困窮や不登校、児童虐待などがあり、この子たちを支える“地域”の必要性を感じています。
石巻市の子どもに関する課題たち
・子どもの貧困は9人に1人
・公設の子どもの居場所(児童館)は1施設のみ
※全国平均と比較すると、石巻の人口では7~10カ所必要
・2022年度の『不登校』数は401人(1000人当たり42.8人で、全国平均31.7人より上回る)
・『不登校』の居場所は公民合わせて3施設のみ(塾を除く)
※約9割は家で過ごしていることになる
第三の大人の存在の必要性
私たちの活動は、子どもが主体的に遊び、過ごせる「プレーパーク」と『不登校』の居場所「フリースクール」です。
プレーパークには子どもから高齢者まで年間延5,000人が来所し、大人は子どもの遊びを見守り、時には相談役となります。
フリースクールは、現在54名が登録し、社会的自立のためのサポートを行っています。
ここに来る子どもの中には“生きづらさ”を感じている子どもが少なくありません。
虐待を受けている子は…… 自分が被虐児ということ知りません
『不登校』の子は…… 自信を失い将来への不安を抱き続けます
発達障害の子は…… 自分がどうして生きづらいのか気づきません
だからこそ、声にできないSOSをキャッチし、理解し、受け入れる大人の存在が不可欠だとこれまでの活動で気づきました。
いつも同じ大人が子どもを迎え入れ、たわいもない会話で笑い合い、一緒に過ごします。
その積み重ねは信頼関係を生み、やがて子どもは、誰にも話せずに抱え続けてきた“思い”を話し始めます。
また、いつも顔をあわせていると、子どもの表情や言動から、異変に気づくことができます。そして、それぞれに必要な対応をしています。
……これが私たちの役割です。
子どもの声をご紹介
ここで、フリースクールに通っている子どもの声をご紹介します。
「“ぽはっく”を利用して、色んな友達ができて嬉しかったです。それと、“ぽはっく”に通っていたから外に出る抵抗がなく、楽しく外で遊べました。家や学校で嫌なことがあっても、“ぽはっく”で気分転換できて、一人で思い詰めることが減りました。今は週2回から週3回に回数が増え、その分、家にいる時間が減るし、みんなと会えるから嬉しいです。(高校2年女子)」
これからのこどぱにーの活動
すべての子どもは“ありのまま”でいい。子ども一人ひとりが自分の可能性を信じ、『生きる力』を育むために『今』と『これから』を支えます。
テーマは……
遊び×学び×心のサポート
この実現のために、「プレーパーク」と「フリースクール」の拠点を同じ地区に移転します。
<目的>
・“やってみたい”に挑戦できることで、子どもは活きる力を育みます
・なにもしなくていい場所は、安心して過ごすことができます
・地域の大人と子どもが出会うことで、地域コミュニティーの再構築につながります
・各専門機関や民間団体が連携し、地域で子どもを見守ります
・制度にあてはまらない子どもを地域で支え、制度からこぼれ落ちた子どもを地域で見守ります
これらによって『子どもの孤立』が軽減すると考えます
この取り組みは、名付けて“ごちゃまぜプロジェクト”
このプロジェクトの実現のため、ご支援と応援のほどよろしくお願いいたします。
2023年度事業報告書(PDF)
こどぱにー通信 だん子むし(PDF)
こどぱにーの子どもの居場所に関する事業
公式ブログ
"#311企画これからもできること"
"#311いまわたしができること子どもたちを応援"
"#311寄付はチカラになる"
更新日:2024/12/20
●すべての子どものための居場所(あそび場)に関する事業
こどぱにーは「すべての子どもが安心して暮らせる環境」を実現したいと考えています。子どもの数だけ子どもの個性があり、多様性があります。その多様性を失わずに、安心して過ごせる場所として「プレーパーク」と「フリースクール」の運営を行っています。
【プレーパーク事業】
プレーパークとは「自分の責任で自由に遊ぶ」ことができる場です。一般的な公園とは異なり、「遊びを子ども自身がつくりだす」ことが特徴です。木材を使って工作をするのもよし、火を起こすのもよし、ただただ穴を掘るのもよし。常設の遊具がないからこそ、自分で考えて判断し「やってみたい」が実現できる、子どもの可能性を発揮できる場です。
また、プレーパークには私たちプレイワーカー(子どもに関わる専門職)が常駐し、子どものリスク管理や、成長を育み、見守る役割を担っています。
・プレーパークわたのは(旧黄金浜ちびっこあそび場)
開催日時:≪毎週金曜日 15:00~17:00≫
≪毎週土・日曜日 10:00~16:00≫
・プレーパークひがこー
開催日時:≪毎週水曜日 15:00~17:00※冬季は16:30≫
【フリースクール事業】
石巻市内には、不登校の子どもが通える“フリースクール”が2軒のみと少なく、多くの子どもが行き場のないまま、家で過ごしています。
不登校になるのは、決して“さぼっている”訳ではありません。
しかし、不登校になってしまう要因が理解されていないため、子どもの心はどんどん追い込まれるケースが多いのが実情です。
こどぱにーのフリースクールでは、「学校復帰」ではなく、「その子がその子らしく生き、自立すること」を目的に、サポートを行っています。
子どもが安心して過ごせる環境づくりや、人との出会いやコミュニケーション、自然体験やものづくりを通し、一人ひとりと向き合うことを大切にしています。
・フリースクール“ぽはっく”
開催日時: ≪毎週火・木・金曜日 10:00~16:00≫
【地域住民や子ども支援団体との連携事業】
こどぱにーだけでは解決できない社会課題を、地域のみなさんや、他団体とネットワークを組んで連携し取り組んでいます。
1.石巻のプレーパークと子どもの遊びを考える会(2017年より活動)
人口8万人の登米市には、児童館が5施設ありますが、15万人の石巻市に1施設のみと非常に少なく、子どもの居場所を市内に増やすための活動を行っています。
2.多様な学びをともにつくる・みやぎネットワーク(2019年より活動)
不登校率が全国で最も多い宮城県のフリースクール団体で構成。子どもの学びの場は学校教育だけではないとうたう「教育機会確保法」に基づき、不登校理解を深め、行政とともに不登校の子どもの居場所や対応について考えています。
3.渡中学区WWI(わっしょい渡波委員会の略)(2019年より活動)
子どもが育つ地域の大人たちがつながり、「地域の子どもは地域で見守り育てる」を合言葉に、学校の先生やPTA、民生員、社会福祉協議会などと一緒に地域活動を行っています。
4.まずは石巻から不登校という言葉をなくすネットワーク(2021年より活動)
「子ども一人ひとりが、自分にあった学びの場に出会い、安心して暮らせる社会をつくる」を理念に、多様な分野の市民が集まって活動を行っています。
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私たちは「子どもの笑顔が地域のなかで育まれるまちに」をビジョンに、地域の人たちと子どもの居場所づくりをおこなう団体です。
代表 田中 雅子(けろ):保育士、PADIダイブマスター
1968年東京生まれ。
東京の母子生活支援施設、児童養護施設で8年間勤務。
小笠原できれいな海を未来の子ども達に残すためNPO団体にて活動。
その後、長野県の寄宿制のフリースクールで子どもたちと自給自足生活を送る。東日本大震災を機に石巻に移住し、「地域で子どもを見守る」を合言葉にプレーパークとフリースクールを運営。
「子育て講座」「遊びと居場所の必要性」「なぜ不登校になるのか」などの講演を行う。
このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
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特定非営利活動法人こどもむげん感ぱにーのプライバシーポリシーは、
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・寄付金に関する領収書の送付(当団体がYahoo!ネット募金での寄付者に対して領収書発行を行う場合)
以上
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