寄付受付開始日:2021/10/05
更新日:2021/11/19
内戦が続いていた南スーダンでは2018年に和平合意が締結され、2020年2月から暫定統一政府が発足しました。ところが平和への歩みはなかなか進展せず、暴力行為が急増し、2020年には前年の2倍以上にあたる2,400人以上の民間人が戦闘に巻き込まれて命を失いました。
紛争に加え、2020年はサバクトビバッタの被害を受け、2021年には大洪水が起こり、さらに新型コロナウイルス感染症の影響も長期化しています。人道支援を必要としている人は前年より80万人増え、その数は830万人にも上っています。
このような状況の中、自宅を離れて避難生活を送っている人たちは増え続けており、170万人が国内避難民として、220万人が難民としてウガンダ、スーダン、エチオピア、ケニアといった近隣国で生活しています。
エチオピアには南スーダン難民のうち37万人が避難しており、そのほとんどがガンベラ州にある複数の難民キャンプに滞在しています。和平合意が締結されても難民の帰還は進むどころか増加しており、今年に入ってからも新たに数千人がエチオピアに到着しています。
ADRA Japanは2014年より、他の援助機関と協力してエチオピア・ガンベラ州のクレ難民キャンプの水・衛生の分野で支援活動を続けています。
クレ難民キャンプでは下水道などのインフラを整えることは難しく、恒久的な水洗トイレを作ることはできません。
土壌を汚染しないように気を配りながら、穴を掘ってトイレを作り、その穴がいっぱいになったら埋めてまた新しいトイレを作るということを繰り返しています。46,000人が暮らす難民キャンプの衛生環境の改善を図ってきていますが、トイレの数はまだ十分ではありません。
このような状況の中で、新しく到着した難民の方には特にトイレが利用できない状況となっています。現在多くの新規難民は屋外で排せつせざるをえず、感染症まん延のリスクが高まっています。
また、クレ難民キャンプの人口の約9割が子どもと女性です。特に夜間は、住居から離れた場所での屋外排せつは危険を伴います。性暴力や強盗といった犯罪の被害を生まないためにも、緊急トイレの建設が急務です。
安全なトイレを届けることはSDGs(6)「安全な水とトイレを世界中に」に該当し、とても重要な活動です。
安全を求めて逃れてきた人々が安心して暮らせる環境を取り戻すため、緊急トイレの建設にお力をお貸しください。
<募金受付期間延長および目標金額引き上げのお知らせ>
トイレを建てるのに必要な資金がまだ足りません。虫が増える乾期が始まり、ハエなどが大量発生する懸念があります。屋外排せつを減らすため、早急にトイレが必要ですが、治安悪化による物価上昇で資金が当初より多く必要になりました。より多くの方に応援していただきたく、受付期間の延長および目標金額を引き上げさせていただきます。(2021年11月11日更新)
▼寄付金控除・領収書の発行について
ADRA Japanは、2016年4月に東京都の認定を受けた「認定NPO法人」です。
そのため、当団体へのご寄付は、寄付金控除の対象です。
1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。
毎年1月下旬~2月上旬頃に、前年1年分(1月1日~ 12月31日)の領収証を発行いたします。
※領収書の日付は、ヤフー株式会社から当団体への入金が完了した日です。
※Tポイントによるご寄付の場合は領収書発行の対象外ですのでご留意ください。
領収書発行に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
<お問い合わせ先>
認定NPO法人ADRA Japan・Yahoo!ネット募金係
電話:03-5410-0045
メールアドレス: support_adra@adrajpn.org
緊急トイレ16基(トイレ4基×4棟)と、
安心して水浴びができるシェルターを建設します。
【2021年11月19日更新】
現地情勢悪化に伴う物価上昇により、必要な材料・資材の価格が高騰しているため、金額を変更いたしました。
トイレ1棟:約59,000円×4基=23.6万円
安心して水浴びができるシェルター:約43,000円×4基=17.2万円
・約425円で、トイレ使用者を守るトイレの鍵をひとつ購入できます(2.6倍に値上がり)
・約5,000円で、1棟分のドアのちょうつがいを購入できます(3.3倍に値上がり)
・約6,000円で、1棟分のトイレの穴を掘ることができます(2倍に値上がり)
(訓練を受けた難民の方を雇うので、難民の方の収入となります)
この他にも柱、はり、くぎ、壁に使うシートなどの材料や輸送費、人件費が必要です。
11月頃から乾期になり、気温が高くなってきています。虫の発生や感染症のまん延のリスクが高まるため、緊急トイレ建設を急ぎたいと思っています。温かいご支援をお願いいたします。
また、最大20%を運営費(事務所の管理運営費など)として大切に活用させていただきます。
更新日:2021/11/19
世界では今なお世界人口の26%にあたる約20億人が、トイレを使うことができません。約5万人の南スーダン難民の方々が暮らすエチオピア・クレ難民キャンプでは、3人に2人はトイレを持っていない環境です。
トイレがない場合、排せつ物に含まれる病原菌が体内に入ってしまう可能性が高くなり、下痢などの病気を引き起こしてしまいます。
難民キャンプでは、医療サービスも限られているうえ、栄養も十分にとれていないことが多く、日本では命に関わることがない症状が、特に弱い子どもの命を奪っていきます。
トイレを増やすことで、守れる命を増やすことができます。
エチオピアも情勢が不安定で、物価も値上がりが続いていますが、私たちにできることを精一杯取り組んでまいります。
あたたかいご支援をお寄せいただきありがとうございます。
当初、20万円を目標金額にスタートしたこちらの募金ですが、エチオピアでは情勢が悪化しており、トイレ建設に必要な資材の物価も高騰しています。
材木類の価格が4.4倍~4.6倍になり、くぎやドアのちょうつがいなどは
1.3倍~3.3倍に値上がりしています。当初の計画通りにトイレが4基あるトイレ棟を4棟と、水浴びができるシェルターを4つ建設するためには、約40万円が必要となりました。
現在集まっている約20万円の資金だと、トイレ棟2棟、シェルター2つは建設が可能ですが、できれば計画通りトイレ棟2棟、シェルター4つを建設し、これから乾期に向かう難民キャンプの人々の生活を支えたいと考えています。
そのため、目標金額を40万円に引き上げさせていただくこととなりました。
皆様のご理解と温かい応援をお願いいたします。
4月~7月ごろにクレ難民キャンプに到着した難民の方々は、自分たちの家を建て始め、今日は屋根に使う草などの材料を取りに行っている様子が見られました。
難民の方たちが建てるトゥクルと言われる家は、南スーダンの伝統的なもので、枝や藁、泥、牛のフンなど、身近に手に入るもので作られています。
中にトイレはありません。
もともとの南スーダンの生活では、世帯ごとが離れて生活していたため、トイレがなくとも地域の衛生環境が著しく悪化するような事態にはならず、大きな支障はなかったようですが、
狭い場所に何万人もが集まって暮らす難民キャンプでは、トイレを使うことがとても大切になってきます。
アドラはトイレの作り方を教え、世帯別トイレが普及するよう努めてきており、クレ難民キャンプは、同州の他のどの難民キャンプよりも、世帯別トイレの普及率が高くなっています。
ですが、次々に難民の方がくる状況では、世帯別トイレだけでは環境の悪化が避けられません。個室が4つある公共トイレを緊急的に作る準備を進めており、あとは資金が確保できれば工事のGoサインを出すだけとなっています。
難民キャンプの衛生環境の悪化を食い止めるため、温かいご支援をよろしくお願いいたします。
ご支援をお寄せいただいている皆さま、ありがとうございます!
エチオピアに駐在しているスタッフ、辻本よりレポートが届きました。
ぜひお読みください。
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Yahoo!ネット募金にてご寄付をお寄せくださる皆様、ありがとうございます。思っていたよりも早いペースで募金が集まっており、皆さまのお支えのもと予想よりも早く緊急トイレの建設に着手できるのではないかと期待が高まっております。
エチオピアでは、ガンベラ州の治安が悪化していたこともあり、一時的に支援活動が難しくなる状況もありました。また、エチオピア北部で起きている紛争の影響でエチオピア国内のインフレが進んでいます。
治安については現在では状況は少し落ち着き、注意しながら活動を再開をすることができていますが、インフレの影響は難民キャンプの人々の生活にも出てきており、難民キャンプ内の生活はより苦しいものになってきています。
難民の方からは、トイレ不足やそのほかの物資不足についての要望も多く出てくるようになり、支援団体の活動に労働力を提供したときのお給料の値上げを要求する声などが聞こえてきます。
この状況下で、皆様からのあたたかいご支援を頂けることは、大変心強い限りです。今後とも皆さまのご支援どうかよろしくお願いいたします。
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ADRAは、世界約120国に支部を持つ世界最大規模の国際NGOです。ADRA Japanはその日本支部として1985年に設立され、途上国や災害被災地において、人種・宗教・政治の区別なく、自然災害や紛争の被災者、医療を必要としている人々、教育を受けられない女性や子どもたちなどに、自立を助ける支援や緊急支援を届けています。
2021年はエチオピアのほか、主にネパール、ミャンマー、ジンバブエ、アフガニスタン、そして日本国内の被災地で活動しています。
このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
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