• 阿蘇の草原で草を食む、あか牛

  • 概要
  • 活動情報 2018年4月19日 更新

阿蘇の草原は、多くの人々に恵みをもたらしているかけがえのない資産です。

噴煙を上げる火山とともに人々を魅了してきた広大な草原。
そこは牛や馬を育てる場として利用され、そして野生動植物のすみかでもあります。また、九州を流れる6つの一級河川の源流域に位置し、豊かな水を育む役割も果たしています。

ハナシノブ(絶滅危惧Ⅰ類)。阿蘇周辺の草原だけで見られる。草原がなくなれば失われる種。

阿蘇の草原は、長い間「放牧」、「採草」、「野焼き」など地域の人々のなりわいにより維持管理されてきました。

春、柔らかい青草が茂る草原に肥後のあか牛が放牧される。(牛たちも草原の維持に一役買っている)
秋に草原の草を刈って干し草にする作業。(採草を行うと、多種多様な草原の花が見られるようになる)
早春に枯草を焼く「野焼き」。(危険を伴う作業で、地域の方たちだけでは人手が減って実施が難しくなっている)

しかし今、草原の存続が危うくなっています。

例えば、「野焼き」。春先に枯草を焼いて新しい草の芽吹きを促す大切な作業で、草原が樹林化するのを防ぐ役割もあります。
その野焼きが、高齢化や後継者不足により続けられなくなっています。野焼きを止めれば、草原はヤブになり、草原の風景はなくなり、生きもののすみかとしても質がかわってしまいます。また、水源涵養機能も衰えることがわかっています。

野焼きを止めると次第に草原はヤブに変わる。(そこでは草原の動植物は生きられない)

草原の危機についてくわしくは、以下のサイトへ
<阿蘇草原再生プロジェクトホームページ>

阿蘇草原再生募金は、2010年の設立以降、地域の人々の営みを力強く続けて草原の恵みを引き継ぐため、さまざまな草原保全活動の支援に活用されています。

ぜひ、みなさまのご協力をお願いします。

いただいた寄付金で草原を守る活動を支援します

2016年4月の熊本地震で被害を受けた草原の維持管理施設補修など、5団体へ計330万円の緊急支援を行いました。

地震で大きな被害を受けた草原の管理道
支援を受けて復旧した様子

阿蘇草原再生募金を活用して、これまでに以下のような活動を支援しました。

助成を受けて導入された繁殖用あか牛は6年間で計417頭(いきいきとした草原を保ちます)
6年間で派遣された野焼き支援ボランティアは計13,567名(地域の営みを支える大きな力に)
地元の方から草原について学ぶ子どもたち(将来の担い手を育てています)

寄付金の使いみち

ご寄付は、阿蘇の草原を保全するため、放牧の促進、草の利用促進、野焼きなどの活動支援、また普及啓発や広報等に使用します。

これまでの支援内容一覧
年度ごとの収支決算報告