中東で広がる人道危機。人々に水や食料などの緊急支援を
(ADRA Japan)

寄付受付開始日:2026/03/06

  • 領収書あり
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レバノン 南部地域 2026年3月4日

特定非営利活動法人 ADRA Japan

プロジェクト概要

更新日:2026/03/06

中東各地で空爆や攻撃の被害が続いています。ADRAは即座に緊急支援チームを派遣し、レバノンでは南部地域を中心に避難する人々に飲用水を配付しはじめました。

「人々は絶望しています。
早期支援がなければ、問題は連鎖的に広がります。
一つの満たされないニーズが十に増える。
ドミノのように、苦しみと衝突が広がるのです。」

これは、レバノン・ベイルートの学校で避難してきた人々を迎えた校長が語った言葉です。

深夜、空爆の音が響く中で、多くの家族が子どもを抱え、必死に安全な場所を探して学校へと駆け込んできました。
恐怖と混乱の中で、人々はただ「安全な場所」を求めていました。

現在、中東各地では継続する緊張や攻撃の中で、人々は深刻な人道危機に直面しています。
レバノンでも、敵対行為の激化により多くの人々が住まいを離れ、
各地の学校や施設が避難所として開放されています。
すでに58,000人以上が避難生活を余儀なくされています。

避難所では今、次のような支援が必要とされています。

・食料
・安全な飲料水
・毛布や防寒用品
・日用品などの基本物資

しかし、支援が間に合わなければ、小さな不足がやがて大きな問題へと広がります。

水が足りなければ衛生状態が悪化します。
食料が不足すれば、体力を失う人が増えます。
避難生活が長引けば、子どもたちの心にも大きな負担がかかります。

一つの満たされないニーズは、やがて十の問題へと広がっていく。

だからこそ、早い段階での支援がとても重要です。

ADRAはすでに現地で避難所の状況を調査し、
飲料水の配付などの緊急支援を開始しました。
しかし、避難生活を支えるためには、まだ多くの支援が必要です。

皆さまのご寄付は、
避難している人々に食料や水、生活必需品を届け、
不安の中にいる家族を支える力になります。

どうか、中東地域の危機の中にいる人々のためにご支援をお願いいたします。

(レバノン東部 バールベックの様子 2026年3月4日)
(レバノン東部 バールベックの様子 2026年3月4日)

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ADRA Japanは、東京都の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、当団体へのご寄付は、税制上の優遇措置(寄付控除)の対象です。

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寄付金の使いみち

こちらのプロジェクトへのご寄付は中東での紛争で被災し、支援を必要としている方々の支援活動のために大切に使わせていただきます。

具体的には、

・現地調査、支援調整、情報発信(通信費、交通費、人件費など)
・避難所での食料や水、生活必要物資(衛生用品、衣類、防寒具など)の調達、配付
・家族向けの食料パックの準備、配付
・避難所の環境整備
・心理ケア活動
・子どものための支援
・そのほか現地のニーズに応じた支援

など、中東現地で必要の高い活動のために大切に活用させていただきます。

現地の状況に応じて、支援内容は追加・変更になることがあります。また、中東での人道支援の必要を超えて寄付金が集まった場合には、ADRAが取り組む世界各地での緊急人道支援のために、大切に活用させていただきます。

なお、寄付金募集や寄付金管理、領収書発行・発送、活動報告などのため、いただいたご寄付の最大20%を管理運営費として大切に活用させていただきます。

"#Donationdeduction"

活動報告

更新日:2026/03/27

見えない場所にいる人々に寄り添う支援を ~レバノン路上で避難生活を送る家族~(2026年3月27日更新)

中東情勢は、日に日に悪化しています。レバノンでは現在、100万人以上の方々が避難生活を余儀なくされています。親戚のもとに身を寄せることができた人もいれば、学校や公共施設の避難所で過ごす人もいます。しかし、100万人以上を受け入れる避難所を用意することは難しく、どこにも行き場がなく、路上での避難生活を強いられている人々も少なくありません。

ADRAは、2026年3月初旬の空爆開始とともに首都ベイルート南郊外を離れた、5人家族と出会いました。彼らは現在、ベイルートの海岸近くで路上生活を続けています。もともとシリアの戦争から逃れてきた難民でしたが、安全を求めてたどり着いた避難先の国で、再び新たな危険にさらされ、また避難生活を送ることになってしまいました。

悪天候の中、路上生活をする人々(レバノン首都ベイルート海岸近くにて 2026年3月26日)

私たちの目に最初に留まったのは、シリアから来た家族の中でも、幼い少女の顔に残る無数の傷と痕でした。空爆による負傷ではないかと危惧しました。しかし、家族から語られたのは、別の現実でした。

突然の路上生活を強いられ、子どもたちは何もすることがない日々が続いています。学校も休校で行けず、日中を過ごす場所がありません。

ある日、彼らがバイクに乗っていたところ、転倒してしまいました。運転をしていた少年は脚に深い傷を負い、少女は顔全体に痛々しい擦り傷を負ってしまったのです。何もかもが非日常の避難生活下では、通常であれば防げるはずの事故やけがも起こりやすく、負傷後の対応も容易ではありません。

私たちが家族に声をかけたとき、返ってきたのはとても切実でシンプルな願いでした。

「水はありますか?飲むためだけでなく、子どもたちの傷を洗うために水が必要なんです。」

けがをした少年に手当てをする(ベイルート海岸近くにて 2026年3月26日)

ADRAスタッフは、すぐに水を提供し、子どもたちの手当てを行いました。また、毛布や生活必需品など、今後の支援につなげるための登録をしました。

この家族の話は、決して特別な内容ではなく、残念なことにレバノンで起きる戦争による悲劇のうちの一つとなっています。避難生活が始まってから、まもなく1カ月がたちます。長期化する中で、住む場所を持たない家族ほど支援の網からこぼれ落ちてしまいがちです。

路上生活を続ける人々のもとへ足を運び、状況を見て、話を聞く中で、この家族に出会い、必要な支援を届けることができました。人々のもとを回れば回るほど、忘れてはならない存在が、まだまだたくさんいることに気づかされます。

路上生活をする家族に支援物資を提供(ベイルート海岸近くにて 2026年3月26日)
テント生活をする家族(ベイルート海岸近くにて 2026年3月26日)

ADRAはこれまでに、レバノンで避難生活を送る700以上の世帯に対し、水、衛生用品、尊厳キット、マットレス、枕、毛布などの生活に必要な物資を届けてきました。

避難所で枕、マットレス、毛布の提供(マウントレバノンにて 2026年3月19日)

皆さまの温かいご支援により、こうした一つひとつの支援を届けることができています。
ADRAは、今後も最も困難な状況にある人々に寄り添い、誰一人取り残されることのないよう、支援を続けてまいります。

レバノンの学校が避難所となったあの日から、ADRAは支援を届けています(2026年3月19日更新)

2026年3月中旬までの避難所における支援活動記録を動画にまとめました

2026年3月3日未明、ベイルート南部への攻撃を受け、現在100万人以上の住民が避難を余儀なくされています。

ベイルートに位置する学校のエリアス校長先生によれば、午前2時頃から緊急の連絡が相次ぎました。瞬く間に複数のミサイルが着弾し、子どもたちや家族は強い不安を抱えながら、急いで自宅を離れたとのことです。

被災状況(ベイルート郊外にて 2026年3月8日)

安全を求めた人々は、エリアス校長先生が勤務する学校にも押し寄せ、避難場所としての利用を求めました。混乱の中で校内への進入を試みる人々もいたほど、事態は緊迫していました。

校長先生は、人道的な支援は「優先事項である」としながらも、無計画に受け入れることは、さらなる危険を招く可能性があると感じました。指定避難所ではない施設に人が集中すると、事故の発生や施設の損壊、さらには避難者への心理的負担につながるおそれがあるためです。

このような状況を受け、校長先生はすぐさま学校を避難所として機能させるべく、ADRAに連絡しました。当日中に避難所に水ボトルを配付し、2026年3月10日までに、この学校を含む3つの施設で避難生活を送る合計432世帯に対して、洗剤、シャンプー、石けん、生理用品、ごみ袋、水ボトルなどの支援を提供しました。

また、マウントレバノンの避難所では寒さによる体調不良を防ぐため、ADRAはこの避難所の家族へ、マットレス160枚、毛布160枚、枕160個を配付しました。現在は、炊き出しや食料配付、電子バウチャーによる現金給付支援の準備も進めています。

ベイルートの避難民に対して生活に必要な物資を届けた(ベイルートにて 2026年3月8日)
洗剤や石けん、生理用品、ごみ袋などの衛生用品を箱に詰めて配付(ベイルートにて 2026年3月10日)

ADRAとエアリス校長先生の学校は、2024年9月末に起きたレバノン紛争時にも、避難民の受け入れを行っていました。当時は、教室を一時的な生活空間として活用し、水や食料、衛生用品の提供とともに、避難者家族の尊厳に配慮した支援を実施してきました。今回、迅速かつ適切な対応ができた背景には、これまでの経験が生かされています。

現在、レバノンでは900人以上が死亡し、13万人以上が630カ所を超える施設に避難しているほか、80万人以上が施設外での避難生活を余儀なくされています。校長は、初動対応が遅れていれば、一つの不足が次の問題を引き起こし、不安の拡大や衝突、被害の増加といった連鎖的な影響が生じる可能性があったと述べています。

水ボトルや避難生活に必要な物資の配付(マウントレバノンにて 2026年3月8日)

一時的な避難所として人々に安全を提供すると同時に、避難中であっても子どもたちが教育を受け続けられる環境を維持することが、今後の重要な課題となっています。

皆さまからの温かいご支援により、子どもたちとその家族が安心できる時間を取り戻せるよう、今後もADRAは活動を続けてまいります。

ラマダン月に起きた中東の危機、すぐさま避難者に届けた「いのちの水」(2026年3月13日更新)

2026年2月28日にイランが攻撃を受けたことをきっかけに始まった中東の危機は、3月2日、レバノンにも広がりました。突然の空爆によって、人々の日常は一瞬で奪われ、多くの家族が避難を余儀なくされています。

現在レバノンでは、避難の拡大、物資不足、そして不安定な治安の中で、多くの人々が厳しい生活を強いられています。特に、安全な飲料水や衛生環境を守るための支援は、命に直結する重要な課題となっています。

こうした状況の中、ADRAは空爆から逃れてきた人々が身を寄せる避難所で、緊急のニーズ調査を行いました。

レバノンが攻撃を受けた翌日の2026年3月3日、ADRAのスタッフはすぐにベイルート近郊にある2つの避難所を訪問しました。その避難所は、戦況の影響で休校となった学校でした。教室には今、生徒たちの代わりに、避難してきた家族が身を寄せています。

避難所の入り口(ベイルート郊外にて 2026年3月3日)

ADRAスタッフは、教室に入り避難している家族や人々の声に耳を傾けました。

彼らは食料、安全な飲料水、そして生活必需品が特に不足していました。

調査を終えたADRAは、その日のうちに避難所で500mlの飲料水600本を配付しました。

水は、人々の生活すべてに関わる大切なものです。

喉の渇きを潤すだけではありません。清潔を保ち、病気を防ぎ、避難生活の中で人々の健康と尊厳を守るために欠かせない、まさに「いのちの水」です。

配付した飲料水(ベイルート郊外にて 2026年3月3日)
配付した飲料水(ベイルート郊外にて 2026年3月3日)

現在、中東諸国ではちょうどラマダン(断食月)を迎えています。レバノンでは、2026年2月17日から3月19日までの約1カ月間がラマダンの期間です。

特にイスラム教徒の人々は、日の出から日没まで飲食を控え、日没後に家族や友人と食事を分かち合います。本来であれば、日本のお正月のように、家族や仲間と時間を過ごす、楽しく、喜びに満ちた特別な時期です。

しかし、その時間はあっけなく壊されてしまいました。避難生活を送る人々にとっては、食料や安全な水を確保することさえ難しい現実があります。

ラマダンの日中、人々は何も口にせず、辛抱して過ごします。それは、自身がどんな状況であっても、この期間は貧しい人々の空腹や渇きを思いやり、分かち合いの心を深めるためでもあります。そして日没後、人々が最初に口にするのは、水とデーツ(なつめやし)です。

その最初の一口の水が、どれほど大切なものかをADRAは理解し、現地の人々に寄り添った支援を迅速に届けられるよう、日々努めています。

レバノンでは今も空爆や暴力の激化により、人道支援そのものが困難な状況にあります。

それでもADRAは、現地パートナーや自治体、国際機関と連携、調整しながら、支援が届きにくい人々のもとへ、迅速に支援を届けています。

この中東危機の中で、必要な支援を届け続けるために、皆さまの力が必要です。

多くの人から集まったご寄付で、大きな支援につながり。
それは誰かの命を支える力になります。

ラマダンの月、困難の中にある人々へ思いを寄せていただければ幸いです。

中東の子どもたちに「怖くない夜」を取り戻す支援を(2026年3月9日更新)

中東レバノン東部の街、バールベック。
ここで暮らしていた7歳の少年ラミくんの日常生活は、突然変わってしまいました。

本来なら宿題や友達とのサッカー、ノートに書いた絵に塗る、色鉛筆の色の事を気にする年齢です。

ラミくん(レバノン・バールベックにて 2026年3月4日)

しかし、レバノンで2026年3月2日から激しくなる戦闘の中で、ラミくんと家族は家を離れ、安全な場所へ避難することを余儀なくされました。

「爆撃の音がとても怖かった。すごく大きな音だった。」

街では、空襲を警報するサイレン、空爆や迎撃、爆風で揺れる家の窓、地鳴り。それらの音が昼夜かかわらず鳴り響きます。
夜に急いで家から避難したため、ラミくんは大切なものを家に置いてきてしまいました。学校のカバンです。
その中にはノートや鉛筆、そしてもう一つ、とても大切なものが入っていました。

小さなテディベアです。

それは、ただのおもちゃではなく、バールベックの学習センターで、ラミくんが難しい算数の問題を解いたとき、先生が「賢いね」と言ってプレゼントしてくれたものでした。

ラミくんがその話をするとき、目には涙が浮かびます。
「学校のカバンを忘れた……テディベアも。算数を解いたから、先生がくれたんだ。」

慣れない避難生活の中で、そっと抱きかかえることが出来たら、彼の不安は少し和らげたはずです。そのテディベアは、励ましであり、友達と一緒に学ぶ教室の温かさそのものでした。

避難所の外で座る子ども(ベイルートにて 2026年3月3日)

今、ラミくんと家族は、以前より安全な場所に逃れ、爆撃の音は遠くなりました。

避難先の生活では、多くの家族が食料、生活用品、そして子どもたちの教育や心のケアを必要としています。2026年3月2日からレバノンでは、390人以上がすでに亡くなり、1,100人以上が負傷、58,000人以上が国内で避難民として生活を過ごしています。

中東の小さな国、レバノンは周りをシリアとイスラエルに囲まれ、陸の孤島と呼ばれます。人々が逃げられる場所は限られており、いつ食料や、体を温めるための燃料が尽きるか、人々の不安は尽きません。

ラミくんの家族も、父親は市場で野菜を売る日雇い労働者で、毎日早朝に家を出て、家族が食べていけるだけの収入を得るために遅くまで働いていました。母親は糖尿病を患い、働くことができません。命には代えられないとはいえ、避難をすることで、明日を生きるための収入源も絶たれてしまいました。

ラミくんの家族を含む避難民世帯には、食料、安全な飲料水、防寒用品や衛生用品などの生活必需品、避難所での環境整備、心理ケアなどが必要です。ADRAはこれらのものをできるかぎり届け、子どもたちが再び安心して学べる環境を取り戻すために活動していきます。

避難所に到着した家族たち(ベイルートにて 2026年3月3日)

2024年9月~10月に、レバノン危機が起きた際も、ADRAは避難民の方々に食事の提供や、食料などと交換できるカード、衛生用品などの生活必需品を届け、避難所では、子どもたちへの一時的な教育の場も設けてきました。

「平和がほしい。友達に会いたい。」

ラミくんの願いはとてもシンプルです。

家に戻り、普通の毎日を取り戻すこと。

中東地域には、ラミくんのように、不安を抱えながら日々を生きている子どもたちが数えきれないほどいます。
空襲のサイレン、空爆や迎撃の音や振動で、夜中に何度も目を覚ましてしまいます。
ADRAは、ラミくんのような中東の子どもたちが安心して眠れる夜を過ごせるように、彼らの未来を取り戻すために活動しています。

彼らの「当たり前の日常」を少しでも取り戻せるよう
皆さまの温かいご支援を、どうぞ、よろしくお願いいたします。

引き続き支援を求めています

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特定非営利活動法人 ADRA Japan

ADRA(アドラ)は、世界約120国に支部を持つ世界最大規模の国際NGOです。紛争・災害被災地や途上国において、人種・宗教・政治の区別なく、一人ひとりに寄り添った支援活動に取り組んでいます。

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