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合計で3,240,013円のご支援をいただきました。多くのご支援、ありがとうございました。

豪雨災害発生から復興に向け進んでいる宇和島に支援を届けたい

寄付受付開始日:2019/02/08

  • 領収書なし
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発災当時と現在の宇和島をお伝えします

一般社団法人RCF

プロジェクト概要

更新日:2023/04/05

長い復興の道のりを進んでいる方たちに支援を届けたい

平成30年7月豪雨にて愛媛県宇和島市は大きな被害を受けました。

濁流が飲み込む日常

私たち一般社団法人RCFは平成30年10月に宇和島市役所と協定を結び、宇和島の7月豪雨からの復興に関わっています。日本中が災害について考える3.11を機に、宇和島の被害と現状を発信することで募金を集め、今も復興のために進み続ける宇和島に支援を届けたいと考えこの企画を開始しました。まずは、発災当時の状況を振り返らせてください。

豪雨の生々しい爪痕

愛媛県内で発生した土砂崩れ3,410カ所のうち、実に2,271カ所が宇和島市吉田地区に集中しています。

崩れる山と流れ落ちた土砂

宇和島市吉田地区と三間地区に水を供給する浄水場の裏山は崩壊し設備は壊滅状態となり、代替施設が整うまで1カ月ほど断水が続きました。
加えて土砂が家屋を襲い、半壊以上の建物は約980件にも達します。半壊を免れた建物でも、床下浸水や床上浸水が多数発生し家具などに被害が出たとともに家に入り込んだ泥は住民や利用者を悩ませました。

浸水した図書館

生活だけでなく産業にも大きな被害が出て、特に一次産業は約254億円の被害が出たと推計されています。
中でも被害が著しかったのは柑橘(かんきつ)で、大雨や土砂崩れの影響で園地や木が流されました。農道も流され寸断されたことで農作業を満足に行うことができず、冬に結実するみかんの状態が発災当時は懸念されました。

押し倒される木々

力強く前に進んでいる宇和島

発災から4年。平成最悪の水害と言われるほどの被害から、宇和島は力強く立ち上がりつつあります。

復興のシンボルとなったみかん

状態が懸念されたみかんは多少のスレ・傷はあってもおいしく実りました。大雨に負けなかった強いみかんとして、そして復興への誓いが込められ「がんばるみかん」として販売されました。

また、宇和島で活動をするNPOやボランティア団体が情報共有のために発災当初の平成30年8月上旬には「第一回牛鬼会議」が開催され、以降現在でも定期的に実施されています。
会議を通じて各団体の連携が円滑になり、浸水被害を受けた家屋の床下の泥出しの研修会を開催するなど被災者の課題に共同で向き合っています。そして「牛鬼会議」の中核団体が母体となり、令和元年の夏には中間支援組織「宇和島NPOセンター」が設立しました。宇和島NPOセンターが市民の活動を行政や企業とつないでいくことで、さらに前に進んでいきます。

実際の会議の様子

今再び、宇和島に支援を届けたい

道に山積みだった土砂が片付きつつあるなど生活も落ち着きだし、被害を受けた産業も一歩一歩前進しています。

しかし、復興を成し遂げるにはまだまだ長い年月がかかります。
家が被害を受けてしまった方は令和3年度まで仮設住宅暮らしが続きます。
大きな被害を受けた柑橘農業ですが、みかんの木は植えてから元通りに実が成りだすまで約10年間の時間が必要です。

元号が変わっても、宇和島で復興に向けて進んでいる人たちが止まることはありません。宇和島の今後も復興に関わり続ける方々に、引き続き温かい皆さんの思いを届けたいです。どうか皆さんのお力をお貸しください。

発災当時は学校も使用することができなかった

寄付金の使いみち

集まった寄付は、復興に取り組む団体への支援や復興に貢献する活動の支援金として活用させていただきます。
具体的には、被災された方々のつながりの場づくりや、復興にむけた応援イベントの実施など、宇和島市内にて長期的な復興支援活動に活用させていただいております。

引き続き用途については随時「活動情報ページ」にて報告させていただきます。

#寄付は応援になる

活動情報

更新日:2023/04/05

活用報告(5):音楽と食のイベント「奥南のコト」開催

皆様からの寄付金を活用し、音楽と食のイベント『奥南のコト』を開催いたしましたのでご報告いたします。

当日は多くの方々が来場しました

<目的>
平成30年7月豪雨の際に、宇和島市吉田町奥南地区はみかん園地を含め甚大な被害がありました。県内外からたくさんのボランティアさんに来ていただき復旧・復興に向かっています。『奥南のコト』では地元農家や宇和島市の飲食店と「山と海と地域を味わう」をテーマに音楽と食のイベントを開催しました。

災害時にボランティアに来ていただいた方々に、宇和島市吉田町奥南地区の農業と産業を広く知ってもらうこと。そして地域の人々と交流することで、来場者に、平成30年7月豪雨で甚大な被害にあった柑橘(かんきつ)産業の復旧・復興状況を伝え、これからの柑橘(かんきつ)産業を担う若者が頑張っている姿を発信することで、関係人口を増やすことを目的とします。

<日時>
令和4年5月4日(水曜日)10:00~15:00

<場所>
宇和島市吉田町奥南 ―奥南公民館―

<共催>
奥南でざいんセンター

宇和島みかんジュースの販売
まきパエリア調理の様子

<内容>
・園地ではみかんのお花見
・ステージではミュージックライブ
・参加店舗はリラクセーション店舗・地元の食材を活用した料理などを販売(約10店舗)
・海岸では、災害発生時に備えてガスを使わずまきを使ったパエリアのデモンストレーション
・柑橘(かんきつ)ソムリエによるトークセッション
・えひめ南予きずな博からE-BIKE 子供から大人まで楽しめるサイクリング体験

ムードを盛り上げる音楽ステージ
会場を包み込むみかんの花

<結果>
参加者約250名
昨今のコロナ禍で、このような音楽と食のイベントが開催されなかったため、たくさんの方に参加していただきました。出店店舗は、奥南のみかんや食材をを使った料理を販売し、どの店舗も工夫を凝らし美味しいものが出来ていました。

会場はみかんの花の香りと、みんなの笑顔と笑い声で満ちあふれていました。
音楽と食をとおして、参加者と出展者同士で交流が生まれ、吉田町の柑橘(かんきつ)農家や住人たちの頑張っている姿を発信することができました。奥南でざいんセンターさんには前日準備から、各店舗への連絡・調整などご協力いただき、何とか無事終えることができました。

※過去の活用報告の内容は以下の通りです。リンクより詳細をご確認いただけます。
活用報告(1):特定非営利活動法人U.grandma Japanの「つむぐ」実施報告文
活用報告(2):宇和島市民間非営利団体 Ifの「プレーパーク」実施報告文
活用報告(3):「きさいやBOUSAIゼミな~る」実施報告文
活用報告(4):「三間町災害振り返りフォーラム」開催

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寄付総額
3,240,013
寄付人数
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プロジェクトオーナー

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一般社団法人RCF

2011年、東日本大震災を機に「RCF復興支援チーム」として設立。復興や社会課題解決事業の立案・関係者間の調整を担う「社会事業コーディネーター」として30以上の被災市町村、10社以上の企業とともに、40以上の社会事業に従事。東北で培ったプロジェクト伴走推進・座組形成ノウハウや、多様な企業・行政・NPO等とのネットワークを強みとする。



※公式サイトは、一般社団法人RCFと協定を結んでいる宇和島市の公式サイト、SNSアカウントになります。

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