【レバノン人道危機】避難する方々に寄り添う支援を
(ADRA Japan)

寄付受付開始日:2024/09/30

  • 領収書あり
[【レバノン人道危機】避難する方々に寄り添う支援を (ADRA Japan)]の画像
レバノン、空爆の被災地(2024年9月26日)

特定非営利活動法人 ADRA Japan

プロジェクト概要

更新日:2024/11/28

レバノン空爆で50万人が避難、温かい生活を守るための緊急支援にご協力ください

現在、レバノンは深刻な人道危機に直面しています。2024年9月23日と24日、イスラエルによる空爆が南部を中心に行われ、シドン、マルジャユーン、ナバティエ、ビント・ジュベイル、ティール、ザフレ、ベッカー高原など広範囲の地域が攻撃を受けました。この攻撃により、わずか2日間で50人の子どもを含む558名が死亡しました。
マウントレバノンなど比較的安全な地域へ避難を余儀なくされています。

2014年以来、レバノンでの緊急支援を行ってきたADRAは、この急激に悪化した状況に対し、緊急の人道支援を展開しています。現在、避難所となっている学校などに滞在する国内避難民に対し、毎日370名以上に温かい食事と飲料水を提供しています。また、清潔な水や衛生設備が不足しているため、パートナー団体と協力して、清潔な飲料水や衛生キットの提供も行っています。さらに、避難所となっている学校のトイレの修繕や仮設キッチンの設置などを進め、避難している方々が生活しやすくなるように、環境の整備も進めています。

この困難な状況において、皆さまのご寄付があれば、避難民の家族に食料や水などの生活必需品と安全な避難所を提供することができます。皆様のご支援は、命を救うだけでなく、未来に希望を与えるものです。私たちと共に、レバノンの人々に手を差し伸べ、再び立ち上がれるように応援してください。

■領収書の発行について
ADRA Japanは、東京都の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、当団体へのご寄付は、税制上の優遇措置(寄付控除)の対象です。

1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。

※お手続きの際に「領収書を希望する」のチェックボックスにチェックを入れてください。お手続きが完了した後での発行希望(再発行含む)への対応はできませんのでご注意ください。
※当団体からの領収書発行時期:毎年1月下旬~2月頃に、前年1年分(1月1日~12月31日)の領収書を発行いたします。
※領収書の日付は、お客様の寄付手続き日ではなく、当団体への入金が完了した日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)です。

詳しくはヘルプページをご参照ください。

領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。

<お問い合わせ先>
特定非営利活動法人ADRA Japan
電話:03-5410-0045
メールアドレス: support_adra@adrajpn.org

寄付金の使いみち

こちらのプロジェクトへのご寄付は、2024年9月以降のレバノン人道危機により、支援を必要としている方々に寄り添う活動のために大切に使わせていただきます。集まったご寄付は、各支部との協議のもと適切に分配し、被災された方々の命をつなぎ、希望を届けてまいります。

ご寄付は、
・現地調査、支援調整、活動の報告(通信費、交通費、人件費など)
・食料、水、生活必要物資(衛生用品、衣類など)の調達、配付
・避難所の環境整備(トイレの修繕や仮設キッチンの設置など)
・心理ケア活動
・そのほか現地のニーズに応じた支援
など、現地で必要の高い活動のために大切に活用させていただきます。

現地の状況や募金の集まり具合に応じて、支援内容は追加・変更になることがあります。
なお、寄付金募集や寄付金管理、領収書発行・発送、活動報告などのため、いただいたご寄付の最大20%を管理運営費として大切に活用させていただきます。

活動情報

更新日:2024/11/28

レバノンで停戦開始:それでも続く人々の困難な生活(2024年11月28日更新)

2024年11月27日現地時間午前4時(日本時間午前11時)から、レバノンでの戦争は、停戦が始まりました。この合意により、今後60日間で軍などは段階的に撤退していきます。
このまま、停戦合意が守られ平和が戻ることを願っています。

しかし、停戦しても壊された家や学校がすぐに元に戻るわけではありません。戦争の傷跡は深く、戻れる場所の修復や復興には長い時間がかかることでしょう。

2023年10月8日以降、レバノンでは88万6千人以上が国内で避難生活を余儀なくされ、約55万7千人が内戦中のシリアに避難しました(UNHCR 2024年11月20日レポート)。そして、2024年9月の危機以降、わずか2カ月間で77万人以上が国内で避難民となり、生活の基盤を失っています。

(レバノン 2024年11月4日)
(レバノン 2024年11月4日)

さらに、レバノン国内では、約18万8千人が1,173の集合避難所で生活を続けており、多くの人々が食事、衛生用品、医療、教育など、基本的な支援を必要としています。また、子どもたちの学校や大学も全土で2カ月間休校しており、教育の機会が失なわれています(OCHA 2024年11月23日レポート)。

停戦が合意された今も、人々の生活は依然として厳しいものです。壊滅的な影響を受けた地域では、家や学校の再建に多大な時間と費用がかかります。避難民が安定した生活を送るためには、引き続き、支援が必要です。

ADRAは、これまでレバノン、シリアでの避難民の方々に食事の提供や、食料などと交換できるカード、衛生用品などの生活必需品を届けてきました。また、避難所では、子どもたちへの一時的な教育の場も設けてきました。

オレンジの袋は支援で受け取った食料。それぞれの世帯で必要なものを選び食品と交換した。(レバノン 2024年10月15日)

戦争の影響を受けた一般の人々が、少しでも元の生活を送れるように、ADRAは活動を続けます。避難民の方々への支援を届けるために、どうかお力添えください。

レバノンにクリスマスは存在しない?(2024年11月25日更新)

いつもあたたかいご支援をありがとうございます。

「中東にはクリスマスが存在しないんでしょう」。中東に関わっていると、そんな言葉を耳にします。

本当でしょうか。レバノンを見てみましょう。

あまり知られていませんが、中東は、キリスト教が発祥した地であり、聖書もこの地域が舞台です。そのうえ、実はレバノン人口の約45%がキリスト教徒とされています。人々にとってクリスマスは、日本で言うお正月のように、家族が集う大切な行事です。プレゼント交換をしたり、クリスマスの食事、甘いお菓子を食べたり、久しぶりに家族の面々がそろい、近況報告に花を咲かせる日でもあります。

毎年、レバノンの市街地はクリスマスカラーに染まります。特に首都ベイルートでは、ツリー点灯式、華やかに飾られた外照、リボンなどの装飾が街にあふれ、そこにはなんとクリスマスマーケットまであります。冬は寒く、雪も降ります。

レバノンの公用語はフランス語とアラビア語です。フランス語でクリスマスは「ノエル」、こちらは聞いたことがありますね。
アラビア語でクリスマスは、「イード・アルミラード」と言います。ちなみに、誕生日は「イード・ミラード」です。似ていますね。
この「アル」は、定冠詞で「The」です。つまり、アラビア語では、クリスマスは、みんなが知っている特定の人物(イエス・キリスト)の生誕の日という意味です。

クリスマスの単語がしっかり現地語であるように、レバノン以外のアラブ諸国も、程度の差はありますがこの日を祝います。キリスト教徒でない人々の中にも、日本のようにツリーを飾ったり、プレゼントを渡したりして季節の行事を楽しむ人もいます。

しかし、今年は残念ながら、例年のように人々がクリスマスを祝うことはできません。

2024年10月以降、レバノンでの戦闘は激しさを増しました。2,710人が亡くなり、12,592人以上が負傷し、130万人が国内で避難生活を強いられています。

同月30日には、世界遺産登録もされているバールベック市にて、避難警報が発令され、直ちに10万人が避難することになりました。市全体が避難対象となったのは初の事例で、警報後1時間後には、完全にゴーストタウンになりました。同月28日の時点で、この地の住民25万人(街の人口60%相当)が既に街を去り、他の地域に逃れていたのです。

避難先のキャンプの様子(レバノン国内 2024年9月26日)

レバノン行政によると、避難民のうち、52%が女性、32%が15歳未満の子ども、8%が高齢者、4%が障害者です。戦争により、離れ離れになってしまった家族も多くいます。

このままの状況が続くと、レバノンにサンタがやってくるのは厳しいでしょう。
しかし、私たちが、サンタクロースのように、避難生活を送る人々、子どもたち、家族に食事、衛生用品、必要な生活物資、安心して寝る環境を届けることはできます。

大鍋を並べて大勢の食事をつくります(レバノン国内 2024年9月26日)
ADRAが避難生活を送る人々に提供した温かい食事(レバノン国内 2024年9月26日)

クリスマスに、レバノンの人々の心が安らぐよう、引き続きADRAの活動にお力添えをお願いいたします。

レバノン人道危機「起きてはならないことが起きています。」(2024年10月31日更新)

温かいご支援をありがとうございます。
今日は、ADRA Japanで中東地域を担当するスタッフの声をお届けします。

ボランティアと共に活動しています(レバノン国内 2024年9月27日)

私は、まだレバノンが比較的安全だった頃、彼らが住む同難民キャンプを訪れたことがあります。狭い地域に家が密集して増築され、電線は剥き出しで乱雑に放置され、衛生状況も決して良好ではありませんでした。しかし、そんなキャンプの中には学校があり、子どもたちが遊びに夢中になれるサッカー場もあり、人々が生計を営む環境もあり、生活を送っていました。

しかし、その場所が今、攻撃の対象となっています。2024年9月末以降、レバノン全土の学校は休校となっています。子どもが、子どもらしくいられる環境は、戦争により奪われてしまいました。友達と遊ぶ時間、行事や祭日をお祝いする時間や家族で過ごす時間は無くなり、逃れてきた人々が安心して暮らせる場所は今のレバノンにはありません。

大変な状況にあるのは、レバノンにいる難民の方々だけではありません。レバノン市民も度重なるレバノンでの危機に襲われてきました。1975年から1990年のレバノン内戦、2006年にイスラエル侵攻による紛争、2020年3月に経済破綻し、同年8月の首都ベイルート港での大爆発事故、そして今日の戦争です。人々の穏やかな日々は消え去りました。

人の人生において、そう何度も住処を追われること、危機に襲われることなど、日本では考えられません。そんな起きてはならないことが、レバノンでは悲惨な日々が日常となってしまいました。

私は、世界の理不尽さがこの地に凝縮されているように感じます。だからこそ、私はレバノンにいる人々のことを思いつづけ活動に力を注いでいます。

温かい食事の配付(レバノン国内 2024年9月25日)
焼きたての朝食を提供(レバノン国内 2024年9月27日)
電子カードでパンを購入し笑顔に(レバノン国内 2024年10月6日)

ADRAは現地で避難者の生活環境を整えるサポートや、温かい食事、食料を購入できる電子カードの配付などを続けています。

人々が希望と日常を取り戻すことができるよう、皆さまのお力をお貸しください。

ガザ人道危機から1年、レバノンにも拡大(2024年10月11日更新)

2024年10月7日、ガザでの人道危機が生じてから、ちょうど1年が経過しました。
一般の方々が巻き込まれるこの戦争は、収まること兆しが見えず、それどころかレバノンでも日々、戦火は拡大しています。

空爆により破壊された町(レバノン被災地 2024年9月26日)

レバノンは、人口1人あたりの難民受け入れ数が世界一位です。もともとの人口が400万人程度の小さな国でしたが、そこからシリア難民100~150万人、パレスチナ難民は48万人以上を受け入れており(UNHCR、UNRWAの情報より)、5人に1人か、それ以上が難民と言われています。

レバノンに逃れた難民の方々で、度重なる戦争により再び難民となる、二重難民のケースが増加しています。中には、例えば、パレスチナからシリアに逃れ、その後シリア内戦の影響よりレバノンに逃れた方が、今日の戦闘により、さらに難民にとなる三重難民のケースも生じてしまいました。

ADRAは2023年10月以降、こうした難民の方々や、被害を受けたレバノンの方々に、食料パッケージを中心に支援を続けてきました。2024年9月中旬に戦火が拡大してからは、避難所を開設し、避難している方々に温かい食事、米、パン、水、野菜、鶏肉、果物など、毎日計800食を提供しています。

ボランティアの協力を得て毎日食事を届けている(レバノン避難所 2024年9月27日)
タンパク質や食物繊維が取れるよう配慮(レバノン避難所 2024年9月27日)
食事は地元のレストランと連携して準備(レバノン避難所 2024年9月27日)

レバノンでは、多くの人々がなかなか国外に避難できない状況にいます。レバノンが隣接している国はシリアとイスラエルのみで、海路・空路で移動できる人はごく一部の人々です。

その中で、内戦中であるはずのシリアが、陸路で越境できる避難先になっていることには正直驚きを隠せません。それだけ状況がひっ迫しているということです。現在、1日あたり2万人以上、既に22万人以上の方が国境を超えています(UNHCRの情報より)。

ADRAは、レバノン国内だけでなく、シリア国内でもレバノンからの難民やシリア難民の帰還者の支援を開始しました。ダマスカスとホムスに逃れた方々に、食料と避難生活に欠かせない支援物資の提供をします。

レバノン、シリアでの被害にあわれた方々、難民の方々に、温かい食事などの支援を届けるために、お力をお貸しください。

温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

※当募金ページに記載の内容については、プロジェクトオーナーが責任を負っており、LINEヤフー株式会社が責任を負うものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。
※本ページの「プロジェクト概要」「活動情報」「寄付金の使いみち」に掲載のリンクは、外部サイトに移動します。

寄付総額
99,518
残り日数
あと 110
2025/03/30 18:00 まで
寄付人数
304

※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。

  • Vポイント
    Vポイントを使って1ポイントから寄付できます。
Yahoo!ウォレット
クレジットカードで100円から寄付できます。

プロジェクトオーナー

[特定非営利活動法人 ADRA Japan]の画像
特定非営利活動法人 ADRA Japan

ADRA(アドラ)は、世界約120国に支部を持つ世界最大規模の国際NGOです。紛争・災害被災地や途上国において、人種・宗教・政治の区別なく、一人ひとりに寄り添った支援活動に取り組んでいます。

この団体に関連するプロジェクトはこちら

領収書発行について

このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
※クレジットカードでの寄付に限ります。詳しくはヘルプページをご参照ください。

団体のプライバシーポリシー

特定非営利活動法人ADRA Japanのプライバシーポリシーは、
https://www.adrajpn.org/A_ProtectionPersonalInfo.htmlをご覧ください。

なお、Yahoo!ネット募金に関し、LINEヤフー株式会社より提供を受けた個人情報については、次の目的の範囲においてのみ利用します。

・寄付金に関する領収書の送付(当団体がYahoo!ネット募金での寄付者に対して領収書発行を行う場合)

Facebookコメントで寄付先への応援をお願いします

記入された応援のコメントは、寄付先団体およびYahoo!ネット募金の広報・宣伝活動(記者会見やプレスリリースでのご紹介等を含む)に 使用させていただく場合がございます。
ご了承の上、コメントを記載いただきますようお願いいたします。(2020年9月23日追記)

※本コメント機能はMeta Platforms Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してLINEヤフー株式会社は一切の責任を負いません。

  • Facebookでシェアする
  • X(旧Twitter)でシェアする

注目のプロジェクト