• 災害から1年。発災当時と現在の宇和島をお伝えします

  • 概要
  • 活動情報 2019年6月12日 更新

長い復興の道のりを進んでいる方たちに支援を届けたい

平成30年7月豪雨にて愛媛県宇和島市は大きな被害を受けました。

濁流が飲み込む日常

私たち一般社団法人RCFは平成30年10月に宇和島市役所と協定を結び、宇和島の7月豪雨からの復興に関わっています。日本中が災害について考える3.11を機に、宇和島の被害と現状を発信することで募金を集め、今も復興のために進み続ける宇和島に支援を届けたいと考えこの企画を開始しました。まずは、発災当時の状況を振り返らせてください。

豪雨の生々しい爪痕

愛媛県内で発生した土砂崩れ3,410カ所のうち、実に2,271カ所が宇和島市吉田地区に集中しています。

崩れる山と流れ落ちた土砂

宇和島市吉田地区と三間地区に水を供給する浄水場の裏山は崩壊し設備は壊滅状態となり、代替施設が整うまで1カ月ほど断水が続きました。
加えて土砂が家屋を襲い、半壊以上の建物は約980件にも達します。半壊を免れた建物でも、床下浸水や床上浸水が多数発生し家具などに被害が出たとともに家に入り込んだ泥は住民や利用者を悩ませました。

浸水した図書館

生活だけでなく産業にも大きな被害が出て、特に一次産業は約254億円の被害が出たと推計されています。
中でも被害が著しかったのは柑橘(かんきつ)で、大雨や土砂崩れの影響で園地や木が流されました。農道も流され寸断されたことで農作業を満足に行うことができず、冬に結実するみかんの状態が発災当時は懸念されました。

押し倒される木々

力強く前に進んでいる宇和島

発災から1年。平成最悪の水害と言われるほどの被害から、宇和島は力強く立ち上がりつつあります。

復興のシンボルとなったみかん

状態が懸念されたみかんは多少のスレ・傷はあってもおいしく実りました。大雨に負けなかった強いみかんとして、そして復興への誓いが込められ「がんばるみかん」として販売されました。

また、宇和島で活動をするNPOやボランティア団体が情報共有のために発災当初の平成30年8月上旬には「第一回牛鬼会議」が開催され、以降現在でも定期的に実施されています。
会議を通じて各団体の連携が円滑になり、浸水被害を受けた家屋の床下の泥出しの研修会を開催するなど被災者の課題に共同で向き合っています。そして「牛鬼会議」の中核団体が母体となり、令和元年の夏には中間支援組織「宇和島NPOセンター」(仮称)が設立予定です。宇和島NPOセンターが市民の活動を行政や企業とつないでいくことで、さらに前に進んでいきます。

実際の会議の様子

今再び、宇和島に支援を届けたい

道に山積みだった土砂が片付きつつあるなど生活も落ち着きだし、被害を受けた産業も一歩一歩前進しています。

しかし、復興を成し遂げるにはまだまだ長い年月がかかります。
家が被害を受けてしまった方は令和3年度まで仮設住宅暮らしが続きます。
大きな被害を受けた柑橘農業ですが、みかんの木は植えてから元通りに実が成りだすまで約10年間の時間が必要です。

元号が変わっても、宇和島で復興に向けて進んでいる人たちが止まることはありません。宇和島の今後も復興に関わり続ける方々に、引き続き温かい皆さんの思いを届けたいです。どうか皆さんのお力をお貸しください。

発災当時は学校も使用することができなかった

皆様からの寄付金430,839円を活用し、
うわじまグランマ主催の「つむぐー未来へ紡ぐ宇和島の笑顔」(以下、つむぐ)を実施いたしましたのでご報告いたします。

うわじまグランマは、平成30年7月豪雨災害後、炊き出し、物資支援、コミュニティー再生支援等に取り組んできたNPOです。
「つむぐ」は、西日本豪雨被害の大きかった吉田地区にお住まいの方や仮設住宅やみなし仮設にお住まいの方など、被災を受けた方を元気にするため、そして被災後に支援をいただいた宇和島市域内外の団体や支援いただいた方々へのお礼を込めて、2019年3月31日(日)に開催されました。

当日は、朝から風が強く雨も心配されたのですが、吉田中学校の生徒や県内外から参加した多くのボランティアの方々のおかげで、無事開催ができました。
当日は宇和島市にゆかりのある団体の皆さんなどによる漫才、太鼓演奏、ダンスなどの催しを実施する「ステージイベント」から、33のテントが集まり「グルメ」と「イベント体験」のブースの提供、1,854点の作品応募があった「イラストコンテスト」の実施などにより盛り上がり、吉田町の住民を中心に約1,200人もの人が「つむぐ」に訪れました。
ステージイベントの最後には、吉田中生徒による復興ソング「続く未来」に続き、各NPO団体の皆さんが順番にステージに上がり、「上を向いて歩こう」を一緒に歌い幕を閉じました。

イベントの様子は新聞でも取り上げてもらいました
当日は岡原宇和島市長も来場され、出店者の方々と交流する機会にもなりました
皆様からの寄付金430,839円は「つむぐ」開催費用の一部として使用されました

寄付金の使いみち

集まった募金は、今もなお復興に向けて関わり続ける団体や復興に貢献する活動への支援に使用します。最大限の効果を上げられるように宇和島市役所に相談をし、使い道を確定いたします。
用途については随時「活動情報ページ」にて報告させていただきます。

■使用実績
□平成31年3/31(日):
復興イベント「つむぐ-未来へ紡ぐ宇和島の笑顔」
(主催NPO法人うわじまグランマ)の開催費用一部の補助

#寄付は応援になる