あなたの思いが、がん医療の未来をひらく。

寄付受付開始日:2018/10/04

  • 領収書あり
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例えば、腎臓がん。がん研究会の研究により、血液検査だけで診断ができる方法が実用化に近づいています。

公益財団法人 がん研究会

プロジェクト概要

更新日:2023/10/02

今の日本では、2人に1人が、がんになり、3人に1人が、がんで亡くなっています。

もはや人ごとではなくなった、がん。高齢社会を迎えた日本のがん患者数は年々増加の一途をたどっており、がんは日本人の死因の1位となっています。

不安や痛みの中で、患者さんは前を向いてがんと闘っています。
その思いに寄り添い、最適ながん医療を提供し、患者さんが未来へ歩む支えとなる。そして、効果的ながんの予防法や、より早く確実にがんを発見する方法、少ない苦痛で効果の高い治療方法などの研究により、がんに打ちかつ未来をつくる。
それが、私たち「がん研究会」の使命です。

■AIを生かした画像診断で「胃がん死ゼロ」を目指す。

人の目で発見するのが難しい胃がんを、人工知能(AI)が瞬時に見つけ出す……。
そんな未来がすぐそこまで来ています。
がん研究会や医療ベンチャーなどでつくるチームは、世界で初となるAIを活用した胃がんの「内視鏡画像診断支援システム」の開発に成功しました。
胃がんは慢性胃炎に紛れて見つけにくく、内視鏡医の経験によって発見精度が異なるという課題がありました。このシステムの普及によって、経験値の少ない内視鏡医でも高精度の胃がん検診を行える環境をつくることができ、「胃がん死ゼロ」の未来に近づきます。

AIによる6mm以上のがん検出率は98.6%と、熟練医レベル。医師なら2時間はかかる2,296枚の画像分析を47秒で実施してしまう。

■血液検査で腎臓がんの早期発見が可能に。

腎臓がんの8割は、別の検査で偶然発見されています。腎臓がんは早い段階で見つかればほぼ治る病気ですが、早期で発見するための有効な診断方法は確立されていませんでした。
がん研究会の研究グループは、腎臓がん細胞が分泌する分子情報のコピーを血液から採取し、腎臓がんの目印となるタンパク質を測定することによる診断を可能にいたしました。
現在、「AZU1」というそのタンパク質を測定するための血液診断キットを開発しています。
この診断キットが実用化されると、定期健康診断の血液検査で腎臓がんの診断ができるようになります。これまで偶然にしかみつからなかった腎臓がんの早期発見、早期治療につながっていくはずです。

エクソソームを使用した腎臓がん早期発見のメカニズム

■がんゲノム解析技術の進歩が、がん克服を実現する!

がんは、遺伝子の異常が積み重なり、細胞の増殖に歯止めがきかなくなった状態です。それぞれの人の遺伝子異常の微妙な差によって、現れる症状も異なります。
近年、患者さんの遺伝子情報(ゲノム)からがん細胞の特徴を推測することにより、その方に最も適した治療を行うことが可能となってきました。
副作用は最小限、効果は最大限に。遺伝子レベルの個別化医療が可能となる時代が目前となっています。

■がんとの闘いは、皆さまからのあたたかなご支援があってこそ。

がん研究・医療の推進には、膨大な資金が必要です。
民間唯一のがん専門機関である「がん研究会」の歩みは、全国の皆さまからのあたたかなご支援により支えられています。
「がん克服」という未来のために、そして今現在、がんと闘っている患者さんのために、ご支援をよろしくお願いいたします。

■領収書の発行に関して

1回3,000円以上のご寄付をいただいた方には、ご希望により領収書を発行いたします。
※クレジットカードからのご寄付に限ります。
※領収書は、ご寄付いただいた翌々月中旬に発送いたします。

領収書の発行全般に関しては、下記もご確認ください。
Yahoo!ネット募金ヘルプ(領収書の発行)

<振込用紙でのご寄付をご希望の方は下記へご連絡ください>
公益財団法人 がん研究会 募金課
TEL:03-3570-0512

寄付金の使いみち

■がん研究会へ寄せられたご支援は、以下のように活用いたします。

(1)がん医療進化のための研究
・血液中のごく微量のゲノム情報によって最適な治療法を見つけるための研究(リキッドバイオプシー)
・免疫細胞のリンパ球によるがん細胞消滅の研究(ネオアンチゲン療法)
・AIを活用したがん診断/治療の研究
・患者さんの生命予後や生活の質の改善を目指した臨床研究

(2)病院の診療機能の充実
・診断精度向上のための画像診断機器の整備
・低侵襲手術充実のための機器整備

(3)がん研究者・医師の育成

(4)国内外からの研修医の受け入れ

皆様からのご支援は、このような、最先端のがん研究・医療の推進のために使わせていただき、安心・安全ながん治療の普及に努めてまいります。

"#cancercare"

活動情報

更新日:2023/10/02

がん研究会は、1908年の創設から100年以上にわたり、日本のがん研究・医療を牽引(けんいん)してきました。病院部門(がん研有明病院)で受け入れているがん患者さんの数、手術件数は日本トップクラスの実績を誇り、研究部門でも、がん診断・治療方法の研究において、名だたる成果を挙げています。
しかし、がん研究会が民間の法人であり、がんの研究、医療の発展がご寄付に大きく支えられていることを知る人は多くありません。

“がん克服をもって人類の福祉に貢献する”というがん研究会の理念を確かな現実にするために、皆様からのご寄付をお待ちしております。

膨大な量のがん遺伝子を解析し、患者さんの遺伝子ごとにどの治療が効くかを判断するための研究を進めています。

■遺伝性のがんについて何でもご相談ください(2023年6月26日更新)

がん研有明病院では、がんに関する遺伝力ウンセリングや遣伝学的なリスク評価、診断などを行っています。「がん家系で心配」「担当医の勧めで」「自分だけでなく、子どものためにも」。相談に来る人の理由や思いはさまざまですが、私たち専門医や認定遣伝カウンセラー(R)は、単に診断するだけでなく、それぞれの事情を踏まえ、予防や治療に役立つ前向きな情報提供を大切にしています。

遣伝カウンセリング後の遺伝学的検査は必須ではありません。検査結果はその後の生き方に影響することもありますから、個々のがん既往歴やご家族の状況、ライフステ一ジの変化や仕事や夢も考慮して、相談しています。一方で検査や治療を一貫して行えるのも当院の特徴で、各分野の専門家が連携して最善の医療を提供します。例えば遺伝性腫瘍の一つである「遺伝性乳がん卵巣がん」。がん研有明病院では国内随一の検査実績があり、これまでにリスク低減のための「卵管卵巣摘出術」約220例、「乳房切除術」約80例を行ってきました。

現在私たちは「Gene Awareness」を掲げ「遺伝子の違いはあくまで一つの個性。それに関心を持つことが本人、また家族にとっての適切な対応につながる」と発信しています。実際、遺伝力ウンセリングを受け「視界がクリアになった」という人はとても多くいらっしゃいます。外来だけでなく遠方の方にも対応できるようオンラインで随時相談を受け付けていますので、ご心配のある方はご相談ください。

■前立腺がんの検査精度を飛躍的に高める血液バイオマーカーを開発(2022年7月19日更新)

現在、前立腺がんの疑いを判断する基準として血液腫瘍マーカーであるPSAの値が使われています。しかし、PSAが基準値を超えてもグレーゾーンでは偽陽性率が8割程度と高い割合を占めます。

PSAはがんのほかに加齢や前立腺炎などの要因で上昇するため、基準値を超えてもがんか否かは断定できません。偽陽性率の高さに加えて、前立腺がんの確定診断である針生検は麻酔下で行われるなど心身ともに負担が大きく、PSA検査が偽陽性だった場合に本来であれば不要な医療費が発生することも社会的に問題視されてきました。

そこで、私たちの研究チームではPSAタンパク質の表面に存在する「糖鎖」に着目し、先進的な質量分析装置と独自の糖鎖質量分析法を用いた解析で糖鎖の違いによってPSAががん由来か、そうでないかを見分ける血液バイオマーカー 「PSA G-Index」を開発しました。

このバイオマーカーを使った血液検査では、PSA検査陽性となった60人中、実際は前立腺がんではなかった30人を全員正しく識別できています。すでに実用化に向けて、民間の受託臨床検査企業による前臨床試験が始まっています。近年、日本でも前立腺がんの罹患(りかん)者数が急増しており、検査の高精度化は急務です。このバイオマーカーの実用化が、一人でも多くの方の助けになることを信じています。

■コロナ禍におけるがんとの闘い(2021年8月17日更新)

東京都の病床ひっ迫が現実味を帯びる中、がん研有明病院においても特定機能病院に求められる社会的責任を果たすべく、2020年12月24日よりコロナ専用病棟を開設しております。
職員の努力と万全な感染対策により、コロナの院内感染発生を許しておらず、がん治療においても全力で立ち向かっております。

コロナ専用病棟ではゾーニングや防護服などの感染対策を徹底しており、院内感染をおさえています。

今も続くコロナ禍は、国・地方自治体などからの運営資金の補助がない当会に大きな影響をもたらしましたが、がん研有明病院では患者さんの安全を確保しながら一貫して通常の診療体制を続けております。

がん医療の砦(とりで)として、患者さんへ切れ間なくがん医療を提供し続けるためにも皆様からの温かいご寄付をお待ちしております。

コロナ禍の影響を受け手術件数・外来患者数は一時大幅に減少しましたが、現在では前年度並みの水準を取り戻しつつあります。

■2019年1月「がん患者さんが歌う第九 チャリティーコンサート」が昨年に引続き開催されました!

がん研究会創立110周年を記念して、「がん患者さんが歌う第九 チャリティーコンサート」が、昨年に引続き、東京芸術劇場コンサートホールにて開催されました。合唱団は、がんと闘病中の患者さんとそのご家族、がんを克服した人、そして闘病を支える医療関係者を含む約200人で結成されました。約7カ月、毎週2時間の練習から紡ぎだされた歌声は「生きる力とたくさんの勇気」をもって会場に響き渡り、観衆に涙と大きな感動を与えました。

医療の進歩により、がんを克服する人が増えています。がんと闘うだけでなく、がん克服後、いかにがんと付き合って生きていくか、生きる意欲を引き出し前向きな人生を提案していく活動もわたしたちがん研究会の使命であると心に刻み、今後も患者さんのための活動に全力で取り組んでまいります。

■最先端の医療機器や手術法が患者さんの生活の質を高める!

がん医療において求められることは大きく二つあります。ひとつはがんを治すこと、そしてもうひとつは患者さんの生活を元に戻すことです。
がんを経験しても、病気の心配ばかりするのではなく、いかに楽しい人生を取り戻せるか。患者さんがなるべく早く普段通りの生活に戻れるように、可能な限り身体への負荷が少ない検査や治療を、がん研究会は提供しています。
医療機器や治療法の進歩により、患者さんの身体への負荷が少ない検査や治療の選択肢が広がってきました。小さな傷口でも精細な手術ができる手術支援ロボット「ダヴィンチ」や、低被ばくのCT画像診断装置など、最先端の医療機器を積極的に導入しています。

■子どもたちの心を置き去りにしない。不安を払拭(ふっしょく)するトータルサポートを。

これからパパやママは、がんと闘うことになる……。
その事実に子どもたちが向き合うとき、医師や看護師たちに何ができるだろう?
がんという病気は、本人がつらいのはもちろんですが、家族や周囲の人々にもつらくて悲しい思いをさせます。がん研究会では、「がん研チャイルドライフサポート研究会」を立ち上げ、がん患者さんの子どもたちのケアに取り組むために、院内有志が毎月集まり、専門家を招いた勉強会を開いたり、実例に応じたケアを話し合ったりしています。この取り組みは、がん患者さんの「妊孕性(にんようせい)=妊娠するちから」温存のための活動も生み出しました。
診断や治療だけでなく、患者さんの心に寄り添うトータルサポートを提供し、安心して治療に向き合える場をつくっていく。多くのがん患者さんを見守ってきたがん研究会だからこそできるケアです。

「がん研チャイルドライフサポート研究会」院内勉強会の様子

■がんとの闘いは、皆さまからのあたたかなご支援があってこそ。

がん研究・医療の推進には、膨大な資金が必要です。
民間唯一のがん専門機関である「がん研究会」の歩みは、全国の皆さまからのあたたかなご支援により支えられています。
「がん克服」という未来のために、そして今現在、がんと闘っている患者さんのために、ご支援をよろしくお願いいたします。

<募金に関するお問合せ先>
公益財団法人 がん研究会 募金課
TEL:03-3570-0512

※当募金ページに記載の内容については、プロジェクトオーナーが責任を負っており、LINEヤフー株式会社が責任を負うものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。
※本ページの「プロジェクト概要」「活動情報」「寄付金の使いみち」に掲載のリンクは、外部サイトに移動します。

寄付総額
4,531,470
寄付人数
13,081
現在の継続寄付人数:38
毎月の継続的な応援が大きな支えになります。

※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。

  • Vポイント
    Vポイントを使って1ポイントから寄付できます。
Yahoo!ウォレット
クレジットカードで100円から寄付できます。

プロジェクトオーナー

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公益財団法人 がん研究会

がん研究会は、「がん克服をもって人類の福祉に貢献する」という理念のもと、明治41年(1908年)に設立された、日本で最初のがん専門機関です。

先進的ながん診断・治療方法を開発する研究部門(がん研究所)と患者さんへ最先端医療を提供する病院部門(がん研有明病院)との相乗効果により、日本のがん研究と診療を常に牽引(けんいん)してきました。

病院で得られたがんの情報は、がんの予防・診断・治療の研究のために提供され、研究所で生まれた新しい治療法に結びつく研究成果は、病院に還元されています。

皆様からのご寄付は、このような協力体制のもと、がん克服のための研究と医療へ役立たせていただきます。

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    領収書発行について

    このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
    ※クレジットカードでの寄付に限ります。詳しくはヘルプページをご参照ください。

    団体のプライバシーポリシー

    公益財団法人がん研究会のプライバシーポリシーは、https://www.jfcr.or.jp/privacy/index.htmlをご覧ください。
    なお、Yahoo!ネット募金に関し、LINEヤフー株式会社より提供を受けた個人情報については、次の目的の範囲においてのみ利用します。
    寄付金に関する領収書の送付(当団体がYahoo!ネット募金での寄付者に対して領収書発行を行う場合)
    以上

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