【モンゴル】草原を守り飢餓を防ぐ。生計向上と自立に向けて

寄付受付開始日:2024/06/06

  • 領収書あり
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ADRAは5年、10年先を見据え、モンゴルの方々が持続可能な生活を取り戻せるよう、技術的な支援を進めていきます。

特定非営利活動法人 ADRA Japan

プロジェクト概要

更新日:2024/06/19

羊やヤギなどの過剰放牧による自然災害と食料不足を食い止めるため「~モンゴルの草原を守り、飢餓を防ぐ~ふわふわ羊と温室野菜プロジェクト」の取り組みを開始しました。

このプロジェクトで目指すこと

・農業ができる期間を「3カ月」から「6カ月」に!
太陽熱を有効に利用できるパッシブソーラー温室(Passive solar greenhouse)を用い、野菜の栽培期間を2倍にします

※パッシブ農業は太陽熱を取り入れる温室栽培です。

太陽光を使用した温室で野菜が育ち始めています
吹雪の到来に備え羊の移動を行います。

・良質の毛が3倍の量取れる羊を増やします!
オーストラリアの羊の力を借りて毛足の長いファインウールが取れる羊を育てます

・モンゴルの飢餓人口を減らし、自然と共存した生活を実現します!
羊の頭数を減らしモンゴルの草原を守りゾド災害の軽減を目指します

※ゾドとは、一般的に夏の干ばつに続き、豪雪や氷点下40℃以下の極寒の冬が訪れるモンゴル特有の自然災害のことを指し、多くの家畜を死に至らしめます。

壮大なモンゴルの美しい草原を守ります

モンゴルと聞いて真っ先に思い浮かぶのは澄み切った青い空です。現地に駐在していたスタッフは、夜空に広がる満天の星も忘れられないと言います。その広大な自然が魅力的な国ではありますが、そこで暮らす人々にとっては、自然の影響を受けやすく、生活が不安定になりやすいという課題があります。食料不足は2015年頃から特に深刻になっており、約10年、ほぼ進展が見られていません。

今回開始した「~モンゴルの草原を守り、飢餓を防ぐ~ふわふわ羊と温室野菜プロジェクト」への取り組みは、自然を相手にした活動であるため、短期間では成果を出せません。しかし、3年後、5年後、10年後を見据えて、今から時間をかけて、モンゴルの方々が持続可能な生活を取り戻せることを目指します。皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

■領収書の発行について
ADRA Japanは、東京都の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、当団体へのご寄付は、税制上の優遇措置(寄付控除)の対象です。

1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。

※お手続きの際に「領収書を希望する」のチェックボックスにチェックを入れてください。お手続きが完了した後での発行希望(再発行含む)への対応はできませんのでご注意ください。
※当団体からの領収書発行時期:毎年1月下旬~2月頃に、前年1年分(1月1日~12月31日)の領収書を発行いたします。
※領収書の日付は、お客様の寄付手続き日ではなく、当団体への入金が完了した日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)です。

詳しくはヘルプページをご参照ください。

領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。

<お問い合わせ先>
特定非営利活動法人ADRA Japan
電話:03-5410-0045
メールアドレス: support_adra@adrajpn.org

寄付金の使いみち

こちらのプロジェクトへのご寄付は、モンゴルで育成する羊のDNA改良やパッシブソーラシステムを導入した野菜の栽培を実現するため、技術提供と研修を重ね、モンゴルで暮らす人々の生計向上を実現する支援活動のために大切に使わせていただきます。

具体的には、
・現地調査、支援調整、情報発信(通信費、交通費、人件費など)
・太陽光発電の温室建築(資材、技術提供、研修などに関わる人件費)
・羊の改良(オーストラリアからメリノウール種の羊の精子の調達、研究・開発、技術供与、研修などに関わる人件費)
・そのほか現地のニーズに応じた支援
など、現地で必要の高い活動のために大切に活用させていただきます。

現地の状況や募金の集まり具合に応じて、支援内容は追加・変更になることがあります。

なお、寄付金募集や寄付金管理、領収書発行・発送、活動報告などのため、いただいたご寄付の最大20%を管理運営費として大切に活用させていただきます。

活動情報

更新日:2024/06/19

ふわふわの子羊の成長と毛刈りトレーニング

温かいご支援をありがとうございます。

羊毛の品質チェックをしています。

ADRAはさまざまなパートナーシップを通じて、モンゴルの羊を、ふわふわの毛を持つファインウール羊に置き換えていく活動を進めています。この取り組みは遺伝的な改良により、質の高い羊毛が採れるようになることを目指しています。

2022年と2023年に、オーストラリアの高級メリノ種羊から5,230回分の精液と148回分の胚(受精卵)を輸入しました。胚は、先進技術を使用して、受精後7~14日以内に凍結されたもので、モンゴルまで大切に運ばれました。

入念に胚の品質管理を行っています。

モンゴルで輸入した精液と胚をつかって人工授精(AI)と胚移植(ET)を行った結果、195頭の羊が妊娠し、現在90頭の子羊が元気に育っています。

ふわふわの子羊の成長を見守っています。

子羊の成長を見守る一方で、羊飼いへのトレーニングにも取り組んでいます。先日は、セレンゲ県オルホン郡で開催した毛の刈り取りトレーニングに、19人の羊飼いが参加しました。

多くの羊飼いが参加し毛刈りの実習を行っています。

羊の毛をうまく刈るためには、厚い毛におおわれている羊の体形を覚えたり、羊の体を押さえるコツや、バリカンの扱いを習得したりする必要があります。

一年かけて羊が生やしてきた毛を途中で切ってしまうと毛の価値が下がりたいへんな損失になるため、羊飼いの皆さんは熱心にトレーニングに参加し、知識と技術の習得に努めました。

モンゴルで良質の毛の羊が育てば、今、増えすぎてしまっている羊の数は減り、砂漠化が進む草原が守られるようになり、モンゴル特有のゾドという自然災害の発生を減らすことにもつながります。

その未来を信じて、ADRAは今後も、羊の品質改良と畜産に携わる人々への技術向上のサポートに取り組んでまいります。

引き続き、皆さまからの温かいご支援をお願いします。

※当募金ページに記載の内容については、プロジェクトオーナーが責任を負っており、LINEヤフー株式会社が責任を負うものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。
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寄付総額
97,540
寄付人数
281

※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。

  • Vポイント
    Vポイントを使って1ポイントから寄付できます。
Yahoo!ウォレット
クレジットカードで100円から寄付できます。

プロジェクトオーナー

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特定非営利活動法人 ADRA Japan

ADRA(アドラ)は、世界約120国に支部を持つ世界最大規模の国際NGOです。紛争・災害被災地や途上国において、人種・宗教・政治の区別なく、一人ひとりに寄り添った支援活動に取り組んでいます。

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領収書発行について

このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
※クレジットカードでの寄付に限ります。詳しくはヘルプページをご参照ください。

団体のプライバシーポリシー

特定非営利活動法人ADRA Japanのプライバシーポリシーは、
https://www.adrajpn.org/A_ProtectionPersonalInfo.htmlをご覧ください。

なお、Yahoo!ネット募金に関し、LINEヤフー株式会社より提供を受けた個人情報については、次の目的の範囲においてのみ利用します。

・寄付金に関する領収書の送付(当団体がYahoo!ネット募金での寄付者に対して領収書発行を行う場合)

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