豪雨災害発生から復興に向け進んでいる宇和島に支援を届けたい
寄付受付開始日:2019/02/08
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寄付受付開始日:2019/02/08
更新日:2021/12/13
平成30年7月豪雨にて愛媛県宇和島市は大きな被害を受けました。
私たち一般社団法人RCFは平成30年10月に宇和島市役所と協定を結び、宇和島の7月豪雨からの復興に関わっています。日本中が災害について考える3.11を機に、宇和島の被害と現状を発信することで募金を集め、今も復興のために進み続ける宇和島に支援を届けたいと考えこの企画を開始しました。まずは、発災当時の状況を振り返らせてください。
愛媛県内で発生した土砂崩れ3,410カ所のうち、実に2,271カ所が宇和島市吉田地区に集中しています。
宇和島市吉田地区と三間地区に水を供給する浄水場の裏山は崩壊し設備は壊滅状態となり、代替施設が整うまで1カ月ほど断水が続きました。
加えて土砂が家屋を襲い、半壊以上の建物は約980件にも達します。半壊を免れた建物でも、床下浸水や床上浸水が多数発生し家具などに被害が出たとともに家に入り込んだ泥は住民や利用者を悩ませました。
生活だけでなく産業にも大きな被害が出て、特に一次産業は約254億円の被害が出たと推計されています。
中でも被害が著しかったのは柑橘(かんきつ)で、大雨や土砂崩れの影響で園地や木が流されました。農道も流され寸断されたことで農作業を満足に行うことができず、冬に結実するみかんの状態が発災当時は懸念されました。
発災から1年。平成最悪の水害と言われるほどの被害から、宇和島は力強く立ち上がりつつあります。
状態が懸念されたみかんは多少のスレ・傷はあってもおいしく実りました。大雨に負けなかった強いみかんとして、そして復興への誓いが込められ「がんばるみかん」として販売されました。
また、宇和島で活動をするNPOやボランティア団体が情報共有のために発災当初の平成30年8月上旬には「第一回牛鬼会議」が開催され、以降現在でも定期的に実施されています。
会議を通じて各団体の連携が円滑になり、浸水被害を受けた家屋の床下の泥出しの研修会を開催するなど被災者の課題に共同で向き合っています。そして「牛鬼会議」の中核団体が母体となり、令和元年の夏には中間支援組織「宇和島NPOセンター」(仮称)が設立予定です。宇和島NPOセンターが市民の活動を行政や企業とつないでいくことで、さらに前に進んでいきます。
道に山積みだった土砂が片付きつつあるなど生活も落ち着きだし、被害を受けた産業も一歩一歩前進しています。
しかし、復興を成し遂げるにはまだまだ長い年月がかかります。
家が被害を受けてしまった方は令和3年度まで仮設住宅暮らしが続きます。
大きな被害を受けた柑橘農業ですが、みかんの木は植えてから元通りに実が成りだすまで約10年間の時間が必要です。
元号が変わっても、宇和島で復興に向けて進んでいる人たちが止まることはありません。宇和島の今後も復興に関わり続ける方々に、引き続き温かい皆さんの思いを届けたいです。どうか皆さんのお力をお貸しください。
集まった募金は、今もなお復興に向けて関わり続ける団体や復興に貢献する活動への支援に使用します。最大限の効果を上げられるように宇和島市役所に相談をし、使い道を確定いたします。
用途については随時「活動情報ページ」にて報告させていただきます。
■使用実績
□平成31年3/31(日):
復興イベント「つむぐ-未来へ紡ぐ宇和島の笑顔」
(主催NPO法人うわじまグランマ)の開催費用一部の補助
#寄付は応援になる
更新日:2021/12/13
皆さまからの支援金275,681円を活用し、宇和島市三間町地区にて、平成30年7月豪雨災害を振り返る「三間町災害振り返りフォーラム」を開催しましたので、ご報告いたします。
開催概要
▶主催:三間町災害振り返りフォーラム実行委員会
▶開催日:令和3年3月21日
▶開催場所:コスモスホール三間
▶来場者数:約400人
フォーラムの様子
平成30年7月豪雨災害で被災した三間町地区では、発災直後から住民同士が助け合い、また災害後の生活再建も住民の力で行ってきました。本フォーラムでは、その当時の話を「発災時」「支援活動」「日常活動」の3つの観点から話し合い、災害時の経験をより多くの市民に伝えるとともに、普段からの地域のつながりをより強めることを目指しました。
テーマ(1)「命を守る」
・宇和島市消防団三間方面隊より、倒壊した家屋での救助活動のお話
テーマ(2)「生活を守る」
・三間公民館より避難所での活動のお話
・もみの木運営協議会や地区民生委員、放課後子ども教室実施者より、支援物資や飲料水の配布、炊き出しの実施、子ども教室の開催などの生活支援のお話
テーマ(3)「生活を見守る」
・三間地区社協より災害後の生活見守り活動のお話
について話していただきました。
各種コーナー
同時に、支援団体の活動展示コーナーや消防の体験コーナー、移動販売車にて生活用品の販売コーナー等を開催しました。
その後の活動
またその後の活動として、宇和島市消防団三間方面隊女性消防団が中心となり、令和3年11月21日に「防念会やろうinもみの木」を開催しました。
「防念会」とは「防災」に「念をいれる」会です。普段のちょっとした集まりなどで、住民同士が顔見知りになって言葉を交わしていることが、いざという時の連携につながります。
毎年発生する大雨、今後発生が予想されている南海トラフ地震等を見据え、今何ができるかを考え、今回は、平成30年7月豪雨災害時に支援拠点となった「居場所づくり事業所もみの木」にて避難所に設置されている物品の使い方説明と、炊き出しの体験を実施しました。
次の災害発生に備え、発生前後の行動を地域住民と支援団体とが一緒に学ぶことで、防災に対する知識を備え、意識を高め、地域住民同士・地域住民と支援団体とが助け合える関係性を強く構築することが大切であると考えています。
今後もちょっとした集まりの中で「防念会」も開催する予定です。
会計報告や来場者アンケート、その他当日写真を含む報告文は、こちらよりご確認いただけます。
引き続き集まった募金は、復興に向けて関わり続ける団体や復興に貢献する活動への支援に使用します。最大限の効果を上げられるように宇和島市役所に相談をし、使い道を確定いたします。随時、寄付者の皆様にこの場でご報告いたします。
過去の活用報告の内容は以下の通りです。リンクより詳細をご確認いただけます。
活用報告(1):特定非営利活動法人U.grandma Japanの「つむぐ」実施報告文
活用報告(2):宇和島市民間非営利団体 Ifの「プレーパーク」実施報告文
活用報告(3):「きさいやBOUSAIゼミな~る」実施報告文
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2011年、東日本大震災を機に「RCF復興支援チーム」として設立。復興や社会課題解決事業の立案・関係者間の調整を担う「社会事業コーディネーター」として30以上の被災市町村、10社以上の企業とともに、40以上の社会事業に従事。東北で培ったプロジェクト伴走推進・座組形成ノウハウや、多様な企業・行政・NPO等とのネットワークを強みとする。
※公式サイトは、一般社団法人RCFと協定を結んでいる宇和島市の公式サイト、SNSアカウントになります。
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