• 高校生と海外留学生、大学生との地域のことを考える交流会にて

  • 概要
  • 活動情報 2018年10月26日 更新

自分たちには何もできない、震災後感じた無力感

■プロジェクトの始まり
「石巻の街で、私たちも何かしたい。けど、どうしたらいいかわからない」

その言葉は、震災後の石巻の高校生からのものでした。

いしのまき学校を始めるきっかけになった、高校生の地域に対する思い。「この地域を(で)~したい」

震災をきっかけに、今までとは全く違う環境や価値観が東北の子どもたちの周りを覆いました。

自分たちが住み慣れてきた日常が目の前で壊れていく経験。そしてそれを理由に外からの人がしてくれた数多くの支援。「復興」という名の下に汗水流して働いている大人たち。

そんな中で子どもたちが自分でできることは何もないのでしょうか。周りの環境や大人の頑張りに左右されるだけの存在なのでしょうか。

いや、そんなはずはない。
自分たちだって復興のために地元のために、自分自身の力でできることがあるはず。自分たちだからこそできることが。

そう考えた地元の高校生たちが立ち上がり、その高校生たちの主体性を育み応援するための場所として「いしのまき学校」はうまれました。

自分たちの思いを大人たちにプレゼンテーション

■プロジェクトの内容
高校生たちの自主的な思いをきっかけに、2013年から「いしのまき学校」のプロジェクトは始まりました。

手作りで一から始めたプロジェクトは、参加高校生と相談をしながら毎年ブラッシュアップを重ね、今では主に以下の3つのプログラムを行っています。

【PLAY】
いしのまき学校がはじまるきっかけにもなった「この町で、この町のために何かをしたい」という高校生の思いを形にするプログラム。自分が感じた課題や興味があることをテーマに、街を舞台に地域のことを知りながら、発想力や主体性、計画力や協働力、アントレプレナーシップを身につけていきます。

PLAYの一例:高校生が子どもたちのために企画した「体験型絵本読み聞かせ~アリスinいしのまきらんど~」
PLAYの一例:同世代にも街の魅力を知ってほしくて企画した「いしのまき たべあるき」

【LEARN】
街で仕事をする魅力的な大人をゲストに迎え、対話やフィールドワークを通してゲストの仕事内容や生きざまを知り、その魅力や地域の可能性を考えます。地域の大人の活動や思いを知ることで自身の未来を考えるきっかけをつくります。

LEARNの一例:ゲスト 地元DJ&ラッパー「街のストリートカルチャーを知ろう」
LEARNの一例:ゲスト 牡蠣(かき)漁師「漁師の仕事と魅力、浜の豊かさを感じよう」

【DEVELOP】
PLAY・LEARNを含むこれまでの生活を通して得た出会いや気付き・学びを整理して、これからの自分について考えていきます。またクリティカルシンキングやデザイン思考など、社会で必要な力を身につけるワークも行います。

DEVELOPの一例:「好きな色のペンで、真剣に自分のこれまでをふりかえる」
DEVELOPの一例:「ルーブリック評価で自分の1年の目標を考えて、共有する」

■その他の活動
その他にも、人や街、地域と関わるちょっとしたきっかけをつくっています。

商店街からの依頼で炊き出しイベントのお手伝い

■さいごに
「いしのまき学校」の活動を始めてから5年、活動で培ってきたノウハウやネットワークを基に、私たちは今では市内外の高校の授業サポートや、探求・キャリア教育授業の実施、地域と教育をつなげるネットワークづくりまで活動を展開しています。

「いしのまき学校」はそれらの活動の原点であり、東北の子どもたちが自身の力で地域を変えていくための実践と成長の場として、これからも必要なプロジェクトだと考えています。

しかしながらこの活動は資金調達が難しく、活動を続けるための資金が足りていないのが現状です。いただきましたご寄付は大切に使用させていただきますので、温かなご支援をよろしくお願いいたします。

子どもたち一人ひとりが、自らの力で地域を変え、東北と自分の未来をつくるために

なお、活動の見学はどなたでも随時受け付けております。ご希望される場合はぜひご連絡をいただければと思います。
最後まで目を通していただきありがとうございました。

いしのまき学校プロジェクト責任者 斉藤 誠太郎

いしのまき学校 2017年からの活動実績

【PLAY】
2017
7/16 高校生が企画するリアルTRPG
8/5 駅前裏路地ツアー
8/9 英語DE紹介 石巻ツアー
8/11 西高校ボランティアスタッフ ツアー
8/27 高校生と巡る地元音楽祭
12/23 夢見るclosetファッションショー

2018
1/8 商店街まちあるき「石巻いってみっぺし」他4回
2/18 石巻立町商店街街歩きツアー
4/29 お料理パーティーwithリッツ
7/8 ピザと海。in NAMIITA
8/18 海辺でBBQin福貴浦
8/19 わくわく! ナミイタ学校〜そうめん食べて工作しよう〜
9/8 石巻スナップ

【LEARN】
2017
5/31 加納実久(いしのまき学校スタッフ)
テーマ:不可能を可能にしたカノウ
10/1 近江志乃(みんなの七夕仕掛け人)
テーマ:ふるさとで生きる
11/12 津田陽向(いしのまき学校OG)
テーマ:いしのまき学校で学んだこと
12/10 政井義和(写真家)
テーマ:カメラを通して人に伝える

2018
2/4 三浦信昭(ジビエ猟師)
テーマ:お金ではない、働く意味
5/12 佐々木麻衣(日和スタイル)
テーマ:人の思いと人を服でつなぐ
7/1 阪井聡至(財務省)
テーマ:面白いとは何か
9/2 dennis chia(株式会社BOUNDLESS)
テーマ:僕が石巻で起業した理由

【DEVELOP】
2017
9/3 いしのまき学校前期振り返り
10/15 コミュニケーションとアイデア発想法を学ぼう
12/3 プレゼンテーションについて学ぼう
12/17 中間発表会 発表準備
12/23 いしのまき学校高校生の中間発表会

2018
4/15 新年度の目標を立てよう! 
5/27 「強み」を生かす生き方を学ぼう

【その他イベント】
2017
4/30 みんなでゲームとかする会
5/21 ミシガン大学生ワークショップ
5/26 ミシガン大学交流会
5/7 お肉屋さんへ行こう! 
9/3 Reborn-Art Festival高校生ツアー
9/10 みんなで塩釜に行こう
12/10 カメラワークショップ

2018
3/18 高校生交流会
3/18 国際交流ワークショップ
4/8 底上げdrink@仙台
5/20 いしのまき学校×カメレオン食堂コラボ
6/3 石巻政策コンテスト説明会
7/31 Makip2018!
8/1 石巻×グルノーブル展示
8/12 ロックンロール国際交流会

寄付金の使いみち

いただきましたご支援は、高校生の思いやアイデアの実現など、いしのまき学校の各プログラム運営にかかる費用として、大切に使わせていただきます。

【PLAY】
・高校生のプロジェクト活動資金(高校生の企画書、プレゼンテーションを基に審査して支給。最大5万円/1プロジェクト)
・石巻市外の高校生たちの活動支援にいくための交通費

【LEARN】
・フィールドワーク交通費(主にレンタカー代、ガソリン代)
・ゲスト講師や協力者への謝金

【DEVELOP】
・プログラム開発費(DEVELOPは外部専門家の知見を入れてプログラムをつくっています)

*なお、公式ブログにて活動報告をさせていただいております。