【ネパール地震】家屋倒壊に土砂崩れ。寒さと孤立を防ぐ支援を(ADRA Japan)
寄付受付開始日:2023/11/08
寄付受付開始日:2023/11/08
更新日:2023/12/01
西ネパールのジャジャルコットを震源とし、2023年11月3日午後11時47分にマグニチュード6.4の地震が発生しました。11月5日までに159回の余震を記録しており、ジャジャルコット郡および西ルクム郡の2つの地域にて死者は157人、負傷者は560人以上と確認されています。今後詳細が明らかになるにつれ、この数字はさらに増える可能性があります。
住民の方々は、日に日に寒くなる中、不安と緊張を抱えながら、崩壊した家屋を横に眠れぬ夜を過ごしています。脆弱な造りの建物構造により家屋は崩壊し、死者が増加していると報告を受けています。
この地域は、冬季には気温が氷点下にもおよび、また地理的にもアクセスが難しい場所です。
以前、ADRAがこの地域で母子保健の活動をしていたときに、「こんなところに日本人」というテレビ番組の取材を受けたことがありますが、その地理的なアクセスのしにくさから、番組史上もっとも過酷なロケだったと言われるほどでした。
支援を必要としているすべての人々に手を差し伸べるには困難が伴いますが、このような災害が起きたときにもっとも大変になるのは、支援の手が届かない人々です。私たちは、そのような人・場所を作らないため、最善を尽くします。
冬が本格化する前に必要な支援を届けるため、11月6日にスタッフが被災地へ出発し、現地のニーズ調査も行う予定です。ここでは、冬季防寒キットやシェルターを支援する計画をしています。同時に、地元の自治体とも連絡を取り合い、支援を必要としている人々がどこでどのように過ごしているかの確認を進めています。
ADRAは、ネパールでは1995年から活動しており、口唇口蓋裂をもつ子どもたちへの無料手術や簡易保健所の整備、母子保健支援、水衛生支援、2014年の洪水被災者支援、2015年の地震被災者支援など、いろいろな場面で、ネパールの方々と協力し、支援を必要とする人々に寄り添ってきました。また、ネパールの方の心のこもったおもてなしにも幾度となく触れてきました。
この度の困難も、皆さまからの温かいご支援のもと、ネパールの方々が、困難を乗り越える力になれたらと考えています。
皆さまの温かいご支援をお願いいたします。
■領収書の発行について
ADRA Japanは、2016年4月に東京都の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、当団体へのご寄付は、税制上の優遇措置(寄付控除)の対象です。
1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。
※手続き完了後の発行や再発行はできません。
※当団体からの領収書発行時期:毎年1月下旬~2月頃に、前年1年分(1月1日~ 12月31日)の領収書を発行いたします。
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詳しくはヘルプページをご参照ください。
領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
<お問い合わせ先>
特定非営利活動法人ADRA Japan・Yahoo!ネット募金係
電話:03-5410-0045
メールアドレス: support_adra@adrajpn.org
こちらのプロジェクトへのご寄付はネパール地震で被災し、助けを必要としている方々の支援活動のために大切に使わせていただきます。
具体的には、
・現地調査、支援調整、情報発信 (通信費、交通費、人件費など)
・避難所の確保に必要な資機材、仮設シェルターの設置
・食料、水、生活必要物資(衛生用品、衣類、防寒具、燃料、調理器具など)の調達、配布
・衛生環境整備
・現金給付
・心理ケア活動
・そのほか現地のニーズに応じた支援
など、現地で必要の高い活動のために大切に活用させていただきます。
現地の状況に応じて、支援内容は追加・変更になることがあります。また、現地の必要が満たされてなお余剰資金がある場合には、地震の発生前からADRAがネパールで取り組んでいる活動のために大切に活用させていただきます。
なお、寄付金募集や寄付金管理、領収書発行・発送、活動報告などのため、いただいたご寄付の最大20%を管理運営費として大切に活用させていただきます。
ネパール地震|家屋倒壊に土砂崩れ。寒さと孤立を防ぐ支援を
更新日:2023/12/01
雪と雨により寒さが厳しくなっています。
温かいご支援をありがとうございます。
前回の活動報告では、被害の全容についてご報告をしていますが、さらに医療現場も大きな打撃を受けていることが明らかになりました。
2023年11月3日以降、少なくとも子どもを含む12名の方が、寒さによる疾病で尊い命を落としています。現地では、気温の急降下による体調不良を訴える人々が増加しており、病院の受診希望者は10倍に増えていますが、被災した施設では薬も足りず、対応しきれていません。
6万人以上の人々が厳しい寒さにさらされており、避難所や防寒用品の提供、医療支援が求められています。
ADRAはすでに計1,000のシェルターキットを配付しており、他の団体による支援も含めると、シェルター用の防水シートは合計22,279枚配付されています。また、ネパール政府からはシェルターを建てるための費用として現金給付の支援も行われています。
ですが、まだまだこれから寒くなる時期であるにもかかわらず、寒さによる病気の悪化と、医療が追い付かない状況が発生し、死者も出てしまっている中で、より包括的な支援の必要性が浮き彫りになっています。
特に、一人ひとりに届く防寒具の配付と、医療インフラの回復が、1人でも多くの命を守るためにも重要だと考えています。
十分な資金が集まり、この活動に取り組むことできれば、合計1.1万人以上の人の命を守れる可能性があります。活動の内訳は以下の通りです。
・防寒具の配付 500世帯(1家族平均3人として1,500人)
・医療資材の支援 1,200人(8カ所の避難所の合計)
・医療インフラの回復 8,640人/年(2カ所の施設の合計)
ADRAは世界のネットワークを通して支援を呼びかけていますが、まだ必要金額の4分の1しか集まっておりません。1人でも多くの尊い命を守るため、引き続き皆さまのお力をお寄せいただけましたら大変ありがたいです。
ご支援をよろしくお願いします。
温かいご支援をありがとうございます。
地震発生から3週間がたとうとしています。2023年11月12日までに確認された被害は、死亡者154人、負傷者364人。家屋全壊26,557棟、一部損壊35,455棟にのぼっています。人々の生活を支えていた家畜も犠牲となり、牛23頭、ヤギ・羊286頭、水牛35頭、養鶏1,180羽が失われました。
被災地のジャジャルコット郡では、すでに雪もちらついています。厳しい冬が迫っていることで、被災した人々はさらなる苦境に追い込まれています。
寒さを少しでもしのげるよう、雪や雨から身を守れるシェルターや防寒着の確保が急務となっていますが、もともとかなりへき地であることから、人々が自力で物資を手に入れることはとても難しい状況です。
そこでADRAは、現地パートナーとの連携のもと、毛布や防水シート、防寒にも役立つ薄手のスポンジのようなポリエチレンシートを配付しています。
防水シートは屋根代わりに、グレーのシートは、地面に敷いて、その上で寝袋に入り睡眠をとったり、食事をしたりするのに重宝されています。地面から伝わる冷気や湿気を遮ることができるため、寒さを軽減できる防寒用品として役立っています。
このように、現場ですぐに役立つ支援を届けられるのも、ご寄付をお寄せくださる皆さまのおかげです。心より感謝いたします。
現地でのさらなる調査をもとに、今後必要になると考えている活動は以下の通りです
・保健施設の建築:2件(地震で倒壊した建物のため)
・仮設テント:2棟(一時的な医療行為の場所)
・医療の提供
・冬季救援キット:6,000セット(手袋、帽子、湯たんぽ、靴下)
予算が許せば、冬季支援キットの内容の充実を図りたいと考えています。
その地形や地震の影響から、支援が届けにくい地域ではありますが、ADRAは引き続き、当地の人々に寄り添って活動を続けてまいります。温かいご支援に心より感謝申し上げます。
ADRAは、地震の被害の大きいジャジャルコット郡バレコット地方自治体にて650個の緊急シェルターキット(防水シート、マットレス、毛布、ロープ)を配付しました。物資は、パートナーNGOであるENRUDECや現地の自治体と協力し、被災した住民、一人ひとりに手渡すことができました。
現地を訪れたADRAスタッフは、壊滅的な状況を目の当たりにして、まだまだ多くのニーズがあることを痛感しています。先週までに確認された被害状況によると、3,000棟以上の家屋が一部損壊し、1,000棟近くの家屋が全壊しています。
住民たちは自身の家に住むことができず、外にあるもので作ったシェルターの下で生活しています。また外気は冷たく、横になると地震が起きたときに地面が波のように動くのを感じるとのことです。
そのような極限の生活環境にありますが、今回配付した緊急シェルターキットによって、温かさや安心をわずかながらでも回復できています。
病院も大きな被害を受け、一時的な仮設シェルターが設置されましたが、地震による負傷者へのケアが最優先事項となっております。
ADRAは、震災地区の災害管理委員会、自治体、NGO、資金提供団体、コミュニティーの方々との情報交換を随時行いながら、一人ひとりに寄り添った追加支援の計画を続けていきます。
引き続き、温かいご支援をお願いいたします。
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ADRA(アドラ)は、世界約120国に支部を持つ世界最大規模の国際NGOです。紛争・災害被災地や途上国において、人種・宗教・政治の区別なく、一人ひとりに寄り添った支援活動に取り組んでいます。
このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
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