寄付受付開始日:2024/05/14
更新日:2024/10/22
ブラジルのリオグランデ・ド・スル州では、豪雨による壊滅的な洪水で143人以上の命が失われ、危機は悪化の一途をたどっています。現在も125人以上が行方不明で、容赦ない雨のために地滑りやインフラの崩壊など、広範囲で被害が発生しており、23万人以上の住民が家を追われました。影響を受けている人の数は200万人を超えました。
ADRAはこの緊急事態に対応するため、ボランティア4カ所の仮設避難所の運営支援を開始しています。また、食料、衣類、衛生必需品など、必要なものを必要な方のもとに届けられるよう、緊急支援トレーラーも出動し、支援活動にあたっています。
大雨はまだ続くと予想されており、被害の拡大が心配されています。
皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
■領収書の発行について
ADRA Japanは、東京都の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、当団体へのご寄付は、税制上の優遇措置(寄付控除)の対象です。
1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。
※お手続きの際に「領収書を希望する」のチェックボックスにチェックを入れてください。お手続きが完了した後での発行希望(再発行含む)への対応はできませんのでご注意ください。
※当団体からの領収書発行時期:毎年1月下旬~2月頃に、前年1年分(1月1日~12月31日)の領収書を発行いたします。
※領収書の日付は、お客様の寄付手続き日ではなく、当団体への入金が完了した日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)です。
詳しくはヘルプページをご参照ください。
領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
<お問い合わせ先>
特定非営利活動法人ADRA Japan
電話:03-5410-0045
メールアドレス: support_adra@adrajpn.org
こちらのプロジェクトへのご寄付は、2024年5月に発生したブラジルでの豪雨災害によって被災し、助けを必要としている方々の支援活動のために大切に使わせていただきます。
具体的には、
・現地調査、支援調整、情報発信(通信費、交通費、人件費など)
・避難所の維持に必要な資機材、人員の確保
・避難生活をされている方の生活サポート(移動手段 など)
・食料、水、生活必要物資(衛生用品、衣類など)の調達、配付
・現金給付
・心理ケア活動
・そのほか現地のニーズに応じた支援
など、現地で必要の高い活動のために大切に活用させていただきます。
現地の状況や募金の集まり具合に応じて、支援内容は追加・変更になることがあります。
なお、寄付金募集や寄付金管理、領収書発行・発送、活動報告などのため、いただいたご寄付の最大20%を管理運営費として大切に活用させていただきます。
もしも現地での必要を超えて資金が集まった場合には、今後、災害が起こってしまった場合の活動資金に大切に活用させていただきます。
更新日:2024/10/22
ブラジルでも過去最大クラスの水害から約6カ月が経過しました。ですが、リオ・グランデ・ド・スル州は未だ復興半ばにあります。これまでADRAは地方当局や他の人道支援団体、ボランティアと共に被災者に寄り添う支援を行ってきました。
大洪水の発生から約一カ月が経過した2024年5月末、ADRAは多くのボランティアと共に、水が引いたエリアで災害廃棄物となった家具や家財道具の後片付けを行いました。
ボランティア募集には#SOSRioGrandeDoSulとタグをつけSNSでキャンペーンを行い、大勢のボランティアが駆け付けてくださいました。
2024年6月にはADRAがSNSを通じて呼びかけに応じた500名のボランティアと一緒に、被災地であるリオ・グランデ・ド・スルのポルトアレグレにある4カ所の避難所で2,000人以上の衣類を洗濯するランドリーサービスや昼食の配付を実施しました。
2024年8月末までには延べ51,898人の方に支援を届けています。また4カ所の避難所を運営し、4,103世帯への米、豆、小麦粉などの基本的な食料品、衛生用品と掃除用具を含む家族キットの配付、15,000食の配達、そして被災した方々の衣類など35,000kg分のランドリーサービスを行いました。
同時に、衛生用品などの生活必需品や家庭用の掃除道具類を購入できるよう、14,000円のカード(SODEXO)を、洪水によって仕事を失ってしまった方には78,000円相当の現金が入ったカードを被災状況に応じて、延べ23,196名の方々に届けることができました。リオ・グランデ・ド・スルの地域では少しずつ明るい兆しが表れています。
これらの活動は皆さまからのご寄付の下、取り組むことができました。心から感謝申し上げます。
ADRAは、引き続き地域の人々が安心して暮らせるように活動を続けてまいります。
温かいご支援をありがとうございます。
ブラジル南部に大雨と洪水をもたらした異常気象からほぼ6週間が経過しましたが、リオグランデ・ド・スル州最南部のいくつかの地域では依然として高水位が続いています。州内の60%の土地で洪水や土砂崩れがあり、首都ポルト・アレグレでは、面積の22.6%が被害を受けました。
今後も雨が続くと予想されており、復旧はさらに困難になります。
地元政府の最新情報によると、現在も572,781人が家に帰ることができず、そのうち30,400人以上が避難所で生活しています。
ADRAは、ポルト・アレグレ市内で2,000人以上が暮らす4つの避難所を管理し、洗濯や料理ができる災害対応トレーラーでサポートを続けています。
また、これまで一緒に活動してきた500名以上のボランティアとともに、衛生用品、日用品、掃除道具や、スーパーや薬局などで現金の代わりに利用できるカードの配付も行っています。
現在までに19,352人を支援し、今後数カ月でさらに71,835人を支援する予定です。
またADRAは、2024年5月29日から6月1日にかけて、南米各地から2万人が集まる青少年指導者大会と提携して寄付スタンドを設置しました。
寄付スタンドでは、食料品、衛生用品、清掃用品など支援したいものを選べるようにし、寄付の特典として、ペンやノート、ボトルや懐中電灯などが当たるルーレットの参加権をお渡ししました。
このイベントでリオグランデ・ド・スル州の洪水被災者に配付する合計1,044個の支援キットを集めることができ、また、被災した方々を思う温かい応援をたくさん受け取りました。心より感謝申し上げます。
ADRAは今後も、被災された方々一人ひとりのニーズに寄り添い、支援活動を続けてまいります。皆様の温かいご支援とご協力をお待ちしております。
温かいご支援をありがとうございます。
リオグランデ・ド・スル州では、今もなお、大雨と洪水の影響が続いています。2024年5月13日から14日にかけ、同州でさらに雨が降り続いたことで被災地域が拡大し、全497のうち458、つまり同州の92%の自治体が水につかってしまいました。
被災人口は前回の報告から20万人以上増え、228万を超えています。現在開設されている避難所は875カ所あり、約78,000人が身を寄せています。
リオグランデ・ド・スル州は雨の影響で、河川の水位が下がっていないため、現地の人々は基本的なサービスを受けることができず、通常の生活を取り戻すのが困難となっています。そのうえ、州全体の気温が著しく低下しているため、防寒服を持っていない被災者にとっても、救助隊やボランティアにとっても状況は苦しくなっています。
また、湿度が高く洪水が続いているため、細菌病であるレプトスピラ症に感染した人々がおり、今後も増加する可能性があります。
寄付のおかげで、基本的な品物は届きましたが、女性用衛生用品、子供用おむつ、老人介護用品など、特定の品物がまだ必要とされています。そしてレプトスピラ症に感染した場合、菌の存在を十分に確認できる検査が乏しく、治療が難しくなっています。また、寒さのために毛布やコートの需要が増え、在庫が大不足しています。飲料水へのアクセスに問題があるため、人々はボトル水だけを消費する日々です。スーパーマーケットでは食料品やその他の重要な商品の供給が困難になっています。
ADRAは、チームの人数を増やし、今回の緊急事態に対処しています。地元政府がユニセフと連携して避難所の調査を進めており、これまでに712の避難所を訪問しました。避難所のうち、飲料水を定期的に利用できるのはわずか58%、清掃用品を必要とするのは50%、衛生用品、特におむつや生理用品を必要とするのは43%です。ADRAは、キッチンや洗濯機を備えた災害対応トレーラーを出して、温かい食事の提供や、清潔な衣類の確保などのサポートをしています。
また、210名のボランティアと共に、水や食料、おむつや生理用品などの衛生用品、衣類、寝具類、掃除道具、子どものおもちゃなどを、被災した方々に配付しています。
ADRAは今後も、被災された一人ひとりに寄り添った活動を続けてまいります。
引き続き皆さまの温かいご支援をお願いします。
温かいご支援をありがとうございます。
ブラジルのリオグランデ・ド・スル州を襲った豪雨、そしてグアイバ湖の氾濫が要因となり、壊滅的な洪水が起こっています。145人の命が奪われ、130を超える人が、今も行方不明となっています。446の自治体に被害をおよぼし、53万8,284人が自宅からの避難を余儀なくされました。同州は2024年5月2日に非常事態宣言を出しました。
地元メディアによると2024年5月2日の午後、市街地に湖水が流入し始めました。人口約140万人のポルト・アレグレと、その近郊を合わせ、約200万人が被災しています。降り続く雨により、53万人以上の住民が、危険を回避するべく自身の住居を離れました。地滑りやインフラの崩壊など、被害は広範囲にわたっています。電気や通信などの基本的なサービスも寸断され、80万人以上がきれいな水を得られず、苦しみに耐える状況です。
今後も雨が続けば、さらなる被害が見込まれます。同州都にあるポルト・アレグレ空港は、敷地の大半が水没してしまいました。あるADRA Japanスタッフは、当地の方から「街が水の中にあるような状態です。哀しみしかありません」というメッセージを受け取りました。
2024年5月3日には、コティポラとベント・ゴンサルベスの水力発電ダムが決壊してさらなる洪水を引き起こし、30人以上が死亡しました。
ADRA、およびボランティアチームは、この緊急事態に対応しようと精力的に取り組んでいます。食料、衣類、衛生必需品を配付している4カ所の一時避難所の運営をサポート中です。発災後、これまでに7,540食の温かい食事、2,541リットルの水、4,408の食料キット、3,241個の衛生キット、6,890枚の亜麻布、2,566足の靴、7,240キロの消毒済衣類、152個のおもちゃ、214キロのドッグフードなどをお届けしました。
引き続きADRAは、現地のニーズに基づいた活動を続けます。どうか、皆様の温かいご支援をお願いいたします。
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