「SOS」を発信できない子どもの心の声をキャッチ
こども∞感ぱにー
寄付受付開始日:2019/08/02
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寄付受付開始日:2019/08/02
JCNEに認証された団体です。
更新日:2021/02/15
震災で甚大な被害をうけた宮城県石巻市の沿岸部の施設や道路は、震災以前よりも整備がされつつあります。しかし、震災で家や仕事を失い、いまだに震災前の生活に戻れずにいる人も少なくありません。
石巻では、2019年度の不登校数が284人(宮城県は不登校率が4年連続全国で最多)、未成年の自死率が2.4%(ともに石巻市調査)など、全国平均を大きく上回り、子どもが置かれている環境は、まだ安定しているとは言えません。また、この数字は氷山の一角にすぎず、子どもたちが抱える課題を教育現場や専門機関だけでは解決できないほど多いのが現状です。
私たちはこの沿岸部の渡波・鹿妻地区で、2011年9月からプレーパークを運営、2016年からは不登校の居場所であるフリースクールを開催しています。
子どもが来たい時にいつでも来られる“あそび場”と“居場所”づくりを目指しています。
私たちプレイワーカーがいる意義
プレーパークに遊びに来る子どもの中には、虐待、不登校、発達障害の子ども、家庭に課題を抱える子がいます。
虐待を受けている子は… 自分が被虐児ということ知りません
不登校の子は… 自分が学校に行けない本当の理由は分かりません
発達障害の子は… 自分がどうして生きづらいのか気づきません
だから、声にできないSOSをキャッチし、理解し、受け入れる大人の存在が不可欠なのです。
ここにいつも同じスタッフが常駐し、子どもと遊び、たわいもない会話で笑い合い、一緒に過ごします。
その積み重ねは信頼関係を生み、やがて子どもは、誰にも話せずに抱え続けてきた“思い”を話し始めます。また、近くにいることで、声にできない子どもの異変に気付くこともできます。
私たちプレイワーカーは、一人一人の伴走支援方法を話し合い、その子が笑って暮らせるためのサポートを行っています。
第二のおうちとそこにいる私たち
いつも口癖のように「家に帰りたくない」「死にたい」という子がいます。
また、人と関わることや笑うことを忘れた子もやってきます。
生きづらさを感じながら、自力では抜け出せずに迷い続ける子どもたちです。
でも、一緒に過ごすうちに、はじめは「能面」みたいな表情も和らいでくる子を何人も見てきました。
ここは、「自分が自分でいていい」と気付ける場所。子ども曰く、“第二のおうち”だそうです。
一人でも多くの子が笑顔で暮らせるために
そして、子どもたちの明日を支えるために、安心して過ごせる「居場所」と「大人の存在」が必要です。私たちはこれを、地域の人と一緒につくり続けていきます。
こどぱにーの子どもの居場所に関する事業に活用されます
2019年度事業報告書
こどぱにー通信「だんごむし-新春号Vol.29」
公式ブログ
”#311いまわたしができること子どもたちを応援”
#311寄付はチカラになる
更新日:2021/02/15
●すべての子どものための居場所(あそび場)に関する事業
こどぱにーは「すべての子どもが安心して暮らせる環境」を実現したいと考えています。子どもの数だけ子どもの個性があり、多様性があります。その多様性を失わずに、安心して過ごせる場所として「プレーパーク」と「フリースクール」の運営を行っています。
【プレーパーク事業】
プレーパークとは「自分の責任で自由に遊ぶ」ことができる場です。一般的な公園とは異なり、「遊びを子ども自身がつくりだす」ことが特徴です。木材を使って工作をするのもよし、火を起こすのもよし、ただただ穴を掘るのもよし。常設の遊具がないからこそ、自分で考えて判断し「やってみたい」が実現できる、子どもの可能性を発揮できる場です。
また、プレーパークには私たちプレイワーカー(子どもに関わる専門職)が常駐し、子どものリスク管理や、成長を育み、見守る役割を担っています。
・プレーパークわたのは(旧黄金浜ちびっこあそび場)≪毎週火・木・金・土・日曜日≫
・プレーパークひがこー≪毎週水曜日≫
【フリースクール事業】
石巻市内には、不登校の子どもが通える“フリースクール”が2軒のみと少なく、多くの子どもが行き場のないまま、家で過ごしています。
不登校になるのは、決して“さぼっている”訳ではありません。
しかし、不登校になってしまう要因が理解されていないため、子どもの心はどんどん追い込まれるケースが多いのが実情です。
こどぱにーのフリースクールでは、「学校復帰」ではなく、「その子がその子らしく生き、自立すること」を目的に、サポートを行っています。
子どもが安心して過ごせる環境づくりや、人との出会いやコミュニケーション、自然体験やものづくりを通し、一人一人と向き合うことを大切にしています。
・フリースクール“ぽはっく”開催日: ≪毎週火・木曜日≫
【地域住民や子ども支援団体との連携事業】
こどぱにーだけでは解決できない社会課題を、地域のみなさんや、他団体とネットワークを組んで連携し取り組んでいます。
1.石巻のプレーパークと子どもの遊びを考える会(2017年より活動)
人口8万人の登米市には、児童館が5施設あるが、15万人の石巻市に1施設のみ
と非常に少ない。子どもの居場所を市内に増やすための活動を行っている。
2.多様な学びをともにつくる・みやぎネットワーク(2019年より活動)
不登校率が全国で最も多い宮城県のフリースクール団体構成。子どもの学びの場は学校教育だけではないとうたう「教育機会確保法」に基づき、不登校理解を深め、行政とともに不登校の子どもの居場所や対応について考えています。
3.渡中学区WWI(わっしょい渡波委員会の略)(2019年より活動)
子どもが育つ地域の大人たちがつながり、「地域の子どもは地域で見守り育てる」を合言葉に、学校の先生やPTA、民生員、社会福祉協議会などと一緒に地域活動を行っています。
●子育てサポート事業
子どもが安心して暮らせる環境は子どもだけではなく、子育てを行う両親の環境を整えることも重要です。
親が笑顔でいることができる環境で子どもが育てば自然と子どもも笑顔になります。こどぱにーは親自身がリラックスして楽しい気持ちで子育てを行えるようにサポート事業をしています。
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私たちは「子どもの笑顔が地域のなかで育まれるまちに」をビジョンに、地域の人たちと子どもの居場所づくりをおこなう団体です。
代表 田中 雅子(けろ):保育士、PADIダイブマスター
1968年東京生まれ。
東京の母子生活支援施設、児童養護施設で8年間勤務。
小笠原できれいな海を未来の子ども達に残すためNPO団体にて活動。
その後、長野県の寄宿制のフリースクールで子どもたちと自給自足生活を送る。東日本大震災を機に石巻に移住し、「地域で子どもを見守る」を合言葉にプレーパークとフリースクールを運営。
「子育て講座」「遊びと居場所の必要性」「なぜ不登校になるのか」などの講演を行う。
このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
※クレジットカードでの寄付に限ります。詳しくはヘルプページをご参照ください。
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以上
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