寄付受付開始日:2022/09/30
更新日:2023/03/09
2022年9月23日、台風15号の影響で、東海地方を中心に大雨や暴風により、大規模停電や河川の氾濫・土砂災害といった被害がありました。
ADRAは、すぐに情報収集と支援の調整に動いており、現地からの要請のもと、静岡県袋井市に浸水家屋の復旧作業に必要な掃除用の雑巾640枚のほか、水害にあったときの対応についてまとめた冊子を発送するなどの支援を開始しています。
静岡県袋井市では、災害ボランティアセンターが立ち上がっておりませんが、床上105件、床下187件の被害がでています。
既に地元住民による復旧作業が始められており、日常の生活を取り戻すための歩みを進められていますが、これまでの支援活動の経験上、まだまだ時間がかかる見込みで、今後、ご自宅の片づけの調整や、足湯などの寄り添い支援、各種機関との調整などの支援が必要になると考えられます。
ADRAは、スタッフを派遣して地元団体と協力して現地のニーズ調査を行い、静岡県袋井市内の支援の行き届いていない地域に寄り添い、必要な支援を届けてまいります。
皆さまの温かいご支援をお願いいたします。
こちらのプロジェクトへのご寄付は、令和4年台風15号による静岡県の被災地にて、住民の方々に寄り添った支援を届けるために大切に使わせていただきます。
現在必要と考えられる費用は以下の通りです。
・スタッフの派遣
・現地被災状況調査
・雑巾や必要支援物資の調達、発送、配付
・ボランティアの募集や派遣調整
・足湯などの寄り添い支援
・そのほか被災地のニーズに応じた支援
被災地域では、時間がたつに連れ、現地の状況や住民のニーズが刻一刻と変化していきます。皆さまからのご寄付は、状況を適格に把握し、その時その時で最も必要な支援活動に大切に活用させていただきます。
なお、活動を支える事務所の管理運営費などのため、最大20%を運営費(ご寄付の管理や領収証の発送、お問い合わせの対応、活動のご報告など)として、大切に活用させていただきます。
更新日:2023/03/09
本プロジェクトに温かいご支援をお寄せいただきありがとうございます。
東海地方を中心に大雨や暴風をもたらした令和4年台風15号の上陸から、約半年がたちました。
ADRAが支援に入っている静岡県袋井市では、床上浸水106棟、床下浸水198棟の被害があり、浸水のあったお宅では、復旧のための道具や人手が必要とされていたほか、困りごとがあっても相談できずに孤立してしまう懸念がありました。
ADRAでは、皆さまからの温かいご支援のもと、支援調整や復旧作業をお手伝いしたほか、被災された方が気軽に参加して心のうちを話すことができる「足湯&相談会」を開催し、地域の方に寄り添う活動に取り組むことができました。心から感謝申し上げます。
【復旧作業のお手伝い】
浸水の被害があったお宅では、床板をはずし、中に水や泥が入っていないか確認することが大切です。水や泥が入っている場合はそれらを出し、床板などの洗浄を行います。
特に床下は、普段はぬれることがない場所で、水分が残っていると家の傷みにつながったり、カビが発生してしまうことがあるため、しっかり乾燥させることが大切です。
乾燥には最低でも1カ月必要で、乾燥後、消毒が済めば、床板を元に戻すことができます。
床下を乾燥させている間、そのお宅の方は一部の床板をはずしていないところに座布団を敷いて休んだり、椅子を置いて食事をしたり、2階の部屋を利用するなどして過ごしています。
台所が使用できないお宅は温めるだけのレトルト食品中心の食事になってしまうことも少なくありません。給湯器が壊れてしまい、自宅でお風呂に入れないお宅は地域の銭湯まで行ったり、お風呂に毎日入れなかったりします。
ほかにも、水に濡(ぬ)れてしまって使えなくなった家具や家電の処分、新しいものの再購入、自宅の片づけに掃除、修理にかかる費用計算、今後の生活の見通しなど、考えること、やることがたくさんあります。
水が引けば、一見町は元通りになっているように見えますが、浸水の被害にあったお宅では、上記の通り普段の毎日が失われて、日々が一変してしまうため、心身ともに疲れ切ってしまうことが多くあります。
おひとりで暮らしているお宅では、掃除がなかなか進まないことが、心の負担を増してしまうこともあります。ADRAでは、地元の団体との調整のもと、掃除に必要なものを支援したり、お手伝いの人手が足りないときには手伝うなどの支援を行いました。
【相談会と足湯】
元の生活に戻れない状態が長引いていることで、一部の住民の方には疲れが見受けられました。そこで、心身の疲れや不安を少しでも解消するため、2022年11月2日、袋井南部地域包括支援センターさんと一緒に高南地区で「相談会&足湯」を開催しました。
当日は11月とは思えないほど暖かく、徒歩でいらしたお母さん方も「こんなの着ていて暑いわ」と、部屋に入るなりすぐに上着を脱がれる姿もありました。
暖かい日でも足湯は快適で、足をお湯につけると「あ~気持ちがいいね。さっきも片付けしてたの。足湯気持ちいいね」と、頬を緩めていらっしゃいました。
今回は弁護士さんと建築士さんの相談スペースも設けていたので、真っすぐに相談スペースに行かれる方も。お金のことや、家の乾燥具合など、個別の心配事を真剣に相談されていました。
専門家の方が実際におうちを見た方が良いと判断し、住民の方も希望した場合には、その場ですぐに一緒に歩いてご自宅へ! というケースもありました。
悩みごとが即、解決につながっていき、住民の方が抱えていた心のもやもやも解消される相談会となりました。相談を担当した弁護士さんからは、「いろいろな地域に行きますが、今日は地域密着型だな~!」と感心の声もあがっていました。
地元の方に聞くと、高南地区の皆さんは日ごろから顔と顔が見える関係ができているということでした。袋井市の中では被災世帯数が多かったのですが、発災直後にひどい混乱が見られなかったのは、地域の密な関係と、浸水後の自治会長の迅速で細やかな対応、袋井南部地域包括支援センターさんなど地元に寄り添ったお仕事をされている存在があったからこそだと感じました。
復旧復興はあくまでも住民の方が主体で、ADRAはそのサポートする存在であればと思っています。
皆さまからの温かいご支援をいただき、ありがとうございました。このように人々に寄り添う活動ができましたのも皆さまからの力強いご支援があってこそだと心から感謝しています。
ADRAは今後も、災害被災地での支援活動や、減災・防災にも取り組んでまいります。活動については各SNSやホームページでもご報告してまいります。ご覧いただけましたら幸いです。
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ADRAは、世界約120国に支部を持つ世界最大規模の国際NGOです。ADRA Japanはその日本支部として1985年に設立され、途上国や災害被災地において、人種・宗教・政治の区別なく、自然災害や紛争の被災者、医療を必要としている人々、教育を受けられない女性や子どもたちなどに寄り添い、自立を助ける支援や緊急支援を届けています。
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