寄付受付開始日:2022/02/25
![[【ウクライナ】平穏な生活を奪われてしまった方々に人道支援を (ADRA Japan)]の画像](https://donation-pctr.c.yimg.jp/dk/donation/projects/1661318572/cd7f8540-236c-11ed-a98e-e195ae707582.jpeg?q=75&w=1100)
更新日:2026/09/02
ADRA Japanでは、団体運営の見直しに伴い、本ページでの寄付受付を終了いたしました。
ウクライナ人道支援へのご寄付については、ADRA Japan公式サイトにて引き続き受け付けております。
2022年2月24日にウクライナで戦争が激化してから、1年が経過しました。多くの方が一瞬にしてそれまでの平穏な生活を奪われてしまう中、世界的で広がった支援の輪のもと、ウクライナおよび周辺国で戦争の影響を受けている方々に、ADRAのネットワーク全体で協力をしながら命をつなぐ人道支援に取り組んで来られたことを感謝いたします。
ウクライナでは今、約1,800万人の方が何らかの支援を必要としています。電気、ガス、水道などの社会インフラが破壊される中、史上最悪と言われた厳しい冬は何とか乗り越えることができましたが、住む場所、食べ物、着るもの、移動手段など、すべてが足りておらず、心身の健康を保つことが難しい状態が続いています。
1993年からウクライナで活動してきたADRAは、ウクライナ全土に広がる通称「ホットライン」を通じて、支援を必要とする一人ひとりに寄り添う活動を続けています。その分野は今や16セクターに広がっています。

中でも人々の命綱となっている食料支援の一部を紹介する動画がありますのでご覧ください。
今後も必要になると考えらえる支援は以下の通りです。
・水や食料、生活必需品の配付
・現金または必要物資と交換できるバウチャーの配付
・避難のための移動手段や燃料の提供
・発電機の提供
・避難所や仮の住居となるシェルター支援
・家屋の修繕
・心理ケア・メンタルサポート
・病院への支援
・障害のある方、高齢の方などへの特別な支援
・国外で避難生活を続けている方への語学習得や就労支援
・子どもたちへの支援
・教育の再開に向けた支援
1年以上がたった今も、多くの方がウクライナのことを心に留め、繰り返しご寄付を届けてくださっています。このことは、活動を続ける私たちの大きな力となっています。支援が必要ではなくなる日が1日でも早く来ることを願いながら、皆さまからのお支えのもと、今後も活動を続けてまいります。引き続き、皆さまの温かいご支援をお願いいたします。
<寄付受付期間延長のお知らせ>
戦争開始から4年半がたとうとする今も、ウクライナでは市民の命と暮らしが脅かされています。国連によると、2026年上半期の民間人死傷者数は前年同期比で37%増加し、状況は一層深刻になっています。
ADRAは、人々の戦争下の暮らしを支える活動を継続しています。一人ひとりに寄り添い、希望を届け続けるため、寄付受付期間を延長いたします。(2026年8月6日更新)
■領収書の発行について
ADRA Japanは、2016年4月に東京都の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、当団体へのご寄付は、税制上の優遇措置(寄付控除)の対象です。
1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。
※手続き完了後の発行や再発行はできません。
※当団体からの領収書発行時期:毎年1月下旬~2月頃に、前年1年分(1月1日~12月31日)の領収書を発行いたします。
※領収書の日付は、お客様の寄付手続き日ではなく、当団体への入金が完了した日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)です。
※Vポイントによるご寄付の場合は、領収書発行の対象外ですのでご留意ください。
詳しくはヘルプページをご参照ください。
領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
<お問い合わせ先>
特定非営利活動法人ADRA Japan・Yahoo!ネット募金係
電話:03-5410-0045
メールアドレス:support_adra@adrajpn.org
こちらのプロジェクトへのご寄付は、ウクライナで支援を必要としている方々の支援活動のために大切に使わせていただきます。
・現地調査、支援調整、情報発信(通信費、交通費、人件費など)
・水、食料、衣類や生活必需品、衛生用品、防寒用具などの購入、輸送、配付など
・避難されている方や影響を受けている方が生活に必要なものを購入できる現金またはバウチャーの配付
・避難場所の確保、ホームステイ先の調整など
・移動支援(移動手段や燃料の提供など)
・ボランティアの調整
・シェルターや避難所の支援
・そのほか現地のニーズに応じた支援
・国外に逃れ難民となった方の支援
※状況によって支援する内容や活動が変更・追加となる場合があります。
なお、寄付金募集や寄付金管理、領収書発行・発送、活動報告などのため、いただいたご寄付の最大20%を管理運営費として大切に活用させていただきます。
"#ウクライナ緊急支援"
"#世界難民の日"
"#Donationdeduction"
更新日:2026/09/02
日頃より、ADRAの活動を支えていただきありがとうございます。
ウクライナで戦争が長期化する中、人々が抱える心の負担や生活上の困難は、時間の経過とともに複雑になっています。
避難生活を続ける人、家族を失った人、障害のある人、戦争によって大きな変化を経験した人など、支援を必要とする人々がいる一方で、こうした方々の日々の生活を支えているのが、地域の社会福祉職員や心理職、医療関係者、自治体職員などの専門家です。
ADRAは、こうした地域の最前線で活動する専門家が、より適切な支援を届けられるよう、オンライントレーニングを通じた人材育成にも取り組んでいます。

トレーニングには、自治体や社会福祉サービス、医療機関、人道支援団体、地域に根ざした団体など、さまざまな立場で支援に携わる方々が参加しています。
参加者は、チェルニヒウ州、ムィコラーイウ州、ハルキウ州、スームィ州、ドニプロペトロウシク州、ドネツク州、キロヴォフラード州、チェルカースィ州など、ウクライナ各地から集まっています。
戦争が続く中、支援を必要とする人々の抱える課題は一つではありません。だからこそ、支える側一人ひとりが幅広い知識や実践的なスキルを身につけ、さまざまな機関が連携して支援することが重要になっています。
トレーニングでは、心理的応急処置をはじめ、ジェンダーに基づく暴力、性的搾取・虐待からの保護、バーンアウトの予防、障害のある人々への支援、喪失や悲しみとの向き合い方、危機的な状況におけるコミュニケーション、子どもの保護、支援における倫理や基本的な考え方など、幅広いテーマを扱っています。いずれも、地域で支援にあたる方々が日々直面している課題です。
また、知識を学ぶだけではなく、実際のケースをもとにした話し合いや演習も行われます。参加者は、それぞれが日々の仕事の中で経験している課題や事例を共有しながら、「このような場合には、どのように支援することができるのか」を一緒に考えます。
学んだことをその場で実践し、自分たちの現場に持ち帰ることができるよう、実践的な内容を大切にしています。
戦争が長期化するウクライナでは、人々の心の傷や生活上の困難がすぐに解消されるわけではありません。そのような中で、人々に寄り添い続ける地域の支援者の存在は、ますます重要になっています。
直接的な心理支援や保護支援を届けるだけでなく、地域で活動する専門家の知識やスキルを高めることは、より多くの人へ継続的に支援を届けるための土台となります。トレーニングを通して、異なる分野の参加者が知識や経験を共有することで、行政機関、社会福祉機関、市民団体、人道支援団体などの連携も深まっています。
一人の支援者が身につけた知識や経験は、その先にいる誰かの安心につながり、そして地域全体の支える力へとつながっていきます。ADRAはこれからも現地の方々とともに、人々が少しずつ前を向いて歩んでいけるよう支援を続けていきます。
この支援活動は、皆さまのご寄付と特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成によって実施しています。
ウクライナ危機から間もなく4年半。
長きにわたり、ウクライナ支援活動を支えていただき、心より感謝申し上げます。
ADRAでは、昨シーズンの厳冬を乗り越えて、2026年の春4月から新たなウクライナ支援事業を開始しました。
援助が先細りになる中、特に支援の必要性が高い、国内避難民や空襲など戦争の影響で被害を受けた人々、病気や障害を抱える方々などに支援を届けています。
個人に対する現金給付や法的支援の他、自治体職員や地域の支援関係者などを対象とした連続研修を南部東部の地域を中心に実施しています。研修では、心理的応急処置や倫理規範、性的暴力などのテーマを扱い、心身ともに大きなストレスを抱えながらもさまざまな課題と向き合う住民への対応力向上を図っています。
また、全国各地からアクセスが可能なオンラインでの個人・グループカウンセリングセッションも提供しています。


2026年6月末までの約3カ月間で、延べ800人を超えるウクライナの人々を支えてきました。
ドローン攻撃等を中心に被害が拡大する環境下で、現地スタッフたちは日々の空襲や徴兵のリスクといったさまざまなストレスを抱えながらも私たちと一緒に事業活動を支えてくれています。

毎日忙しさにかまけていると、あっという間に1日が終わり、気づけばもう2026年も折り返し地点に来ています。ふと仕事の手を止める瞬間、ウクライナの人々、一緒に活動を続ける現地パートナーの仲間たちを想い、どうかこの支援が必要ではなくなる日が1日でも早く来ますように…と願うばかりです。
この支援活動は、皆さまのご寄付と特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成によって実施しています。
日頃よりADRAの活動をあたたかく見守っていただきありがとうございます。
2026年6月7日、ウクライナ南部オデーサ州チョルノモルスク市で、ADRAは「ADRA Kids」プロジェクトの一環として、子ども向けイベントを開催しました。
「ADRA Kids」は、ウクライナで続く危機的状況の中で、子どもたちの心のケアと成長支援を目的としたプロジェクトです。
6歳から14歳を対象とし、国内避難民家庭の子ども、戦闘やさまざまなトラウマを経験した子ども、そして負傷した子どもなどを支援しています。
物資支援に加え、心理カウンセリング、課外活動、リハビリキャンプや療養施設でのプログラムなども計画されています。
今回のイベントには、国内で避難生活を送っている家庭の子どもたちや、親を亡くした子どもたちが参加しました。子どもたちが安心して過ごせる場所で交流し、楽しい時間を共有できる機会となりました。

当日は、創作活動やレクリエーション、チームで協力しながら取り組むゲームなど、さまざまなプログラムが用意されました。
子どもたちは積極的に活動に参加し、新しい友だちと出会ったり、新たな興味や関心を見つけたりしながら、充実した時間を過ごしました。
会場は終始、笑顔と歓声にあふれた温かな雰囲気に包まれていました。
イベントの最後には、参加した子どもたちへプレゼントが贈られました。
プレゼントを受け取った子どもたちはわくわくした表情を見せ、会場はさらに明るい雰囲気に包まれました。
こうしたひとときは、困難な状況の中で暮らす子どもたちにとって、安心感や楽しさを感じられる大切な時間となっています。

ADRA Kidsは、戦争や避難生活、家族との別れなど、さまざまな困難を経験した子どもたちが安心して過ごし、成長できる環境づくりを目指しています。
ADRAは今後も、子どもたちが笑顔を取り戻し、新しい経験や人とのつながりを通して前向きな一歩を踏み出せるよう支援を続けていきます。
このような活動は、パートナー団体や支援者の皆さまによって支えられています。
子どもたちの未来のためにお力添えくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。
いつもADRAのウクライナ支援活動を支えてくださり、ありがとうございます。皆さまからのあたたかいご支援により、また厳しい一冬を乗り越えることができました。心より感謝を申し上げます。
ADRAは2025年9月末より、ウクライナ国内の脆弱(ぜいじゃく)な被災者のための緊急生活支援を実施してきました。
2026年3月末に無事完了した本事業を通じて、ウクライナ東南部を中心に、戦争の被害を受けた延べ1,500人以上の人々へ、現金給付、越冬支援、メンタルヘルス支援・法的サポートを届けることができました。

2025年から2026年にかけての冬は非常に厳しい寒さとなり、多くの人々が心身ともに過酷な環境の中で生活を余儀なくされました。特に2026年2月には、メンタルヘルスケアの個人セッション数が通常の2倍以上に増加しており、人々が寒さや先の見えない不安の中で、大きなストレスを抱えていたことがうかがえます。

また、支援を届ける現場スタッフたちも、最も寒さが厳しかった時期を振り返り、
「自分たち自身にも心のサポートが必要だと感じるほど、大きなストレスの中で事業運営にあたっていた」
と語っていました。
厳しい状況下でも支援活動を継続できたのは、現地スタッフ一人ひとりの努力だけでなく、チームで支えあいながら活動を進める体制、関係機関との連携、そして支援者の皆さまからの温かいご支援のおかげです。

2026年3月末からは、これまでの活動を通じて得た学びを活かしながら、引き続きウクライナの人々に寄り添い、必要な支援を届けてまいります。
いつもADRA Japanの支援活動を温かく応援くださり、ありがとうございます。
先日、東京事務所にウクライナ・ミコライウ州の障害者団体から、心のこもった贈り物が届きました。箱の中には、支援を受けられた方々が制作された手作りの絵やボウル、マグカップなどが丁寧に収められていました。
ADRA Japanはこれまで、同団体を通じて「多目的現金給付」の支援を実施してきました。この支援により、医療費や食料の購入、住居の修繕など、それぞれの状況に応じた多様な必要事項に対応することができています。
ウクライナでは戦争の長期化により、多くの人々が厳しい生活を余儀なくされています。特に障害のある方々は、避難の難しさや医療・福祉サービスを十分に利用できない状況、収入機会の減少など、より深刻な課題に直面しています。日々の暮らしを続けることが難しい中で、使い道を自分で決められる現金給付は、一人ひとりの生活を支える大切な支援となっています。

贈り物の中でもひときわ印象的だったのは、中央に描かれた一枚の絵です。
そこには、日本とウクライナの友好が表現され、日本の強さを象徴する侍と、ウクライナのコサックの指導者が描かれていました。遠く離れた二つの国のつながりと、支え合う気持ちが伝わってきます。
これらの作品には、支援を受けた方々からの感謝の思いが込められています。皆さまからのご支援が、確かに現地の人々の力となり、希望へとつながっていることを、こうした形で実感しました。
これからも、こうした歩みをともに支えていただけましたらうれしく思います。
ウクライナ事業担当の細見です。日頃よりADRAの活動をあたたかく見守っていただき、ありがとうございます。2025年8月、ウクライナの新一年生を中心に教育キットを配付しました。かつて小学校教員として子どもたちと向き合っていた経験と重ねながら、今回の取り組みについてご報告いたします。

2020年、私は小学校教員として働き、初めて担任を持ったのは一年生だった。ちょうどコロナが流行し始め、緊急事態宣言が出されるのではと噂(うわさ)された4月初旬、私たちは感染予防のため、開校以来初めて、外で入学式を執り行った。しかし、その翌日から子どもたちは学校に来ることは許されず、自宅での学習を余儀なくされた。
当時保育園で働いていた母は、春が近づくと、「年長さんたち、小学生になるん楽しみにしてるで。新しいランドセルを買ってもらった話とか、よぅ保育園でしてるわ」と私に言ってくれた。自宅の鏡の前でランドセルを背負い、嬉しそうにしている子どもたちの様子や、細かい算数セットのおはじき一枚一枚に名前を書き、小言をいいながらも楽しみにしているご両親の姿を想像し、私も入学式を待ち遠しく思っていた。
そのため、到底想定しえなかったパンデミックにより学校が閉鎖されたことは、私や多くの子どもたちに、大きな落胆を及ぼした。
長丁場となる閉鎖期間を鑑み、全員オンラインでの学習から始まり、分散登校、ハイブリッド授業(オンラインと対面を同時に授業する方法)と、さまざまな方法を駆使しながら、その状況に応じて対応をした。
しかし、運よく状況が改善し、全員登校が可能となってもマスクの着用、一方向を向いた食事、大声禁止など、さまざまな生活の制限をかけざるを得なかった。特に一年生は、すぐに“鼻マスク”となったり、友達同士で密着したりしがちで、その都度注意しないといけないのは、心が痛かった。それでも、子どもたち全員が学校に集えた二学期、『あぁ、やっとこの日が来れたのか』と胸をなでおろしたのをよく覚えている。
ウクライナでは、「その日」が一向に来ていない。コロナの時期と合わせると、約6年間子どもたちは安心・安全に学校へ通うことができていない。それでも、われわれがコロナ禍の時にさまざまな方法を駆使したように、ウクライナ人の学校職員もなんとか子どもたちの教育が滞らないよう、試行錯誤をしながらも学校を運営し続けている。
しかし、悩みの種は教育の提供方法だけではない。保護者の中には、戦争により失業し、家計が厳しい人がいる。入学に伴い、新しい文具セットやかばん、お弁当箱など学校で必要になる一式を自身の子どもに買ってあげたいけど、それが容易ではない。その葛藤や不甲斐(ふがい)なさにより、保護者の精神的負荷も深くかかっている。

ADRA Japanでは、この状況に少しでも光を差し伸べるべく、2025年8月、ウクライナの新しい学校年度が始まる前に、新一年生を中心に教育キットの配付を行った。また、支援物資の中にはADRAが行っている心理ケア支援の案内も同封し、保護者も子どももアクセスできるようにした。
支援を受け取った方の一人から「支援を受けられて、本当によかった。私一人では全て整えることは難しかったです。これで、子どもも勉強ができます」と感謝の言葉を受け取った。
私は、戦争に全く関係のない子どもたちが、大人の都合によって教育の機会を奪われるのは断固として許せない。しかし、私には戦争を止め、状況を改善できる力もない。だから、たとえ小さな支えにしかならずとも、子どもたちが学校に通うのを待ち遠しく思う気持ちをつぶさないようにしたいと思う。
いつもあたたかいご支援をいただきありがとうございます。
ウクライナ危機が深刻化して以降、人々は最も厳しい冬を迎えています。

異常気象により、例年をはるかに下回る寒さの中、電力施設への攻撃が相次ぎ、地域によって7時間から29時間の連続停電が断続して起こっています。
2025年には、ウクライナへの攻撃件数が増加し、2024年と比べて4.3倍(335%増)となりました。
5万3,000回以上のドローン攻撃があり、ミサイル攻撃の命中率は上がり、民間人の死傷者数は2024年と比べて31%増加しました。
2026年1月27日時点で、キーウ市内では900棟以上の建物で暖房を利用できず、暖房も水も使えない状態です。停電のピーク時には約120万家族が電力の供給を絶たれ、避難生活を強いられている方や、氷点下の室内で生活を余儀なくされている家族が少なくありません。

ABCニュースが2026年2月1日に報じた内容によると、キーウ南東部のダルニツキー地区に暮らすエド・イヴァシュチュクさんは、「暖かい服を着て、何枚も毛布をかけて眠っても、なお寒さを感じるのは本当につらい」と語りました。また、「朝起きると、肺に痛みを感じ、まるで肺炎が始まったかのように思えるのです」と話しています。(参照:‘Normal life has disappeared’: Russia’s energy offensive plunges Ukraine into dark and bitter cold – ABC News)
避難生活や物価高に苦しむ人々にとって、この冬は命に関わる危機となっています。
この厳しい冬を、ウクライナの人々が少しでも暖かく、安全に過ごせるよう、引き続きご支援をお願いいたします。
私たちADRAは、支援者の皆さまのおかげで、ウクライナ危機発生直後から、ウクライナの方々に避難支援、物資支援、現金給付支援、越冬支援など、さまざまな支援を届けてきました。これらの活動については、これまで多くの写真を通して皆さまにご報告してきました。
しかし、写真ではなかなかお伝えできない支援もあります。それは、モノを通してではなく、ウクライナの方々の「心」を支える支援です。
ウクライナ危機がまもなく4年目を迎える今、多くの人々が疲弊し、家庭や職場での問題が深刻化しています。それに伴い、人々のメンタルヘルスの悪化も、ますます深刻な課題となっています。こうした状況の中、ADRA Japanは、より一層「心の支援」に力を入れ、臨床心理士によるオンラインカウンセリングを行っています。
支援を受けている方々は、障害を持つお子さんを育てる母親、不安障害に苦しむ男性、大切な家族を戦争で亡くした方など、さまざまな困難を抱えています。先日、ある方がカウンセリング支援を振り返り、次のように話してくれました。
「とても苦しかった当時、私にとって一番必要だったのは、ただそばにいてくれる人、話を聞いてくれる人でした。時間がたつにつれて、これらの心理カウンセリングは、物事を違う視点で見られるようにしてくれ、気持ちを落ち着かせ、自分の中により強い土台を築く助けとなりました」
この言葉を聞いたとき、私は自分自身の経験と重なりました。私は彼女のように戦争を経験したわけではありませんが、発達障害を持つ子どもを育てる母親として、カウンセリングを受けています。どうしていいのかわからず、一人で苦しんでいたとき、初めてのセッションでカウンセラーは、丁寧に私の話を聞いてくれました。それまで「自分一人の問題」だと思っていたことに、真摯(しんし)に寄り添ってくれたのです。
そのセッションが終わった後、誰かにすべてを話せたこと、そして自分が抱えていたものを初めて理解してもらえたことで、それまでガチガチに固まっていた心が、一気に柔らかくなったのを感じ、自然と涙がこぼれました。
それからは、まさに彼女の言葉どおり、違う視点を持てるようになり、心を落ち着かせることができ、少しずつ自分の中に「強い土台」が築かれていくのを感じています。
ADRAのカウンセリングを受けている別の方は、こんなことを仰いました。
「人の苦しみは、同じ立場になってみないとわからないものだ」
その通りだと思います。私も、先ほどお話をしてくださった方を含め、ADRAの支援を受けている方々の本当の苦しみや思いを、完全に理解することはできません。
それでも、苦しいときに「話を聞いてくれる人がいる安心感」「寄り添ってくれる人がいる心強さ」が、どれほど大きな支えになるかはわかります。また、寄り添うだけでなく、困難を少しずつ自分でマネジメントしていくためのスキルや考え方を学ぶことが、長期的にどれほど大きな助けになるのかも、私は実感しています。
さらに、別の方は次のようにも話してくださいました。
「今、戦争のさなかにおいて、心の支援は絶対に必要です。頭上を飛ぶミサイルを恐れるべきなのか、それとも自分の人生が崩れていくことを恐れるべきなのか、もはやそれさえも分からなくなります。人々は疲れ果て、不安を抱え、押しつぶされそうになっています。それでも、多くの人が助けを必要としていることを口にできずにいます。実際に支援を受ける中で、私は、多くの人々にとってこのような心の支援がどれほど必要とされているかを強く実感しています」
これからウクライナでは、心の支援を必要とする人は、ますます増えていくでしょう。それでも、以前の私のように「自分自身の問題」と思い、口にできずにいる人も多くいると思います。そんな中、一人でも多くの方にそっと手を差し伸べられるよう、そして寄り添い、「強い土台を築く助け」となれるよう、ADRAは今後も活動を続けてまいります。
これらの活動は、皆さまからのご支援によって実現しています。
皆さまの温かいお気持ちに、心より感謝申し上げます。

日頃よりあたたかいご支援をありがとうございます。
冬の寒さが日々厳しくなっているウクライナ。ADRAは、避難生活を余儀なくされている人々の生活の安全・安心を守るため、越冬支援を続けています。
2025年12月初旬、ザポリージャ州にある8つの国内避難民センターへ固形燃料を提供しました。この支援では、各センターからの要請に基づき、暖房や日常生活に必要な熱源として十分な量を届けています。


電気やガスの供給が不安定な地域にある、多くの国内避難民センター。寒さの厳しい季節は、住民の健康や安全を守るために燃料の確保が欠かせません。今回の支援により、避難民の方々が暖をとり、安心して冬を過ごすための一助となっています。
固形燃料を配付している様子は、こちらの動画でもご覧いただけます。
状況を丁寧に把握しながら、最も必要とされる場所へと届けることができました。皆さまからの温かいご支援とご協力に、心より感謝申し上げます。
ウクライナ・ハルキウ州に暮らすアンナさんは、2人の子どもを育てる母親です。つい数年前まで、彼女の家族はとても穏やかな日々を過ごしていました。将来の計画を立て、旅行を夢見て、子どもたちの教育や、いつか持つであろうマイホームのことを夫婦で語り合っていたと言います。
けれど、その日常は突然奪われました。
戦争が家族の安全を脅かし、幸福に満ちた暮らしは恐怖と不安に塗り替えられてしまったのです。

【離ればなれの家族】
夫は今も家を離れざるを得ない状況にあり、アンナさんは4年生の息子さんと幼い娘さんを連れて暮らしています。
彼女が毎朝起きて最初に思うことは、「今日もみんなが生きていてくれますように」という、ただ一つの祈りのような願い。
2022年の初め、住んでいた村が激しい砲撃にさらされたため、家族は覚悟を決めてハルキウ市へ移動しました。
そこには、危険が完全に消えたわけではないけれど、避難シェルターがあり、子どもたちが学び続けられる環境がありました。
息子さんは今、地下に設けられた学校に通っています。空襲が鳴り響く中で授業は続きます。
娘さんも、小さい身体で毎日一生懸命に新しいことを吸収しようとしています。
【文具が取り戻した、子どもたちの笑顔】
アンナさんが語ってくれたのは、ある日の小さな喜びについてでした。
「本当に嬉しかったです。ADRAから子どもたちに学用品の支援をいただいたんです。」
新品のノート、色鉛筆、消しゴム——。
誰かにとっては “ただの文具” かもしれません。
けれど、アンナさんの子どもたちにとっては、自分たちが忘れかけていた「子どもらしい喜び」そのものでした。
ペンを1本、鉛筆を1本手に取るたびに、目を輝かせて喜ぶ子どもたち。
その笑顔を見た瞬間、アンナさんは久しぶりに胸が温かくなる感覚を思い出したと言います。母親にとって、子どもの笑顔ほど尊いものはありません。
どれほど世界が揺らぎ、日常が壊れてしまっても、子どもの笑顔が母をもう一度強くしてくれるのだと思います。
【「ひとりじゃない」——支援の手が、希望を灯す】
ADRAの支援を受けたとき、アンナさんはその物資以上の何かを受け取ったと感じたそうです。
それは、「世界のどこかに、私たちのことを気にかけてくれる人がいる」という実感。どれだけ過酷な環境でも、人は “誰かが自分を想ってくれている” と知ることで、再び歩き始める力を得られるのでしょう。
アンナさんは言います。
「いつか必ず、家族全員で平和な家に戻れると信じています。」
その言葉には、母としての強さと、消えることのない愛が宿っていました。
恐怖で眠れない夜もあるでしょう。
泣きたい時もあるはずです。
それでも、子どもたちの前では “お母さん” であり続ける。
その姿こそが、何よりも尊く、何よりも強い。
【未来に、希望が届きますように】
アンナさんとその子どもたちが、また安心して眠れる夜を迎えられる日が必ず来ることを願っています。離れ離れになった家族が、再び同じ食卓を囲む日が訪れますように。
引き続きあたたかいご支援をお願いいたします。
いつもADRA Japanの活動をあたたかく見守っていただきありがとうございます。現在ウクライナ国内では心理社会的な支援のニーズが高まっています。ADRA Japanは、戦争による不安やストレスの中で暮らす人々に、専門家によるカウンセリングや、同じ悩みを抱える人たちと話し合えるグループセッションを提供しています。
今回は、実際にグループセッションに参加した二人のお母さんの声をご紹介します。子どもとの関わりについては、平常時でも多くの親が悩みを抱えているものです。ましてや、子どもも親も戦争による大きなストレスの中で生活している状況では、親子関係はいっそう難しくなります。今回ご紹介する二人も、親子関係に悩み、グループセッションに参加してくださいました。
【ユリヤ・スタニスラヴォヴァさん(33歳)】

ユリヤさんは、夫と子どもたちとともに暮らすフォスターマザーです。
里親コミュニティーを通じてこの支援を知り、これまでグループセッションに3、4回参加しました。
テーマは「育児としつけ」「女性の生活におけるコントロール」「コミュニケーションの境界線」など。
「突然4人の小さな子どもを育てることになり、当初は厳しいルールで縛っていました。でもグループセッションを通じて、ルールは子どもの安全と健康に焦点を当てるべきだと学びました。今では必要以上に縛ることをやめ、子どもたちを理解しながら向き合えるようになりました。」
そう話してくれました。
【ヴィクトリア・ヒティウクさん(51歳)】

ヴィクトリアさんは、二人の子どもと暮らしています。近所の管理人からこの支援を紹介され、「愛情表現」「人間関係における境界線」などのグループセッションに参加しました。
「『愛情表現』のグループセッションで、子どもたちが何を求めているのかを改めて考えることができました。息子は言葉で褒められることを、娘は温かいスキンシップを求めていることに気が付きました。今は、子どもたちの境界線を尊重しながら、それぞれに合った方法で愛情を伝えるようにしています。」
と話してくれました。
このように、裨益者(ひえきしゃ)の方々はグループセッションを通じて「子どもの心を理解し、寄り添うこと」の大切さを再確認しています。厳しい状況の中でも子どもに安心感を与え、親子の絆を深めていく。グループセッションは、そのような前向きな変化を支える貴重な機会となっています。
ADRA Japanは今後も、心理社会的サポートを通じて、戦争下でも子どもたちや家族が安心して暮らせるよう支援を続けていきます。
※当募金ページに記載の内容については、プロジェクトオーナーが責任を負っており、LINEヤフー株式会社が責任を負うものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。
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特定非営利活動法人 ADRA Japan
ADRAは、世界約120国に支部を持つ世界最大規模の国際NGOです。
ADRA Japanはその日本支部として1985年に設立され、途上国や災害被災地において、人種・宗教・政治の区別なく、自然災害や紛争の被災者、医療を必要としている人々、教育を受けられない女性や子どもたちなどに寄り添い、自立を助ける支援や緊急支援を届けています。
公式リンク(外部サイト)
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