• 例えば、腎臓がん。がん研究会の研究により、血液検査だけで診断ができる方法が実用化に近づいています。

  • 概要
  • 活動情報 2018年10月26日 更新

今の日本では、2人に1人が、がんになり、3人に1人が、がんで亡くなっています。

もはや人ごとではなくなった、がん。高齢社会を迎えた日本のがん患者数は年々増加の一途をたどっており、がんは日本人の死因の1位となっています。

不安や痛みの中で、患者さんは前を向いてがんと闘っています。
その思いに寄り添い、最適ながん医療を提供し、患者さんが未来へ歩む支えとなる。そして、効果的ながんの予防法や、より早く確実にがんを発見する方法、少ない苦痛で効果の高い治療方法などの研究により、がんに打ちかつ未来をつくる。
それが、私たち「がん研究会」の使命です。

■AIを生かした画像診断で「胃がん死ゼロ」を目指す。

人の目で発見するのが難しい胃がんを、人工知能(AI)が瞬時に見つけ出す……。
そんな未来がすぐそこまで来ています。
がん研究会や医療ベンチャーなどでつくるチームは、世界で初となるAIを活用した胃がんの「内視鏡画像診断支援システム」の開発に成功しました。
胃がんは慢性胃炎に紛れて見つけにくく、内視鏡医の経験によって発見精度が異なるという課題がありました。このシステムの普及によって、経験値の少ない内視鏡医でも高精度の胃がん検診を行える環境をつくることができ、「胃がん死ゼロ」の未来に近づきます。

AIによる6mm以上のがん検出率は98.6%と、熟練医レベル。医師なら2時間はかかる2,296枚の画像分析を47秒で実施してしまう。

■血液検査で腎臓がんの早期発見が可能に。

腎臓がんの8割は、別の検査で偶然発見されています。腎臓がんは早い段階で見つかればほぼ治る病気ですが、早期で発見するための有効な診断方法は確立されていませんでした。
がん研究会の研究グループは、腎臓がん細胞が分泌する分子情報のコピーを血液から採取し、腎臓がんの目印となるタンパク質を測定することによる診断を可能にいたしました。
現在、「AZU1」というそのタンパク質を測定するための血液診断キットを開発しています。
この診断キットが実用化されると、定期健康診断の血液検査で腎臓がんの診断ができるようになります。これまで偶然にしかみつからなかった腎臓がんの早期発見、早期治療につながっていくはずです。

エクソソームを使用した腎臓がん早期発見のメカニズム

■がんゲノム解析技術の進歩が、がん克服を実現する!

がんは、遺伝子の異常が積み重なり、細胞の増殖に歯止めがきかなくなった状態です。それぞれの人の遺伝子異常の微妙な差によって、現れる症状も異なります。
近年、患者さんの遺伝子情報(ゲノム)からがん細胞の特徴を推測することにより、その方に最も適した治療を行うことが可能となってきました。
副作用は最小限、効果は最大限に。遺伝子レベルの個別化医療が可能となる時代が目前となっています。

■がんとの闘いは、皆さまからのあたたかなご支援があってこそ。

がん研究・医療の推進には、膨大な資金が必要です。
民間唯一のがん専門機関である「がん研究会」の歩みは、全国の皆さまからのあたたかなご支援により支えられています。
「がん克服」という未来のために、そして今現在、がんと闘っている患者さんのために、ご支援をよろしくお願いいたします。

■領収書の発行に関して

1回3,000円以上のご寄付をいただいた方には、ご希望により領収書を発行いたします。
※クレジットカードからのご寄付に限ります。
※領収書は、ご寄付いただいた翌々月中旬に発送いたします。

領収書の発行全般に関しては、下記もご確認ください。
Yahoo!ネット募金ヘルプ(領収書の発行)

<振込用紙でのご寄付をご希望の方は下記へご連絡下さい>
公益財団法人 がん研究会 募金課
TEL:03-3570-0512

がん研究会は、1908年の創設から100年以上にわたり、日本のがん研究・医療を牽引(けんいん)してきました。病院部門(がん研有明病院)で受け入れているがん患者さんの数、手術件数は日本トップクラスの実績を誇り、研究部門でも、がん診断・治療方法の研究において、名だたる成果を挙げています。
しかし、がん研究会が民間の法人であり、がんの研究、医療の発展がご寄付に大きく支えられていることを知る人は多くありません。

“がん克服をもって人類の福祉に貢献する”というがん研究会の理念を確かな現実にするために、皆様からのご寄付をお待ちしております。

膨大な量のがん遺伝子を解析し、患者さんの遺伝子ごとにどの治療が効くかを判断するための研究を進めています。

■最先端の医療機器や手術法が患者さんの生活の質を高める!

がん医療において求められることは大きく二つあります。ひとつはがんを治すこと、そしてもうひとつは患者さんの生活を元に戻すことです。
がんを経験しても、病気の心配ばかりするのではなく、いかに楽しい人生を取り戻せるか。患者さんがなるべく早く普段通りの生活に戻れるように、可能な限り身体への負荷が少ない検査や治療を、がん研究会は提供しています。
医療機器や治療法の進歩により、患者さんの身体への負荷が少ない検査や治療の選択肢が広がってきました。小さな傷口でも精細な手術ができる手術支援ロボット「ダヴィンチ」や、低被ばくのCT画像診断装置など、最先端の医療機器を積極的に導入しています。

■子どもたちの心を置き去りにしない。不安を払拭(ふっしょく)するトータルサポートを。

これからパパやママは、がんと闘うことになる……。
その事実に子どもたちが向き合うとき、医師や看護師たちに何ができるだろう?
がんという病気は、本人がつらいのはもちろんですが、家族や周囲の人々にもつらくて悲しい思いをさせます。がん研究会では、「がん研チャイルドライフサポート研究会」を立ち上げ、がん患者さんの子どもたちのケアに取り組むために、院内有志が毎月集まり、専門家を招いた勉強会を開いたり、実例に応じたケアを話し合ったりしています。この取り組みは、がん患者さんの「妊孕性(にんようせい)=妊娠するちから」温存のための活動も生み出しました。
診断や治療だけでなく、患者さんの心に寄り添うトータルサポートを提供し、安心して治療に向き合える場をつくっていく。多くのがん患者さんを見守ってきたがん研究会だからこそできるケアです。

「がん研チャイルドライフサポート研究会」院内勉強会の様子

■がんとの闘いは、皆さまからのあたたかなご支援があってこそ。

がん研究・医療の推進には、膨大な資金が必要です。
民間唯一のがん専門機関である「がん研究会」の歩みは、全国の皆さまからのあたたかなご支援により支えられています。
「がん克服」という未来のために、そして今現在、がんと闘っている患者さんのために、ご支援をよろしくお願いいたします。

<募金に関するお問合せ先>
公益財団法人 がん研究会 募金課
TEL:03-3570-0512

寄付金の使いみち

■がん研究会へ寄せられたご支援は、以下のように活用いたします。

(1)がん医療進化のための研究
・血液中のごく微量のゲノム情報によって最適な治療法を見つけるための研究(リキッドバイオプシー)
・免疫細胞のリンパ球によるがん細胞消滅の研究(ネオアンチゲン療法)
・AIを活用したがん診断/治療の研究
・患者さんの生命予後や生活の質の改善を目指した臨床研究

(2)病院の診療機能の向上
・手術支援ロボット「ダヴィンチ」の追加導入
・待ち時間解消のための外来化学療法部門の拡充

(3)がん研究者・医師の育成

(4)国内外からの研修医の受け入れ

皆様からのご支援は、このような、最先端のがん研究・医療の推進のために使わせていただき、安心・安全ながん治療の普及に努めてまいります。